やはり俺がボーダー隊員なのはまちがっていない。(未完結)   作:スキート

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書く気はあるのに書く気が出ない。どうもユキです。

お久しぶりの更新です。本当に申し訳ないです。






2.笹山琴葉は才能とセンスであふれている。

-ボーダー本部・比企谷隊隊室-

 

「ふぅ…疲れた…」

 

溜息をふっと吹きながら野田圭人、通称ノッさんは隊室にあるソファに座る。

 

「まーた太刀川さんの手伝い?」

 

「うん。当たりだよ」

 

ノッさんと会話をしながら琴葉は今さっき淹れたばっかの紅茶を俺とノッさん、寝ている貴明が座っている机にそっと置く。

 

「ありがとう琴葉ちゃん」

 

「うす」

 

「ん、八幡、貴明起こしてあげて」

 

「了解」

 

琴葉にそう言われて俺は貴明を優しく揺らす。

 

「…後五分だけ…」

 

…お前は母親に起こされる小学生か。はぁ…こういう時はこれしかないな、と俺は貴明の耳元でボソッと呟く。

 

「ノッさん特製の茶碗蒸しができたぞー」

 

「どうした八幡。何か用か」

 

俺が耳元で呟いた瞬間バッと身を起こす。

 

「琴葉の紅茶が入ったぞ」

 

「なんだ琴葉の紅茶か…」

 

うわ…。こいつ馬鹿だろ…。琴葉は怒ると怖いで有名と言ってもいいのに何でこう怒らせるような事言うんだよ…。

 

「なんか文句あるのかしら?」

 

ヤベェ…、すげぇ怒ってらっしゃる…。琴葉の後ろからゴゴゴゴゴとか聞こえちゃうくらい怒ってらっしゃる…。

 

「ひっ…。す、すみませんでした…」

 

「わかればいいのよ。わかれば」

 

琴葉はそう言いながら悪魔のような笑みを浮かべる。こういう時の琴葉には誰も逆らえないと言ってもいいだろう。いや、この琴葉の放つ威圧に対抗できるのは城戸さんの目から放たれる眼圧くらいか…。

 

「八幡。あんた失礼なこと考えてない?」

 

エスパーかよこいt…

 

「エスパーかよこいつ」

 

な、何なんだよこいつ…。俺の思考が先回りされてやがる…! 何? 何なの? ポケ○ンのエスパータイプなの? みらいよちとか使っちゃうの?

 

「コトハは あたらしく みらいよちを おぼえた!」

 

「え? 何? ポ○モンわかんの?」

 

「つい最近まで流行ってたポケモンG○の影響よ」

 

○の隠し場所が間違ってるだろ…。

 

「あれ? そういえば香ちゃんは?」

 

「ん? ああ。香なら狙撃の訓練に行くって張り切ってさっき出て行きましたよ。丁度ノッさんと入れ替わりな感じで」

 

「訓練に熱心だね。香ちゃんは」

 

「あいつ春休みに入ってからほぼ毎日訓練に行ってますよ」

 

比企谷隊(うち)狙撃手(スナイパー)は訓練熱心で助かる。娘と同年代だからかはわからんが鬼怒田さんからの評判もいいし、何か困ったら基本的に香にお願いして貰えば鬼怒田さんは落ちる。しかも妹みたいで可愛いし、たまーにドジなところがあるのがまた可愛らしい」

 

「八幡…、流石にちょっとそれはどうなのよ…」

 

「はははははは…」

 

「気持ち悪りぃ…」

 

琴葉は俺に汚いものを見るかのような視線を向け、ノッさんは少し引き()りながら苦笑いし、貴明に関しては、はっきりと俺を(ののし)る。これってもしかして…。

 

「声に…出てたか?」

 

「思いっきりね」

 

「す、すみませんでした…」

 

「あ、そう言えばあんた新しいトリガー作って貰ったんだって?」

 

「そうだが…誰から聞いたんだ? この事はあまり誰にも言ってないんだが…」

 

「桐絵ちゃんから」

 

「あいつか…」

 

まぁ、桐絵しか居ないわな。材木座も知ってるが、あいつは最近開発室にこもって何かやってるらしい。

 

「どんなトリガーなの?」

 

「弧月が伸びるトリガーとしか言いようがない」

 

「へぇ…。ちょっと貸してみなさい。使ってみたいわ」

 

「おい。オペレーターが使おうとすんな」

 

「あんた私が攻撃手(アタッカー)だったの知ってるでしょ」

 

「そりゃあ知ってるが…」

 

元々こいつは攻撃手で結構実力もあったのだが、トリオンの量が極端に少なかったので、前線で戦える見込みはほぼほぼなかった。一時期は攻撃手を頑なに辞めるのを拒否していたが、どうにか今ではオペレーターとして収まっている………が、こいつはボーダーの中でもかなりの戦闘狂で、A級1位太刀川隊の太刀川さんにも引けを取らないほどである。なので、特別にトリガーを持つ許可も降りている。

 

「貸してみなさいって」

 

「少しだけだぞ」

 

「ん、ありがと。じゃあ訓練室に行くわよ」

 

 

-ボーダー本部・訓練室-

 

「………」

 

「ドンマイ八幡くん…」

 

「簡単じゃない。このトリガー」

 

いや、こいつ本当に何なの? 天才だろ。俺じゃまだ使いこなせていないこのトリガーを10分程度で軽く使いこなせるようになりやがった。俺の5日間を返せ。

 

「何が難しいのよ?」

 

「長さの調節とか、トリオンの流す量が上手く出来なくてな」

 

「そんなの感覚よ。感覚。あれくらいの長さにするならこれぐらい流せばいいーとか、これぐらい流せばあれくらいの長さになるかなーって」

 

「…もうやだ。八幡おうちかえる」

 

「まぁまぁ、八幡くん落ち着いて」

 

「あれ? 八幡先輩たちじゃないですか? 何してるんです?」

 

俺が少し不貞腐(ふてくさ)れた所に訓練が終わったと思われる香がこちらへ向かってくる。

 

「ちょっと八幡のトリガーを借りて使ってたのよ。香こそ調子どうだったの?」

 

「絶好調です! 今日は当真さんとかが居なかったので1位取れました!」

 

ほわぁーとなんとも心地の良い雰囲気を醸し出す香。どことなくぞい子さんと同じような感じだ。香を見るだけで俺は1日を頑張れる気がする。今日も1日がんばるぞい!

 

「ちょっと八幡顔が気持ち悪いわよ」

 

「ひゃ、ひゃい…」

 

「あ、そうだ。僕これから八幡くんと一緒に玉狛支部に行って晩ご飯食べるんだけどみんなも来る?」

 

あ、そうだ。もう夕方だった…。さっきがんばるぞい! って言った俺が馬鹿みたいだ…。

 

「私は行こうかな」

 

「じゃあ私も行きます!」

 

「じゃあ俺も」

 

「ん、じゃあ行くか」

 

俺たちはその後、おいしいおいしい玉狛第一隊長の木崎さんの手料理を食べて俺以外は各自家に帰ったのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




無理矢理終わらせた感が否めない…。
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