この日羽牙は自分の運の悪さを嘆いた。それもそうだろうなにせ二年生の新学期が何事もなく平和に始まると思いきや友人に事件に
しかしそんなことは羽牙にとってはどうでもよかった。なぜなら自分が助けを求めたパートナーから先ほど見事な三回転スクリューを織り混ぜたキックを空中から降りてくる際に食らい、木の影へと
「さァて!状況を整理しようか。尋耶さんよォ!こっちはキミにヘルプを蹴られた上に空中からのスーパーキックで腹がとてつもなく痛てぇ!さらに言うなら絶賛セグウェイの銃撃祭と来た!さて、俺は予知能力なんて持ってないが俺の隠れている木かお前が隠れている木が削れて蜂の巣にされる未来がみえるぞ?なんでこうなったのかわかるかい!尋耶くん」
「そうだな、大抵のことはわからんが相手は四機のこっちは二人で不利なことはわかる。さらに言うなら相手は動きを関知して撃ってきてるのか…羽牙。武器はあるか?」
「お前なァに冷静に分析してんだ!?てか自分の得物はどこにやったんだよ!?」
「ウルセェな!あのツインテのガキのせいで全部屋上だよ!寝返りうつときホルスターの銃が邪魔でライフルケースの横に置いといたらこの様だ!まったく今日は厄日だよ!つか早く銃投げて寄越せ!どうせ二丁や三丁位持ってんだろ!?」
そんな言い争いをしながらも羽牙は自分の脇のホルスターや鞄のなかを探るするとお目当てのものを見つけたのかソレをリロードし「ほらよ!」と隣の木に隠れている尋耶に投げ渡した。
「ロングスライドのガバメント、ハードボーラーかなかなか乙なものを持ってんなコレアイツのだろ?修理おわってんだろうな?」
そして尋耶は後ろのセグウェイに視線を向け羽牙も自分のホルスターから己の得物であるオートマグ3引き抜き構える。
「俺はな尋耶。ちゃんと安全に動作するってわかるまで依頼主には返さない主義なんだ。まぁ、文句があんなら返せ?お前が使わなくても俺があとでやっとくからよッ!!!」
「まさか!信用してるよそもそも
そこから二人は一斉に飛び出し銃口をセグウェイ向けるしかしそこには先ほどの言い争いなど既になく二人のその顔はただ単にこの銃撃戦を楽しむような顔になっていた。
???side
正直な所武偵殺しとよばれている彼女は焦っていた。そもそも当初の計画では早朝、無人セグウェイを餌にオルメスこと神崎アリアと遠山キンジ接触させ彼の本当の実力を見せることでキンジとパートナーを組ませる算段だったのだ。しかしそこに現れた
まず早朝に羽牙は緊張感を出すために向かわせた一台のセグウェイに飛び乗りあろうことかメガホンとUZIをもぎ取り呑気にツーリングを楽しむ始末。そして自分の中のシナリオにそって向かわせようとしていた十台のセグウェイもあわてて向かわせるが既に遅くもう一人の厄介者こと尋耶がアリアと一緒に合流し足止めのためにそちらに四台を割く羽目になってしまったのだった。
(クソッ!またお前らかよ!前回のシージャックといい今回といい私の邪魔をしてそんなに楽しいのか!?)
