ワンダリング・テンペスト   作:負け狐

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単行本の巻末おまけみたいなやつ。
時系列とかを気にしては駄目、みたいな


ごめんなさい、好き勝手書きたかっただけです。


台風の目

 トリステイン、ヴァリエール公爵領。そこの一部を分け与えられフォンティーヌ領とされたその場所の一角、練兵場を兼ねたその広場にて、二人の少年が対峙していた。

 一人は金髪に少々派手な装飾のついた服を着た貴族の少年。マントの下に普段隠しているらしい剣杖を抜き放ち、その切っ先を眼の前の相手に向けている。

 もう一人はこの辺りでは珍しい黒髪で、これまたこの辺りでは見ないような服装をした少年。やはりこの辺りでは見ない片刃の剣を構え、目の前の相手を真っ直ぐに見ていた。

 

「準備はいいかい? サイト」

「いつでもいいぜギーシュ」

 

 ふん、とお互い不敵に笑うと同時、一気に間合いを詰めた。互いの距離が一瞬にしてゼロになり、そしてお互いの得物がぶつかりあう。刀と剣杖が甲高い音を広場に響かせた。

 

「魔法でブーストしても出遅れるのか!? 本当に人間かね君は!」

「っていうか何だそのブースト!? 一瞬だけどカレンデュラのソニックフォーム並みの速度出てたぞ!」

 

 ギリギリと剣をぶつけながらお互いに悪態をつく。それぞれ剣から足に込める力を変えると、揃ったように間合いをとった。

 もう一丁、と才人は姿勢を低くして駆ける。カウンターの剣戟は恐らく横薙ぎ、そう判断しての動きであった。が、ギーシュもそんなことは重々承知、素早く剣杖を翻すと、そのままそれを地面に突き立てた。

 

「げ」

「貫け!」

 

 錬金の呪文により地面に生成された青銅の刃が地を這うように才人に迫る。自身のスピードとの相乗効果で、このまま進めば綺麗に真っ二つになることであろう。

 こなくそ、と踏み出した足を全力で地面に叩き付けた。土埃を上げながら急ブレーキを掛けた才人は、そのまま両足で地面を踏みしめ思い切り跳び上がる。数瞬後に、青銅の刃がそこを通り過ぎた。

 空中で体を捻る。回転の勢いをそのまま落下地点にいるギーシュに叩き込む腹積もりだ。身体能力を魔法によりある程度増すことは出来るといえども、あくまでそれなり。眼の前の一撃を食らえば、間違いなく当たった位置を起点に中身を撒き散らす。そう判断したギーシュの行動は素早かった。自身の足に『レビテーション』を掛けると同時に後ろに飛び退る。自身の重さをゼロにしたそのバックステップは、あっという間に才人の攻撃範囲から離れていった。

 ズドン、と地面に大穴が開く。もうもうと舞い上がる土砂を見ながら、ギーシュは思わず頬を引き攣らせた。

 

「殺す気か!?」

「テメェが先にやったんじゃねぇか! あの刃、滅茶苦茶鋭かったぞ!」

「刃引きしたら構わず突っ込むじゃないか」

「限度があるだろ。……何で鍛錬で死ななきゃならねぇんだよ」

 

 はぁ、と才人は肩を落とす。そうは言いつつも、これまでのことを考えると割と鍛錬は死ぬものだと認識していた。彼の戦闘術の師匠はギーシュや『暴風雨』の師匠でもあるトリステインの生きる伝説の面々である。基本的に手加減を知らない面々である。

 あれで手加減している、と彼の主人の妹が死んだ目で呟いたこともあったが、それは彼の記憶から抹消した。

 

「はぁ……まあいいや。んで、これはどっちの勝ちだ?」

 

 そうギーシュに問い掛ける。ふむ、と顎に手を当てた彼は、まあ順当に考えれば僕だろうとのたまった。

 

