羽牙side
「ようこそ、俺の作業場へ」
「な、なによこれ……これが作業場?武器庫の間違いじゃないの?」
羽牙に案内され先ほど間違えたバスルームとは反対側の扉開ける、するとそこにはまず勉強机のような所々に引き出しがある作業台、隣には数々のパーツやガンパウダーとリローディングキッド、さらにアリアの目を引いたのは壁に掛けてある銃器の数々と横一メートル位のの黒い頑丈そうな箱であった。
「下手に作業台の上はさわるなよ?中にはお得意さんの銃だってあるんだからよ。それより飲みのもはジュースでいいか?」
そう言い羽牙は作業台の横においてある小さな冷蔵庫からジュースを取り出しアリアとキンジに渡し近くの椅子へと座った。
「さてと、デモンストレーションはここまでか?神崎アリア」
「よくわかったわねジンヤ。そうよ、今までのはアンタ達へアタシが何処まで出来るかという簡単なプレゼン。ここからが本題よ」
「おいアリアそれってまさか!?」
「ジンヤ!ハガ!アンタ達アタシのドレイになりなさい!」
「やっぱりかー!?」
アリアが羽牙達のことを調べここへ乗り込んできた意図を理解していた尋耶はその事を質問しアリアは満足気に頷く。だがキンジはアリアが何を言おうとしてるのかを薄々勘づいていたのかその爆弾発言を聞くなり頭を抱え………。
「「・・・・・・は?」」
その場の空気が凍りつき。
「じ、尋耶?今コイツは冗談で言ったんだよな?俺にはどうも聞き捨てならない台詞が聞こえたんだが…」
「羽牙、諦めろ現実は非情なんだ……ホントあれだよ、期待した俺がバカだった……それに」
((コイツ相当危ない娘だ!))
余りの残念な言動に二人の思考が一致した。
三人称side
「(おい、尋耶どうする!?奴隷だってよ奴隷!)」
「(わかってんだよコッチだって!とりあえずなんとなく理由を付けて廊下で作戦会議だ!)」
「なにを二人でコソコソ話してるのよ?」
「いやぁ、なんでもないさ神崎。とりあえず少し相談させてくれ」
「そ、そうだぞか、神崎ちょっと待っててくればいいからさ?ほらそこの壁に掛けてある銃なら見てもいいから。あとついでにキンジを借りてくぞ?」
「お、俺も!?」
アリアの爆弾発言のあと停止していた思考を何とかフル稼働させ本人が自分もかと驚くなか羽牙と尋耶はキンジの襟元をわしづかみ慌てて廊下へと出た。
「おい、どうすんだアイツ!奴隷だぞ奴隷イギリスの武偵校はそんなことまで教えるのか!?」
「ま、待て羽牙。もしかしたらアイツは疲れてるかもしれないぞ?ほら、今朝のトラブルのあと俺達の事を調べようと頑張ったんだ疲れて下ネタ位言いたくもなるさ」
その時リビングの方からクシュンという可愛らしいくしゃみが聞こえ羽牙達の耳に予想を裏切る会話が聞こえた。
『白音さん風邪ですか?もしそうなら風邪薬を持ってきますが』
『大丈夫だよレキ、多分少し湯冷めしただけだからさ』
『そう言えば先ほどバスルームでの会話を聞いていましたがアリアさんと白音さんは何処かでお会いしたんてすか?』
『耳がいいねレキは。うんそうだね、実は昼間任務を終えて探偵科の方に報告に行った帰りに神崎さんとバッタリ出くわしてね、ボクのランクを聞くなり羽牙と尋耶の事を聞いてきたんだよ』
『ではアリアさんがあれほど詳しかったのは?』
『うん、ボクが教えたんだよ。でも学校で流れてる当たり前の噂だったからお金はもらえないって断っちゃったけどね』
その瞬間更にその場の空気が重くなり尋耶と羽牙はその場でorzの体制になっていた。
「嘘だと言ってよバー○ィ……」
「ウソダドンドコドーン!!」
「ちょっと待ってくれ二人ともどうしたんだ!?いきなり絶望したり騒いだり今日のお前ら少しおかしいぞ!?」
「
「お、おちおちつけ羽牙。まままだああ慌てる時間じゃない」
「尋耶、羽牙は別としてお前絶対わかってやってないか?」
「チッ、バレたか…まぁいい。いいかキンジ、あのアリアとかいう娘は俺達に奴隷になれって言ったよな?」
「(さりげなく舌打ちしたよコイツ…)あぁ、でもそれは…」
