ご注文はハーブティーですか??   作:テレサ二号

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どうもテレサ2号です!

投稿の間隔が空いてしまい、申し訳ありませんm(_ _)m

シャロはアニメより原作の方が好きです。
ココアは逆かな~(  ̄▽ ̄)

では本編です!!


11羽:買い物行こうと街まで出かけたが?

「千夜~~!!大変なの~~!!」

 

千夜が店じまいの準備をしていると、シャロが甘兎庵に駆け込んで来た。

 

「あらシャロちゃん、いらっしゃい♪」

 

「こ、こ、これを見て!」

 

走ってきたのか息切れしているシャロは、月からのメールを千夜に見せた。

※10羽参照

 

「これは……デートのお誘い?」

 

「ら、月はそんなつもり無いと思うけど……」

 

「それで?シャロちゃんは何て返事したの?」

 

「まぁ、別にいいけどって……」

 

「ダメよ!!それじゃあ、行きたくないみたいじゃない!」

 

千夜と変なスイッチが入ったようだ。

 

「ありがとう月君♪楽しみにしてるわね♪くらいは言わないとダメよ!」

 

「それ私のキャラじゃ無いわよね……」

 

「それで?月君から返事は?」

 

「それじゃあ、また明日って」

 

「明日に備えて今夜は徹夜よ!!」

 

「寝るに決まってるでしょ!」

 

明日に備えて千夜とシャロは準備を整えた。

徹夜とまでは行かないが中々夜遅くなって行くのだった。

 

「Zzz…………」

 

そんなシャロの頑張りをこの男が知るよしも無かった。

 

 

 

翌朝

月はシャロとの買い物の準備の為、鏡の前で身嗜みを整えていた。そんな月にリゼは声をかけた。

 

「おはよう月。月が真剣に髪の毛をセットしてるなんて珍しいな?どこかお出かけか?」

 

「おはようリゼ。今日はシャロと買い物でさ。俺の身嗜みが整ってないとシャロが恥をかくかもしれないだろ?それだけは避けたいからなっと。ヨシ!いい感じ♪」

 

納得のいく感じにセットが完了し、月は頷いた。

 

一方のシャロは鏡の前で格闘していた。

 

「うーん、髪の毛の跳ね具合が決まらない……。」

 

「シャロちゃん、私がセットして上げる♪」

 

手慣れた様子でシャロの髪の毛を仕上げていく。

 

「はい♪できたわよ♪」

 

「ありがとね!それじゃあそろそろ行ってきます!」

 

「楽しんでね~♪」

 

シャロを見送った千夜は、携帯を取り出しメールを打ち出した。

 

"こちら千夜、ターゲットSが家を出たわ♪"

 

"了解!"

 

一方の月はと言うと、クラシックを聴いてリラックスしていた。

 

「月、そろそろ出なくていいのか?」

 

「うん、そろそろ出ようかな?行ってきます♪」

 

「おう、楽しんでこいよ♪」

 

月を見送ったリゼは、スマホを取り出しメールを打った。

 

"ターゲットLが家を出た。これからそちらに合流する!"

 

"了解だよ!!"

 

リゼと誰かの間でメールのやり取りが行われた。

 

 

リゼが公園に着くと、千夜・ココア・チノが待っていた。

 

「おはようみんな♪」

 

「「「おはよー(ございます)♪」」」

 

「千夜から尾行の話が来たときは驚いたよ」

 

「面白そうでしょ?♪」

((ホントはシャロちゃんが心配だったのもあるんだけど……))

 

「シャロさんと月さんのデートですか?正直お二人はお似合いだと思います」

 

「私もそう思う♪フルールコンビの息ピッタリだもんね♪」

 

チノのお似合い発言にココアが賛成した。

するとシャロが公園にやってきた。

シャロはハーフツインに水色のストライプのワンピースに、白の薄めのカーディガンを羽織っていた。

 

「シャロすっごく可愛い♪もふもふしてくる!」

 

「ココアさん!尾行がバレてしまいます!」

 

シャロの方に向かおうするココアをチノが食い止めた。

遅れること数分、月が公園にやって来た。

月は整えたショートマッシュにネイビーのドットシャツに白のチノパンを履いている。

 