「何でそうなるのか理由を聞いてもよろしいですかね『静穏』さんよ」

「やめろ」

 

 あからさまに顔を引き攣らせたギーシュは、ギロリと才人を睨むと溜息を吐いた。まだ大々的には名が知られていないのだから、最低限この状態を維持したい。そんなことを思いながらそれで何の話だったかと表情を戻す。

 

「ん? ラウルさんは大変ですねって話だろ」

「その話はしていない!」

 

 『静穏』のラウル。『暴風雨』のサブメンバーとして一部で認識されているカレンデュラの『飼い主(マスター)』である何者かの名前だ。その正体は未だ謎とされており、人によっては『暴風雨』を支援している大貴族の後ろ盾なのではないかとも噂される。トリステイン王家なのではないか、実は『鳥の骨』なのではないか、などと言われる始末だ。

 全く関係ないマザリーニはこの噂を聞くたびに胃を痛めている。関係はしていないが『暴風雨』の正体を知っているからだ。

 

「で、その実態は何の地位もない四男坊か」

「バレにくいからその方がいいんだよ。実際、もし僕がそれを名乗っても、使いの者であるとされるだろうしね」

「あー、なる。動きやすいのか」

 

 本音はついていくのが大変だからである。なんでこいつはあの無茶ぶりを笑ってこなすのだろう、とギーシュはジト目で彼を見た。

 まあそんなことより、とギーシュは話を戻す。結局どちらの勝ちだったのか。それを改めて決めようと才人に言い放った。

 

「ぶっちゃけもうどうでもよくね?」

「まあきちんと判定すれば君の負けだからね」

「んなわけねぇだろ。俺の勝ちだよ」

「僕だ」

「俺だ」

 

 あぁん? とメンチを切りながら一歩踏み出した二人であったが、そこでふと気付いて視線を動かした。そういや観客がいたんだったな。そんなことを思い出しながらその人物を視界に入れる。

 

「アトレシア」

「カレンデュラ」

 

 ん? とのんびり観戦していた合成獣(キメラ)の少女は首を傾げる。ん、と適当に観戦していたゴーレムの少女は軽く頷く。

 

『どっちの勝ちだ!?』

「だんなさま」

「マスター」

 

 即答であった。というよりも、まあそうだろうなと思える回答であった。そのまま、同タイミングで隣にいる相手に視線を移し、暫し目をパチクリとさせる。

 ああこれはこじれるやつだ。わざわざ聞いておきながら才人とギーシュはそう思った。理由は自分達のせいなのだが、大分他人事である。

 

「あの後多分だんなさまの追撃入ってギーシュ君真っ二つでしょ?」

「さらっと真っ二つとかいうのやめてくれますかね……」

「反撃。確定。才人。爆散」

「珍しく一気に捲し立てたと思ったら爆散て」

 

 とりあえず両方共に次の一手で相手を殺していたのだと譲らない。いやそこは譲って、と思ったが男性陣は口にしなかった。

 

「……めんどくさいなぁ」

「単純」

「生憎蟲と華ですからね。喰ったほうが早いのよ!」

 

 ぞわり、とアトレシアのスカートの下からカマキリの鎌が生えた。眼の前のカレンデュラを両断せんと振り下ろされたそれを、才人とギーシュは驚愕の表情で眺めている。何やってんのこいつら、という顔である。

 

「鈍足」

「む」

 

 鎌が地面を抉る。カレンデュラが立っていた場所は、既に誰もいなかった。視線を横に動かすと、クルスブーメランを回転させている少女の姿が確認出来た。ふん、とスカートの下から追加で取り出した蔓で突っ込んでくるカレンデュラを貫こうとする。

 姿勢を低く取ると、カレンデュラは足に力を込めた。急ブレーキを掛けた彼女は、そのまま思い切り跳び上がる。空中で体を捻り、その回転の勢いをそのまま威力に変えんとばかりに手にしていたブーメランを投擲した。自身の回転と武器の回転、その二つの螺旋が強烈な殺傷能力を生み出しアトレシアに迫る。当たれば間違いなく彼女の美しい上半身と下半身とが泣き別れするであろう。

