ようやく原作アニメの第2話まで終わりました。
フレイアのオーディションが無事に終わりました。原作アニメではハリーがヴァールになるのをメシアスにして見ました。
そしてお気に入りが100を超えました。
お気に入りして頂いた皆さんありがとうございます。此れからもこんな感じでは有りますが、最後までどうかよろしくお願い致します。
では何時もより少し長いですが、第11話をどうぞ。
第11話
ラグナでのオーディション・5人目の女神の第一歩
メシアスが正式にケイオス・ラグナ支部の一員になってから早1週間、その間に色々な事が決まり様々な事があった。
先ずメシアスの階級はその腕前からメッサーと同じ中尉になりデルタ小隊でのコールサインはメシアスの今までの彼の生き方と更には与えられたコードの意味や役割を尊重し”デルタメサイア”に決定した。
その他にもデルタ小隊のライブ中の護衛兼パフォーマンスの任務以外にもワルキューレのサポートとしてカナメのマネージャーの補助から他のメンバーのケアやステージの設営準備なども担当する事になった。
そして正式に採用された次の日はマキナとレイナに約束したフェニックスの内部構造やOSなどを見せる為に格納庫に集まったが、その未知のテクノロジーやまだ実用されていない技術を改めて目の当たりにした2人と整備班の班長《ガイ・ギルグッド》やマキナを姐さんと慕う《ハリー・タカスギ》を中心に沢山の人達に囲まれて質問責めにあった。
次の日からはメッサーによる模擬戦やデルタ小隊のVFとの連携やアクロバット飛行とパフォーマンスの訓練からワルキューレのオーディションの為の会場の準備などをこなしながら、アーネストとの空手の稽古や今までの接近格闘戦の感覚を確かめる為の組手やGトランスガンなどの装備の整備・点検をしミラージュやチャック達と一緒に射撃訓練などをアイテールの自分の部屋で生活しながら、他のケイオスの仲間やワルキューレ・デルタ小隊のメンバーとの関係を深めながらこの1週間を過ごした。
そして遂にワルキューレの最終オーディションの日を迎えた。
オーディション受付をおこなっているロビーには最終オーディションに参加する人で溢れかえっていた。そのロビーを見渡せる場所でミラージュとチャック、更にメシアスが人々を見ながら話をしていた。
チャック
「お〜〜〜可愛こちゃんがいっぱいだ。もう、全員合格でも良いんじゃね。」
ミラージュ
「本当に分かっているのかしら彼女達は・・・戦場で歌うという事を。メシアスはどう思いますか?」
メシアス
「夢を抱いてそれに向かって努力して此処に来ているのは確かだとは思うけど、ミラージュが言ったように戦場で歌う事・・・それを彼女達が理解しているのか、オーディションの中で分かるはずさ」
チャック
「メシアスが言うと説得力があるね〜〜。てかメシアスそろそろ時間だぜ。」
メシアス
「ん?おっ!本当だ。じゃあチャック・ミラージュ、俺行ってくる。」
ミラージュ
「分かりました。メシアスもしっかりと頑張ってくださいね。」
メシアス
「ああ。じゃあ行ってくる。」
メシアスが予定を思い出しエリシオンの方に消えて行ったの同時にロビーに大きな叫び声が木霊した。
フレイア
「ふぇぇぇ〜〜〜〜〜!オーディションを受けられんて、どーー言うこったね!?」
ベス
「今日は最終選考でして、予選を通過した方でないとオーディションは受けられないんです。」
それを知り改めてオーディションの用紙を確認したフレイアは目を白黒させながら崩れ落ちた。
ハヤテ
「マジかよ。」
チャック
「お前があの時ダンスをしてた奴か。ほう〜〜〜。」
ミラージュ
「貴方達はあの時のどうして此処にいるのですか?それに貴方は・・・まさか本当に苦情を言いに来たんですか。」
ハヤテ
「はっ!自意識過剰。」
ミラージュがハヤテの言葉に反応した時に・・・
フレイア
「うわ〜〜〜〜〜〜ん!!デルタ小隊の人、オーディションを受けさせてくれんかね。」
目を潤ませながらフレイアがミラージュに飛びついて来た。その光景をモニター越しに見ていたカナメとアラドは苦笑いしながらハヤテとフレイアが到着したのを確認していた。
カナメ
「到着したみたいですね。」
アラド
「はぁ〜〜〜。予選通過の条件は?」
カナメ
