マクロスΔ 新生のメサイア   作:イマジナリ

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中々投稿できずにお待たせしました。第22話になります。

今回でメシアスの新たな力が登場しますのでお楽しみに。

では第22話をどうぞ。


22話 ランドールでのデビューライブ♪纏うは鋼!不滅のボディ!

22話 ランドールのデビューライブ♪纏うは鋼!不滅のボディ!

 

 

発展途上だったアル・シャハルとは違い建ち並ぶ無数の高層ビル群や整備され都市部、更には各区画を繋ぐ交通手段などもしっかりと管理されている惑星ランドール。

その中央都市のほぼ真ん中にあるドーム状の建物の屋上に今回のワクチンライブの為の特別ステージが設けられ、会場内や周辺にはライブ開始を今か今かと待ちわびたファンや観客達で溢れかえっている中・・・ライブ開始時刻になったと同時に会場全体に”恋!ハレイション THE WAR“のメロディーと歌声が流れ、其れに導かれる様にアラドを中心に隊列を組み各パーソナルカラーのスモークを出しながら飛行するデルタ小隊のジークフリード5機に先導される形でワルキューレ達の乗る輸送機の姿が見えた瞬間に会場は一気に沸き立ちを見せる。

 

男性ファン達

「「「「うぉぉぉ!ワルキューレ!!」」」」

女性ファン達

「「「「デルタ小隊もかっこいい♪」」」」

ハヤテ

「本当・・・良い感じ♪」

 

自分の機体を操りながら笑うハヤテ。

会場全体がペンライトの光で眩さを増しボルテージが最高潮になりつつある中、輸送機のハッチが開き空へと躍り出たワルキューレ達がアクロバティックな動きをしながら女神としての姿を表した。

 

レイナ

「歌は!愛♪」

マキナ

「歌は!希望♪」

カナメ

「歌は!命♪」

美雲

「歌は!神秘♪」

フレイア

「うぅぅぅ〜〜〜〜飛べば飛べる!飛べば飛べる!飛べば・・・ふぅ〜〜〜〜!!ゴリゴリ〜〜〜!!うっ、うっわ?!?!」

 

最後に残ったフレイアも自分を奮い立たせる様に何時もの掛け声と共に空へと飛び出した。

その姿が徐々にオーディションに合格した時の自身のライブ衣装に変わると美雲達に続く様にフレイアも女神としてのキャッチフレーズを叫ぶ。

 

フレイア

「歌は!元気♪」

女性ファン

「あっ!あの子が!!」

男性客

「ワルキューレの新メンバー!」

フレイア

「うっ!うわっ?!うぉわ〜〜〜〜!うぃやぁ!!」

 

フレイアの登場に更に会場のテンションが上がるなか着地に失敗し転倒してしまった事に会場からは少し微笑ましい笑いが起きる。

顔を赤くするフレイアの横に無事に着地する他のメンバー達・・・そしてステージ上にワルキューレ達が揃った事でいよいよライブの開幕である。

 

美雲

「聞かせてあげる♪女神の歌を!」

フレイア以外の4人

「「「「超時空ヴィーナス!ワルキューレ!!」」」」

フレイア

「ワ、ワルキューレ!」

 

初ライブの緊張は凄まじく、少し遅れぎこちなくワルキューレサインを作って続くフレイア。

 

男性ファン

「いいぞ!新入り!」

女性客

「ワルキューレ!!」

カナメ

「改めて新メンバーを紹介します。」

フレイア

「えっ?あっ!ウ、ウィンダミアから来ました。リンゴ大好きフレイア・ヴィオン14歳!よ、よろしくおにぇがいしにゃす!」

女性ファン

「あっははは♪可愛い。」

男性客

「胸キュンされちゃう〜〜〜♡」

 

多くの人が初々しいフレイアの反応や緊張で噛んでしまった所なども含めて既にファンになってしまった人が多いようだが、噛んでしまった本人は自己紹介の言葉にあったリンゴみたいに真っ赤になっていた。

 

フレイア

「うぅぅぅ〜〜〜〜。」

美雲

「先ずはこの曲!不確定性☆COSMIC MOVEMENT!・・・駄目ならクビよ♪」

フレイア

「うっ!うわぁぁぁ♪♪」

 

