マクロスΔ 新生のメサイア   作:イマジナリ

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はい、第15話です。

大雨の影響を受けて遅れてしまいました。

凄まじ雨で雨漏りが凄く、暫く家の中にはタライや洗面器が床一目を埋め尽くしてました。

とにかくやっと投稿出来ました。

では、第15話をどうぞ。


第15話 ラグナでの語り・レイナの想いと2人との絆

第15話

 

ラグナでの語り・レイナの想いと2人との絆

 

 

レイナSIDE

 

私はきっと今までに無いくらい動揺している。メシアスとのやり取りを皆んなが見てる中チャックから出た”恋人同士“の一言、私はその言葉で今までやっていた事を思い出して急に恥ずかしくなってしまってまともに言葉すら出なくなっていた。

それを誤魔化すために大好きなクラゲを丸呑みして落ち着こうとしたが、メシアスが口を付けた箸だとカナメから言われて私は更にドキドキして動揺してしまった。

顔を真っ赤にして包丁を振り回しながらチャックに追い掛けられているメシアス。

 

確かにメシアスとの何気無い会話や一緒にいる時も胸がチクチクして心臓がドキドキして高鳴っている事がある。それは最初にメシアスに会ってフェニックスに乗るために抱きついた時から・・・いや、シャハルシティの調査の時に感じたあの感覚から。

 

あの時の感覚はメシアスから感じた物・・・

 

メシアスが私達の仲間になってからそんなに日は経っていないけど、

私の少ない言葉から色々と理解し気遣ってくれる優しさ。訓練やシュミレーションで見せる真剣な表情。普段余り表情を変えない私のフッとした時に見せる笑顔が可愛くて綺麗だと言ってくれて、その後に恥ずかしくて目を逸らして誤魔化す様な態度を取る可愛ところも。

 

何よりも最初に助けてくれたあの時。

 

ワルキューレとして戦場に出る以上、流れ弾やヴァールからの攻撃にさらされながら歌う覚悟はしてたし何回もライブで目の当たりもしている。でもあの時のアンノウンの攻撃は怖かった。

戦場に居るからこそ知ってた。あの時の攻撃は絶対に防げない・助からない事が、目の前に迫っているミサイルに恐怖から真っ白になって怖くなってもう駄目だと思って目を瞑った。

 

目の前に迫っている死の運命に・・・

 

でもそれをメシアスが変えてくれた。私やマキナそれに美雲とカナメそして新しく入ったフレイアとハヤテを身を呈して守ってくれて、そして私達は出会った。

 

きっとその時からだこの感情が芽生えたのは。

 

ドキドキするのに・・・落ち着くし。

 

安心するのに・・・切なくて。

 

メシアスへの感情の正体が何なのか分からなかった。

 

でもさっきのチャックの言葉とその意味を理解してメシアスと恋人同士になった事を考えたら心のチクチクが止まらなくなる。温かくて嬉しい気持ちが溢れてくる。ずっと此れからもメシアスと一緒に居たい!・・・ようやく分かったかもしれない。

 

レイナ

「〔私は・・・私は、きっとメシアスの事が・・・〕」

 

私は心の中で呟くと、マキナや美雲達がチャックを止めに入って此方を見てない内にクラゲをまた丸呑みした。・・・あ!またメシアスに使った箸を使っちゃった。

 

レイナ SIDE OUT

 

 

メシアス

「ハァハァ・・・死、死ぬかと思った。」

フレイア

「メシアス大丈夫。はい、お水。」

メシアス

「ありがとうフレイア。・・・このコップってまさか。」

フレイア

「大丈夫、大丈夫。ちゃんと新しいコップやけん。」

メシアス

「良かった。下手したらまたチャックが暴走して切り掛かって来るかもしれないからな。」

チャック

「いや〜〜〜悪い悪いメシアス。つい我を忘れちまって、悪かった。」

ハヤテ

「だからって包丁は無いだろ。何回かスレスレだったぞ。」

チャック

「本当に悪かったって。てかメシアス本当にレイナちゃんとは、そう言う関係じゃ無いんだな。」

メシアス

「だから違うって。確かにレイナと恋人同士と言われるのは嬉しいけど。」

レイナ

「う!嬉しい・・・。」

メシアス

「レイナどうかした?顔が赤いけど大丈夫?」

レイナ

「ハッ!大丈夫、大丈夫。」

メシアス

「そう?・・・とにかく此れからどうなるか分からないけど、今の俺とレイナの関係を言うなら仲間であり友達かな。」

チャック

「そうか、なら一先ず安心したぜ。」

 

