ここは幻想郷の最西端、なにもなかったはずのこの地に数日前からゲンムコーポレーションのビルを中心とした巨大な施設が現れた。檀 黎斗が作りあげたネオゲンムコーポレーションの要塞兼社屋である。その会議室にて、
檀 黎斗神「どーいうことだぁ!なぜ配布前のライダーアイテムが出回っている!なぜクロニクルのガシャットをやつらが持っているぅ!ゲームマスターの私に許可なくガシャットを作るなど許さぬぁぁぁい!!」
鷲尾兄弟からの報告を聞いた黎斗は自分以外がガシャットとを作ったことを知り怒り狂っていた。
???「落ち着け…ブロス達の報告では守矢の巫女がネクロムに変身したとあった…おそらく奴らはほかのアイテムも製造できる可能性が高い。」
黎斗は怒りの矛先をたった今発言した男に向ける。その男は黒い外套に身を包み、ただならぬ凄みを漂わせている。
檀 黎斗神「君の部下が守矢の巫女を捕獲すればすぐに解決だったんだぁがぁなぁ!氷室幻徳ぅ!」
氷室幻徳「…ブロス達のミッションは博麗神社の攻略だけだ…守矢の巫女の捕獲は任務の中に入ってない。」
檀 黎斗神「私に口答えするなぁ!」
二人の間に険悪なムードが流れはじめるがそれを一人の男が仲裁する。
???「いまはそんなことで争っている場合ではないぞ黎斗、氷室君。問題はアイテムを製造できる者の存在とその技術を与えた者がいるということだ。」
口論を止め状況を整理したのはかつて人々をデータ化し管理しようとした仮面ライダークロノスであり黎斗の実の父親の檀 正宗だ。黎斗は気分を落ち着かせ返答する。
檀 黎斗神「そんなことはわかっている、情報収集は必殺お仕事人達に一任してある。」
檀 正宗「ほほう?では、君達の成果を聞こうかシュララ君」
正宗は、額と腹部に青い円形と横長の長方形を合わせたような図形の中央に黒い縦長の長方形が横に3つ並んだようなマークもち、右手にランス、左手に盾を装備して、尻尾の先端も尖っていて、頭部に被ったケロメットの外見は顔の右半分にあたる部分が銀色、左半分が金色で、両目の上には角があり、両耳に当たる部分は斧のようになっていて体色は体の右半分が紫、左半分が緑。瞳は右が水色、左が黄色のオッドアイの必殺お仕事人の元締め、シュララに問いかけた。
シュララ「いぃま、お仕事人の一人に探索させているぅ。幻想郷で機械をいじくるのはぁ限られているからなぁすぐに見つかるであろぅ。」
氷室幻徳「フム…幻想郷のメカニック…河城にとりか。」
檀 正宗「素晴らしいじゃないか、この事はシュララ君達を信用して我々はプロジェクトについての話し合いを進めようか。」
檀 黎斗神「…なぜ貴様がしきってるのかはこの際おいておこう。戦極 凌馬、戦極ドライバーとゲネシスドライバー…それに新型の調整はどこまですんでいるんだ?」
白髪のメッシュで白衣を着た男、戦極凌馬はタブレットを見ながら自分の成果を報告する。
戦極 凌馬「戦極、ゲネシスはいつでも配布できる状態まで仕上がってるよ、だが新型のロールアウトはまだまだ先になりそうだ。まぁ気長に待ってくれたまえ」
凌馬の報告を聞いた黎斗は満足そうに微笑み椅子の背もたれに寄りかかる。その後氷室幻徳が黎斗に質問する。
氷室幻徳「様々な世界の施設を幻想郷に出現させる計画だが、幻想郷の土地は足りるのか?」
土地の不足の課題についての疑問があがる。現実世界では重要な問題だが黎斗は別に気にした様子もなく答える。
檀 黎斗神「先日取り込んだ八雲 紫の『境界を操る程度の能力』で幻想郷を拡張している、土地の不足は問題じゃない」
疑問がひとつ解決した瞬間ドアが開き、コブラの意匠が随所にあり血のように赤いワインレッドをイメージカラーとするダークヒーローの様な洗練された容姿をした怪人 ブラッドスタークが会議室に入ってきた。
スターク「社長さんよぉ、あんたメモリースフィアを盗んだときにウルトラマンにあったんだろ?宇宙警備隊が計画を邪魔しにくるじゃないのか?」
檀 黎斗神「その点は問題じゃない、幻想郷は博麗大結界で覆われているからなウルトラ戦士であろうとそう簡単には見つけることはできないさ。」
シュララ「もし、侵入してきたらどぅするんだぁ?」
檀 黎斗神「フフン、もちろん対策済みだ。ウルトラ戦士にはカレをぶつける、ゲームの神は人選においても神なのさ。」パチンッ
自慢気に微笑みながら指を鳴らすとある人物が転移してくる。
檀 黎斗神「私の神の才能はもはや死の概念すらも超越する。彼のライザーとカプセルもすでに開発済みさ」
現れた人物はかつて最凶のウルトラ戦士ウルトラマンべリアルの狂信的な部下でべリアルの息子、朝倉リクと死闘を繰り広げた男、ストルム星人 伏井出ケイだった。
ケイ「…介入してくるウルトラマン達は私が引き受けよう。だがべリアル様のお力がなければフュージョンライズができんぞ?」
べリアル融合獣へ変身するためにはべリアルから与えられる闇の力が必要だと黎斗に伝える。しかし黎斗は、
