緋弾のアリア~Barbaric 'em~   作:トライグルー

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今回は軽いオリ主達の説明回的な話になっています。


羽牙と尋耶という男

アリアside

 

「あっ」

 

「ふぇ?」

 

 そんなそっけない声を互いに出し数秒間の沈黙が続くその理由は尋耶の予想通りと言えばいいのかアリアは部屋を間違え羽牙のいる部屋へとたどり着かず向かい側のシャワーを浴びている白音のいる部屋へとはいってしまったからである。

 

「っぁぁぁあ!?ご、ごごごめんなさい!ち、違うのよ覗きとかそんなんじゃなくてあ、アタシは部屋を間違えただけで!」

 

「う、うん。えっと…こういうときは……とりあえず落ち着こう?」

 

「これが落ち着いていられるわけないでしょ!?それになにアンタ落ち着いてんのよ!そもそもはやく下を隠すとか…あれ?」

 

 そしてとある理由でその沈黙は破られアリアは思わず目を両手で覆いながらも白音に下を隠すように訴えるしかし興味本意なのか指の間から白音の体を見るとある違和感に気づいた。それは下にあるものがなく上には背中まで伸びている白髪が隠している小ぶりな胸があるからである。

 

「お、女なの?アンタ」

 

「確かにボクは服装や口調が男の子よりだけどれっきとした女であって男ではないよ?」

  

 

 そもそもアリアが脱衣場で驚いた理由はシャワーの音を聴き偶然見た洗濯かごの中に入っている男性用の制服を見た瞬間に白音がでてきてしまい、もう一つは白音の顔を見たアリアは昼間少しでも羽牙達の情報を手に入れようと探偵科の学生棟前で偶然居合わせた白音に彼等の情報を聞きアリアは情報料を渡そうとしたのだが白音はそれを断りその行動のせいかアリアの中ではお人好しの男子生徒という感じに覚えられてたからである。

 

「ところで…強襲科(アサルト)の…神崎アリアさんだよね?なんでここに?」

 

「ち、ちょっと用事があっただけよ、それよりも!アンタこそなんでこんなとこにいるのよ!?」

 

「なんでと言われても成り行きというかパーティーを組んでるからというか…それよりボクには白音夕紀(しらおとゆき)っていう名前があるんだけど…」

 

 

「わ、悪かったわね!ってそもそもユキは転装生(チェンジ)でもないのに男性用の制服を着ているから紛らわしいよ!わかったら風邪を引かないうちに服を着なs「ガミガミ部屋の前でうるせぇな~」へ?」

 

「え?」

 

「大声で騒ぐはいいが何か良いことでもあったのか?というか聞き覚えのない声だが誰が騒いでんだ?」

 

 とりあえずここまでの状況を整理しよう。アリアはまずイライラしながら確認もせず自分の記憶だけを頼りにしたせいで部屋を間違え、さらに白音と鉢合わせしたことで完全に廊下へ通じる脱衣場の扉を閉め忘れていた。しかし当時の目的地である羽牙のいる部屋は向かい側にありもし羽牙がそこを開ければどうなるか。

 

 

「あ、あーえっと…なんかすまん」

 

「ッ!!!け、ケイ…!!?」

 

「な、ななな!?見るな!覗き魔!ヘンタイ!女の敵ィ!風穴あけるわよ!」

 

 

 それはストレートに脱衣場のなかを見れてしまうわけであり白音は風呂上がりとは別の意味で顔を真っ赤にしアリアは容赦なく羽牙にガバメントをむけた。

 

「まて!ちょうどお前で隠れて大事な所は見えてないから!ホント動くなガk!…かんざしアリス!」

 

「アンタもアタシのことをガキって言おうとしたわね!?それに名前は神崎アリアよ半分しか合ってないじゃない!!」

 

「落ち着けぇ!教室ならまだしもここで銃を抜くんじゃねえぇぇ!」

 

「それよりもケイはこっちみないでくれるかなぁ!?」

 

三人称side

 

「アッハッハッハッハ!やべぇ腹イテェ!お前ら最高だわ!しかも羽牙にいたってはどんなラッキースケベだよ」

 

「うう~…!」

 

