GWいかがお過ごしでしょうか?
この前レディープレイヤーワンの4DXを観てきましたが、凄く面白かったです!
ガンダムが出てきたシーンは笑えました(笑)
皆さんも機会がありましたら、一度ご覧になってはいかがでしょうか?
今回はチマメがメインの回です!
チマメファンの皆さんお待たせしました!
では早速本編です!!
とある天気のいい日曜日、夕方前にバイトを終えた月は街の景色を眺めながら帰路に着いていた。
「やっぱこの街の風景って美しいよなぁ。昔行ったドイツの景色に似てる所あるし。この景色に合う音楽はっと♪ベートーヴェン交響曲第9番第3楽章だな♪」
交響曲第9番第3楽章、アダージョ・モルト・エ・カンタービレ
。ベートーヴェンの有名な第9番の中で最も穏やかな曲でホルンの音色が美しいこの曲は、水や木組みの家が並ぶ美しい景色に非常にマッチしている曲だ。
「第3聴くと歓喜の歌まで聴きたくなるよな……。そうだ!少し遠回りをして行こう♪」
いつもは真っ直ぐ帰路に着く月だが、ベートーヴェンに誘われるようにいつもは通らない公園を通る事にした。
公園は綺麗に手入れされた芝生と、それに映えるように置かれているベンチ、そこら中にいる可愛らしいウサギと自然調和に溢れた公園であった。
「うーん♪木漏れ日が気持ちいいなぁ♪」
月が街路樹の間の道を歩いていると、中学生くらいの女の子がベンチの裏や下などを覗き込んでいた。
「おかしいなぁ……どこに行ったんだろう?」
どこか困っている様子の女の子に月は声をかけた。
「どうかしたのかな?困り事なら話してくれると嬉しいんだけど?」
「お、お母さんから知らない人とは話しちゃいけないって言われますから……」
「お母さんから困ってる人がいたら助けてあげなさい、って言われた事ない?」
「あぁ♪それも言われたことあります♪」
「だから今は君がその困っている人。俺じゃ力になれないかな?」
月がそう言うと女の子は少し悲しそうにして、月に事情を話し始めた。
「お母さんから貰った羊の防犯ブザーが無くなっちゃったの。今朝家に出る時にはカバンの中に入ってたんだけど、家に帰ったら無くなってて……」
「それで心当たりがあるこの公園を探していたって訳か?」
「そうなんです。お母さんから貰って大切にしてたのに……」
「ヨシ!探すか!形と色はどんなのだ?」
「えぇ!?ピンクに羊の模様が入ってるやつですけど、流石に悪いですよー」
「ここで困ってる女の子を放って帰ったら、家にいる鬼軍曹に怒られるからな!それに見つけたいだろ?二人なら見つかる可能性二倍だし!」
「ご迷惑じゃなければお願いしてもいいですか?」
こうして、二人で公園の中を探し始めた。
広い公園内をあっちこっち探した。
しかし、中々見つからず途方に暮れていた。
「陽も途方も暮れちゃいましたねー」
「お、中々上手いこと言うな。って感心してる場合じゃないよな……」
すると葉っぱを加えたウサギが月の目の前を横切った。
「もしかしたら、ウサギが巣穴に持って行ったのかもしれない!」
そう言って月は公園内のウサギの巣穴を探し始め、しばらく探した後、ブザーを発見した。
「あったぞ!これじゃないか!?」
「うん!これ!」
「「やったー!!ヽ(*´∀`)八(´∀`*)ノ」」
喜びのあまり、二人はハイタッチをした。
「ゴメンなさい……。私のせいで服が泥だらけに……」
「なに、服なんて汚れたら洗えばいいんだし、見つかって良かったな♪良く頑張った!」
そう言って月は女の子の頭を撫でた。
女の子は恥ずかしそうにしながらも嬉しそうにしていた。
「さて、陽も暮れたし帰るとするか♪一人で帰れるか?」
「うん!家から近いですから♪」
「それじゃあ、またな♪」
「バイバーイ♪」
手を振る女の子に背を向け、月は公園を後にした。
「お名前聞くの忘れてたな……。凄く格好いい人だったなぁ。あんな人がお兄さんだったらいいのに♪また会えるかな?」
帰宅後、泥だらけの月の服を見たリゼが、何かの特訓と勘違いして事情聴取がしつこかったが、月は泥遊びをしていたの一点張りで本当の事は言わなかった。
