狂い咲く華を求めて   作:佐遊樹

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中編とか言いつつ実質問題解決編です。
後編は後始末とかエピローグとかに近いです。
あ、後編で第二部『拡散闘争』は終わりです。

無人市街地編でずっとエクリビリウム計画と表記していたのですが、正確にはエクリブリウムでしたので伏してお詫びいたします。申し訳ありませんでした。
もう二度と英語できないねえ……

あっそうだ
『転生したら天災(♂)だったし一夏は一夏ちゃんだしハーレムフルチャンやんけ!!』
という頭の悪いタイトルの三話完結短編を投稿しています、良かったらどうぞ
三話だし明日には完結するのでゆるして


バトルモノで『正義』を問わないのはミスだと思うんスよ・中編

『おはようございます、ショータ・アイザワさん』

 

 少女の声で挨拶され――俺はああと返事を返した。生返事だった。

 視線をさまよわせる。昨晩とまったホテル、ではなかった。

 寝転がっている俺の視線の先には青空が広がっていた。太陽が天頂に達しようとしている。もう昼だ。風が吹きつけて少し身震いした。

 記憶が、ない。

 

 愕然とした。記憶ないんだけど。

 え、あれ? 昨晩って確か……ホテルの部屋で弾と作戦会議をして……記憶が曖昧だ。すげーいい案を思いついて二人してテンションが上がったのは覚えている。それで……そこから――

 

 ――部屋に用意されていた酒を入れていた。

 

 面白いぐらいに自分の顔が青ざめているのが分かる。二日酔いというだけでなく、圧倒的な絶望からだ。何飲酒して計画の記憶吹き飛ばしてんだ俺ェ!?

 呆れかえった感情の乗った少女――無人市街地中枢AI『スリーピングビューティー』の声に、俺は頭を振った。

 

「ちょ、ちょっと待ってくれ姫様。何が何だか分かってないんだ。俺はどうしちまったんだ」

『えっとですね、ショータ様。まずその前に言わせてください』

 

 身体の感覚が鈍い。体内に残っているアルコールのせいだ。

 一体どれほど飲んだのだろうか。呻きながら上体を起こした。

 

『まずは、服を着てください』

 

 俺は路上に全裸で寝そべっていた。

 

「ほわあああぁああああぁあぁあぁああああああ!?」

 

 絶叫と共に跳ね起きた。途端に頭痛が襲ってきて、たまらず頭を抱えてうずくまる。

 

「あ、ぐぇ……気持ちわりい……」

『お二人とも大はしゃぎでしたからね』

「てことは、弾も全裸なのか……待て。弾はどうした」

『まだ起きていないので、そちらに案内します』

 

 姫様の言葉と同時、一機の中型ドローンが俺に近寄ってきた。

 機体下部の格納コンテナが蓋を開けて、マニュピレータが中に入れていた衣服を取り出す。

 頭を振って、意識をはっきりさせた。立ち上がって服を受け取る。純粋に全裸で外にいるのが本当に恥ずかしい。いい年して何してんだよ。マジで書類送検されちゃうよ。

 

「仕事の時は黒のスーツに黒のネクタイってのが信条なんだがな……」

『察してはいましたが、本当にステイサムのファンですよね』

「違う。キアヌ・リーヴスだ、二度と間違えるな」

 

 用意された白のスーツ上下、黒のシャツ、白いネクタイをばしっと着る。普段と真逆のカラーか。

 最後にドローンが、小さなマニュピレータで器用に摘み上げたティアドロップ・サングラスを俺に手渡した。顔に引っかけ、横にあるビルの窓に映る自分の姿を見る。

 ……これ普段よりチンピラ度上がってない? 大丈夫? こんな服着たやつが歩いて来たら俺正直ビビるよ?