檀 黎斗神「問題ない、神である私にかかれば闇の力を与えることなど容易い。」スッ
黎斗は手をかざしケイに闇の力を注ぎ込む。
檀 黎斗神「神の恵みをありがたく受けとれぇぇ!!!」
ケイ「グォォォォォォ!」
檀 黎斗神「これも神の才能さぁ!」
闇の力を注ぎこまれ終わったケイは肩で息をしている。その眼はかつて力を解放したときと同じように紅く輝いていた。正宗はケイに席に座るようにうながす。ケイを加え幹部達は会議を再開する。
檀 正宗「諸君、ひとつ提案があるのだが…ライダーアイテムの配布を今すぐにでも開始しようと思う…」
氷室幻徳「…理由は?」
壇 正宗「計画の進行のために下準備は早くにすませたほうがいいだろう?」フッ
正宗の提案に机に足を乗っけて暇そうにしていたスタークが
スターク「おれはもう紅い館のやつにトランスチームガンを渡しちまったよ。フフッあいつは強くなるぜぇ♪もしかしたらお前の頃よりもなぁ」
スタークは幻徳に指をさしながら挑発するように言う、幻徳はその態度が癇にさわり上着のポケットからフルボトルをとりだし起動させる。
『デンジャー』
ここで暴れられては困ると戦極凌馬が幻徳をとめた。スタークは席を立つと会議室の出口へ向かう。
スターク「ほんじゃあ俺はやることがあるから、先に失礼するぜ」
スタークが去ったあと幻徳もなにも言わずに会議室をでていく。正宗はため息を吐きながら背もたれに寄りかかる。
正宗「まったく…彼らには困ったものだ、同じ組織なのだからもう少し協調することを知ってほしい。」
檀 黎斗神「氷室幻徳はもともといた世界でスタークに運命を狂わされたようだからな。だから
戦極凌馬「そういえばヘルヘイムの森を調査しているトルーパー部隊が森でフランドールに似た少女と遭遇したらしい」
シュララ「ヘルヘェイムの森に吸血鬼がぁ?……まさか!まぁさぁかぁぁぁ!!」
シュララは何かに気づき声を荒げる。凌馬は無言で頷く。ケイは話が呑み込めずほかの幹部たちを見ると全員がなにかを察したような顔をしている、ケイ以外はその人物のことを把握しているようだ。黎斗はどす黒いオーラを放ちながらその少女の名を呟き
檀 黎斗神「…グランベル・スカーレット………ゲームマスターの私に許可なくライダーを生み出すことは許さぬぁぁぁい!!」
いつもの調子で叫んだ。
にとりのラボ
ラボにつれてこられた霊夢は開いた口が塞がらなかった。ラボのなかには機械の体をもった虫やコウモリ、様々な種類のカードにベルトやブレスレットが並べられていた。
霊夢「なんなのよこれ~!!
にとり「すっごいだろ~♪早苗がアイデアを出して私が作ったんだよ、まだ他にもあるから見ておくれよ!」
にとりは得意顔で『危険』と書かれた扉のなかにはいっていった、するとなかから爆発音やら叫び声やらが聞こえてきて霊夢は青ざめここから逃げ出そうと入り口まで走りだした。だが…
早苗「あっ!霊夢さんどこ行くんですか!」
霊夢「帰るのよっ!こんな危なそうなところにいれるもんかぁ~!!」ダーッ
早苗「大丈夫ですから!私が保証しますから!だから帰らないでくださ~い!!トウッ!!」ダーッ!バシュッ
ラボに入り口に突っ走る霊夢に早苗が飛びつくがその霊夢は50センチくらいの丸太にかわってしまう。驚いていると霊夢は数メートル先を走っていた。
霊夢「変わり身の術よっ!ドヤァ」タッタッタッタッ
早苗「くっ無駄にすごい逃走スキルですね!こうなったら…」タッタッタッタッ
早苗はメガウルオウダーを装着しネクロム眼魂を取り出し起動させようとするが
早苗「あらっ?」スッテーン
つまずいて転んでしまった。そうしている間に霊夢は出口の目前にまでせまり。
霊夢「やった!これで…ってぇぇぇぇぇ!」
出口の目の前に紫のスキマのようなクラック開き、そこから少女出てきて霊夢を止める。
???「落ち着きなさい霊夢、ここにいればもっと面白いものが見られるわよ♪」
霊夢「フッフラン?でも羽が…」
早苗「グランベルさん!」
霊夢「グランベル?」
にとり「トホホひどい目にあったよ…あっ盟友!来てたんだ!」
危険と書かれた部屋から煤だらけになったにとりが出てきてグランベルという少女に話しかける。どうやら三人は知り合いのようだ。
霊夢「フランじゃないのね、あんた達こいつは誰なの?」
早苗「フフフ、聞いて驚かないでくださいよ?この人は…ムグ」
グランベル「シー、大丈夫よ早苗♪私は自分で自己紹介できるから♪」
グランベルは早苗の唇に指を当ててセリフを遮る。そして霊夢のほうに向きなおし、
グランベル「コホンッそれじゃ気を取り直して」
軽く咳払いをして自己紹介を始める。
グランベル「私はグランベル・スカーレット、しがない商人よ」
この世界の檀 正宗はネオゲンムのみんなは名前で呼ぶが敵や商品価値がないと判断した相手にはその相手が使っているアイテムや肩書きで呼ぶって感じです。
秋塚さんに許可をもらってグランベルにゲスト出演してもらいました。ちょくちょく物語に絡んでくるのでお楽しみに