ご注文はハーブティーですか??   作:テレサ二号

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どうもテレサ2号です!

スロウスタートが終わってから特に見るアニメが無くて困ってます……。
何かオススメがあれば是非教えてください。

それでは本編です!!




10羽:贈り物は何ですか?見つけにくいものですか?

とある平日、帰宅した月は自室でクラシックを聴きながら楽譜を読んでいた。

すると窓の外にリゼがいることに気がつき、窓の外に目をやった。

 

「パトリオットサーブ!パトリオットサーブ!」

 

謎な技名を唱えながらリゼはバドミントンのラケットを振っていた。

 

(流石リゼ、軽く人を殺れるくらいのスイングスピードだな……)

 

「パトリオットサーブ!あ……」

 

リゼの手からラケットがすり抜け、木にバウンドし、ガラスを割った。

 

月は慌てて外に出た。

 

「リゼ、怪我は無いか!?」

 

「あぁ……怪我は無いが……」

 

リゼが割ったガラスの部屋を見ると、そこにはガラスの破片と割れたワインが転がっていた。

 

「どうしよう……」

 

「とりあえず片付けて謝るか……」

 

「そ、そうだな……」

 

「なんでバドミントンなんてしてたんだ?」

 

「チノが体育でバドミントンの試合があるらしくてな。それで練習を手伝っていたら私も燃えてきてな……。それで素振りをしていたんだが。」

 

「バドミントンの練習?俺は誘われなかったが?」

 

「運動音痴のお前を誘っても仕方ないだろ?」

 

「…………概念は理解してるんだ……概念は……」

 

リゼと二人で片付けていると使用人がやってきて、片付けを手伝ってくれた。

その後は手際の良い段取りで窓ガラスが交換されたが、割れたワインが元に戻ることは無かった。

親父さんが帰宅した後、リゼは父親に謝罪した。

 

「リゼと月に怪我が無くて良かった。ワインの方は気にするな!」

 

親父さんは許してくれたが、リゼは浮かない表情をしていた。

その後、しばらく考え答えを出したリゼは月に宣言した。

 

「私、明日からバイトの掛け持ちをする!父の日に欲しがってたヴィンテージのワインをプレゼントするんだ!」

 

 

こうしてリゼの掛け持ちバイト生活が始まった。

リゼはラビットハウスでのバイトをしながら、甘兎庵・フルールでのバイトを日替わりで行うことにした。

ちなみにフルールでのバイトは月が店長にお願いして許可を貰った。

 

 

~~~~回想~~~~

 

「店長ー!明日から父の日まで隔日で雇って欲しい人がいるんですけど?」

 

「相武君の紹介とは珍しいね?だけど今は人手は足りてるしなぁ……」

 

「物覚えがとても早くて、器用で何でもできます。ホールでも厨房でも働けますよ」

 

「ほう……相武君にそこまで言わせるとは興味があるな……」

 

(ヨシ、もう一押しだな)

 

「スタイルも抜群だから、ウチの制服似合うと思ったんだけどな……。無理なら仕方ないか……他のお店に頼んでみます!無理言ってスミマセン!」

 

「!!…………相武君。若者の社会勉強に貢献するのも我々大人の務めだと思わんかね?」

 

(食いついた!!)

「僕もそう思います」

 

「ではまた明日にでも連れてきたまえ」

 

「ありがとうございます!」

 

 

~~~回想終了~~~

 

 

「まさか月が店長に口利きしてくれるとはな♪」

 

「まぁ、店長とは仲良いから何かあったら言ってくれ」

 

「じゃあ、私はラビットハウスに掛け持ちの連絡をしてくるな」

 

「おう、俺はフルールのバイトに行ってくる」

 

 

リゼはバイト掛け持ちの連絡する為にラビットハウスに向かった。

月はリゼを見送るとフルールでのバイトに向かった。

 

 

 

 

フルールでのバイト中、今日はお客さんが少ない為、月とシャロは他愛のない会話をしていた。

 