美雲の言葉でハッとしたフレイアだったがメロディーが流れる中で衣装が曲に合わせた物に変わるとスイッチが入ったのか、先程の緊張と不安が入り混じった表情はすっかり吹っ飛びキャッチフレーズの通りフレイアらしく元気に歌い始めた。

 

ステージ上でフレイアの歌声に合わせる様に踊る美雲達と同時に設営されたポイントからドローンのシグナスが現れ出現したホログラム達が円を描きながら踊り。更に会場には空間投影された様々な惑星と巨大なフレイアが色取り取りのスポットライトの光を浴びるように現れファン達を魅了して行く。

 

上空では一糸乱れぬ隊列を組みながらパフォーマンスのエアーショウを披露するデルタ小隊。

重なり合う様に飛行してたかと思えば再び分かれ5本の飛行機雲を空に引きながらカラフルなラインを描いて行き、ステージ近くに接近すると螺旋の様な軌道で散開し先程とは違うアクロバティック飛行を披露しライブをより一層彩って行く。

 

ワルキューレとデルタ小隊に感化されて会場全体に一体となりライブを更に盛り上がる。

多くのファンや観客達が各ワルキューレカラーのペンライトを振って応援したり共に歌いファン達の歓声を受けてワルキューレ達のダンスや歌に更に熱が入って行く。

歌が盛り上がる部分に入ろうとした時にステージからワルキューレ達の立体映像が現れ、会場中の人々の元に飛んで行きハイタッチなどをして更にライブに一体感をもたらし曲が最高潮に達した時にワルキューレ達のジャンプとデルタ小隊のパフォーマンスと会場中の人々の歓声がシンクロした。

 

ハヤテ

「はぁ♪ふっ!」

ミラージュ

「あっ!ハヤテ!!また勝手に!」

 

フレイアの歌に感化され突然隊列から飛び出したハヤテを追って飛び出すミラージュ。

ステージ上空を2機のガウォーク形態のジークフリードがまるでデュエットするかの如く飛行し、機体をバトロイド形態にしたハヤテが試験の時に見せた動きで空中をターンや宙返りなどを織り交ぜた軽快なステップをしながら踊って行く。

其れと同時に手を取り合ったワルキューレ達のジャンプで曲もフィナーレに突入する。

 

男性ファン

「凄え!踊ってるぜ!」

女性客

「あんなパフォーマンス始めて♪」

アラド

「インメルマンダンスってか!」

 

曲が終了すると同時に決めポーズを取るワルキューレとハヤテのジークフリードに会場中から拍手喝采が巻き起こる。

 

マキナ

「会場に来てくれた沢山の皆んな!フレフレの初ライブでの一曲目は如何だったかな♪」

男性ファン達

「「「「フレイアちゃん最高〜〜〜!!」」」」

女性ファン達

「「「「応援してます。フレイアちゃん!」」」」

フレイア

「皆んな!本当にありがとう♪此れからもよろしくお願いしますたい!」

 

ファン達の声援に笑顔で手を振り答えるフレイアの隣にマイクを持って立つレイナ。

 

レイナ

「でも本番は此れから♪更に特別サプライズ有り!」

カナメ

「今回のライブにはフレイア以外にもあと1人特別出演する人物がいます♪その人物がアル・シャハルでのライブで現れて以来。私達ワルキューレやケイオスなどに問い合わせが殺到し、ネット上で姿や歌声が拡散し話題になっている人物です!」

男性客

「特別出演?アル・シャハルって・・・まさか!!あの噂の!」

男性ファン

「あの変形する人型の機体に乗っているデルタ小隊の隠された凄腕パイロットの!」

女性ファン

「凄く綺麗な歌声をしたワルキューレの秘蔵メンバーの事!」

女性客

「でもネット上に流れた映像や写真で一部では男だって情報だけど?」

 

2人からのサプライズの発表と内容に会場中は先程とは別の意味で騒然とし盛り上がりを見せている。

 

美雲

「前置きは抜きにして本人に登場して貰いましょう・・・さあ〜私達ワルキューレと一緒に銀河に歌を響かせましょう♪」

 