~~~~翌日~~~~
学校に登校したチノに、友達が寄って来て他愛無い話をしていた。
「そういえばこの前、お母さんから貰ったブザーを無くしちゃって、凄く格好いいお兄さんに一緒に探して貰ったんだ♪」
「見つかったんですか?」
「うん♪凄く嬉しかったよ♪」
「おぉ、メグに好きな男ができたのか!?」
「そんなんじゃないよー。ただ……あんな格好いい人がお兄さんだったらいいのになって思っただけだよー♪」
「メグさんと私は一人っ子ですからね。やはり兄妹や姉妹に憧れてしまいますよね。ウチには自称姉がいますけど……」
「兄貴なんていてもウザいだけだぜ?すぐに喧嘩になるし」
「それはマヤちゃん家だけだよー」
「兄妹がいなければ喧嘩もできませんからね……」
「そうだ!今日、チノん家に遊びに言ってもいい?喫茶店の手伝いやってみたかったんだー♪」
「私も行ってみたい♪」
「いいですよ?父には私から連絡しておきます」
こうしてチノ達はラビットハウスに行く約束をするのであった。
一方の月は学校での居残りを終え、部活の助っ人に駆り出されたリゼと合流し、ラビットハウスに向かっていた。
「月が居残りなんて珍しいな?何してたんだ?」
「音楽の先生がスタインウェイのピアノを弾きたくないか?って誘ってきてな。その誘惑に勝てずにピアノを弾いて来てしまった……」
言葉とは裏腹に満足げな表情を見せる月であった。
「月がバイトじゃないのにラビットハウスに行くのって珍しいな」
「あそこは居心地いいんだよ。チノちゃんが煎れてくれるコーヒーも上手いし♪」
「そっか♪」
自分のバイト先を褒められ嬉しくなったリゼは月に微笑んだ。それと同時にリゼが何かを探し始めた。
「あれ?無い?無い!?無い!!」
「何が無いんだ?」
「私の護身用の武器だ!」
「物騒なもん持ち歩いてんじゃねーよ……。最近は探し物に縁があるな……」
「何か言ったか?」
「いや、こっちの話」
「きっとラビットハウスだ!急がねば!!」
そう言ってリゼはラビットハウスに向け、全力で走り去った。
もちろん月が全力で走っても追い付くことは無いので、月はあとからゆっくり歩いて行くことにした。
ラビットハウスに着いた月は入口から店内に入ると、学校の制服姿のままのココアとリゼ、ラビットハウスの制服を着ている見知らぬ女の子二人を見つけた。
そしてこの内の一人がモデルガンとコンバットナイフを握っている。
「リゼー!!物騒な物を持ち込むでない!!」
ティッピーが大声で叫んだ。
「リゼー。探し物は見つかったか?」
「月か?今ちょうど見つけた所だ。それは素人に扱えるものじゃない……返せ」
「その台詞格好いい!!」
(ティッピー……ウチのリゼが物騒な物を持ち込んでゴメンなさい)
月は心の中でティッピーに謝罪した。
「あ、アナタは!!あの時のお兄さん!!」
「ん?君は……あの時の女の子?」
「もしかして♪この人がメグが言ってた格好いいお兄さん?」
「マヤちゃん!本人の前で言っちゃダメ!!」
「と、とりあえず席に着いて自己紹介といかないかな?チノちゃん、キリマンジャロを1つ」
「ありがとうございます。少々お待ちください」
カウンターに座り、チノがコーヒーを持ってきた所で自己紹介をする流れになった。
「それじゃあ、ライト君、リゼちゃん、紹介するね?私の新しい妹達です♪」
「「嘘を付くな」」
「二人は私のクラスメイトです」
「マヤだよ!」
「メグです!」
「リゼだ!」
「月だ、ヨロシクねマヤちゃん、メグちゃん♪」
「あのぅ、月お兄さんって呼んでもいいですか?」
「私にはお姉ちゃんって呼んでくれなかったのに!?」
「いや、普通に月か月君って呼んでくれ……」
お姉ちゃんと読んで貰えなかったショックにココアは落ち込んだ。月はお兄さんと呼ばれるのを軽く拒否した。
「リゼって立ち振舞いが普通の女の人と違うねー♪憧れちゃうなー♪」
「やっぱり、私って浮いてる!?」
「ココアちゃんを私の目標にするね!」
(俺のいない間に何があったら、そんな発言が出て来るんだ!?)
