本当に楽しみにしていた。
現実って無情だね。
とりあえずノリと勢いで書いてみたけど、モチベーションが続けば頑張ってみます。
趙公明のCVは子安武人さんでお願いします。
オリ主?そんな物は適当で良いんだよ。
この男がアンニュイ?そんな訳がない
「僕の名は趙公明。バラの定めに導かれ華麗に生まれた気高きプリンス。特に理由は無いけれど君が古代人・宇宙人・異世界人なら、さあ戦おうじゃないか」
まだ寝足りないような気怠い感覚にとらわれながらも、なんとなく空を見上げていた。
青く晴れわたり良い天気だと思える空が広がっている。
そんな空を眺めていると、空から異様にキラキラとしたオーラを放つ何かが落ちてきて自己紹介を決めた。
まだ寝ぼけているのか思考が上手く働かないし、頭はスッキリせずぼやけたままだが分かる。
コイツは関わるとヤバいと。
「おや?反応がかんばしくないね。演出にこだわった登場だったから驚くのは無理もないけれど、いささかノーリアクションにも程があるんじゃないかい?」
高笑いをしながら空に浮いている謎の男だが、よくよく見るとワイヤーにつられている。
ここは外で天井はない。
目の前の余りにもぶっとんだ存在から現実逃避をした結果さらに現実逃避をすることになりそうだ。
「やはり肉体を失い魂魄体のままだと挨拶もリアクションも戦闘も出来ないのか困った。あ、ちょっと下して貰えるかな?オーライオーライ」
困ったそぶりを見せたと思ったら上に声をかけて、男が地面に降り立つ。
何か物騒なことが聞こえた気がするが、サラッとはなった衝撃的な言葉が頭を占める。
え?肉体を失っている?誰が?
言われて気付いた事がある。
それで体が思うように動かない訳か。
傍から見たら自分はフヨフヨと浮いている人魂なのだろう。
冷静に考察したのは、ほんの数秒ほどで後は数々の疑問や死んだかもしれない現実にパニックに陥る。
え?何?俺死んでるの?
「そこの君ぃ。何かお困りかい?僕は、こう見えて偉い仙人なんだ。きっと君の悩みを解決できると思うよ」
なんとなくフランスとかの貴族や軍人を思わせるような出で立ちで、どこから取り出したのかワイングラスを片手に優雅なポーズを決めた男が話かけてきた。
今こいつ自分を仙人とか言ったか?
頭大丈夫なのかな?
ちょっと今忙しいからあっちに行っててくれないかな?
この男にドン引きしたが、おかげで幾分か冷静さが戻ってきた。
自分の名前と死因などは思い出せないが、ある程度の知識はあるようだ。
おそらく断片的な知識で、これが使い物になるかどうかは疑問だが無いよりはマシだろう。
それと魂魄体と言うか幽霊になってしまったからには、もう慌てても仕方がない。
次に今の自分に何が出来る?
どう行動に移すかが大事ではないだろうか?
とりあえず、思考を前向きに切り替えべき。
そう結論を付けて、これからの未来に頭を悩ませていると声が掛かった。
「ノンノーン。無視とは酷いじゃないか。僕は君が欲しがる情報を持っているというのに」
ほう。そこまで言うのなら聞いてみようじゃないか。
どうせ大した情報じゃないんだろう?
「やっと聞く気になってくれたようだね。仙人・道士・妖怪は魂が生きていれば再生できるんだ。君は見るから生きがいいようだから、もしかしたら肉体を得られるかもしれない」
な、なんだって!