 夕飯時、リビングに全員が集まり食事をしているなか予想よりも少し斜め上を行った結果を聞いて尋耶は笑い先ほどの出来事を思い出して白音は顔を真っ赤にしていた。

 

「コイツらが来たことを知らない俺にとっては防ぎようのない事故なんだぞまったく…。それよりキンジ達は何しに来たんだ?夕飯を食べるために来たわけでもないだろ」

 

「そうだな神崎が話したいヤツらがいるから案内しろなんて言ってくるから案内したまでなんだがな」

 

「んでそこんとこどうなんだ神崎?……おい神崎?」

 

 羽牙はこの話はヤメだと話題を変えキンジにアリアを連れて来た目的を聞く。だが肝心の本人はその会話を聞いておらずなぜか尋耶の食べているモノをまるで異様なモノをみるように見ていた。

 

「アンタのそれはラーメンなのよね?というか本当に食べ物なの?」

 

「何を当たり前のことを言っている?それに怪しく思うなら食ってみればいい」

 

「神崎やめとけ!尋耶の食べているそれだけは絶対にダメだ!」

 

 尋耶は「食うか?」と自分のどんぶりの中身をレンゲですくいアリアの前に差し出すしかしキンジはその正体を知っているのか全力で止めにはいった。

 

「なによ?ただスープが()()()()だけのラーメンなんでしょ?知ってるわよたしかコレ麻婆ラーメンっていうのよね」

 

「神崎、俺からも忠告しとく。悪いことは言わねぇ止めとけ…地獄を見るぞ?」

 

 さらに羽牙にまで忠告を受けたアリアは「そんなに言うならわかったわよ」と不思議そうな顔をして自分の麺をすする。しかし尋耶が言った一言が余計だった。

 

「まぁそうだなこの麻婆の美味しさをわかるヤツなんて一握りだ、理解しようとしないヤツには一生解らないだろうさ」

 

「なんですって!?つまりアタシがお子さまだって言いたいの?」

 

「そういう訳じゃないさ神崎。ただお前には早すぎるんだよ」ハフハフ

 

「上等じゃない!貸しなさい!」

 

 

 そして尋耶と無言で麺をすするレキ以外の全員の制止を振り切りレンゲに乗っている真っ赤な麻婆を口の中に入れる。それを見た白音は「ボ、ボク牛乳取ってくる!」と言いあわててキッチンに走っていきキンジと羽牙はもう知らないと顔を背ける。

 

「―――……」

 

 そしてアリアの思考は停止した。なぜなら脳が余りの辛さに辛かったということを認識してくれないからである。だが直後白音が持ってきた牛乳が救いとなったのそれを反射的に飲み干し事なきを得たのだった。

 

「辛ッ!いや喉がいだい…!?なによごれ口と胃が焼けただれた感覚がして手の震えと嫌な汗が止まらないんだけど!なんなのよこの劇物は!!?」

 

「劇物とは失礼な…ただ知り合いの特製ラー油を湯水のごとく使い、鷹の爪と華北山椒をふんだんに入れた麻婆ラーメンだぞ?それにコレ一杯で1日分のカロリーを摂取できるからそこら辺のエナジードリンクより効果的だ」

 

「なによその女性に食べさせてはいけないワーストワンに入るゲテモノは!?そもそも麺自体が無いじゃない!アンタさっきからレンゲしか使ってないけど本当に入ってるの!?」

 

「一々細かいことを気にしすぎなんだ神崎!麺なら麻婆の底に申し訳程度に入っているからいいんだよ!」

 

 そうして尋耶の食べている劇物麻婆のせいで二人は言い争いになり当初の話からかなり脱線し夕飯の時間が過ぎていったのだった。

 

 

「さて、腹もふくれたし本題…の前に改めて自己紹介からいくか。俺は羽牙慶介こっちが風音尋耶んで神崎の隣の席だから知ってると思うが遠山キンジだ。ちなみにもっと細かいプロフィールが必要なら探偵科にでも頼め」

 

「そうね、神崎・H・アリアよアリアでいいわ私もハガとジンヤって呼ぶから。あとアンタ達の情報は収集済みだから心配しなくていいわよ?」

 