メシアスへの嫉妬から怒りを爆発させたチャックが正気に戻った事により店の中で最悪な事態にはならずに済んだが、未だレイナの顔だけは先ほどのやり取りの後プラスにメシアスの言った”恋人同士と言われて嬉しい“の言葉のせいで真っ赤になったままである。

 

ハヤテ

「ハァ〜〜〜疲れたぜ。あ!そう言えば飯やチャックを止めるとかで色々あったから忘れてたけど。メシアス、飯の後に説明するって俺達に言ったよな。」

フレイア

「ハ、ハヤテ。」

ハヤテ

「俺はメシアスの事を何も知らない。あのガンダムって機体も俺は見たこともなければ聞いたこともない、それにあの操縦テクニックもハッキリ言って以上だ。正直に言うとシャハルシティの戦いを見て凄い奴だとも思ったけど、メシアスの事を同時に以上過ぎて何処か不気味で信用出来なかった。」

メシアス

「まあ、それが普通の反応だと思うぞハヤテ。」

ハヤテ

「でもラグナに来てデルタ小隊に入らないかって話をされた時に聞いた話や、さっきまでのやり取りなんかを見てて何て言ったらいいか分かんねえけど・・・メシアスはそんな奴じゃないって事が何となく分かった気がする。」

メシアス

「・・・」

ハヤテ

「でもまだ俺はメシアスの事を分かって無い、だから知りたいんだ。お前が何者でどんな奴なのか、今までどんな生き方をしたらアレだけ凄い事が・・・飛ぶ事が出来るのかを。もしかしたら聞くべきじゃ無いかもしれない・・・けど、メシアスの事を知れば何か掴める気がするんだ。だから俺にメシアスの事を教えてくれ頼む!」

フレイア

「ウ、ウチも知りたい!メシアスの事を。」

カナメ

「メシアス君、如何する?いずれは話さないといけない事だけど、もう暫くしてからでも私は良いと思うけど?」

メシアス

「大丈夫ですよカナメさん。最初から話すつもりでしたし・・・それにハヤテもフレイアも仲間なんですから信頼して貰うには、先ずは俺の事を知って貰はないといけないと思ってますから。」

マキナ

「流石メシメシ!フレフレもハヤハヤも私達の仲間なったんだから、お互いを理解しないと始まらないもんね。」

レイナ

「うん。うん。」

マリアンヌ

「なら私達は席を外して・・・」

 

そう言うとマリアンヌはハック達を連れて席を立とうとするが。

 

メシアス

「いや、マリアンヌ達にも聞いて欲しい。此れからお世話になるんだから尚の事。」

チャック

「メシアスが言ってるんだ。だから大丈夫だ。」

マリアンヌ

「メシアスがそう言うなら分かったわ。3人とも真剣な話しだから静かにして無いと駄目だからね。」

ハック・ザック・エリザベス

「「「うん。分かった。」」」

メシアス

「ありがとう。それじゃ先ず・・・」

美雲

「メシア。ちょっと待ってちょうだい。」

メシアス

「美雲?」

 

するとチャックを止めた後から口を開かなかった美雲が、話し始めようとしたメシアスに待ったをかけて見つめていた・・・フレイアの方を。

 

美雲

「貴女は何故なのかしら?」

フレイア

「美雲・・・さん?」

美雲

「貴女は何故メシアの・・・彼の事を知りたいの?」

フレイア

「私は・・・」

美雲

「メシアの今までの人生は今の貴女の常識では捉えられない程に途方も無いものよ。ハッキリ言うと貴女にそれを受け止める事が出来るのかしら?出来ないのなら貴女はメシアの話を聞く必要は無いわ。」