 

「ちっ」

 

 がくり、とアトレシアの体から力が抜ける。同時にスカートの下、彼女の下半身がミチミチと音を立て裂けていった。球根と虫の胴体とが混ざったような本体が出現し、疑似餌の状態で生み出していたものとは大きさと鋭さ頑丈さが桁外れの鎌が飛来するブーメランを受け止める。ぐばぁ、と開かれた鋭い牙の見える大口が、不機嫌ですと言わんばかりに歪められていた。

 

「勝利」

「何で!? 今から追撃でカレン粉々にしてやるし!」

「変身」

「そっちだってソニックフォームじゃない。通常形態じゃないでしょ、それ」

「弁解」

「言い訳じゃないし。そもそもわたしはこれが通常だもの」

 

 ちらり、とカレンデュラは才人を見た。こっち見んな、と顔を顰めた才人は、しかし言わんとすることは分かったらしく肩を落とす。

 同じようにアトレシアもギーシュを見ていた。あ、これダメなやつだ。そうは思ったが何も言えないので才人と顔を合わせて溜息を吐いた。

 

「反則」

「反則でしょ?」

『こっちに振るな!』

 

 そもそもこうなった原因はお前達が話を振ったからだよ。そう言ってくれる第三者は生憎この場にはいないのである。

 当然のごとくその反応に不満げな表情を浮かべた二人は、そのままずずいと才人とギーシュに迫りよる。どうでもいいが、不満げな表情とはいったものの、片方は雰囲気がそうなだけで無表情、もう片方は虫と球根のボディについている口だけである。

 

「マスター」

「だんなさま」

 

 う、と冷や汗をかいていたギーシュは一歩下がる。あはは、と引きつった笑みを浮かべていた才人も一歩下がる。

 

『判定』

『引き分けで!』

 

 最初からそうすりゃ良かったんだよ。だからもうどうでもいいって言ったんだ。そんなことを頭に浮かべながら、才人とギーシュは全力で二人を宥めにかかった。

 

 

 

 

 

 

「えらい目にあった」

「自業自得でしょう?」

 

 フォンティーヌ自由騎士団、俗称『美女と野獣(ラ・ベル・エ・ラ・ベート)』。その詰め所扱いとなっている館の中をトボトボと歩く才人に向かい、そんな声がかかった。ん、と視線を動かすと、呆れたような顔でこちらを見ている灰髪の少女の姿が見える。

 

「んだよ『地下水』」

 

 なんか文句あるのか。そんな目で彼女を見たが、当の本人は呆れるように溜息を吐くだけで何も言わずに踵を返す。その態度が才人には癪に障った。

 

「言いたいことあるなら言えよ」

「もう言いました」

「……あ、そ」

 

 今の自分の状態を自業自得だとわざわざ言うためだけにここに来たらしい。相変わらずくっそムカつく奴だな。そんなことを思いながら彼も同じように彼女から視線を外す。せっかくギーシュが遊びに来ているのだ、こんなところでこんな奴の顔を見ている暇などない。

 ふん、と鼻を鳴らしてその場を後にした才人は、遊びに来る連中の半ば私室と化している部屋の一室の扉を軽く叩いた。開いているよ、というギーシュの声を聞きじゃあ遠慮なくと扉を開けると、そこには何かを悩んでいる様子で真っ直ぐに見詰めている彼の姿があった。

 何を見ているか? 半裸のカレンデュラを、である。

 

「やあサイト、ちょうどいい」

「何が!? 何が丁度いいの!? カレンデュラもこういう時は胸隠して!?」

 

 ゴーレムのくせに人間の少女としか思えない瑞々しい肌である。柔らかそうなその胸は先程まで一緒にいたアトレシアと比べると見劣りするが、しかし少なくとも彼女の主の妹よりは確実にあるであろう。

