こんにちは、こんばんわ、おはようございます、マクレイドデス
なんと、★9の評価と★8の評価を付けてくださった方が居ました!!いやもう本当にありがとうございます!!先の見えない不出来な作品ですが、何卒よろしくお願いいたします!!
(izuさん、TRIGUNさん、スカーレット@エボルト憑依中さんカブトロンガーさん、本当にありがとうございます)
先に謝っておきますが、今回は胸糞成分多めです、こういうのが苦手な人は目をそらさずに見て頂けると、書いたこちらとしても、好ましいです
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秋水side
ボクの愚弟、一夏は昔から全てにおいてボクや千冬姉さんより劣っていた、勉強も運動も、千冬姉さんがやっていて半ば強制的にやらされていた剣道も、全てボクが上をいっていた、そんな愚弟の居場所と言えば家事炊事や料理位だった、ボクが家に帰るといつも虚ろな目で
「おかえり」
と言った、そのままボクは何時もソファーに横になり、小一時間は寝ていた、しばらくすると一夏がボクを起こし
「風呂に入れ」
と催促する、上から目線の一夏に怒り、いつもボクは怒鳴っていた
程なくして千冬姉さんが疲れた様子で帰宅し、ボクが寝ていたソファーに横になり、一夏に対して、夕食はまだかと催促していた
「もう少しかかるから、風呂に入ってきて」
と一夏が言うと、姉さんは必ず
「私の言うことが聞けないのか、早く飯を持ってこい」
と一夏をぶった、姉さんからのビンタは痛い筈なのに、何も反応しない、そんな一夏がいつも不気味だった、ボクが一夏をイジメ始めたのはこの頃からだ
あるときは通学路だった、いつも先に学校に行っている一夏に少し遅らせて家を出て、後ろから一夏の背中を蹴った、双子とは言え、剣道を辞めた一夏とは違いボクの脚力は一夏より強く、前のめりに倒れた、そんな様子を見てボクを含め途中の道で合流したボクの仲間は盛大に笑った、嘲笑った、無様だと、お前が姉さんの弟であっていいはずがないと、盛大に罵った
ふと、起き上がった一夏の目を見ると、あの目だった、この世に希望や光を知らないような、どす黒い渦のような目
ボクは怖かった、ずっとあの目で見つめられると、自分の中で大切な何かが壊れるような気がした、だから、イジメ続けた
ボクは、人気者だった、当然だ、成績優秀で運動もできる、文武両道を絵に描いたような人間、そんなボクが、テストを受ければ全教科全問正解の100点で、運動部の助っ人に入れば、その試合や大会は必ず優勝または勝利する
廊下を歩けば、女子男子問わず、ボクの話題で持ちきりだ、いつも下足箱はラブレターで溢れていたし、放課後、それを好ましくないと判断した者たちは、ボクを呼び出し、リンチしようとしたが、返り討ちにした、普通なら教師陣から事情を聞かれるなり注意を受けるなりするはずだが、ボクにはそんなことは無縁だった
印象に残っていたのは、箒を助けた時だった、世間が白騎士事件で物騒になっていたが、箒は篠ノ之の妹だ、それを好ましくないと思った親は妹の箒を叩いた、そのイジメを根元から根絶やしにし、終わらせた、すると箒はボクに付いて来るようなった
そんな日々が長く続いた、そして千冬姉さんがモンゴロッソにて最強への王手を掛けた、その報せを聞き、ボクは一夏と共に(ボクが強制的に連れていき)海外へ飛んだ
そして、一夏が誘拐された、始めにボクは
「よし、やった」
と心の中でガッツポーズをとった、もうあの目に飲み込まれる事はない、あの暗闇をのぞきこむ事はないと、そう思った、家事は最初こそ戸惑ったが、何てことはない、直ぐに慣れて、何でもこなせるようになった
だが、そんな日々に、亀裂が入った、生きていたのだ、愚弟である一夏が、ピンピンしていた、だが雰囲気が違った、あの目は相変わらずだったが、奴の周りにたちこめていた視界を霞めるような黒いオーラは無く、代わりに何かほんわかした、陽気のよなものがあった
奴が教室で、ボクの視界で笑うたび、黒いモヤのようなものがまるで鎖のようにボクの心を締め付けた
決定的にソレを認識したのは、やはりあの時だ、奴に影山一夏に絶対的な差をつけられ、完敗してしまった、あの時、それまでの亀裂が一気に広がり、鎖のように巻き付いたモヤは、遂にボクの心を覆った
そして、ボクは壊れた、それまでの栄光が嘘のように、ボロボロに、無惨に、崩れ落ちた
あの頃の記憶は曖昧だった、ただ覚えていたのは・・・・
「矢車簪です、よろしくお願いします」
「矢車本音だよ~よろしくね~」
ここだけだ、ここだけハッキリ思い出せる、黒いモヤがかかっていた視界はクリアになり、ノイズがうるさかった聴覚は次第にその機能を取り戻していった
まだ核心は持てなかった、だから矢車蒼真に聞きに行こうとした、だが先客がいた、あの二人だった
その会話を聞いた、その嗚咽を聞いた、流れる涙の音を聞いた
その時のボクの顔は歪みきっていただろう、いつもニコニコしていた口は三日月状に歪み、いつもの爽やかな顔つきではなかった
この時核心した、矢車簪と矢車本音は、いわゆる矢車蒼真の大切な人だ、だからこそ、ソコが弱点になる
「やっと、キミを壊せる・・・」
まずは力が欲しかった、奴等と渡り合える力が、近々ボクに専用機が配備されるらしいが、それでは足りない、そこで、奴等のデータを取った、何度も何度も何度も何度も、この日まで寝ずにデータを取った、するとある日の深夜、ボクの携帯に着信が一件、非通知だった、怪しみつつもボクは携帯を手に取った、深夜の部屋で携帯の光が眩しかったが、もう目が半開きになっていたボクにはあまり関係無かった
「こんばんは、織斑秋水くん、研究しているシステムの調子はどうかな?」
まず聞こえたのは女の声だった、妖艶な艶やかで透き通った声だった、その声だけで相手が大人の女性なんだということをボクは理解した
「誰だ?ボクは忙しいんだ」
「あら、驚かないのね、肝が座ってるのかしら?それともただのやせ我慢?」
「用件が無いのなら切るぞ」
「・・・余裕が無いのね、そんなに元弟に負けたのが悔しいの?子供ねぇ、さて、からかうのは終わりにして、用件を言うわ、貴方、私たちの仲間にならない?貴方がそうしてくれたら、貴方が欲している力を全てあげる、無論貴方がしようとしている事の手伝いもするわ」
その言葉にボクは戸惑ってしまった、何故、見ず知らずの女がボクのしようとしている事や開発しているシステムを知っているのか、まるでわからなかった
だが、アイツらを壊すのなら、このシステムを完成させなければならない、だから・・・
「わかった、アンタたちの仲間になろう、でアンタたちの名前は?」
「そう、ありがとう、歓迎するわ、私たちの名前は----
亡国企業」
こうして、ボクは力を手に入れた、そして今から行くのは、紛れもない殺し合いの場だ、そしてボクは右手に持った、愛剣---”サソードゼクター”を握りしめ、アリーナへ向かった
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今回は秋水くん主体でお送りいたしました、さぁ、悪魔と契約してしまった秋水くん、次回一夏との戦いで・・・!?
では次に会えるその時までSeeYou
(感想やアドバイスが自分の活力となりますので、感想、高評価、よろしくお願いします)