美雲がステージ上空に手を掲げるのを目で追う観客や大勢のファン達。

その視線の先には少し暗くなりつつある空に現れている鳳凰座で最も光を放っている最輝星、その星から少しずつ会場に向けて近づいて来る1つの紅い光。

其れが徐々に近付くにつれその姿形がハッキリとしてくる。

其れはバード形態のフェニックスがまるで本物の不死鳥と見まごうばかりの形をした炎を纏って飛翔している姿だった。

 

男性客

「あっ!映像に映っていた機体!まるで空想上の不死鳥見たいだぞ!」

女性ファン

「炎を纏って飛んでいるだけなのに・・・綺麗♪」

メシアス

「後少しでポイントだな。システムの切り替えは良し!さて・・・俺も楽しみますか!!」

 

そう言ってフェニックスのコックピットから飛び出すメシアス。

上空から風を切りステージに向けて降りながら身体を一回転させると、身体を包み込む様に炎が燃え上がり同時に周囲をフェニックスから射出された小型のフェザーが覆い渦巻いて行く。

炎とフェザーが重なり合った物が会場のすぐ上空に差し掛かった時に其れらが弾け中から、紅に染まったローグコートの様なステージ衣装に身を包んだメシアスが姿を現しワルキューレ達と同じ様に自分を表す言葉を口にする。

 

メシアス

「歌!其れは・・・可能性♪」

 

その言葉と共に弾けたフェザーが集まりメシアスの背中で左右に広がる大きな翼となる。

その翼をはためかせる様に動かしワルキューレ達の間にステージの後方にフェニックスが着陸するのと同時に着地し、翻し背中から羽を散らす様に振り返るメシアス。

 

カナメ

「其れでは紹介します♪今回の特別出演!」

メシアス

「メシアス・クロニクル。年齢は20歳でデルタ小隊所属のパイロットです。問い合わせやネットなどでも話題に上がっていましたが、顔立ちが整っているのと声が高い為に女性と言われる事もありますが歴とした男です。今後アーティストとして活動するかは未定ですが、本日はよろしくお願いします。」

男性ファン

「あの歌声を出してたのが男性だったとは驚いたな!」

女性客

「やっぱり男性だったんだ・・・か、かっこいい♡」

 

会場から様々な声や表情が垣間見える。大半がメシアスの正体が男だったという事と女性の様な歌声で歌っていた事、中には以前から歌声だけでファンになっていた人もいればメシアスの姿を見てファンになってしまった人も少なくない。

 

メシアス

「色々と思う所はあると思いますが・・・折角のライブ!此処にいる人たち全員で盛り上がって貰いたい!だから先ずは聞いて下さい俺の歌を♪曲はSTORY!」

 

メシアスの曲名を言って頭上にかざした指を鳴らすと会場全体にメロディーが流れ始めステージ上では前に右から美雲・メシアス・フレイア。後ろには左からレイナ・カナメ・マキナの順番で並びダンスポジションに着きメシアスの歌声と共に6人による初共演が始まった。

 

ハヤテ

「凄え!メシアスのダンスに歌も!其れにフレイア達との息もピッタリじゃねぇか♪」

チャック

「良いねえ〜このリズム♪俺も思わず踊り出したくなるぜ!」

ミラージュ

「アル・シャハルでの歌も娘娘での歌も本当に良い歌ですメシアス♪」

メッサー

「悪くない♪」

アラド

「俺達まで楽しませてくれるとはなメシアス♪おっ!どうやら会場もノリに乗って来たみたいだな!」

 

デルタ小隊の5人もメシアス達の歌とダンスに高揚感を感じている中で、アラドの機体のモニターには会場中の人々にもメシアスの歌声がしっかりと伝わっているのが映っていた。

 

男性客

「凄え良い歌!やべぇ!俺メシアスのファンになっちまった!」

女性ファン

「女性の様な歌声も良いけど!男性の力強い歌声も最高♪」

男性ファン

「こんな良い歌が今回だけなんて嫌だ!もっと色んな歌が聞かせてくれよ!」

女性客

「此れからも歌って下さいメシアスさん♪お願いです!」

 

