fate/concerto   作:atpd

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新たなる始まり
No.01 序章/1


 

11/16 PM7:32

 

「サーヴァント、セイバー召喚に応じ参上しました。 君が僕のマスターかい?」

 

そう言いながら現れたのは、肩まで伸びた金色の髪、真珠のように輝く白銀の鎧をまとった女性にも見える少年だった。この出来事に俺は呆然として口が閉じなかった。なぜこの状況になっているのかと、言うと話は朝まで遡る。

11/16 AM10:15

「やっべぇ‼遅刻だ!」息を切らしながら全速力で少年が走り出している。そう、俺だ。俺の名前は鶫光一郎 剣道部に所属している高校2年生だ。でも俺は急いでて気がつかなかったんだ。白い髪の少女と茶髪のドレスを着た女がこっちを、見下ろしていたことに。

11/16 AM11:10

そんなこんなで俺は学校に到着した。

「ふ~間に合った~」「遅刻だバカ‼」そんな声が聞こえたと思ったら俺の頭にげんこつがクリーンヒット

「いってーな‼有栖!いきなり何すんだよっ‼」

「何すんだじゃないわよ!普段朝練にみんなより早く朝練に来るあんたが朝練に来なくてみんな心配したんだから‼」こいつは伊集院有栖(いじゅういんありす)。俺の幼馴染で俺も詳しい事は知らないけどいいとこのお嬢様らしい。「そっか、みんなにとんだ迷惑掛けちまったな。」「とりあえず、先生の所に行ってきなさい。先生きっとカンカンよ。」有栖に言われて 職員室に行こうと階段を昇っていた時に、あっ、先輩!と言う声が俺の足を止めた 「おっ柚花じゃねぇかどうしたんだ。」こいつは橘柚花(たちばなゆずか)。俺の1学年後輩で新聞部の1年生だ。

「ネタを探してる時に先輩を見かけたので声をかけて見たんです。先輩は何をしていたんですか?」

「あっ!やべぇ‼灯ちゃんの所にいかなくちゃ!柚花 桜井先生どこ行ったか知らねぇか‼」

「桜井先生なら資料室の方に行きましたけど...」

そう言いながら柚花は、階段の下の資料室のほうを指さした

「そっか資料室か‼ありがとな。柚花」

そう言って俺は階段を後にした

そして資料室に着いた俺は桜井先生に向かって

「せんせぇぇぇぇっ遅刻してすみませんでしたァァァ‼」

土下座した。そりゃもう全力で、後の桜井先生いわくすごくきれいなスライディング土下座だったらしい。

「はぁ…そこまで土下座されたら仕方ありませんね

ただし次はありませんからね。」

紹介が遅れたが彼女の名前は桜井灯美(さくらいともみ) 歴史を担当している教師で剣道部の顧問にして俺のクラスである2年A組の担任だ。

「有難う灯ちゃんこのご恩一生忘れないよ。」

「これに懲りたらもう二度と遅刻しないでくださいね。」

そう言うと灯ちゃんは資料室を後にした。俺も早く教室に行こうと思ったがバランスを崩して棚にぶつかってしまい資料室の棚にのっていた物を落としてしまった‼けれどなんとかバランスを立て直して拾たので無事だった。

(なんだこれ…水晶の欠片に、金色の柄?)

「とりあえず灯ちゃんに聞けばこれについてなにかわかるかもしんないな。)

よし!灯ちゃんに聞いて見ようそう思い俺も資料室を後にした。

11/16 PM4:00

放課後 帰り道

 

「で…結局桜井先生は出張に行っちゃって、それを渡せなかったってこと?」

そう聞いてきたのは俺の友人の鏡達也

本を読むのが趣味の文学少年でいつも眼鏡を掛けている。

「て言うかさぁ何でそのまま持ってきちゃったワケ?まず桜井先生が見つからなかったら資料室に返しに行ったりとかしないの!?」

うぅ…耳が痛い。やっぱり返しにいった方がいいよなぁ…

「そもそもそれは…ハッ‼」

 

