真っ暗闇の無限地獄で
こんにちは、マクレイドです。
二本の他作品があるにも関わらず、三本目の作品を書いてしまいました、でもな、書いてみたかったんや・・・オリ主と一夏の地獄兄弟、というわけでほんへ、ドゾ~
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やあ、どうも、俺は一夏、さっきまで千冬姉の試合を兄と見に行っていた(行かされていた)のですが、俺がトイレに行ったら、兄と間違えられて拉致られてしまったみたいです。
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何でこんなに冷静かって?そりゃあだって、やっと死ねるんだもん嬉しいに決まってるじゃないですかヤダー
ずっと姉や兄と比べられて、精神が参っちゃいましてね・・・このとおり重症ですww
まあそんなわけで、周りにいる多分犯人の話を聞いてたら、どうやら千冬姉の大会出場を阻止したいみたいだ。
「何で相手から何の連絡も来ねえんだよ!?」
恐らくリーダーと思わしき男が声を荒げる
そんなの当たり前だ、姉は自分を愛していないから
[織斑の落ちこぼれ]と言われた俺に、なにも思っていないから
もし、千冬姉が大会に出れば、あの人は完全に俺を見捨て、目先の優勝を取ったということになる、だけども俺はちょっと期待してたんだ、千冬姉がそこにあるテレビ画面に写らないことに
でも、やっぱり期待なんてするもんじゃない、だって今俺の目に写っている画面には最強と名高き、織斑千冬その人が、優勝をかけて相手選手と競いあっていたからだ
その瞬間、俺のなかで何かが切れた、今まで地獄と天国を結びつけていた蜘蛛の糸が切れたように
「まさか!?自分の弟を見捨てたってのか!?ブリュンヒルデ!!」
「やっぱり兄の方を拉致っておけば良かったんだ!!何で落ちこぼれの方拉致ってきたんだよテメエは!!ああ!?」
「顔が瓜二つ何だから仕方ねえだろ!?・・・ところで」
犯人たちが一斉に俺の方を向く、だけど俺は何も感じなかった
男が俺に一歩ずつ歩み寄ってくる
「(ああ・・・もう早く殺してくれ、早く・・・)」
俺は心のなかでずっとそう思っていた、一刻も早くこの世界から逃げ出したかった
神様仏様はいないんだと、俺はここでやっと悟った、もっと早くにわかっていたハズだったのに
「どうせ俺なんか・・・」
男が俺のこめかみに銃を突きつける冷たい金属の温度に俺は何も感じなかった
「じゃあなボウズ、悪いが証拠を残すわけにはいかねえんだわ、安心しろ、一発で済む」
男が銃の引き金を引こうとしたその時だった、男の頭部が無くなった
男が倒れると、人の形をした緑色のバッタの化け物のようなものが俯いた姿勢で立っていた
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???side
「キックホッパー、目標地点に到達、これより織斑一夏救出を開始する」
俺がそう言うとプライベートチャットから元気な声が聞こえてきた
「了解だよ、そうくん!!いっくんを殺そうとするやつは全員バラしちゃえ!!」
声の主は篠ノ之束、ISを作った、天災と言われる女性だ、俺は訳あって彼女のお願いを聞いている。
内容は、[織斑一夏を救出してほしい]というもので、最初は戸惑ったが、やっとこさ完成した新型のシステムを実践できるということで快く引き受けた
俺は速い足取りで織斑一夏が拉致されている廃墟に入るとまず見張りが二人、扉の前で立っていた、その手にはアサルトライフルが握られている
某有名ステルスゲームならデコイや壁をノックする音で誘き出すのが定番だが、現実はそううまくはいかない、なので俺は正面から突っ切ることにした、俺はボロボロの革製コートをなびかせ、見張り目掛けてドロップキックを食らわせた、見張りの一人はその蹴りで壁に激突し絶命、壁に真っ赤なアート作品が出来た、実に美しい、もう一人は仲間が一瞬でミンチになったことで腰を抜かし、俺目掛けて銃を乱射してくる、だが、幸いな事にこのコートは見た目こそボロボロだが、束が作ってくれた特注品であり、防御力は著しい、よって俺には傷ひとつつかなかった
「ば、化け物・・・!!」
まあ、そんな事を思うのも無理はないだろう、想像してみてほしい、対人に対して最もダメージを与えられる武器、俺の持論だがそれは銃だ、その銃の弾丸を平気で受け止め、歩んでくる男の姿を、正直に言って化け物だ、相手には悪いが、これも仕事だそう思いながら俺は、ブーツのかかとにある拍車で男の首を抉った
「ぐえぶえおええああああ!!」
「悪いな、これも仕事だ」
男は言葉にならない叫びを発し、反対に俺は、ゴミでも見るような冷たい目で見ていた
次に、部屋に入ろうとすると、中から怒声が聞こえてくる、どうやら織斑千冬は大会に出たらしい、まあ、俺には関係のない話だが
そう言いながら俺は腰に装着していた銀色のバックルを開く、すると、何処からともなく機械的なバッタのようなものがーー<ホッパーゼクター>が音を発しながら跳ねてきた。
俺はそれを左手で掴み、緑色の面を外側にしてバックルに差し込む。
「変身」
[HENSHIN]
[CHANGE]
[KICKHOPPER]
電子的な音声がなり、俺は仮面ライダーキックホッパーへと変身した。
「クロックアップ」
[CLOCKUP]
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俺はバックルのスイッチを押した、すると世界が止まった
厳密には止まっているのではなく、俺が超高速で動いているのだが、今はどうでもいい
扉を蹴破り、織斑一夏に銃を向けている奴から先に頭を飛ばす、それから他のやつの、頭を、胴体を、腕を、足を、そして心臓を、次々と蹴り壊していく
[CLOCKOVER]
音声がなると、世界は時間を取り戻し、犯人たちの血が雨のように降り注ぐ、彼に、織斑一夏には俺がどう見えただろう?自分を救ってくれた正義のヒーローか、はたまた、人の血を浴びる化け物か、俺はバックルからホッパーゼクターを外し、生身の人間に戻った
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一夏side
どういうことだ?
俺は椅子に縛られたまま、訳がわからなくなった、突然男の頭が飛んだと思ったら、辺り一面が血の海で、目の前の化け物が人になった、けど俺はそれを惨いとは思わずにむしろ美しく思えた
「お前が織斑一夏か・・・俺と同じ目をしてるな、よし決めた、織斑一夏、いや、影山一夏、俺の弟になれ、俺と一緒に地獄に堕ちよう」
男は、俺の縄をほどくと、そう言った答えは1つーーYesだ
織斑一夏は死んだ、これからは、この人から貰った名前で生きる、影山一夏、それが俺の名前だ
「わかった、俺は今からあんたの弟だ、よろしくな、兄貴」
俺に新しい家族が出来た