「おはようー!ごめん、俺から誘っておいて待たせたかな?」

 

「おはようー。私も今来たところよ♪」

 

「あ、今日はいつもと髪型違うんだ?似合ってる。服装も清楚な色使いでシャロにとても良く似合ってるよ♪」

 

「そう?ありがと//」

 

(シャロちゃん照れてるわね♪)

 

「それじゃあ早速行きましょ?」

 

「あぁ、折角だから色々案内してくれよ♪」

 

「勿論よ♪」

 

シャロと月は並んで歩き始めた。

勿論ココア達は離れた所からついて来ている。

 

「まずはどこから行くんだ?」

 

「雑貨屋さんなんてどうかしら?」

 

「雑貨屋かぁ、面白そうだな♪」

 

月とシャロ揃って店内に入った。

店内にはアンティークから便利グッズまで所狭しと並んでいる。

 

「ティーセットコーナーだな」

 

「素敵だわ♪//」 

 

シャロの目は光輝いている。

 

「このティースプーンのセット可愛い♪……でも今月厳しいから買えないわ……」 

 

そこには一葉から四葉まで順番に並んでいる綺麗なティースプーンがあった。

 

「確かに可愛いな」

 

「まぁ買えない物は仕方ないわ。次に行きましょ?」

 

続いて音楽関係のコーナーに来た。今度は月の目が輝いている。

 

「これは透明な楽譜用のクリップ!これは買うしかない!」

 

「こっちはピアノクリーナーセット!?しかも安い!!これも買いだな!」

 

興奮した月はピアノ便利グッズを色々買ってしまうのだった。

一方のリゼ達は店内の離れた箇所から依然月達を偵察している。

 

「月さん、楽しんでますね。月さんってピアノの事になると凄く人が変わりますよね」

 

「確かになぁ。でも最近はピアノを弾いてる時のアイツが本当のアイツだと思ってきたよ♪」

 

「あ、シャロちゃん達次のお店に向かうわ!」

 

千夜の言う通り会計を済ませた月とシャロは雑貨屋をあとにし、次のお店に向かっていた。

 

「次はどうするんだ?」

 

「服屋さんを物色しましょう?私もいい服あったらセールで安くなったときに買いたくて」

 

「そうだな。俺もこの街に来てから一度も洋服買ってないし、そろそろ夏服も欲しいよな♪」

 

二人は服屋が多く並ぶ通りに向かった。

店内に入るとシャロは店内の目ぼしい服をチェックしていく。

月は躊躇なく女性服コーナーに入り、シャロとコーデについて話していた。

 

「このワンピース可愛い!」

 

「ホントだ!ギンガムチェックと大きなリボンが可愛いな♪」

 

「でも少し高くて買えないわ……」

 

「試着だけでもさせて貰ったら?」

 

「えっ!?買う気も無いのに悪いわよ」

 

「試着するのはタダだからいいだろ?スイマセン!試着させてください!」

 

月は店員さんを呼ぶとシャロを試着室に押し込んだ。

シャロも最初は戸惑っていたようだが大人しく着替え始めた。

数分後、ワンピースに着替えたシャロが試着室から出てきた。

 

「ど、どう?//」

 

「すっごく可愛い!とても似合ってるよ♪これに合うのは…………この白のミュールなんてどうかな?」

 

ギンガムチェックのワンピースと白のミュールがシャロの清楚さを引き出し、とても良く似合っていた。すると試着を終えるのを待っていた店員が声をかけて来た。

 

「彼女様、とても良くお似合いですよ?」

 

「か、か、か、彼女!?///」

 

「あはは、お上手ですね?じゃあ、このワンピースとミュールをいただこうかな?」

 

「ありがとうございます♪彼女様はお着替えになってお待ちください。彼氏様、お会計はレジにてお願い致します。」

 

そう告げると店員はレジへ向かった。

同じくレジに向かおうとしてる月をシャロが引き留めた。

 

「ちょっと!月が払う流れになってない?」

 

「そうだな?これは俺が払う流れだがどうかしたか?」

 