「そんなこと初めて言われた!!お姉ちゃん嬉しいよ♪」
どうやら、マヤはリゼにメグはココアになついたようだ。
「ねぇチノ?チノはどっちに憧れてるの?」
「強いて言えば……シャロさんと月さん?」
「「ですよねー」」
(その言葉……シャロに聞かせてやりたいよ)
チノはシャロになついているようだ。
「ねぇチノ、今日はこのまま手伝っていい?」
「あ、はい。もちろん」
「わぁ♪ありがとう♪私コーヒー煎れて来るね?」
「お♪私もやってみたーい♪」
こうしてマヤとメグがお手伝いをする事になり、ココアとリゼは月と一緒にコーヒーを飲むことにした。
「リゼちゃんと月君と一緒にお客さんしてよーかな♪」
「俺は元々お客さんだけどな……」
「何か新鮮だな♪」
「はい、どーぞ♪」
メグから三人分のコーヒーが提供された。
「ありがとう♪メグちゃん、コーヒー豆は生のまま食べない方がいいよ?」
「うふふ♪知ってるよー 笑」
「親の影響を受けると殺伐とした考え方が身に付いて大変だよな……お互い……」
「お互い?」
「まぁそれは同意だな」
リゼの発言に月は同意した。
カウンターでは一人取り残されたチノが少し寂しそうな表情をしていた。
「おじいちゃん……この気持ちは何なのでしょうか……」
そんなチノの表情を月は見逃さなかった。
その夜、月はチノにメールを送ってみた。
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From:月さん
こんばんわ、ラビットハウスでの
お仕事お疲れ様(^^)
今日ラビットハウスでコーヒーをいただいた時、
少し元気が無いようだったけど大丈夫かな?
何か気になることがあって、俺でも相談に
乗れるような事なら、話してくれると嬉しい。
何かあったらいつでも連絡ください(*^-^)
PS.俺の杞憂だったらゴメンね(  ̄▽ ̄)
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ちょうど考え事をしていたチノは月のメールに思わず微笑んだ。
「月さんはいつも優しいです♪」
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From:チノちゃん
こんばんわ、メールしていただき
ありがとうございます。
ご心配おかけしてスミマセン。
元気が無かった訳ではありませんが、
自分でも分からない気持ちがあって
どうしようかなと思っていました。
一度月さんに話を聞いていただけると
嬉しいです。
お時間いただけませんか?