「データ上クリアしてます。」
アラド
「全く。ミズキにオーディションを受けさせて大丈夫と連絡してくれカナメさん。」
カナメ
「分かりました。」
受付が大分慌ただしくなった時にミズキが付けているインカムからカナメからの連絡が入った。
ミズキ
「あ、はい。分かりました。・・・あの、特別に許可がおりました。オーディションを受けられて大丈夫だそうです。」
フレイア
「はっ!ほ、本当に〜〜〜〜〜〜」
ハヤテ
「運のいい奴」
ミズキ
「それと、ハヤテ・インメルマンさん?デルタ小隊のアラド隊長がお会いしたいと。」
ミラージュ
「隊長が?」
ハヤテ
「俺に?何でだ」
ハヤテは疑問を抱きながらもアラドからの呼び出された為フレイアと一緒にエリシオンへ向かうゴンドラに乗り込んで会場に向かって行った。しばらく揺られているとエリシオンの足元近くにある発着場に到着した。
フレイア
「うっわーーーーーー!デッカルチャーーーーーやね。」
ハヤテ
「本当だな。じゃあ元気でな。」
フレイア
「ハヤテ!此処まで本当にありが・・・」
ハヤテ
「帰りの面倒は見ないからな。落ちたら後は自分で何とかするんだな。」
フレイア
「落ちんもん!風に乗れば飛べるんだからね。」
お互いに言葉をかけ合ったハヤテとフレイアはそれぞれが呼び出された場所に向かった。
一方その頃メシアスは・・・
メシアス
「ごめん。遅れたかな?」
マキナ
「大丈夫だよメシメシ。今からカナカナと艦長が説明に入るところ。」
レイナ
「メシアス大丈夫?汗かいてるけど。」
美雲
「此処まで走ってきたんでしょう。お疲れ様、はいタオルよ。」
メシアス
「ありがとう美雲。・・・おっ、説明が始まったな。」
今メシアス達はフォールドレセプターを測定する為の部屋でオーディションを受けに来た人達をモニター越しに見ていた。すると画面に説明を終えたカナメが真剣な表情でハッキリと告げた。
カナメ
『オーディションを開始します。ですがその前に・・・私達ワルキューレの鎮圧ライブは命懸けです!覚悟の無い方は去って頂いて結構です。以上。』
メシアス
「カナメさんの言う通り、覚悟の無い者は戦場に立つべきじゃ無い
。このオーディションはそれを確かめる為の物。」
マキナ
「あっ!この子あの時の」
レイナ
「チクチクした歌の子だ。」
美雲
「あの子にはその覚悟があるかしらねメシア?」
メシアス
「それは彼女次第かな。さて時間か・・・じゃあ準備に入るよう。」
マキナ
「私達もしばらくしたら行くからメシメシ。」
レイナ
「先に待ってて。」
美雲
「期待してるわよメシア。」
メシアス
「あまりプレッシャーを掛けないでくれよ美雲。何とか頑張るよ。」
そう言ってメシアスは大きな紙袋を持って部屋から出て行った。
カナメ
「今回の第3回ワルキューレオーディション。合格者は無しとします。」
カナメからの告げられた現実。フレイアは暗い表情を浮かべ俯きながらゴンドラに揺られていた。自分なりに頑張って来たつもりだった歌が好きで色々なアーティストの歌を聞き、心から歌い精一杯自分の思いを込めた。だが実際、ワルキューレにはなれなかった。
フレイア
「ハヤテはまだあそこにおるんかな?せっかく此処まで来たとに、あの時助けてけてくれた人にも”大丈夫だよ”って言って貰ったとに。」
フレイアの目に涙が溢れて来た時、目の前にハンカチが差し出された。
メシアス
「泣いてたら叶う夢も叶わなくなるぞ。」
フレイア
「ふぇ?ありがとう。・・・あっ!あん時助けてけてくれた人。」
そこにはハンカチを持ったメシアスが居た。
フレイア
「何でこんな所におると?」
メシアス
「あの後でワルキューレを助けてけてくれたお礼に招待されてね。今はラグナを観光中だよ。改めて、俺はメシアス。メシアス・クロニクルだよろしく。」
フレイア
「そうやったんですか。あっ、フレイア・ヴィオンって言います。改めてあの時助けてけて本当にありがとうございました。メシアスさん。」
メシアス
「そんな堅くならなくて大丈夫、俺の事はメシアスで良いから。確かに年上かもしれないけどそんなに年は離れてないから。」
フレイア
「ならウチもフレイアで良かけん。・・・そう言うばメシアスて何歳なん?」
メシアス
「まだ20歳だけど。」
フレイア