 

『うわぁ……』

「お前が用意しといてその反応はないだろ……」

 

 最近雰囲気が擦れてきていると噂の俺だからか、妙に似合っている。というかハマっていた、悪い意味で。カタギには見えない。

 勘弁しろ。俺は清く正しいテロリストなんだ。酒と煙草と爆破と人殺ししかやってねえよ。

 

『では、お父さんのところまで案内しますね』

「おう」

 

 俺に服を渡したドローンが、そのまますうと空中を滑っていく。ついてこいということだろう。

 無人の市街地を闊歩する。行き交うドローンは昨日とまるで変わった様子はない。全裸の男が往来に倒れていても無視するなんて、情に厚い連中じゃねえか。

 

「昨日の俺たちの会話は?」

『把握しております。その上で断言させていただきますと、お二人には()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。求められた役割をこなしてください、織斑一夏さん』

「……やっぱ知ってたか」

『織斑一夏の行動経路から算出した予測ルートにゴーレム・コンデンスドを派遣し、ハイパーセンサーで監視していました』

 

 そりゃバレますわ。

 

「まあ企業にもバラすことなく適切に工場を吹き飛ばしてくれる人材っつったら、俺しかいないしな。もちろんそれはやらせてもらうぜ」

 

 ドローンに手渡されたミネラルウォーターを口に含む。歩いているうちに意識が明瞭になってきた。休日なら昼まで寝込むところだが気張っていく。ああいや……うん、昼まで寝込んでたね……

 ただ、と俺は言葉をつづけた。

 

「工場を吹き飛ばす以外にも、やるべきことはやる。それだけだ」

『……そうですか、お勧めできませんけれどもね。私の人格は制限されています、破壊せず問題解決を成し遂げることは合理的ではありません』

「そのあたりも昨日話してたろーがよお」

 

 曖昧だった記憶が段々と形を結び始めた。

 弾との作戦会議。名案を思い付いた。テロリストの計画を挫く。企業には情報を渡さない。そして()()()()()()()()()

 

『そろそろ見えますよ』

「ん」

 

 ドローンが角を曲がった。俺もならって角を曲がり、大通りから裏路地に入る。

 ビルとビルの間に存在するわずかな隙間には、恐らく大型の無人EVが後で回収するためにまとめてゴミが置いてある。

 袋に詰め込まれたごみの数々は、やはり人間が手を付けたものとは違っていた。まだ消費されていない食べ物などがそのままごみとなっている。人間がいることを仮定したうえで、消費されたものだ。

 

 そのごみの山から、人間の下半身が生えていた。

 

「……典型的過ぎるだろ」

『衣服が間もなく到着しますので、引っ張り出してあげてください。……うんとこしょ、どっこいしょって私も言った方がいいですか?』

「大きなかぶじゃねえんだよ」

 

 若干そわそわしたというか、わくわくしているような声色の『スリーピングビューティー』相手に、俺はげんなりした声を上げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いやー記憶失くしたわ!」

「俺もだよ」

 

 自動で進む無人EVの中で、弾が調子のいいことを言って、水をガブガブと飲んだ。

 AI『スリーピングビューティー』が俺の親友に用意したのは、ちょうど昨日俺が着ていたようなダークスーツだった。パリッと糊のきいたシャツに、黒いネクタイが緩く結ばれている。弾の外見も相まって、普通のビジネススーツなのにホストみたいだった。

 

「なあ一夏、やっぱ服装交換しねーか?」

「同意見だが……」

 

 既に俺の身元が割れていることは共有した。

 俺は低い声で、この世界における神の神託を待つ。

 

『駄目です』

「なんで俺がスーツなんて着なきゃいけねーんだよ」

「弾は保護者参観みたいなもんだからいいだろ。俺の白スーツなんて何なんだよこれ」

『私の性癖です』

 

 俺と弾は押し黙った――あまりの説得力を前にして、完全に論破されていた。

 車に乗り込む前に、俺と弾は互いに身にまとうスーツを確認した。ブランドタグはない。材質も仕立ても最上級。互いにパーティーや式典でスーツを着させられることの多い立場だからこそ、違和感を覚えた。これほど良質のスーツならば、着たことはなくとも誰かが着ているのを見たことがあってしかるべきだ。互いに記憶にはなかった。

 つまり、メイドインエクリブリウムというわけだ。

 

「何でも作ってるな」

「無人機だって、もう少し時間をかけりゃあ、オリジナルの第四世代機が造れるんじゃねーの?」

 