僅か一曲でありながら既に多くの人の心を掴んだメシアス。

その人々の思いが重なり始まって僅かしか経っていないにも関わらずライブ大盛況である。

そして曲が終了し6人に決めポーズをして一曲が終了したと同時に会場からは割れんばかりアンコールの声が聞こえて来た。

 

観客達

「「「「「アンコール!アンコール!」」」」」

メシアス

「まさか此処まで盛り上がるとは!」

美雲

「此れは今後も私達と一緒に歌い続けないと行けないわねメシア♪」

メシアス

「そうだな・・・なら、アンコールにも応えないと行けないな!皆んなアレで行こう♪」

マキナ

「OKメシメシ♪アレだね!」

レイナ

「準備はバッチリ!いつでも行ける♪」

フレイア

「ほいな♪ゴリッゴリッに行くたい!」

美雲

「私達とメシアとのデュエットの始まりよ♪」

カナメ

「行くわよ皆んな♪皆さん。次の曲は私達とメシアスとの初披露のデュエットソング!Let's Try Together!!」

 

メシアスが作曲したワルキューレ達とのデュエットソング。6人のハーモニーから奏でられるリズニカルな歌は会場の人々を魅了しどんどんと盛り上がって行く。

その証拠にモニターをチェックしているカナメからは。

 

カナメ

「ヴァール発生危険率48に低下!」

レイナ

「フレイアのフォールドレセプター・ノンアクティブ。メシアスは・・・レセプターアクティブ!凄い数値!」

 

美雲に匹敵し共鳴によって更に歌の効果を増大させているメシアスのフォールドレセプターの数値にレイナが驚くと同時に、ヴァールの発生率も低下しワクチンライブは順調に進んでいるかに見えいたが。

 

ニナ

『アイテールよりデルタ1へ!アンノウンが衛星軌道に出現し大気圏に突入し其方に向かって来ています!』

アラド

「奴らか!!」

テオ

「知っているよ!」

ザオ

「貴様達の弱点は!」

 

ライブ会場の上空に開いたアンノウンの機体から遠隔操作兵器のリル・ドラケンが切り離れ上部のセンサー状のパーツが展開し光を放ちながらステージ周辺に近づいた途端、会場を飛んでいたホログラムが消えシグナス全てが機能を停止してしまった。

 

フレイア

「うわっ?!」

カナメ

「敵に先手を打たれた見たいね!レイナ!シグナスは動かせそう?」

レイナ

「駄目!敵のジャミングが強すぎて再起動は無理!」

マキナ

「シグナスちゃんが無いとフォールド波を増幅出来ない!」

美雲

「やってくれるわね!」

メシアス

「皆んな伏せろ!ミサイルだ!!」

 

メシアスが5人を庇うように抱き締めた瞬間!

 

アラド

『市民とワルキューレ!そして仲間であるメシアスは俺達が守る!!』

 

ミサイルとメシアス達との間に滑り込んだアラド達がガウォーク形態のジークフリードの火器を発射しミサイルを全て撃ち落とした。

 

メシアス

「アラド隊長!」

アラド

『メシアス!此処は俺達に任せて市民とワルキューレの安全確保を最優先しろ!』

ミラージュ

『新手?違う!此れは・・・新統合軍です!』

チャック

『おぉ〜〜〜!我が愛しの援軍機!」

 

後方から編隊を組んで此方に向かって来ていたのは援軍として派遣された新統合軍のVFと地上での市民を守る為のデストロイド部隊だったが・・・

 

メシアス

「ん?なんだこの感覚は?歌?」

美雲

「くっ!私達以外に誰が歌を?」

フレイア

「な、何?なんか声がしたような?」

ハヤテ

『何だ?!」

メッサー

『ぐっ?!』

 

突然聞こえて来た歌号に戸惑いを隠せない美雲とフレイアにメシアス。

疑問を抱いていると新統合軍のVFが旋回し此方に接近して来ていたが。

 