「えーーーー!嘘やん。もっと歳上かと。」
メシアス
「失礼な!まだまだ現役の20歳だぞ。俺は。」
フレイア
「絶対嘘や!20歳に見えんぐらいおじさんっぽいもん。」
メシアス
「お・おじさん・・・其処まで言われると流石に俺でも傷付くぞ。」
フレイア
「ははは。冗談やから、どっちかって言うと大人っぽいかな。」
メシアス
「なら俺からも質問。さっき言ってたハヤテって誰?もしかして彼氏とかかな?」
フレイア
「べ、べ、別にそんなんじゃなか!」
メシアス
「そう言う割には顔が赤いのは何故かな?」
フレイア
「赤くなっとらんも!ハヤテは私を助けてくれて此処まで連れて来てくれただけやもん。それに顔が赤いのは・・・少し暑いから、そう。ラグナは少し暑いからなんよ。」
メシアス
「あの時フレイアと一緒いた彼か!なるほどな。でも本当それだけの関係かな〜〜〜〜?」
フレイア
「本当やもん!」
メシアス・フレイア
「・・・ぷっ、ははは〜〜〜〜。」
メシアスとの会話でフレイアはいつの間にか笑顔になっていた。
メシアス
「フレイアやっと笑った。」
フレイア
「え?」
メシアス
「さっきまでのフレイアはあの時の元気な歌を歌っていた時とまるで反対だったから、今にも泣き出しそうなのをほっておけないから声をかけたんだ。・・・今日オーディションだったんだろワルキューレの。」
フレイア
「うん。さっきオーディションの結果をカナメさんが教えて貰ったんやけど・・・合格出来んかった。」
そう言うとフレイアはメシアスにオーディションの事を話し始めた。
最初は予選があると知らずに受けられ無いと思ったら受けられて、沢山の人がいる中でカナメさんからの説明とライブが命懸けと告げられた。それから候補の人達とダンスを踊り歌を歌った。自分の思いを、歌が好きで、ワルキューレになりたい、大好きなワルキューレになって美雲さん達の隣で歌いたい気持ち。その全てを出し切って歌ってカナメさんやアーネスト艦長から自分がウィンダミア人だから、もしかしたら故郷に帰れなくなるかもしれないと言われた。それでも歌いたいとハッキリと告げた。
だが結果はダメでワルキューレになれずに今此処にいることを話した。
メシアス
「そうか。フレイアはワルキューレになるのを諦めるのか?」
フレイア
「そがん事なか!私は歌が大好きやから、ワルキューレは私の憧れだから、隣で一緒に歌いたいから・・・でも、美雲さん達が持ってる物がウチには無かったから受からんかった・・・それが何なのかウチには分からん。」
メシアス
「その気持ちがあるなら大丈夫。フレイアも持ってるよ美雲さん達にある物が、今は気づいてないだけ。後は気づくだけだ。」
フレイア
「私が気づいて無い?・・・メシアス、それって一体。」
フレイアがメシアスに尋ねようとした時、急にゴンドラが止まり内部の電源が非常用に切り替わると同時に警報指示が鳴り響いた。
アナウンス
「お客様に緊急事態のお知らせを致します。現在バレッタシティを中心にヴァールシンドロームが発生し、それによる暴動や起きております。お客様の安全の為、一時運行を停止させて頂きます。」
フレイア
「嘘!此処でもヴァールが。メシアスどうすると?」
メシアス
「動きたくても今は動けない。大丈夫、ワルキューレが直ぐにヴァールを鎮静化してくれる筈だ。」
メシアスはそう言ったが周りの客は端末に飛び込んでくるニュースを見て、”ワルキューレはまだなのか”や”何をしているんだ”と騒ぎ出しワゴンの中は若干パニック状態になっていた。
フレイア
「メシアス。ウチ怖くなって来た。」
メシアス
「大丈夫。何かあったら俺が・・・うっ!」
フレイア
「メ、メシアス。どうしたん?しっかり。」
女性客1
「だ、大丈夫ですか。ハッ!」
メシアス
「うっ・・・・ぐあああああああ!!!」
胸を押さえて苦しんでいたメシアスに客が声をかけた。すると突然メシアスは叫ぶと同時に腰のGミストブレイドを抜くとその女性客を斬りつけた。女性は血を出しながら後ろに倒れ何も言わ無くなってしまった。
フレイア
「メ、メシアス・・・」