フレイア

「・・・」

カナメ

「美雲。何もそこまで・・・」

美雲

「悪いけど此れは譲るつもりは無いわカナメ。現にメシアの事は簡単に話すべきでは無い、それに私達はそんなつもりが無くても下手をすればメシアは狙われる可能性だってあるわ。」

フレイア

「メシアスが狙われる!」

マキナ

「確かにクモクモの言うことも分かる。ガンダムに使われている技術とか。」

レイナ

「それに、それを扱えるメシアス自身の事も。」

カナメ

「確かに私達ケイオス以外がそれを手に入れようとしてメシアス君とガンダムを狙ってくる可能性がないわけじゃ無いわ。それに下手をすれば私達も狙われるかもしれないのよフレイア。」

フレイア

「え、私達もって如何言う事ですが?」

美雲

「さっきも言ったけどメシアに関係する事の全てがそれだけ狙われるって事に繋がる上に、それを知った私達にもその可能性がある。彼、ハヤテ・イメルマンはそれでもメシアの事を知りたいと・・・自分を変える何かを掴む・・・そう言う明確な意思を持った理由がある。貴女にはそれがある?」

 

メシアスの出生やガンダムの技術、更にメシアスの世界での事象全てが此方側では未知の領域といっても過言では無い。それだけメシアスの存在は危険が伴っている。

 

勿論危険が伴っているのは分かっていた。それでも美雲達ワルキューレやアラドにアーネスト達。更にはケイオスラグナ支部の全員がそれを承知の上でメシアスを向かい入れたのだ。

 

しかしメシアスに関わる事で自分に降り掛かる危険を背負う覚悟があるのか。ハヤテに覚悟があるのは分かった・・・だかフレイアは如何なのか。美雲はそれが知りたくて敢えて厳しい言葉でフレイアに問いかけたのだ。

 

フレイア

「私は・・・私は!」

メシアス

「フレイア。」

フレイア

「私はアル・シャハルでハヤテに出会って助けてくれたから、此処まで一緒に来てくれたからオーディションも受けられた。だからハヤテにはムッチャ感謝しとる。だけどメシアスにも同じぐらい感謝しとる。メシアスが守ってくれたから、アル・シャハルで話して応援してくれて、合格者無しって言われて落ち込んでたのを励ましてくれたから。だから2人が居なかったら・・・きっと私は今、此処に居なかったと思う。」

ハヤテ

「偶々だっただけだよ。」

メシアス

「俺もハヤテも大した事はしてないよ。」

フレイア

「それでも2人のおかげで私は夢の一歩を踏み出せた・・・だから私は2人に自分の歌を届けるために歌いたい!私の想いが届く歌を、だからハヤテだけじゃ無くてメシアスの事も全部知りたい。知らないと想いを届ける歌は歌え無いと思うから・・・あ、あ、すいません。ウチそのなんて言ったら良いか分からんで、思うがままに言ってあの・・・その・・・えっと・・・。」

 

うまく言葉に出来ずにオロオロしだすフレイアを見て美雲は僅かにだが口元に笑みを浮かべていた。

 

美雲

「〔・・・まあ、及第点って所かしら〕・・・なんと無く分かったわ。貴女が言いたい事が。」

フレイア

「え?美雲さん。」

美雲

「貴女のその意思がどれぐらいか、しっかり見せて頂戴。」

フレイア

「み、美雲さん。はい!ありがとうございます。」

 

自分の意思が伝わった事に嬉しさからフレイアは立ち上がって美雲に頭を下げていた。

 

メシアス

「美雲。ならそろそろ話して大丈夫かな?」

美雲

「ええ、待たせてごめんなさいメシア。一先ずは納得出来たから大丈夫よ。」

メシアス

「分かった・・・なら改めて話すが2人共、今から俺が話す事は事実だ。信じる信じ無いは2人に任せるから、覚悟して聞いてくれ。」

ハヤテ

「分かった。聞かせてくれ。」

フレイア

「ウチも大丈夫やけん。」

メシアス

「さって・・・まず何処から話すか。」

 

