錬鉄のルイズ   作:歪なカリフラわ

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第2話

図書館に訪れた。

 

「静かね。まぁ、当たり前だけど。」

 

ルイズは基本自室で勉強するタイプだったのでまず図書館に訪れる事がなかった。とは言え、一ヶ月に一度ぐらいの頻度で訪れていたのでそこそこの頻度だと言えるだろう。

 

「さてお目当のやつはーと、」

 

お目当の憑依の本、あまり図書館に訪れないルイズにとって場所がわからないのも当然だった。

 

「駄目ね…全然わからないわ…」

「どうしたの?」

 

突然青い髪の毛の女の子が尋ねてきた。ルイズはこれをチャンスと感じ彼女の好意に甘えることにした。

 

「ええと、いま魂関連の本を探してたの。でも、あまり訪れないから場所が分からなくて…」

「それならあっち、ついてきて。」

「ありがとう。」

 

内心ガッツポーズをした。学院の図書館は非常に広く、慣れていない人からすれば迷路と同等に扱われることもしばしばある。過去にも何度かそれで迷子になり、騒がせた生徒も居たとか。

 

「そう言えば、貴女はなんで魂の本のことなんて知ってるの?」

「…偶々。」

「…はは、そうなの。」

 

なんとも釈然としない回答が返ってきたが、あまり深入りするのは良くないと思い。更に聴くのは止めた。

 

「…」

「…」

 

静かな図書館に二人の足音が響く、少し寂しい雰囲気を醸し出ししている為か、少し気まずい。何か話題はないかとルイズは考える。

そんな事を考えていると逆に青い髪の毛の女の子が尋ねてきた。

 

「貴女はどうして?」

「?」

「貴女はなんで魂についての本を探してるの?」

「あぁ、えーっと、教科書を読んでたら魂についての話が少し出てきて、もやもやしてたからそれを解決できないかと思ってね。」

「そう。勤勉なんだね。」

「はは、ありがとう」

 

心からそう思っているのだろうけど、余りに声の抑揚が無くてバカにしているのかと思えた。

 

「ん。此処」

 

指をさして場所を教える。

 

「ありがとうね。助かったわ。」

「ん、どうって事ない。」

「最後に貴女の名前をきかせてもらってもいい?」

「私はタバサ。」

「タバサ、ミス・タバサね。ありがとう。私はルイズ、何か困ったら頼って頂戴。」

「ん。分かった。」

「それじゃ …」

 

青い髪の毛の女の子、タバサと別れる。

別れたルイズば小走りに魂についての本の元へと駆け寄る。

 

「取り敢えずこれと、これと、これね。」

 

幾つかの本を手に取り近くの椅子に座って読み始める。しかし、始めの一冊にはそんなことは書かれておらず、落胆しながらも、別の本を手に取り読み始める。

 

「載ってないわね…まぁ、当然と言えばそうかもしれないわ。」

 

研究されているのは火、水、風、土、の四属性が大半でそれ以外はまず目も向けられない。だが、それでも2桁に登る量は研究されていたようで、そこそこ満足のいく情報は手に入った。

 

「ここね。まさかこんな事を研究する魔法士も居たのは驚きだわ。世界は広いと改めて感じるわ…」

 

手に持つ本は

『★暗い魂と混沌の火★

~失われた過去を添えて~』

というなんとも可笑しな本。表紙はドラゴンと騎士が戦っており、内容すらわからない。

ルイズも手に取った時は童話と間違えたかと思ったが、内容は題名と表紙に反してなんとも真面目なものだった。

しかも、魂を使い魔にした時どうなるかの議論についても記載されて居た。

簡単にいうと、魂は目に見えず、存在として居られるのは何かに憑依している時のみ。

憑依されたものは2種類で、乗っ取られるものと、何も起こらないものの二つ。

だから、使い魔にした時も二通りあって、乗っ取られる形の時は逆に支配できる。というのと、何も起こらない。というもの。

最も、それは主人に宿った場合である。支配出来るようになった場合は知識とかを使えたり、他のもの、例えばゴーレムや人などに憑依させられるのではと推測されている。だが、実例はないのでなんとも言えないようだ。

この時ルイズに電流走る。

この人達に会えばなんか良さそうじゃね。と、だが、この本の著者はとうの昔に亡くなっておりどうしようもないことが判明し、落胆した。

 

お昼になったので病室に戻り食事をとる。

あの本は貸し出してきた。

取り敢えずご飯を食べながら思考する。

知識とかを使えたりするというのに、ルイズは自覚があったそれを何かに利用できないかなとなん考えていると、またもルイズに電流が走る。ACを作ればよさそうじゃないか?と、しかし、ルイズは気付いていた。作ったら世界がやばいことになると。ムイロの知識はそういうものだった。

 

「あの鉄の鳥作るのは不味いし、何か利用できないかしら…」

 

「まぁ、だとしても、この本は良かったわ。使い魔の証明が出来る。こればかりは…どうにかしかったわ…」

 

使い魔の証明が出来ることに喜びを感じるも、やはりまともな使い魔が良かった。鷹とか、馬とか、そういうのが良かった。

 

「なげいてもしかないわ。取り敢えず考えましょ」

 

案を紙に書き出した。

・武器をつくる

・ACをつくる。

しかし、このくらいにしか役立ちそうになかった。

 

「はぁ…」

 

ため息をつくのも無理はない。どちらも今は実現不可能なものだからだ。

だが、ルイズには打開策があった。

 

「錬金するしかないわね。」

 

 

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