メシアス

「ミラージュ!ハヤテ!避けろ!!」

ミラージュ

『なっ?!新統合軍が何故攻撃を!』

ハヤテ

『マジかよ!!』

アラド

『まさか奴らヴァールに!デルタ3!確認を!』

チャック

『ウーラ・サー!・・・!計測値93.5!皆んなヴァールになっちまった!』

メッサー

『止む得ません。隊長!反撃しましょう!』

アラド

『仕方ない。攻撃開始!アンノウンとヴァールを撃破する!メシアス!ワルキューレ達は頼むぞ!』

 

ワルキューレ達をメシアスに任せるてアラド達は敵が飛び交う戦場に飛び立った。

 

メシアス

「了解!皆んな彼方は隊長達が相手をする。俺達は市民の避難とヴァールの沈静化を!」

カナメ

「でもメシアス君!シグナスが使えない状態でどうするつもり!」

メシアス

「大丈夫。こんな事態も考慮して準備してま・・・!走れ皆んな!!」

 

此方に飛んで来ているミサイルが目に入り咄嗟に走る様に叫ぶメシアス。

何とか被弾しなかったが爆風で全員がステージから放り出されしまい吹き飛んでしまった。

 

フレイア

「ゴ、ゴリゴリ?!うっ!うわっ?!」

メシアス

「ぐはっ?!不味い!最悪の状況だ。このままだと・・・はっ!フレイア?!逃げろ!!」

フレイア

「えっ?あっ?!うぇ!!」

美雲

「フレイア!!早く逃げなさい!」

メシアス

「フレイア!!」

 

フレイアの目の前にはヴァール化し暴走してしまっている新統合軍のデストロイド・シャイアンIIであった。

その内部に砲身と一体になっているが両腕がフレイア目掛けて振り下ろされようとしていた。

その恐怖に動けなくなってしまっているフレイアの側にメシアスは駆け寄ると、彼女を抱き抱え駆け寄って来ていた美雲に向かって投げ渡した直後・・・風邪を切る音と共に振り下ろされた両腕の下敷きになってしまったメシアス。

地面に叩きつけた時の轟音と煙が晴れた中心にはデストロイドの腕が深々と突き刺さりメシアスの姿は何処にも見当たらなかった。

 

美雲

「メ、メシア・・・メシア!!」

フレイア

「嘘・・・メシアス!メシアス!お願いやから返事して!!」

チャック

『隊長!!メシアスが!』

アラド

『何だと!直ぐに向か・・・クソ!敵の数が多すぎる!』

メッサー

『デルタ4!此処は我々が押さえる。直ぐにデルタ5と共にワルキューレとメシアス中尉の元に向かえ!』

ミラージュ

『了解!デルタ5!!』

ハヤテ

『分かった!待ってろ皆んな!』

 

2人の悲痛な叫びが戦場の中に木霊し空中で戦っていたアラド達デルタ小隊にもメシアスがやられてしまったのではないかと言う焦りが見え始めていた。だが・・・

 

『メタルロボット!!』

 

戦場の中・・・メシアスが下敷きになってしまった地面の中から突然として響き渡る電子音声。

それと同時に流れる低音のビートを刻んだ様な音が地面を揺らしながら辺り一面に反響して行く。

 

カナメ

「この音は一体?」

レイナ

「このビート・・・マキナ!」

マキナ

「うん。!間違いない。此れは!!」

 

このビートの正体をマキナとレイナは知っている。

 

発生させている物が何かも此れから何が起こるのかも、そして・・・このビートによって1人の男が・・・戦士として今・・・立ち上がる!!

 

メシアス

「綱身(こうしん)!!」

 

『フルメタル!アップ!!』

 

陥没した際の瓦礫を吹き飛ばしながら振り下ろされたままの状態のデストロイドの腕を掴み上がったのは・・・戦士としての力を身に纏ったメシアス。

フレイアを庇って下敷きになる瞬間にGトランスガンにメタルロボットボトルをセットし引き鉄を引いていたメシアス。

引き鉄が引かれた瞬間に銃口から放出された銀色の粒子が体を包み込み一瞬にしてアーマーを形成した事により無傷だった。

デストロイドの腕を片手で持ち上げ程のパワー生み出しているギアとエンジンピストンの様なパーツが目立つ赤いラインが入ったアーマーに黒を基調としアーマーと同じラインがあるアンダースーツ、そして顔全体を覆う様に装着され両耳部分にアンテナパーツが付いたクリアーレッドのフェイスカバーの奥の瞳に光が宿った瞬間!