フレイアの方へと向き直ったメシアスは全身の筋肉が膨れ上がり、その手に握られたブレイドには斬りつけた女性の血が付着し、メシアス自身も返り血を浴びて真っ赤になっていた。さっきまで自分を励ましシャハルシティで助けてくれたメシアスが、ヴァールになって自分の目の前で人を殺した事を受け入れたく無い現実と恐怖からフレイアは、その場から動けなくってしまった。
フレイア
「メシアス!しっかりして。」
女性客2
「そこの貴方、早く離れなさい!」
メシアス
「うっ・・・がああああああ!」
メシアスが近づいてくる為離れようとしたフレイアは、バランスを崩し倒れてしまいその拍子に大切にしていた携帯端末を落としてしまった。
メシアスは再びフレイアに斬り掛かろうと近づいて来てくる中でフレイアは必死に恐怖と戦っていた。
フレイア
「〔怖い、怖い、怖い。でもメシアスを助けなきゃ!あの時メシアスが助けてくれたから私は此処に来ることが出来た。今度は私がメシアスを助けなきゃ!だから、だから、だから、歌を届けなきゃ。メシアスに私の歌を!〕・・・歌。」
そう決心するフレイアはシャハルシティでも歌った。恋!ハレイションTHE WARを歌い始めた。恐怖から声が出ないなか必死に声を絞り出し今度は自分がメシアスを救う為に徐々に思いを込めて彼に届く様に歌う彼の頰に手を添えながら。すると・・・
メシアス
「うっ!ぐうううう。フ、フレイア。」
フレイア
〔良かった。届いた私の歌が・・・メシアスを助けられた。〕
メシアスが意識を取り戻した事に心の中で喜びながらも歌い続けるフレイア。その後ろでは・・・
女性客3
「凄い数値!」
女性客4
「うん」
2人の女性客が互いに頷きあっていた。フレイアがようやく落ち着いた時に先ほどフレイアに離れるように言った眼鏡をかけた女性が落とした携帯端末を差し出して来た。
女性客2
「コレ。大切な物なんでしょう。」
フレイア
「その声・・・まさか!」
女性客2
「ふふ。ようこそ!ウェル・カム・トゥー・ワルキューレワールド。」
眼鏡の女性がそう言うとゴンドラの床から光が溢れると3人の女性の姿が変わり始めた。そこに居たのはワルキューレのステージ衣装を纏った美雲・マキナ・レイナの3人だった。
フレイア
「み、美雲さん!ど、どう言うこったね?」
マキナ
「此れが最終オーディションなんだよ。」
レイナ
「さっきの貴方の歌チクチクして、とても気持ち良かった。」
レイナがそう言うと床からホログラム映像のカナメが出て来た。
カナメ
「合格よ!フレイア・ヴィオン。」
フレイア
「ご、合格?!・・・此れって。」
するとフレイアの姿が美雲達のワルキューレの衣装の様な服装に変化した。
レイナ
「これで貴女も」
カナメ
「ワルキューレ」
フレイア
「私が・・・ワルキューレ。」
ゴンドラの中では変装していた。オペレーターのベス・ミズキに整備班のガイやハリー、更にメシアスに斬られた筈の女性のニナも立ち上がり皆フレイアの合格を共に喜んでいた。
ベス
「おめでとう。」
ミズキ
「脅かしてごめんなさい。」
ガイ
「ガッツあるじゃねえか。」
フレイア
「あ〜〜〜!オーディションの受け付けにおった!」
ハリー
「いや〜〜〜感動しましたよ。」
ニナ
「ゴメンね。これ血糊なんだ。」
ゴンドラに乗っていた人達が受け付けにいた人なのにフレイアが驚いていのを見ながら、美雲とマキナは・・・
マキナ
「クモクモの予想通り・・・かな?」
美雲
「ちょっと期待はずれだったかしら。」
そう言う美雲を見ながらマキナは少し顔を綻ばせていた。
フレイア
「う、うわ〜〜〜〜飛べた〜〜〜〜。ムッチャ、ごりごりやね〜〜〜〜〜〜。」
フレイアは嬉しそうに床に座りながら身体を床に倒すと、はにかんだ笑顔を見せて笑っていた。そこに血糊を拭いたメシアスが手を差し出して来て一言。
メシアス
「おめでとうフレイア。ようこそケイオス・ラグナ支部へ。そしてこれからよろしく。」
フレイア
「ハイな!此方こそよろしくたいメシアス。」
今此処に全て物語のピースの救世主と女神が揃った。
はい第11話いかがでしたか?
細かい部分や内容を考えていると色々とイメージが湧いて来て、とんでもない長さになっている時があります。
今回は設定としてメシアスの年齢を20歳にさせていただきました。今後の伏線ですのでよろしくお願いします。
次からは原作アニメの第3話に入ります。
では次は第12話でお会いしましょう。