 弾の言葉に、俺は軽く笑った。

 即真顔になった。

 

 多分、できる。

 

 できてしまう。そうなればどこに持っていかれるのか――その存在を嗅ぎつけた者は皆欲しがるはずだ。疑似ISコアだとしても、そんなの、どこかからオリジナルコアを引っ張ってくれば純正第四世代機が完成することになる。

 火種だ。

 

『到着です――あっそうだ、オリジナル第四世代機の案はあるんですけど、名前どうしましょうかね。やっぱ白雪姫(アメイジング・ガール)とかがいいですか?』

「お前ふざけんなマジでやめろ」

 

 両手を突き出して、俺は全力で拒絶を示した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 中央タワーは変わらずがらんどうだった。

 弾と俺の手持ち鞄が、一階の床に転がされている。わざわざ部屋から運んでくれたようだ。

 

「至れり尽くせり過ぎて、正直ここに住みたいわ」

「俺もそう思うぜ。だが仕事を始めねーといけねえわな」

 

 鞄を開いて、弾が普段使いの端末とは別の端末を取り出した。

 

「で、娘の部屋の掃除をしたいんだが、どこをノックすればいい?」

『お父さん、部屋に上がりたいなら洗濯物は別にしてください』

 

 ふざけた会話だ。緊張をほぐすための茶番。俺はそれを聞いて笑い――膝をついて崩れ落ちる弾を見て呆気にとられた。

 

「…………いやいやいやいや! 何お前マジで傷ついてんだよ!」

「久しぶりに……顔を合わせた娘が……反抗期……俺は……おれはっ……」

『お父さん、におう』

「ああぁあぁあああぁぁあぁああぁあああぁあああああ!!」

 

 絶叫して転げまわる弾を、俺はごみを見る目で見つめた。

 何してんのこいつ?

 

「いやもう分かったからさ……さっさと始めようぜ」

『お二人の計画の概要は把握しておりますが、確か私を別端末に保管した上で中枢システムをクラッキング、市街地の防衛システムを解除するんですよね?』

 

 俺はその言葉を聞いて、不敵に笑った。

 

「そうだ――お前はやっぱり、俺たちの()()を把握してたんだな」

『……どういう意味ですか』

「悪いが、こいつとは長年の付き合いでね」

 

 生涯の親友を見た。イマジナリーチャイルドからの暴言にのたうち回っている。俺は視線を逸らした。全然カッコつけられねえわこれ。

 

視線(アイサイン)身体動作(ジェスチャー)特殊な言い回し(コードブック)……一通りの意思疎通はできるんだよ」

『……酔っぱらってからは獲物を逃した後のティラノサウルスの物真似一子相伝の呪いのダンスなどを披露していましたが、まさかそれも!?』

「それは忘れろ」

 

 俺は首を横に振って告げた。悶絶死しそうだった。穴があったら入りたいわ。

 転がり回る弾を蹴とばす。

 

「起きろ。始めるぞ」

「いちかぁ……あんなに可愛かった娘が……」

「いい加減にしろよ、大体娘って質量のない娘じゃねえか、何が洗濯物だよ」

「あ、質量を持った娘なら今度生まれるぞ」

「マジ?」

 

 お祝いしなきゃ。

 現実の話をすることで、弾も理性を取り戻したらしい。立ち上がって服を手で払った。

 

「つーわけだ。お前の妹のためにも、ここはバシッと決めないいけねえわな」

『……えっと、おめでとうございます?』

「そうだよな。ここで言われても困るよな」

 

 想定外のめでたい出来事だったが、俺たちは仕事に取り掛かる。

 弾が端末からモニターを複数開いた。

 

「んー、やっぱ俺らを招き入れる前から今までずっと、テロリスト側からハッキングされ続けてるんだな」

『今のところは一進一退ですね。分割思考によって、私はあなたたちのお世話をしながらでも戦えます』

 

 表示されたモニターの内容を見る。プロではないが、ある程度は情報を読み取れた。

 舌打ちした。随分と性格の悪い奴が攻撃してきているようだ。

 

()()()()()()()()()()()()()

 