 

『鋼のストロングバスター!フルメタルロボット!イェーイ〜〜〜!!』

 

新たな姿・・・アーマードカイザー・フルメタルロボットアーマーとなったメシアスがその姿を現した。

 

フレイア

「メ、メシアス?!」

メシアス

「大丈夫だフレイア・・・俺が必ず守る!!」

 

そう言ってメシアスが力を込めるとアーマーのギアとピストンが稼働し掴んでいたデストロイドの腕の砲身をその凄まじいパワーによって粉々に握り潰してしまった。

そしてデストロイドが怯んだ瞬間に一瞬にして頭部の高さまで飛び上がり。

 

メシアス

「頭部下の制御回路を破壊すれば動きは止まる!其処だぁぁぁ!!」

 

『デュアルブレイカー!』

 

メシアス

「撃ち抜けぇぇぇ!バンカー!!」

 

『パイルモード!』

 

そして左手に集まった粒子が形を形成し固まると腕を覆う様に装着された武器・・・まるでペンチの様な形状をしたクロー型の武器《デュアルブレイカー》が現れ、接近しながら後部にあるレバーを引きパイルモードにすると先程まであったクローが収納され代わりに中心から杭打ち機の様な太いパイルバンカーが現れた。

そのバンカーでシャイアンの頭部下を殴った瞬間にパイルが連続で撃ち込まれデストロイドの装甲を貫通し内部の制御回路を破壊した。それにより制御を失ったシャイアンは完全に機能を停止した。

 

メシアス

「先ずは一機!立てるかフレイア?何処か痛みはあるか?」

フレイア

「ウチは大丈夫やけど・・・良かった。本当に良かった・・・ウチを、ウチを庇ったせいでメシアスが!メシアスが!!」

 

自分のせいでメシアスを危険な目にあわせてしまった事に涙を流すフレイアの目尻を指でなぞり涙を拭うメシアス。

 

メシアス

「前に言っただろ。何かあれば必ず支えるって!其れにフレイアを・・・ワルキューレ達を護る事が俺の戦い・・・俺の戦場なんだ!だから・・・必ず護るフレイアを。何があっても!」

フレイア

「メ、メシアス。」

美雲

「私達を護り抜く・・・其れがメシアの覚悟よフレイア。貴女の覚悟は一体何?」

フレイア

「私の・・・私の覚悟!」

 

俯いた顔を上げたフレイアの瞳は何処か力強い物に変わった時に他のワルキューレ達も合流して来た

 

マキナ

「フレフレ!メシメシ!大丈夫?」

レイナ

「カイザーシステム問題無しだねメシアス。」

メシアス

「ああ。2人のお陰でバッチリだ!」

カナメ

「美雲も大丈夫?」

美雲

「大丈夫よ。(少しは良い表情になったわねフレイア。)メシア。未だイケるわよね!」

メシアス

「勿論だ!俺の魂の炎・・・魂炎(こんか)が燃え上がる!」

 

メシアスが武器を構え直すと同時に此方に向かって来ていたシャイアンが姿を現した。

 

メシアス

「さあ〜掛かって来い!この俺がいる限りワルキューレの誰1人として手出しはさせん!!」

 

シャイアンの前に眼前として立ちはだかるメシアス。

 

アーマードカイザーの力を・・・今こそ振るう時!




はい!第22話は如何でしたか?

今回の話に出した他作品の曲はレスキューフォースのOPのSTORYと仮面ライダーエグゼイドの挿入歌でマイティブラザーズのテーマソングでもあるLet's Try Togetherです。
STORYでのワルキューレ達とのダンスはレスキューフォース劇場版のダンスはイメージして頂ければ幸いです。

そしてメシアスが変身したアーマードカイザーは仮面ライダービルドのバイカイザーを元ネタに仮面ライダーグリスや仮面ライダーウェズ・フューチャーリングキカイなどのメカニカルライダー達の要素を合体させた物です。変身音はラビットタンクのリズムにして見ました。

詳しい解説などは次回に致します。

では第23話でお会いしましょう。
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