連続投稿じゃぁぁぁ!!
(深夜のアホテンション)
本編どうぞぉぉぉぉぉ!!
_________________
蒼真side
「・・・」
俺はオルコット戦を終え、アリーナのピットへ戻っていた
「また・・・やっちまったな・・・」
一人孤独にそう言うとプルプルと震えている自分の手を見る、この光景を見るのは俺にとっては別段珍しくないだが・・・
「クソッ!!俺は・・・人を守るために・・・この力を手に入れたってのに、何やってんだ俺はぁ!?俺は・・・”アイツ”みたいな人間をこれ以上出さないために、このシステムを・・・作ったんじゃねぇのかよ!!なのに俺は・・・”僕”は・・・」
俺は自分の拳をピットの壁に叩きつけた、少し壁がへこんでしまった、俺はそのまま力が抜けたように壁にへたりこむ
「どうせ俺なんか・・・」
周期的に出てしまう自己嫌悪に陥ってしまった、部屋の端で膝を抱え誰にも気づかれないように座っていた
俺がそうこうしてる間に、第二試合が始まったのか、アリーナは歓声で包まれていた
一夏side
「やっぱり兄貴はすげぇよ・・・!」
俺はまるでプロ野球を見ている野球好きの男の子のように兄貴の試合に見入っていた
「(俺は・・・やっぱり兄貴と戦いたい!兄貴を越えたい・・・あれ?兄貴・・・?)」
瞬間、俺に背筋が凍りつくような悪寒が襲う、あの兄貴からとんでもない殺気が放たれたのだ、こんな殺気は初めて、と言うわけでは無かった、一度だけ、一度だけあったのだ、この殺気を感じた事が
「(まさか・・・あの時と同じ!?マズイ!?)」
今俺は酷い焦りに襲われている、早く兄貴を止めないと
「(死人が出る・・・!)」
俺は観客席を飛び出し、廊下でケータイを起動させる、相手は俺の彼女の一人であり、天災の異名を持つ女、影山束だ
「ハイハーイ!束さんだよ!どうしたのいっくん?」
「理由はわかんねぇけど兄貴がキレてんだ!頼む束、織斑先生の所に通話を繋げてくれ!!」
束は「うんわかった、10秒待ってて」と言うとカタカタと音がし始めた
そこから程なくして、また束の声が聞こえた
「いっくん!!繋いだよ!早く!!」
「ありがとう!!今度束の好きな料理たんまり作ってやるからな」
「え!?本当に!?やったー!!」
束がそう言うとブツっと音がして、声の主が変わる
「織斑千冬だ、誰だ?」
「影山一夏だ、織斑先生、頼みがある」
「・・・何だ?」
「兄貴を止めてくれ、今の兄貴は普通じゃない、教師陣にISを纏わしてでもいい!!早く兄貴を止めないと、死人が出る!!」
しばらくの沈黙が流れる、どうやら渋っているようだ
「”千冬姉”!!」
「ッッ!!」
電話の向こうで少し、織斑先生が動揺したのがわかった
そして
「わかった、だが矢車を止めるのは、オルコットのSEがゼロになったときだ、それまで我慢しろ」
「ありがとうございます」
俺はそう言って電話を切った
あの女を、織斑千冬を”千冬姉”と呼んだのは、何年ぶりだっただろうか
その後、アリーナでは半ば暴走する矢車を教師陣が止めに入り、第一試合は終了した
「全く、一段落ってところか」
ピンポンパンポン
「影山くん影山くん、第二試合がありますのでピットへ移動してください」
さぁて次は俺の番だ、相手は兄貴に続いてオルコット、正直勝てる気しかしないが、まぁ適当にやるとしよう
そう考えつつ、俺はピットへ向かった
~一夏移動中~
「さぁて、俺の出番だ」
俺はそう言ってピットの中からアリーナを見渡す、観客席から見てても思ったが、すごい人だ
「影山一夏、出ます」
俺はそう言って、兄貴と同じように変身しない状態でアリーナへ出る、歓声が響き渡り、戦いへの高揚感を与えてくれる、この感じは大好きだ
「さぁて、奴さんはまだか・・・」