 羽牙は簡単な自己紹介だけを済ましアリアも同じように済ませる。そして自分達の個人情報を既に手に入れているとつげたアリアに尋耶は「ほう」と呟き羽牙も「聞かせてもらっても?」とテーブルの上に頬杖をついた。

 

「ますハガの方ね東京武偵校二年強襲科所属ランクはAランク(R)。なおかつガンスミスのライセンスをクラスVIまで取得。でもそのライセンスがありながら装備科の自由履修すら受けずタチの悪いことにその辺の装備科よりも腕が良いことからあだ名は『装備科泣かせの羽牙』『エセ装備科』」

 

「ちょっと待ってくれ。前から気になってたんだが最高ランクのRランク武偵でもない羽牙のランクのあとになんで(R)が付くんだ?そもそもこいつは…」

 

「キンジ、余計な事は掘り返さなくていい。それに俺はこのランクで満足してるしわざわざ変える気もないしな」

 

 アリアはまず羽牙について調べたことを述べていき羽牙はそれを楽しそうに聞いているだかキンジはその中で前々から疑問に思った点がありアリアに羽牙がなぜAランクなのか言おうと所羽牙に止められたのだった。

 

「キンジが言いたいこともわかるわでもねハガのランクもあながち馬鹿に出来ないの」

 

「なぜなんだ?」

 

「アタシも見るのは初めてよ。(R)付きの武偵…Reserve(予備)と呼ばれるSランクのなり損ない」

 

「っ!?…おいアリア予備ってなんだよまるで人をモノみたいに!」

 

「落ち着きなさいキンジ、まだ話は終わってないわ」

 

 そう言い癇癪を起こしたキンジを止めアリアは話を続ける。それはまだ武偵法が成立した当初ランク付けの基準が曖昧な時に出来た言わばSランクの順番待ちの称号だったという。

 そして法の内容が改定されていくにつれ(R)の称号はSランクの実力を持っているが人数の関係でなれない武偵、もしくはSランクの実力が在りながらも昇格を辞退した武偵の印になったのだ。

 

 

「というわけよ、だからハガはSランク武偵と似たようなものだしにAランクながらもSランクの任務もうけられるのよ」

 

「まぁ、そう言うわけだキンジ。俺自身もこの記号の意味が分からなくて先生に聞き回ったもんだ。それに一時期名称の変更案が出たらしいが付けている連中が少ないせいかお蔵入りになったからこの名称のままであって悪い意味じゃねぇ」

 

「次にジンヤね。東京武偵校二年狙撃科でレキと同じSランク。さらに自由履修にて強襲科Bランクを所しジンヤのキリングレンジは……」

 

「どうしたアリア、尋耶のキリングレンジがどうかしたのか?」

 

 アリアは頭の中に入っている尋耶の情報を開示していくしかしなぜかアリアはキリングレンジの事で尋耶を怪しむ目で見た。

 

2500mよ……

 

「え?」

 

「2500mよ!あくまで噂程度と言われてるけどあり得ないわ!」

 

「んな!?2500m!?何かの間違いじゃないのか?」

 

「落ち着けよ二人とも。噂は噂だ信じるかは相手次第だしそれはお前も例外じゃねぇさ」 

 

 尋耶のキリングレンジを聞き驚く二人だが尋耶はただの噂だと切り捨てる。だがそれでも強襲科のBランクと狙撃科のSランクを取得してるためアリアは自分の調べた情報が本当に会っているのかと困惑するのであった。

 

「まぁ、なんであれよく調べたな。だがそれだけじゃないんだろ?」

 

「そうね、調べた理由は話けどこれは他言無用よ?」

 

「なら話も少し長くなりそうだし休憩がてら場所を変えようぜ?」

 

「変えるってどこに?」

 

 アリアが羽牙の情報を話終え小休憩を挟もうと椅子から立ち上がった羽牙はついでに場所の変更を提案するそしてアリアはコテンと首をかしげキンジもその事を質問する。

 

 

「決まってるだろ?まぁ、そこまで調べた景品っつうか気まぐれだが見せてやるのさ俺の作業場(工房)をな」

 

 

 

 

 

 

 

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