趙公明がアンニュイな訳がない   作:シアス

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何だろう凄くスランプ。上手く趙公明を書けない。とりあえず、妥協して先に進む事にしました。


アンニュイ不足だからアンニュイ

side趙公明

 

ここは金鰲島の会議室。

何やら崑崙からの使者が来ているようだ。

 

さあ。もうお約束になっていると思うが言わせて貰おう。

実にアンニュイだ。

僕としても実に困った状態だと言える。

 

何故ならば、アニメが終わった為に純粋なアンニュイ不足に陥ってしまったのだ!

 

簡単に説明すると、毎週アニメを見てアンニュイな状態に陥り、しばらくしたらアンニュイ学園の素晴らしい原稿が僕の頭に降りて来ていたのだが……アニメが終わった為に純粋なアンニュイに成れない日々が続いている。

無駄に世界大会を開いてしまったせいで、これよりも上の舞台を考えなければと思うと、さらに僕の筆は鈍りだした。

まったく持ってアンニュイだ。

そして、アンニュイなのに描けないから、さらにアンニュイになる。

もう何が何だかアンニュイ。

 

おっと、哲学していたら使者が言っていた事を聞き逃してしまった。

まあ良い。

どうせ大した事は言ってないよね?

きっと通天教主様がまとめて説明するだろうし、最終的に通天教主様の指示に従えば問題ないだろう。

 

うん。通天教主様の話を聞くとなかなか大事そうだ。

しかし、術を破壊しても、星の衝突は避けられない気がするね。

何故なら、あの遠い星が、一年やそこらで来るなんて、正直に言ってヤバい速度が出ているだろう。

この世界には、慣性と言うモノが有って、一度付いた勢いは何らかの等価交換が無い限り減速はしない。

つまり、あの術が加速させるモノだとしたら、正直に言って厳しい可能性がある。

しかし、それだけの速度を出していながら自壊していない所を見ると単純に加速している訳ではなさそうだ。

そう例えば、あの星だけ時間の流れが違うとか?

これなら、星が自壊する事もなく、異常な速度で接近しているのに説明が付く。

術を破壊して、明らかに減速したならば、こちらの可能性が高そうだ。

もし時間を操る術の場合、とても興味があるね。

まあ、加速にしても時間にしても、凄い術なので、きっと何か有れば情報が漏れないように自滅プログラムでも組まれてそうな気がするので、情報を持ち帰る期待はできそうにないか。

まあ、どちらにしても、速くて崩壊しないぐらいの硬さの物体だった場合が最悪だが、その時はその時さ。

通天教主様と星の破壊で一花咲かせるだけだ。

 

しかし、星か。

そうだ。次のアンニュイ学園の舞台は宇宙と行こうじゃないか!

今なら良いネームが描けそうな気がする。

思い立ったら、そく行動だ。

急いで描き上げるぞと意気込んだのは良いが、困ったことに正大に泣きつかれてしまった。

ああ、僕は急いでるんだ。

話なら後にしてくれ!

え?今じゃなきゃ困る?

何か良い物を貸してくれるまでごねる気かい?

面倒な……仕方ない縛竜索を貸そうじゃないか。

しかし正大よ。

今回の術の傾向を考えると、力や宝貝に頼るよりも、もっと良い方法があるんだ。

まだまだ未熟だね。

失敗しても、成功しても、後で何らかの理由を付けて稽古をする必要がありそうだ。

 

 

さてと、時は進んで、今日は待ちに待った星砕きの日だ!

正大?

ああ、彼は無事にミッションを成功させたよ。

しかも、妖怪化した遺物を持ち帰えってきた。

その功績に免じて、稽古の実行には猶予を与えようと思う。

しかし、秦完だったかな?

通天教主様に頼めば、解剖とか解析の許可は下りるだろうか?

いや無いな。

通天教主様は、なかなかに身内や仲間に甘い面があるからね。

仕方ない諦めよう。

 

でも、今は、そんな事は重要じゃない!

そう星が迫っているんだ。

それに明らかに減速している。

術の力で加速していたのか、時間の流れが変わっていたのか気になる所だけど、もう確認のしようが無い事が残念だ。

若干難易度は下がったが、燃えるシチュエーションには違いない。

 

そうやって興奮していたら、通天教主様からGOサインが出た。

なんと一番槍をくれるようだ。

ここは期待に応えるべきだろう。

別に僕一人で、アレを破壊しても問題無いって事だよね?

そう思っていた時期もありました。

僕の最強華麗技のレインボードラゴンでも押しとどめるだけとは。

正直に言おう舐めていたと。

傍らで、通天教主様と元始天尊くんが加勢するかどうかで揉めている。

二人の宝貝には興味があるけれど、この独壇場を譲るには、いささか惜しい。

ふっ、迷うまでもない。

レインボードラゴンより更に上の力を御見せしようじゃないか!

 

全ての龍をまとめた金蛟剪は、僕の想像を上回る出力だった。

この黄金の龍ならば壊せない物はないと思えるぐらいに。

そして見事に隕石を分断して見せて、その片方を瞬く間に砕く。

だが想像以上だったのは出力だけでなく、龍を操作する精密性や、それを維持する為に必要なエネルギーもまた桁違いだったのだ。

僕は、途中でその龍を維持する事が出来なくなってしまった。

これは、龍を自由自在に操り、楽々と維持できるようになる為に僕自身も修行が必要だね。

悪いとは思わないけれど、正大に付きあって貰おう。

 

しかしながら、三大仙人の力には驚かされる。

通天教主様は呑み込まれるような闇を、元始天尊くんは吸い込まれるような闇を扱って見せたのだから。

傍から見れば別物に見えるが、僕には両方とも尋常じゃないくらい圧縮の力が働いていると見たね。

まあ、どちらにしても尋常じゃない宝貝だ!

やっぱり強大な力は振るってこそ意味がある。

この光景を見れば、それが間違いじゃないと皆思うに決まっているね。

ああ、これからの仙人界が楽しみだ!

それでもやっぱり格別なのは太上老君だったか。

おそらく、あれは軽く宝貝を振るっただけなのだろう。

そう。それだけで、僕の金蛟剪と同等の出力を放って見せた。

ああ、アレが全力を放ったらと思うと、楽しみで仕方ない。

 

さて、無事に星を砕く事も出来たし、この事を肴に宴としゃれこもうじゃないか。

妹や弟達に準備するように指示を出しておいたから、今夜は宴会だね!

 

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