俺はオルコットを待っている間に、ホッパーゼクターを拭いていた、すると反対側のピットから、オルコットが勢いよく飛び出てきた
「さぁ、し、勝負ですわ!!」
オルコット自身は隠しているつもりなんだろうが、体は震えて腰は引けており、そのせいか声まで少し震えている、よっぽど兄貴との試合が堪えたんだろう
「オルコット、お前が兄貴に何を言って怒らせたのかは知らない、だから俺は、手加減抜きでお前を潰しにいく、お前には悪いと思ってる、だが俺は謝らない、その恐怖心を克服して俺といい試合が出来ると信じてるからだ」
「わたくしにはその様な恐怖心などありませんわ!!必ずや貴方を倒して見せますわ!!」
オルコットは自身の恐怖心をかき消すようにそう威勢を張ったが、どうにも効果は薄いらしい
「じゃあ行くぜ?・・・変身」
[Henshin]
[Change Panch Hopper]
「踊りなさい!!ブルーティアーズとわたくしの奏でるワルツで!!」
「その台詞毎回言ってるのか?恥ずかしいねぇ!!」
と、俺の挑発に乗ったようにオルコットはブルーティアーズを飛ばしてくるが、兄貴と同じようにそれを避け、それぞれのブルーティアーズに拳を叩き込んでいく
「(ん?オルコットのやつ、ブルーティアーズを動かしてる時、動いてないな、同時に操作が出来ないタイプか、なら、それを使わせて貰おう)」
俺は兄貴ほどの実力はない、だから"見る"、相手を見て動きを観察し、弱点を見つける
「そこだ!!」
俺はオルコットの隙を見つけるとイグニッションブースト並みの脚力を利用して一気に懐まで迫る、そうして一発オルコットの腹に拳を叩き込む、絶対防御が発動したのか、オルコットはそんなに痛がる素振りを見せなかったが、その体は後方へ吹き飛んで行った
「こっちへ、来い!!」
現在進行形で吹き飛んでいるオルコットへ再び近づきオルコットの足を掴むと、一気に腕を引き、丁度顔面の位置に拳を叩き込んだ、地面にはクレーターができ、オルコットは気絶していた
「しょ、勝者、影山一夏!!」
オオオオオオオォォォ!!!!
熱い歓声が鳴り響いた、俺の勝利を祝福するように
俺は右手を大空へ掲げ、ガッツポーズをした、これにて、俺のIS学園に来てからの単独白星が掲げられた
秋水side(蒼真vsオルコット戦直後)
「やっと、ようやく、このときが来た、ボクの愚弟とその兄を殺れる日が・・・」
ボクは誰もいない屋上で一人、孤独に呟いた、少し前のボクならこんな一人で寂しいことはしなかったが、昔と今のボクはちがう
そんなことを考えていると、アリーナから悲鳴にも似た声が聞こえた、ボクは直ぐにアリーナの監視システムにアクセスし、状況を見る
「へぇ、彼が取り乱すなんて、珍しい事もあるものだね・・・あーあ、キレてるね完全に、ほほう、やっぱり彼女たちか、じゃあやっぱりボクの目に狂いは無かったみたいだね、あの二人を殺れば・・・君を壊せる、フフフ、アッハハッハ!!!!問題は、影山のほうだね・・・彼は多分、矢車を壊せば連鎖的に壊れていくかな?フフフ」
ボクは一人で笑っていた、狂ったように、だが以前までの虚ろな目ではなく、その目には確かに、”殺意”という一つの思いが乗っていた
「壊してあげるよ、ボクを壊してくれたお礼にね、矢車蒼真、影山一夏、君たちはどんな風に・・・泣いて、叫んで、吐き出して、コワレルノカナ?」
狂気じみたボクのその手には、紫のサソリの足のような模様の入った剣の様なものが握られていた
_________________
さぁ久々に登場しました秋水くん、明らかにヤバイことになってますねクォレハ
そして最後に登場した剣、察しのいい人なら気づいてるんじゃないでしょうか?フフ
では皆さん、次の投稿が何時になるかはわかりませんが、その時までsee you