キンジは半ば混乱状態?の羽牙を放っておき尋耶の問に答えるだが尋耶はキンジの言いたいことを聞く前に話を続けた。
「つまりはだ、あれだけ癇癪を起こしやすくてプライドが高いアイツは日頃のうっぷんをSMプレイで発散しようとしてるんだ」
「俺達でな」と続けた尋耶は羽牙の頬をひっぱたき正気に戻すと目頭を押さえながら真剣に悩み込んだ。
「正直イギリスからの転校生ってことで俺の中で期待していた自分がいたのかもしれない…だけどなキンジ俺はノーマルなんだっ!自慢じゃないがレキっつう彼女もいる!だからあんなどこで覚えたかわからないサディストっ娘に調教される日々が来るならテロリストの穴蔵に突撃かけた方がマシなんだよ!」
だがそこで正直に戻り思考がクリアになったのかふと羽牙がこんなことを言い出した。
「そう言えばキンジお前今朝セグウェイを無力化したあと神崎と戯れてたけどあの後どうなったんだ?」
「どうって?俺はアリアを転ばせた後普通に教室に歩いていったが」
「それが真実か?」
羽牙は今朝の事を思い出しキンジに真実を問いかけキンジは再度「どういうことだ」と聞き返す。
「いいか、お前は今朝セグウェイをあの状態で無力化してたんだよ。それにお前はあの時ベルトをしていなかった理由を未だクラスの連中にすら明かしてない」
「ちょっと待ってくれ!?確かにアリアにベルトを貸したのは事実だがそれはアイツのスカートが壊れてて…」
「壊れた?壊したじゃなくて?理子の言うとおりナニかあったんじゃないか混乱に乗じて神崎を
「っ!?まさかあの偏った知識はお前が…!クソッ!そこまで鬼畜だとは思わなかったぞキンジ!」
「まてまて!どうなったらそこに行き着く!お前らいい加減に…あっ…」
「言い訳する余裕もなくなったか…これは黒だな羽牙」
「そうだなこれでこいつも終わr「ええ、アンタ達がアタシの事をどう思ってるかハッキリ解ったわ」へ?」
キンジが尋耶たちに今朝の説明をしようと慌てるしかし尋耶達はキンジの話を聞かずそのままワイセツ罪で逮捕しようと捲し立てるが居るはずのない第三者の声に気付き振り向くとそこにはいい笑顔のアリアがいるのだった。
「覚悟はできてるわよね?答えは聞いてないけれど」
羽牙side
「イッテぇ…半分冗談でやってたってのになにもここまでやるこはないだろ…」
「前が見えねぇ…」
案の定ぶちギレたアリアにボコボコにされた二人は先ほどの作業場にて殴られた場所を冷やしつつ今度こそ真面目にアリアの奴隷という発言の意味を聞く事になりそれを理解した二人はその真意を聞いた。
「つまり自分が組むパーティーに入って捜査の手伝いをしろと?」
「そうよ…今度は真面目に聞いているようね」
「まぁな、しかしだな俺達だってパーティーを組んでることは知ってるよな?それを無視して自分の要求を一方的に押し付けるほどお前は愚かじゃないだろ。それとも俺達のパーティーごと吸収するのか?」
「いいえ、レキたちには悪いけど今回は相手が相手だから組むのはアンタ達とここに居るキンジだけよ」
「なら相手くらい教えてくれないか?それなりに名前とか団体名とかあるんだろ?」
「そうね、今アタシが追っているのは武偵殺しよ。訳あって細かいことは話せないけれどコイツはアタシが追っている組織の一人で必ず捕まえなきゃいけないの」
「「っ!?」」
その瞬間羽牙と尋耶の雰囲気が一変し途端に表情が険しくなったが薄気味悪い笑いをケタケタとしはじめアリアは困惑した。
「なるほどなるほど『武偵殺し』か…クククッ」
「なんなら手を抜くわけにはいかねぇよなぁ?呵呵呵」
「なぁ、神崎アリアひとつ質問したい
「え?そ、そうね。アタシからアンタ達への依頼と受け取ってもらって構わないわ!」
「そうかそうか。それなら上々だ」
「キンジこの二人どうしたのよまるでさっきと雰囲気が違うんだけど」
「気にするなアリア……コイツらのは只の逆恨みだ……」
アリアから正式な依頼を受け取った二人はこれで容赦なく武偵殺しを叩き潰せると息巻く。しかしアリアは自分が依頼した人間が