「私が着る物を月が買ってどーするのよ!」

 

「いいじゃないか。今日のお礼と少し早いけど誕生日の前祝いってことで、プレゼントさせてくれよ♪」

 

そう言ってシャロに微笑み月はレジに向かった。

シャロは試着室で嬉しさと恥ずかしさが合わさり、笑顔を隠せずにいた。

 

 

「月君……シャロちゃんの好感度を上げたわね」

 

「月は基本的に物を買わないからな、たまにはお金を使えて良かったんじゃないか?」

 

「えぇ!?ライト君ってあれだけバイトしてて、お金使わないの!?」

 

わりと無駄遣いしがちなココアがリゼに尋ねた。

 

「アイツがバイトをしてるのも留学費を賄う為だし、家にいてもピアノを弾いてばかりだからな。月一の街の音楽店のピアノメンテ代くらいだ」

 

「月さん、将来は留学されるんですか!?寂しいです……」

 

近い将来、月がこの街を離れて行くことを知ったチノは寂しそうな表情をした。

 

「ねぇリゼちゃん…………ライト君のピアノって売ったらどれくらいするのかな?」

 

「台無しです……」

 

寂しそうにしていたチノとは対称的に、ココアの目はお金のマークになっていた。

 

「親父が奮発したって言ってたから、かなりするんじゃないか?月も貰った時は気を失いかけたって言ってたし」

 

そんな話をしていると、月とシャロが服屋から出てきた。

 

「ヨシ、そろそろ昼頃だし。昼御飯でも食べますかね~。どこで食べようか?」

 

「実は提案があるんだけど……」

 

シャロは月を連れ広い公園にやって来た。

そこのベンチに腰かけると、持っていた手提げカバンから二つの弁当箱を出した。

 

「これ……私が作って来たんだけど良かったら……//」

 

「これシャロが作ったのか?」

 

「うん。お口に合うか分からないけどね」

 

お弁当はおにぎり二つと唐揚げ、卵焼き、アスパラのベーコン巻き、きんぴらごぼうのラインナップだった。

これがシャロと千夜の徹夜の成果だ。

特に卵焼きときんぴらごぼうは千夜のこだわりが強く、シャロの自信作だった。

 

「ではいただきます(*-ω人)」

「召し上がれ♪」

 

月はきんぴらごぼうを口にする。

シャロは恐る恐る月の反応を伺った。

 

「美味しいよ!このきんぴらごぼう!」

 

「そう、それは良かった♪」

 

箸を進める月を見て安心したシャロもお弁当を食べ始めた。

一方のココア達はその光景を見てお腹を空かせていた。

 

「私達もお腹空きましたね……」

 

「ふ、ふ、ふ、そんなこともあろうかとパンを焼いて来たよ!」

 

「珍しく偉いです」

 

「リゼちゃん!チノちゃんから褒めて貰ったよ!」

 

(これじゃあ、どっちが姉が分からないな……)

 

「私もおにぎり持ってきたの。私達もお昼にしましょう♪」

 

月達がしばらく動く気配が無いので、ココア達もお昼を食べることにした。

シャロは先程の服屋で気になったことを月に質問していた。

 

「ねぇ月。月って女の子の服屋さんに入るの慣れてない?今まで何回か女の子と行ったことあるの?」

 

「正月に姉さんに買い物に連れて行かれるんだよ。その流れがあったから、今日も躊躇せずに入れたね」

 

「お姉さんいたの!?お姉さんの年齢は?」

 

「今年20歳の19歳だね」

 

「どんな人?」

 

「完璧超人。自分の家族を良く言うのはどうかと思うけど、凄く美人で頭脳明晰、非の打ち所がないって言葉は姉さんの為にある言葉だと思ってる。ただ一点を除けば……」

 

「月にそれを言わせるなんて、凄いお姉さんなのね……。お姉さんは今大学生?もしかしてT大かK大とか行ってる!?」

 

「アメリカのH大で経済学と政治学を専攻してる」

 

シャロの理想の遥か上を行く超人ぶりにシャロは言葉を失った。

 