「どうしたんだよ。この柄がどうかしたのか?」

 

「いやその柄と水晶って特徴、オートクレールに当ては

まると思ってさ」

 

「おーとくれーる??なんだそりゃ?」

 

「ローランの歌っていう叙事詩に出てくる剣さ。主役のローランの幼馴染であり親友のパラディン・オリヴィエの持ち物で作中だと優美な剣って表現されてる。」

 

「ふーん、オリヴィエねー。…で何でそんな大層な剣が

ウチの資料室に?」

 

そう俺が聞くと達也は首を横に振って答えた。

 

「僕が知るワケないだろ。でも大方授業の為に持ってきたレプリカとかじゃない?」

 

そう言った達也の表情は何処か切な気でそうであってほしい。と願ってるように見えた…そういえば達也の右手の掌についてる痣はいったいどうしたのだろうか。

聞いた方がいいのだろうか。

 

「なぁ…達也?その掌の痣、どうしたんだ?」

そう聞くと達也は何処か焦った様子で質問に答えた。

 

「あっ…これかい? 昨日段差に躓いて転んじゃってね。」

嘘だ……。いくらバカな俺だってわかる、今の達也は

何かを隠してるんだ。でも聞くのは辞めておこう。きっと聞いたら何か取り返しのつかない事になると思うから。そのあと暫く喋っていたらポツリ…ポツリと雨が降ってきた。

「おっ雨が降ってきたな…どっかで雨宿りするか。」

「そうだね。僕も君も傘なんて持ってなかったし……っ!!光一郎!避けて‼」

そう叫んだ達也に突飛ばされた俺がみたものは

巨大なギロチンのような刃物の上に座っている少女と

その刃物を槍で受け止めている青年。そして眼鏡を外して少女にハンドガンを向ける達也だった。

 

「サーヴァントとマスターが一組…そしてマスター候補

が一人。サーヴァントのクラスがランサーでマスターの貴方が魔眼持ち……でいいかしら?」

 

少女はそう問いかけるとニコリと微笑んだ。何故だろう俺にとってはその微笑みが不気味で堪らなかった。

それにしてもマスター?サーヴァント?いったいなんの事なんだろう。そう疑問に思っていると達也は少女の頭に銃を突きつけて答えた。

 

「確かにそうだけど、マスター候補?一体どういう事だ

光一郎には令呪は宿ってないしサーヴァントの気配も

しない。それに無関係の一般人を巻き込む事は反則ではないのか?」

そう言うと、少女は首を傾げると狂った様に笑いだした。

「一般人?フフッフフフッアッハハハハ無関係ですって?令呪が無いですって?

何を言っているの?

そんな事は関係ないのよ‼ だってこの聖杯戦争は普通では無いのだから。」

そういった少女が手をかざすと俺の真上に現れたのは縄に吊るされた巨大な斧のような刃物だった。

その刃物が振り下ろされる直前に刃物が砕けた音がした。上をみると刃物はすでにそこにはなくなってその代わりに無数の金属の破片が床に散らばっていた。そして達也が少女に向けて銃を撃つと弾は鎖となって少女に巻き付いた。

「これでも持って数分か……。取り敢えず逃げるよ!

ランサー‼逃げるまで時間稼ぎ頼んだ!」

「わかってるッスよ、マスター‼ このランサー!しっかりと勤めを果たすッス‼」

頼んだよ…小さく声を漏らした達也は俺の手を引いてこう言った。

「ゴメン‼後でちゃんと説明するから。今は僕の後を黙って着いてきて‼」

そう言われた俺は達也に手を引かれて走り出した。




いかがでしたか?小説を書くのは本当に経験が無くて取り敢えず書いてみようと思ったら。
思った以上のボリュームになっちゃいました。
取り敢えず次の回には光一郎のサーヴァントとなる英霊を出せたらいいなと思います
お読みいただきありがとうございました。
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