 AI『スリーピングビューティー』――その人格の一部は掌握されている。そしてその、手中に収めた部分を用いて、テロリスト――恐らくシーラは、このエクリブリウム計画の根幹となるAIを陥落させようとしていた。

 

『ここで私が負ければ、市街地の主導権を握られます。現在解体中の無人機たちが再建造され、次々に飛び立つでしょう』

「お前を破壊すれば、市街地自体が動かなくなる」

『そういうことです……お父さん、準備はできましたか?』

「任せとけ。何を隠そう――」

 

 弾は不敵に笑って俺を見た。

 俺も笑みを返して、それからISを展開した。第一形態『白式』。鞄に手に持つ。中にはありったけの小型爆弾。

 

「――俺はシステム破壊・改竄(クラッキング)の達人だ」

『……は?』

 

 瞬間、親友の両手が閃いた。コードを打ち込み、次々に情報系統を破壊して回る。

 

『ちょ、ちょっと何してるんですか!? これは――!?』

「テロリストサイドの『スリーピングビューティー』のみを攻撃しようとした場合、防衛プログラムを打たれて時間がかかる。手っ取り早いのは、未だこの市街地の管理AIとして存在するお前と向こうの『スリーピングビューティー』、()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 なんて乱暴な理論だろうと、自分たちでも思った。

 権利を持つ存在が乗っ取られようとする危機において、俺たちはその権利そのものを破壊しようとしている。

 

『そんなことをしたら――!?』

「テロリストからの侵攻は遮断できるが、まあ、企業側には察知されるな。三分後には終わる。つまり三分後には企業サイドが問題解決を確認して、確認部隊を派遣してくる」

 

 つまりは無人機製造がバレる。

 

『駄目ですッ! それは駄目なんですお父さん! 一夏さん何か言ってください、これは貴方にとっても最悪の――ん、あれ?』

 

 悲痛な訴えをしていた彼女が、途中で不意に黙った。

 考え込んでいる。電子速度の思考はわずか数秒で結論をはじき出した。俺は頷く。

 

「ああそうだ。その前に、俺が工場を全部ブチ壊す――求められる役割をこなせ、ってのはお前から聞いた言葉だぜ?」

『――――』

 

 言葉に出てないのに、絶句しているのが雰囲気だけで分かる。改めて思い知らされるこのAIの完成度の高さに、俺は唸った。

 現状、テロリスト(シーラ)がこの市街地にアクセスできるのはハッキングした『スリーピングビューティー』の一部機能を介してのみだ。そこを叩けば奴らは手出しできない。

 そして異常事態は解決され、あとは市街地に、何者かの命令によって建造された無人機量産工場だけが残る。駄目だ。それでは駄目なのだ。

 

 だからこそ、()()()()()()()()()()()

 

「頼んだぜ一夏――爆弾魔の本領を見せてやれ」

「あいよぉ!」

 

 ウィングスラスターにエネルギーを叩き込み、タワー外壁をブチ破って空に出る。

 すでにマッピングは完了していた。工場へ一息に飛び込み、爆弾を放り捨てて離脱。一秒後に爆炎が吹き上がり、工場が崩れ落ちる。粉塵が舞い、中で解体中だったゴーレム・コンデンスドたちが砕ける。

 

「限定解除ッ!」

【Second Shift】

 

 顕現する第二形態『雪羅』――修復が済んでいないため、四基あったスラスターは一つ欠けている。装甲もボロボロだ。でも今は問題ねえ。

 左腕の複合兵装から荷電粒子砲『月穿』を選択する。

 

『ああ、なる、ほど。ですが、このタイミングで貴方が現れるのは――』

「――何らかの証拠隠滅だと思われるッて? 本当に隠滅すれば見つからねーだろっ!」

 

 エネルギーの奔流を解き放つ。かけら一つ残さず、無人機の群れを蒸発させる。動かない的なんて目をつむっても当たるわ。

 そのまま市街地各所の工場を破壊して回り、ついでに案内された名所も残骸に変えていく。

 

『ん? あれ!? なんか関係ないとこ壊してません?』

「カモフラージュだから……」

『あ、そっかあ』

 

 仕方のないことなんだ。名所は犠牲になったのだ、犠牲の犠牲にな……

 荷電粒子砲の連射に、残存シールドエネルギーが二割を下回る。構わねえ、戦闘する予定はないしこのまま装甲維持用のエネルギーも回す。

 

『一夏さん、お父さんが仕事を終わらせました』

「こっちはあと一つだ」

 

 手持ちの爆弾は底をついた。

 最後の工場――複眼を赤く発光させて、無人機がこちらを見ている。

 

 は?