食事を終えた月とシャロはあまりの天気の良さに気持ち良くなっていると、前日の徹夜と日頃の疲れがたまっていたシャロは気づかぬ内に意識を手放した。

そして月の肩に頭を乗せる形で眠っている。

月はシャロの頭を自分の太ももの上に乗せ、眠っているシャロの頭を撫でた。

 

「いつもお疲れ様。あまり頑張り過ぎるなよ?」

 

シャロだけに聞こえるくらいの声で囁く。

勿論尾行しているココア達には聞こえるはずもなかった。

すると月はスマホを取りだし、電話をかけ始めた。

リゼのスマホが鳴る。

リゼを含めた四人の背筋が凍った。

 

「もしもし……」

 

「もしもしリゼ?そろそろ満足しただろ?シャロが気づく前に尾行を止めて貰えないかな?」

 

「び、尾行?何のことだ?」

 

「今、シャロが寝てて動けないけどリゼの居場所も分かってるぞ?前を見てみろ」

 

リゼ達が前を見ると月はこちらを見つめながら、手を振っていた。

リゼ達は観念し帰宅することにした。

 

「撮れ高も充分だし、満足だわ♪」

 

一番満足げな千夜はウキウキで甘兎庵に帰って行った。

 

 

 

一時間後、シャロは目を覚ますと月の顔が真上にあり、シャロは自分の置かれている状況を理解できず混乱していた。

 

「おはよー、良く寝れた?あんまり気持ち良さそうに寝てたから起こせなかったよ」

 

「えぇ?//え、え、え?//」

(きっとこれは夢ね!)

 

シャロは手を伸ばし、月の頬をつねった。

 

「ひゃろ、ひはい(シャロ、痛い)」

 

「夢じゃない!?」

 

膝枕されていたシャロは飛び起きた。

 

「普通は自分の頬をつねるんじゃないのか?」

 

「ごめんなさい……」

 

「さて、気を取り直してプレゼントを選びに行きますか♪実は買いたいものは決めてあるんだ!」

 

月はシャロを連れて紳士服のお店に入ると、迷わずネクタイピンコーナーに向かった。

 

「親父さんは私服でも仕事着でもネクタイを付けてることが多いから、ネクタイピンを贈りたいなと思って」

 

そういうと、アーガイル柄の物とボーダー柄の物の2つを手に取った。

 

「2つ贈るの?」

 

「いや、もう一人贈りたい人がいるんだ」

 

そういうと月は少し寂しそうな顔をしてレジに向かった。

その送り先が誰かはシャロには分からなかった。

 

その後、ネクタイピンを購入しシャロとお店の前で別れた。

月はシャロを家まで送りたかったがラビットハウスでのバイトの時間が迫っていたため、シャロに頭を下げて別れた。

 

 

 

 

シャロが家に着くと、千夜がシャロを待っていた。

 

「シャロちゃんおかえりなさい♪撮れ高バッチリよ?」

 

そう言って千夜はビデオカメラを取り出したそこにはシャロが月の肩に頭を乗せる所から、月がシャロに膝枕をするところまで写っていた。

 

「でも残念なのが、月君がシャロちゃんの頭を撫でながら何か言ってるのよ!!でもこの距離じゃ聞こえなかったの……」

 

当のシャロは自分が寝てる間にされていたことを知り、顔を真っ赤にしていた。

しかしそのシーンを納めた写メが、しばらくシャロの携帯の待ち受けになっているのだったのだが、千夜以外は誰も知ることは無かった。

 

 

 

 

翌日

月はもう一つのネクタイピンを郵便ポストに投函していた。

贈る相手は月の父だった。

 

「父さん、ここまで育ててくれてありがとう……」

 

月は父にお礼を言いながら投函した。

しかしその贈り物に送り主の名前と住所は記されていないのであった。

 

 




いかがでしょうか?
 
オリジナルになったので、投稿まで中々時間がかかりました(^^;

シャロの服装はすぐ決まったんですが、月の服装が中々決まらず、結局は自分の私服と同じにしました。
ゴメンね月君(笑)

俺もシャロを膝枕したい!
いやされたい!
何て言ってみたり(  ̄▽ ̄)

それではまた次回!ほなっ(^^)ノシ
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