そしてメシアスは2人に話し始めた。自分がどんな存在なのか・元の世界で何が起こり、どの様な結果になったのか。更に家族や己の現状と何故この世界に来てしまったのか理由が分からない事やアル・シャハルでの戦いの後に如何していたかなど、ニューロ・コアの修復機能が決して修復しない事、それ以外の事の全てを話した。

 

暫くの間その場を静寂が包んでいたが、メシアスの言葉が沈黙を破った。

 

メシアス

「とま、此れが俺の全てだ。信じられない話しだろうが全て真実だ2人共。」

ハヤテ

「マジかよ!とても信じられないけどな。」

フレイア

「ウチは信じる!メシアスは絶対に嘘をつかんも。それはメシアスの目を見ればちゃんと分かる。」

メシアス

「ありがとうフレイア。ハヤテ・・・無理に信じなくても良いんだぜ。」

ハヤテ

「いや信じ無いってわけじゃ無いんだ。現にガンダムがそれを表してるじゃねえか。唯・・・メシアス、不安は無いのか?」

メシアス

「不安が全く無いと言えば嘘になるけど・・・でも今はそれ以上に俺を支えてくれる仲間が、受け入れてくれる場所がある。アーネスト艦長達・アラド隊長にメッサー中尉、更にチャックやミラージュ達デルタ小隊・美雲とカナメさん。それにマキナとレイナ達ワルキューレ・それにハヤテとフレイア、此れだけ多くの人が俺を受け入れてくれているんだ。だから不安なんて殆ど感じない、此処が今の俺の居場所だから。」

ハヤテ

「そうか。やっぱ凄えよメシアスは。」

メシアス

「そんな事無いって言ってるだろ。それに不安がない訳じゃ無いんだから。」

フレイア

「そのメシアスの不安って、一体何なん?」

メシアス

「それは・・・」

 

そう言うとメシアスは目を細めてチャックの方に目を向けた。その瞬間チャックに全員の視線が集中した。

 

チャック

「な、何だよ?何で俺をそんな”納得“した視線を向けて来るだよ!」

ハヤテ

「アレは確かに不安って言うか、苦労するわな。」

フレイア

「メシアスの言う事が分かる気がする。」

チャック

「あのフレイアちゃん。何が分かる気がするのかな?」

マリアンヌ

「チャック兄ちゃんはアレが無ければ問題ないんだけど。」

ハック・ザック・エリザベス

「「「アレが無ければね。」」」

チャック

「お前達も何を納得してるんだよ?」

カナメ

「チャック君は普段は大丈夫何だけど。」

マキナ

「女の子のアピールとメシメシへの嫉妬がね。」

レイナ

「うん。凄まじく酷い!」

チャック

「ちょっと!カナメさん。マキナちゃんにレイナちゃんまで。」

美雲

「男の嫉妬はハッキリ言って・・・カッコ悪いわよ。」

チャック

「グッはーーーーーー?!?!カッコ悪い・・・カ、カッコ悪い・・・ガック!」

 

美雲の一言がトドメになってしまいチャックはまるで、何処かの燃え尽きたボクサー見たいに真っ白になってしまっていた。その姿を見ていた皆んなから先ほどの重い空気は無くなり笑い声が溢れていた。

 

メシアス

「アッハッハ!まあチャックって不安はあるけど、今の俺は大丈夫だ。だから改めて・・・ハヤテ、フレイア。こんな俺だが、これかはら仲間として一緒に頑張って行こう。だから、よろしく!」

ハヤテ

「おう!よろしくなメシアス!」

フレイア

「此方こそよろしくたい。メシアス!」

 

 

差し出された手を握りメシアス達は仲間としての握手を交わした。娘娘の中はとても良い笑顔で溢れていた。

 

 

 

 




はい、第15話如何でしたか?

今回も前半はレイナがメインの話を入れました。

今後のレイナがどんな感じになって行くのかを見守って下さるとありがたいです。

ハヤテとフレイアとも関係を築きましたね。

では、第16話でお会いしましょう。
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