「千夜ったらまた訳の分からないメニュー名開発してたのよ?」

 

「まぁそれが甘兎庵の持ち味でもあるからね 笑 」

 

「甘やかしちゃダメよ?メニュー名に力を注ぐくらいなら、味に力を注ぎなさいって思うのよ!」

 

(ごもっともだ……)

「甘兎と言えば、今日からリゼが甘兎庵でバイトを始めるな」

 

「え?リゼ先輩が!?」 

 

「おう。それと明日はフルールだな。フルールと甘兎で日替わりのバイトだ」

 

「え!?フルールにも来るの!?何か事情があるの?」

 

「父の日に親父さんが欲しがってたヴィンテージのワインを贈りたいんだと」

 

月はシャロに事の経緯を話した。

 

「俺も親父さんにはお世話になってるからな……何かしないと。シャロ、今度買い物に付き合ってくれないか?」

 

「い、いいけど……?//」

 

「助かるよ!俺この街のお店ってあまり知らないからさ。日にちはまた連絡する」

 

シャロは顔を少し赤らめて頷いた。

 

「ヨシ、とりあえず今日は甘兎にリゼを冷やか……見物に行こう」

 

「言い直しても意味はそんなに変わってないわよ!気を引き締め直して頑張りましょ?」

 

シャロと月は気を引き締めてバイトに勤しんだ。

今日は比較的にお客さんが少ない為、早く上がることができた。

 

「店長!明日は知人を連れてくるので、よろしくお願いします」

 

「あぁ、制服のメイキングはしっかりやっておくよ」

 

店長は満面の笑みでグッドポーズをしている。

月は店長にグッドポーズを返した。

 

(この人達ダメだわ……早く何とかしないと……)

 

シャロと月はフルールを後にした。

甘兎庵に着くとすでに和服に着替えたリゼが接客していた。

 

「あんまり見つめるなよ//」

 

「スミマセン//とっても良くお似合いなので//」

 

「うん、意外と似合ってるな」

 

「意外ってどういう意味だ!?」

 

和服姿のリゼをシャロと月はそれぞれの言葉で褒めた。

 

「それで?何にする?……なさいますか?」

 

「俺、春の夜の朧月夜で」

 

「何か分かるのか?」

 

「分からないけど、俺の名前入ってるからこれにする」

 

「そういえば私と月君って名前の相性いいわよね?千の夜と輝く月でしょ?私を彼女にしてみない?♪」

 

「下らない冗談言うなよ 笑。むやみやたらに男の人をからかうんじゃありません♪」

 

「てへ♪」

 

おふざけをする千夜の頭を月はお品書きで優しく叩いた。

シャロは少し頬を膨らませていた。

その後、シャロも別の物を注文し二人は千夜の作る和菓子を堪能した。

 

「美味しかった♪やっぱり料理のできる女の子っていいよな?」

 

「そ、そうね!」

 

月の言葉にシャロは何か思うところがあるような反応をした。

その後は他愛のない会話を交わして、リゼのバイト終了時刻になったために一緒に帰ることとなった。

 

「あのリゼ先輩。明日からはフルールでもバイトするんですよね?」

 

「あぁ、甘兎と日替わりでな。よろしくな♪」

 

「俺の事は相武先輩と呼びたまえ」

 

「何で月が先輩風吹かせてるのよ……。それじゃあ、明日楽しみにしてます!さようなら!」

 

「「じゃあなシャロ!」」

 

月とリゼはシャロと逆方向に向けて歩き出した。

勿論シャロは角を曲がったところでUターンしてきた。

 

 

翌日、フルールにやって来たリゼは早速更衣室で制服に着替えていた。そしてリゼの状態を確認するためにシャロは更衣室に入った。

 

「サイズ大丈夫でしたか?」

 

「問題ない……似合わなかったらはっきり言えよ?」

 

「いえ、先輩が着るとこの制服如何わしさが増すなと……」

 