とても重要な話じゃないですか。
偉い仙人様、その話をもっと詳しくお願いします。
「やっとリアクションが返ってきたと思ったら、すがすがしいまでの掌返し。嫌いじゃない。まあ、簡単なのだと3通りくらい方法とだけ言っておこう」
けっこう少ない?いや、方法が有るってだけでも凄いのか。
「まずは1つ目だけど、前の肉体の情報があればそれを元に新しく肉体を作ってそれに魂魄を詰めるのだけど、残念ながら君の情報は無い。なので前の肉体の事は諦めてくれたまえ」
さっそくですか。
まあ、無理に作って変な物に魂を突っ込まれても困るからね。
むしろ嬉々として変な肉体を作りそうで怖い。
とりあえず、次お願いします。
「2つ目は憑依に近いかな。生まれたてで魂魄が弱い人間か、死にたてで魂魄が抜けた人間の肉体を奪う感じだね。条件によって問答無用で奪える存在もいるけど、これは稀な存在だね」
これは、ちょっと無理かな。
他人の肉体を奪うとかハッキリと言われたら抵抗があります。
「ちなみに仙人を除く、今の人間たちは大きな川の近くで原始的な生活を営んでいるのだが、君にそれが耐えられるかい?」
なんとなく都会っ子な気がする俺に原始的な生活とか無理そうです。
下手したら、復活そうそうに死ぬか苦痛の未来しか見えない。
これも無し無しって、これが無理ならどの道復活できてもダメじゃん。詰んだ。
「最後になるけど、僕としてはこれをオススメしたい。妖怪になってみないかい?ここに妖怪になった前例がいくつかある植物の種があるのだけど。これに君が宿れば妖怪になれると思うんだ。これなら別の生命から肉体を奪う訳でもないのだから抵抗も少ないだろう。それに妖怪なら常人にはない力があるから楽しいと思うよ?」
そう言って男が懐から何かの種を取り出して見せる。
なんの変哲もない普通の種だ。
これが妖怪になる種にはとても見えない。
「疑っているのかい?まあ、見て貰えば分かるさ」
そう言って種を地面に埋める。
すると、あっという間に芽が出て花のツボミをつけた。
恐ろしく成長が早い植物だ。
これが妖怪の元だというと少し弱い気もするけど、ちょっとだけ信じてみようかと思える出来事だった。
でも、仮に妖怪になれたとしても、どの道原始的な生活をするのなら意味ないんじゃないか?
特別な力を持った妖怪ライフってのも少し憧れはするが、血で血を洗うサバイバル生活とかで苦労するくらいならこのまま魂魄で気ままに彷徨うのも有りな気がしてきた。
「確かに大変かもしれない。そうだ、しばらくの間は、僕の妹達に面倒を見るように頼んでみるよ。どうかな?」
え?妹?美人?
「もちろん自慢の妹達さ。期待してくれたまえ」
その話乗った!
そして俺は目の前にあるツボミに突撃した。
これから始まる美人の御姉様と送る素敵な妖怪ライフに希望を膨らませながら。
「これで晴れて君は僕の弟になるね」
最後に不吉な台詞が聞こえたが気のせいで有って欲しい。
【独断と偏見と思い込みによるテキトーな紹介コーナー】
・趙公明とは
原作では、仙人界の双璧をなす金鰲島に所属しており、その強さから金鰲島の三強と呼ばれている(三強の残り二人は聞仲と妲己である)。
元々は金鰲島の大幹部だったのだが、ある独断専行をした事によりその地位を剥奪されており、登場時には一仙人として人間界にいる聞仲に使者として送られてきた。
その際に、協力を申し出たが聞仲には「帰れ」と言われてしまう。
きっと昔に、とても迷惑をかけたか一緒にいると面倒なヤツだと思われている模様だ。
少しでも戦力が欲しい状態にも関わらず、そう言われた所を見るとどういう人物だったかはお察しである。
他にも、金鰲島に所属していた道士に「あの人はヤバい」と言われたり、崑崙のイケメン道士に「危険だ」とも言わしめる。
そんな彼だが、華やかな事が好きで、とくに芸術や作曲に興味があるようだ。
仙界通録正史では、自身が作曲した歌を披露している。
主な作品は『戦おうじゃないかっ、趙公明』『汗くさいじゃないかっ、聞仲』『結婚式じゃないかっ、太公望』である。
そしてさらに、某漫画の「勝った!第三部完!」を実行し、封神演義を打ち切って自身が原作をつとめ作画に新藤崎竜を据えた『聖アンニュイ学園』を3Pも掲載する暴挙に出る。
聖アンニュイ学園の面白さを伝えるには、解説主の力不足があり表現できないのが真に残念である。
しかししかし、こんなにも濃ゆいキャラなのに、なんとなんとアニメでは出番が全てカットされた。
もともとアニメに不満があり、趙公明の出番がカットされたショックにより、この二次小説を書き始める切っ掛けになってしまう。