ルイズは病室に戻り自分の部屋に戻る準備をして居た。学園長との話がつきもうへやに戻っても大丈夫だろうとの判断が出たのだ。その為設計図などを袋に丁寧に仕舞ったり、服装なども畳んで居た。
またルイズは使い魔が仕事できないこの環境である為か、一つ学園長とコルベールが手を回して置いてくれた。
コンコンコン
「ルイズ様はいらっしゃるでしょうか?」
「入るわ、入って頂戴。」
「失礼します。本日付けでルイズ様専属のお手伝いをすることとなったシエスタです。」
「ミスタが言って居たのは貴女ね。宜しく頼むわ。」
「あ、いえこちらこそお願いいたします。」
シエスタは低頭平身になってお願いをする。
「そんなに低くならんくてもいいわよ。早速で悪いけど、だけど服をたたむのを手伝って頂戴。」
「はい。分かりました。」
数分後…ルイズとシエスタの2人は片ずけを終わらせ、ルイズの部屋へと向かおうとして居た。
「ふぅー助かったわシエスタ、ありがとう。」
「いえいえ、滅相も無いです。」
「さて、私の部屋へと向かいましょうか。」
「はい!」
「おお、ミス・ヴァリアエールまだここに居られましたか。助かりました。」
「ミスタ・コルベールどうかされましたか?」
「少しお願いがあって訪れました。」
「お願いですか?もしかして…」
「はい…面目ないのですが、そろそろ調理場用の石炭や油が底を尽きそうだとの連絡があったのですが、何時もの業者に事故が起き数日程遅れるとの事でまたミスに頼らせて頂きたいのです。勿論報酬は跳ねますよ。」
「そうですか、今回はどのくらいですか?」
「この位ですね。どうですか?」
「これくらいであれば…分かりました。喜んで手伝わせ頂きます。」
「本当ですか!助かりました…毎度のことながら申し訳ない。」
「…えっと?」
1人話について行けないシエスタ。
「おや、シエスタさんか。こんばんわ。」
「こんばんわ、コルベール様。えっとこれは…?」
「ああ、見苦しい姿を見せたね。実は時々料理場の燃料が途切れる時があるんだ。そういう時にミス・ヴァリアエールに錬金を頼んでいるんだ。教師としては恥ずかしい限りだよ…」
「そうだったんですか。」
「そうそう、シエスタさんミス・ヴァリアエールとはどうだい上手くやって行けそうかい?」
「はい!ルイズ様とは上手くやって行けそうです!」
「そうか、良かったよ。」
「んん。ミスタ、そういう話は別のところでお願いします。」
「おっと、ミス、申し訳ない。それでだが、この日にお願いできるかな?」
「その日は…」
ルイズはメモ帳を開き確認する。
「ミスタ大丈夫です。」
「そうですか、ではそのようにお願いいたします。」
「はい」
「ではミス、シエスタ私はこれにて失礼するよ。」
コルベールは病室から退散して行った。
「コルベール様は本当に優しいお方ですね。」
「ええ、そうね。唯、頭が…ね。」
「確かにそうですが…」
「それもそうだけどね。ミスタはどうしようもないタチがあってね…」
ルイズの目から段々光が失われていく。それを見たシエスタは何かを感じ取り咄嗟にルイズの肩を揺らす。
「ルイズ様ッ!?」
「…あ、シエスタ。ありがとう。」
「どうかされたんですか?」
「ちょっと、トラウマを思い出してたの…」
またルイズの目から光が失われていく。
「ま、まずは私の部屋へ行きましょう。歩く間に教えてあげるわ。」
「大丈夫なんですかそれ…?」
そうして歩き始めルイズとシエスタ。
あれは昨年の事で、その時はミスタはとても大変そうだったの。魔が差して何しているのか気になってつけて行った。そうしてストーキングした末に着いたのはミスタの実験室だった。そこで私はミスをした。ミスタに見つかってしまったの。
ええ、それだけならばシエスタの言うとうり良かったわ、本当に恐ろしいのはその先なのよ。
見つかって、理由を白状したら普通に許してくれたわ。でもね、少し話を聞いてほしいと言われてOKを出したの。勿論のぞきの償いの一環でもあったわ。
そんなこんなで、ミスタは話を始めたの。初めの方は面白くて聴き入ったわ、でもね。これは甘〜い罠だったわ。ミスタが話初めて何十分かした時、そろそろ次の講義があるからお暇しようと思って声をかけようとしたのだけれど、ミスタの話は続いていた。それどころか私が話を挟む暇も無かったわ。それからと言うもの研究のことについて話は続いていたの。
私が覗きをのしたのは朝だったのだけど、時計を見たらお昼の前だった。この時、私はやっと解放されると思ったわ。流石のミスタでも昼食を摂るに違いないと疑って違わなかったわ。
でもね、甘かった。昼食のチャイムがなってホッとしたのも束の間、まだミスタは話を続けていたわ。この時はじめてミスタの顔色が悪い時の理由を悟ったわ。
熱狂が冷めずよるも寝ずに研究していたからなのだと。
その気づきは正しかったようで、そこからは水を飲む暇無く話が続いたわ。
そして終わったのは夜食前、もう私はくたくたで何もできないほど自坊自失していたわ。もう、あんな体験は二度とごめんよ……
話を終えると目には汗が出ていた。けれど、話を終えたルイズは何処か清々しい雰囲気を醸し出していた。
「と、ここよ。三日振りね。汚いけど許して頂戴。ささ、入って。」
「お邪魔しま…す…。」
ルイズの部屋へゴチャゴチャさにルイズは驚愕した。言うなれば工場の様な整い。悪く言えば少し汚いメカニックの部屋。だが、汚いと言えど生活出来る程度には綺麗で、ここで何かの研究をしているから、と言われて仕舞えば仕方ないと言えるようなところだった。
「なんと言うか…凄いですね。」
「でしょ?なんだか面白わね。イメージと違うと思われるのは。」
「正直に言えば、ちょっと汚いなーって感じしますけど。なんか統一されている様に感じます。」
「凄いわね。統一されているってのに気付くとは思われなかったわ。」
ルイズが少し驚いた様子を見せる。
「えッ?」
「まぁ、言ってもわからないだろうけど。」
「ははぁ…」
「あ、服はそこの棚にお願い。」
「わ、分かりました。」
「特別な拘りはないから自分の思う様にして頂戴」
「分かりました。」
何かの道具や、鉱石によって狭められた道を通って行く。タンスを開くと部屋に様子とは裏腹にとても整っていた。幾つか黒い汚れがついた男物の服があるが、大体は察した。
「かなり整頓されているなぁ…」
シエスタはほんの少し前まで学園のメイドだった為、様々な生徒のタンスを見てきた。ほぼ全ての生徒のタンスはグチャグチャで、綺麗なものは大変珍しかった。
そんなこんなで、タンスの整頓が終わり。ルイズに声を掛けた
「ルイズ様ーこちらは終わりましたよー。
すると少し離れたところから、
「シエスタありがとう。今日はもう帰って良いわよ。本当に助かったわ。また明日!
とルイズになんだか焦り気味にいわれたので、シエスタは長居するのをやめ素直に帰宅する事にした。
「ルイズ様、今日はありがとうございました。また、明日。」
此処まで
次あるかは未定です。
読んでくれてありがとうね。
またいつか〜。
追記
誤字修正してくださった方ありがとうございます!