シャロは少し頬を赤らめてリゼに称賛?を贈った。

ロッカーから出てきたリゼの制服姿を見た月も似たような称賛を贈った。

勿論店長は遠くからリゼを観察し、満足したように頷いている。

 

「では相武君は今日は厨房メインで。桐間さんは天々座さんに接客を教えつつ、ホールをよろしく頼むよ」

 

そういうと店長は奥に消えた。

 

「それじゃあ、あとは頼むなシャロ♪」

 

シャロとリゼに手を振ると月は厨房に入っていった。

シャロは早速リゼにフルールでの接客術を教えて始めた。

 

「あの先輩。いらっしゃいませの時は、恥ずかしいとは思いますが仕草を変えて、「いらっしゃいませ♪」と言った感じでお願いします」

 

シャロは右手を上げた独特のポーズを取ると100点満点の営業スマイルを発動した。

 

「分かった……ゴホン。い、い、い、いらっしゃいませ♪」

 

言われたシャロは顔を真っ赤にさせて照れた。

 

「お前が照れてどうする!!」

 

「スミマセン//何故かいけない物を見た気がして//」

 

その後、フルールの接客術をリゼに教え込んでいく。

飲み込みの早いリゼはすぐに接客を覚え、すぐに一人前として働いていた。

 

 

そして数日が過ぎ、リゼのフルールでのバイト最終日となった。仕事を終え更衣室でシャロと着替えながら話をしていた。

 

「あの……今日でバイト終わりですね、リゼ先輩?」

 

「あぁ!」

 

「このままここでバイトしませんか?先輩凄く輝いてました!」

 

「いや、遠慮しとくよ。この店の色に染まるのは自分に合わないからな。ところで、今からワインを見に行くが一緒に行くか?」

 

しかし着替え終わったリゼの頭にはロップイヤーが残っていた。

 

(先輩……若干染まってます//)

 

リゼとシャロはワインショップに向かったが、予想以上の値段の高さに目当てのワインを購入することができなかった。

シャロが機転を利かせ、バイト代でワイングラスを購入することにした。

 

「このグラスの透明感……堪らないですよね//」

 

「陶器フェチと言うか、器なら何でも興奮するんだな」

 

シャロの顔はうっとりしている。

 

「今ならセットがお得みたいです♪」

 

「親父とペアグラスはキツいだろ!」

 

「両親用とか考えないんですか?」

 

「あぁ……なるほど」

 

「こんなに頑張ったんだから、どんな物でも喜んでくれますよ♪」

 

「ありがとうシャロ!」

 

「ハイ!」

 

シャロがこの日一番の笑顔を見せた。

ペアグラスを購入するとリゼとシャロは店を出た。

 

「シャロ、今日はありがとな。明日、親父に渡すよ!」

 

「はい、先輩!頑張ってください!それでは失礼します!」

 

「あぁまたな♪」

 

リゼと別れたシャロは意気揚々で帰路に着くのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

帰路の途中シャロの携帯が震えた。

どうやらメールが来たようだ。シャロは内容を確認する。

 

~~~~~~~~~~~~

 

from:相武 月

title:バイトお疲れ様(^^)v

 

明日、シャロもバイト休みだったよな?

この前言ってた買い物に付き合って欲しいんだけど、

暇だったりするかな?( -_・)

先に予定が入ってたらゴメン(-人-;)

 

シャロが良ければ午前10時に噴水のある公園で待ち合わせでいいかな?(*^-^)

 

返事待ってます!

 

 

~~~~~~~~~~~~

 

 

「こ、こ、これは////。千夜に相談しなきゃ~~~!!」

 

シャロは甘兎庵に駆け込むのであった。

 

 

 

 




いかがでしょうか?

今回は月の出番少なめでした(  ̄▽ ̄)
次回は出番が沢山あるのでお楽しみに!!

中々チマメを出せなくてホントにスミマセン(ToT)
次回も出る予定では無いので、今しばらく気長にお待ちいただけると幸いです(*-ω人)

今回も演奏シーンが少なくてゴメンね、月君(笑)

ほなっ!(^^)ノシ
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