そして舌打ちをしながらも内心そんなことを思いながら彼女はマシンに取り付けられているカメラの画面を切り替え羽牙たちに回している四台の画面を開くするとそのシーンは丁度準備を終えたのか二人が木の影から二手に飛び出し銃を構える所だった。
三人称side
木の影から飛び出してからの彼らの行動はとても過激なものだったなぜならまず羽牙は自分の銃であるオートマグ3を撃ちつつも先ほどもぎ取ったUZIを乱射し自分に向いている二台のマシンを容赦なく破壊する。そして尋耶はあろうことか自分を追いかけてきたマシンの間接部さらに取り付けてあるUZIの銃口に一マガジン分正確に叩き込み行動不能にしたのだった。
「ふぃ~、一時はどうなるかと思ったが結構あっけなかったな尋耶?」
「まぁ、武偵殺しといえど本業は爆弾関係なんだろ?ほら去年のシージャックの時みたいにさ。つか羽牙!今さらだが予備のマガジン渡し忘れたろ弾切れになったらどうすんだコレそれともさっきの逆恨みか?」
そう言いジト目になりながらも弾切れのガバメントのスライドを戻しキノセイダヨーと知らんぷりをしている羽牙に渡す。一方羽牙はガバメントを受け取りつつも自分が乱射したUZIに違和感を感じたのかガチャガチャと銃を分解し始めパーツを地面に落とし始めた。
「見てみろよこのUZIひでぇなんてもんじゃねぇ使い古されてるのかフレームはガタガタそれこそセミオートで使わない限り精密な射撃は無理だぜこりゃあ」
「じゃあ犯人は相当な金欠かバカだな、そんなんで武偵様を殺ろうなんざ良くてアサルトのCランクか…」
ふと尋耶は体育館倉庫の方に視線を移すと「あぁ、なるほどな」とつぶやくそして頭の上に?マークを浮かべつつも羽牙もその方向みた。そこには二丁のガバメントをふりまわすツインテの少女からバックステップをしながらどこから出したのか一つのマガジンの弾をまくキンジがいた。
「おい、羽牙ウチのお隣さんはロリコンだったか?あれは完全にスイッチ入っちまってるキンジだぜ?」
「しるかよ、それに仮にも理子とかになら反応しそうだがありゃどう見てもインターン生だぞ?さすがのキンジでもありえないだろ」
「でもどう見たってヒスってるぞあれ…」
「・・・。よし教室いこうぜ!」
そうして羽牙は目の前の現状を見なかったことにして教室へと歩き出し尋耶はため息を吐きつつもその後ろについていくのだった。
尋耶side
「じんくんにはっくんおっはよー!」
羽牙と尋耶は教室に入ると奥の方から手をふる生徒がこちらへと駆け寄ってくるそして二人はその人物が理子だとわかると片手をヒラヒラとさせて軽く挨拶した。
「ほいほいおはようさん朝から元気いいなお前は」
「言ってやるなな羽牙それしか取り柄のないゴスロリっ子なんだから」
「わーお!じんくんは相変わらずの毒舌っぷりだね!むしろ理子にだけ冷たくない?あ!もしかして新手のツンデrイダダダダダ!?つぶれる!じんくん冗談だからやめて理子の頭から出しちゃいけない音がしてるから!」
そして羽牙はそれだけを言うとそそくさと自分の席につき理子はなにか余計な事を言おうとしたがそのまま尋耶のアイアンクローにつかまるのだった。
「相変わらずの上手い演技だな理子?それにロクにちからこめてないんだからそこまで痛がる必要ないだろ」ニッコリ
「痛いものは痛いんだよじんくん!?」
「はいはいどうせ過剰反応だろ?むしろ羽牙なら無視しながら話し続けるぞ?」
「やっぱお前らおかしいよ」
「ん?なんかいったか?」
「いやいやなにも言ってないよ!それよりもさっき校庭のほうで爆発音があったんだけどじんくんたち結構遅く登校してきたから名にか知らないかな~って理子思ってるんだけどさ!いや、むしろじんくんたちがあの爆発を起こした犯人だったりして?」
「まぁ…そうだな…あれだ全部キンジと羽牙が悪い…うん、そういうことだ」
「そ、そうなんだ~…」
遠い目をして朝の事を思い出す尋耶はなぜか疲れた顔つきで理子に説明した。
羽牙side
「おはようダイ。朝忘れ物したって寮に戻ったきり始業式になっても姿がなかったけどなにかあったのかい?」
羽牙は理子と尋耶のやり取りを無視し席に着くするとそこに肩まである白い頭髪を後ろで束ねた小柄な青年が声をかけてくる。
「よぉ、
羽牙は鞄の中からハードボーラーを渡すと白音と言われた青年はその銃を受け取りながら羽牙に原因を聞いた。
「ありがとうケイ!ところで原因はなんだったの?」
「お前の言った少し右に反れる感じがしたって聞いたからな、少しバラして確認したらバレルが歪んだせいだった。まぁその他パーツも少し傷んでたからもろもろ交換しちまったけどよ」
「え、いいのかな?ボクは予算はケイが言ったバレル分しか予算を渡してないはずだけど」
受け取ったガバメントのスライドを動かしたり空撃ちをしたりしながら白音は羽牙に聞いたが羽牙は大丈夫だと言って朝のホームルームまでの暇を潰すのであった。
まだ感覚が取り戻せてないのかぐちゃぐちゃな文ですいません(;>_<;)ですがこれから読者の皆様が読みやすいように頑張っていきたいです!