 頭の中ではそんな冷静に最低なことを考えつつ、才人はぐりんと顔を背けてカレンデュラから視界を外した。

 その先で、椅子に座り足をブラブラとさせながら不満そうにこちらを睨むアトレシアの姿が。

 

「……アトレ」

「今気付いた?」

 

 いやだって扉開けたら可憐な少女がおっぱい丸出しだよ? 普通はそこに目が釘付けだよね? 頭ではそんな言い訳が浮かんだが、言ったら間違いなく彼女の養分になる。そう確信した才人はごめんなさいと土下座した。

 いやそこまでしなくても、といきなりのそれにアトレシアは若干引く。そもそも彼女は親友との誓いがある以上、感情に任せて人を食らうことはないのだ。カレンデュラはゴーレムなのでノーカウントらしい。

 

「……で、何をしてたんだ?」

 

 じゃあ罰として、と才人はアトレシアの隣に座らさせられ、向こうを見ないようにしながら話を元に戻そうとした。華をベースにしているからか、隣の彼女の香りが甘い。

 

「ああ、今の『ワルキューレ』は二パターンだから、もう一つ増やしたいな、と」

「お、新フォーム?」

「父さんみたいに別人を創り出せれば良かったんだけどね」

「不満?」

 

 むう、と少し唇を尖らせたような気がする雰囲気でカレンデュラがギーシュに問う。そんな彼女を見て、彼は笑いながらワシワシと頭を撫でた。

 

「そんなことないさ。僕は僕の、『ゴールド・レディ』とは違う『ワルキューレ』で、あの人に追い付いてみせる」

「ん」

 

 ほんの少しだけ、常に無表情のカレンデュラの口元が上がった。それを見てギーシュもその笑みを強くさせる。

 さて、と視線を才人に動かす。そういうわけだから、新しいアイデアは何かないかな。そう述べて、彼の反応を待った。

 

「いや、そう言われてもな……」

「『ブレイブフォーム』、『ソニックフォーム』。どちらも君のアイデアから生まれたものだろう?」

「いや俺はただ変身魔法少女バトルアニメってのがあるって軽口叩いただけなんだけど」

「それはきっかけだろう? 構造の部分のことさ」

 

 向こうで見ていたプラモアニメの受け売りでしたよ。そんなことを思ったが、まあそれで役に立っているのだからまあいいやと才人は割り切った。

 そうしながら、才人は言われた通り暫し考える。自分のサブカル知識辺りで何かいいものでもあれば、と思ったのだ。他の部分から持ってこいと言ってはいけない。現在の彼の立場はファンタジー転移、サブカルそのものなのだ。

 

「遠距離はどうだ?」

「遠距離?」

「通常モード、速度モードとくれば、やっぱそれじゃねぇかな」

「ふむ」

 

 とりあえずアイデアの取っ掛かりさえあれば良かったギーシュにとって、彼のその言葉はまさに天啓である。そういう考えがあるのか、と道筋を決めれば、後は自分でそれらを組み立てていけばいい。

 素体は既にここにある。外装を新たに錬金で生み出し、素体に組み立てる。そうすることで一体のグラモン式ゴーレムでも複数のバリエーションを作り出せるのだ。

 

「サイト」

「ん?」

「その形態は、いうなれば?」

「え? ……『シューティングフォーム』、かな?」

 

 よし、とギーシュは杖を振る。半裸のカレンデュラに光が集まり、その素体にパーツが組み立てられていく。

 マントのような白いローブを纏い、足の露出した短いズボンとハイヒールのブーツ。髪は素体の状態より長くなりソニックフォーム以上の膝辺りまで伸び、肩の辺りから三つ編みにされたそれが尻尾のように揺れている。そして頭には一本のアホ毛。

 

「とりあえず、こんなところかな」

 