 

『――ッ!? 防衛プログラムの解除と同時、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()ッ!』

「んなろォッ!」

 

 刀を振りかぶり、今にも飛び立とうとしていた無人機を真っ二つに割る。

 視線を巡らせた。15機。多くはない。

 

『企業サイドに察知されました――監視衛星が移動開始! あと45秒で視認されます!!』

「チィィ――!」

 

 舌打ちと共に刀を振り、二機まとめてスクラップにする。残り13機――今、切っ先を突き込んで12機に減った。

 時間がない。速さが足りない。エネルギーも尽きそうだ。

 ああクソ……マジで最近、切り札の安売りが激しいぜ。

 

 しょうがねえや。

 

 

「限定解除ォッ!」

【Third Shift】

 

 

 そして――すべて終わらせた。

 無人機が一秒かからずに両断され、視界外にいた奴も含め、12機全部が崩れ落ちる。

 

『え……? い、今の……』

「あー……疲れた」

 

 無人機の残骸を工場内部に蹴とばした。

 第二形態へ瞬時に戻り、残存エネルギー全てを突き込んで荷電粒子砲を撃つ。炎が爆発的に膨れ上がり、全部なかったことにする。天井が崩落して、それすらも続けざまに叩き込んだ『月穿』が蒸発させた。

 

 エネルギー数値を見た、具現維持限界(リミット・ダウン)まであとわずか。

 

『監視衛星――来ました』

「ん」

 

 空を見上げた。成層圏の向こう側からこちらを見ている、監視衛星。

 ハイパーセンサーのリミッターを解除し、それを視認して。

 

 俺は嘲笑を浮かべて、中指を突き立てた。

 

()()()()()()

『……織斑一夏さん、結構、悪党ぶるのノリノリですよね?』

 

 うるせーよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




・五反田弾
 何を隠そう、俺は武装錬金の大ファンだ
 酔っぱらって服を脱ぐのは……やめようね!
 特に公園ででんぐり返しで移動したりとかしてはいけない
 普段から裸族なのではなく、親友との再会でブチアガっちゃっただけです
 書いてないですけど酔っぱらった二人の会話では各国代表への愚痴とか色々言ってます
 アロハシャツはドローンが回収してゴミに出しました

・ショータ・アイザワ
 みんな……

「爆破テロ」って……

 知ってるかな?

「爆破テロ」というのはね

 企業のビルを爆破解体したり

 人が造った工場を跡形もなく吹き飛ばしまくることを

「気持ちがいい」とか

 前触れなく物理的に何もかもを壊して

 説明もなしにどこかへ飛び去っていくのが

「気持ちがいい」ということを

「爆破テロ」というんだ。

 でもさあ……爆弾途中から入ってないやん!? 爆破がしたかったの!
 荷電粒子砲という言葉の響きに惑わされてしまった
 雪羅はアニメで見た感じマジで燃費クソ過ぎて笑える
 第一話のアバンとか最終話とかでエネルギー数値出てるけど死亡寸前で草

・スリーピングビューティー
 ヒロインにして最大の被害者
 頑張って造り上げた市街地の大体三割が焼け野原になりました
 まあ、(ガチの証拠隠滅だし)多少はね?
 妹の出産は実際楽しみでそわそわしてる
 多分このままほっといたらそのうちシーラに負けて調教されてるんで弾は実質鬱フラグブレイカー
 スリーピングビューティーオルタちゃんも出したかったけどな~普通に文字数やばくなるんだよな~やめます

・してやったぜ
 これ言ったころはまだ悪党じゃないからセーフ(震え声)

感想評価ありがとうございます。いつでもお待ちしております。
誤字報告も大変助かっています。
やっていきます。

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