 自分の姿をクルクルと回りながら見ているカレンデュラを眺めながら、ギーシュは満足そうに微笑む。そしてそんな彼を見ながら、ルイズや姫さま、後モンモンもぶっ飛んでるがこいつも大概だな、と一人小さく溜息を吐いた。

 

 

 

 

 

 

「ねえ、だんなさま」

 

 ギーシュとのシューティングフォーム談義も終わり、部屋に戻る途中のことである。アトレシアが才人に寄り添いながら言葉を紡いだ。むに、と大きく柔らかなそれが腕に当たるのを感じながら、どうした、と才人は彼女に声を掛ける。

 

「大丈夫? おっぱい揉む?」

「ぶふぅ!?」

 

 吹いた。いきなり何言い出してるのこいつ、と目を見開きながら彼女を見る。別段何か無理をしている、というわけでもなさそうであったが、しかしその唐突さは不自然であった。

 

「な、何でいきなり!?」

「カレンデュラのおっぱい見て発情してた、から?」

「発情て」

 

 流石蟲と華、言葉に飾りがない。そんなことを思ったが、似たような言葉で自分を罵倒する短剣を思い出し別に関係ないのかと思い直した。

 こほんと咳払い。ダイジョウブデス、とものすごい片言でゆっくり彼女を引き剥がした。

 

「……むう」

「いや何でそんな不満そうなんですかね」

「これが疑似餌だから駄目なの? ちゃんと女として機能するよ?」

「そういうんじゃないです! 後まだ明るいからそういうのやめて!?」

「じゃあ、夜ならいいの?」

 

 押し黙った。才人もここに来て早二年、『そういうこと』も現代日本にいた頃と比べると天と地の差もあるほどに経験している。そもそも詰め所にいる自動人形(オートマータ)十号は出会いの時点でヤッてしまっているわけで。

 

「わたしが、あなたをだんなさまって呼んでいる意味、分かる? よね?」

「…………今日は、ギーシュがいるんで」

 

 はいはい、とアトレシアは微笑む。蟲も華も、獲物はじっくりと溶かす主義だ。まあとりあえず今度に期待しよう。そんなことを思いながら、彼女は才人の隣を歩く。

 そうして部屋に戻る途中、ああそうだった、と才人が素っ頓狂な声を上げた。

 

「どうしたの?」

「いや、『地下水』に用事があったんだった」

 

 今日の練兵場の補修依頼書である。早めに渡しておかないとまた文句を言われるからな、と才人は執務室に寄り道し、そのままの足で『地下水』に割り当てたられた部屋へと向かった。

 

「『地下水』、入るぞ」

 

 ノックもなしに、別段書類を渡すだけだから、と何の確認もせずに扉を開ける。幸か不幸か鍵がかかっておらず、ドアノブは簡単に回りゆっくりと扉は開かれた。

 

「…………」

 

 下着姿であった。どうやら着替えている最中であったらしい。突然のその状況に動けずにいる『地下水』を一瞥すると、才人はなんてことのないように手に持っていた書類をヒラヒラとさせ、はいこれ、と半裸の彼女に手渡す。

 

「んじゃ」

 

 そしてそのまま何事もなかったかのように去っていった。隣にいたアトレシアがどうなってるの、と終始不思議そうな顔をしていたのが印象に残る。

 が、しかし。

 

「クソサイトぉぉぉぉぉ!」

「うぉ、なんだぁ!?」

 

 それよりも何よりも、彼女にとっては無反応の彼の態度の方が大事であった。あのクソ野郎ぶっ殺してやる。そんなことを思いながら素早く着替えると扉を蹴破らん勢いで開き帰ろうとしている才人に叫ぶ。

 何が何だか分からない、という顔をしているのを見て、彼女は怒りのボルテージを更に上げた。

 

「……人って、不思議ね」

 

 アトレシア、あれを参考にしてはいけない。




ラブでコメる話なんか無いんだよ!

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