月さんがバイトやピアノの練習が忙しいのは
知っていますので、お時間があればでいいです。
バイトやピアノを優先してくださって
構いません。
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メールを受け取った月は少し呆れた表情を見せた。
「困ってる時くらいは自分を優先すればいいのに。いつも相手を一番に考える優しい子だな……。こんな時は千夜が頼りになりそうだな……」
更に月は返事を打った。
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From:月さん
チノちゃん、明日は仕事休みだったよね?( -_・)
だったら甘兎庵で和菓子でも食べながら
お話できないかな?(^^)
チノちゃんと二人きりで出かけた事無いし、
いい機会だから二人で出掛けよう♪
良い返事を期待して待ってます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
月からの思わぬお誘いにチノは多少驚きながらも月の提案を承諾した。
次の日。
月とチノは甘兎庵を訪れた。
するとアンコが月に飛び付いて来て、構ってくれアピールをしてきた。
そんな月とアンコのやり取りをチノは羨ましそうに見ていた。
「おうアンコ。今日も可愛いな♪でも今日の主役は彼女だから構ってやるのはまた今度な?今日はチノちゃんにくっついてやってくれないかな?」
一通りアンコを撫で終えた後アンコに提案すると、分かったから分からぬか、アンコは月から離れチノの足元に移動した。
それに目を輝かせたチノは足元のアンコを抱き上げた。
テーブルに着いた月とチノは千夜から抹茶を受け取った。
「はい、どーぞ♪」
「ありがとう(ございます)」
「今日は俺だけじゃ役不足かもしれないから、千夜にも話を聞いて貰おうと思って甘兎庵にしたんだけど、大丈夫かな?」
「はい、ありがとうございます。スミマセン、お仕事中に」
「ううん、チノちゃんの力になれるなら嬉しいわ♪」
「それでそのお友達がどうしたの?」
(引き出し役は千夜に任せた方が良さそうだな。俺はまずは聞き役に回ろう)
「時々お店に来るようになって……。ココアさんとリゼさんの妹のようになってて……。」
(シャロちゃんに言ったらどうなるかしら?)
(チノちゃんの話に集中しなさい……)
「それに心がモヤモヤするんです……」
「嫉妬してるのね?」
「嫉妬?誰にですか?」
「これが嫉妬なのか?」
(チノちゃんは自覚が無いのね。月君はまさかの鈍感なのね……)
心の中で千夜はツッコミを入れた。チノはアンコを頭に乗せ、更に話を続ける。
「ココアさんは年下なら誰でもいいんです!」
(誤解を招く発言だわ……)
(誤解を招く発言だ……)
「リゼさんはマヤさんに親近感を覚えたみたいですし、メグさんもマヤさんも私の事を忘れてしまっているみたいでした……」
「チノちゃん……。寂しいならいっそウチの子になっちゃいましょ?♪」
「余計ややこしい事に……」
「話をややこしくしてんじゃねーよ」
千夜のボケにすかさず月が突っ込んだ。
すると裏側のテーブル席から見知らぬ女性が声をかけてきた。
「あのー、もしかしてラビットハウスのお孫さんでしょうか?」
「そうですが。おじいちゃんのお知り合いですか?」
「ラビットハウスには学生の頃よくお邪魔していました。でも最近は心の準備が……」
「心の準備?」
(ん?チノちゃんの悩み相談から、見知らぬ女性の悩み相談に変わってないか?)
「モヤモヤする気持ち分かります。とても大切な人たちに囲まれているんですね」
(気のせいか……。この女性にしばらく成り行きは任せて良さそうだな)
「私、どうしたらいいのか分からないんです……。こんな気持ち初めてで……。」
「初めてですか……。それはいいことなのかもしれません」
「いいこと?」
「きっと心が教えてくれてるんだと思います。あなたはあなたが思っている以上に、その人達の事が好きなんだって……。スミマセン、差し出がましい事を……。では私はこれで」
(不思議な人だ……)
そういうと見知らぬ女性は席を立ち、その場を離れて行った。
お会計を済ませた千夜がテーブルに戻ってきた。
「私ったらダメね……。チノちゃんの相談にちゃんと乗れなかったわ……」
「スマナイ、俺もだ……」
「そんな事無いです。話を聞いていただいて心が軽くなりした」
そう言われた月と千夜はお互いの顔を見合せ微笑みあった。すると甘兎庵の入り口が勢いよく開かれた。
「り、り、り、り、り、リゼ先輩に妹ができたってどういうこと?」
入って来たのはシャロだった。
「メールしたんですね……」
「シャロ……その格好って事はバイト中じゃないのか……?」
月は冷静にシャロの過ちを指摘した。
そして甘兎庵を後にしたチノと月はラビットハウスに向かっていた。
「そうだ!帰りに寄りたい場所があるんだけどいいかな?」
そう言って月がチノを連れて向かった先は、この街で唯一の音楽店だった。
「音楽店ですか?」
「あぁ、ここのおじいさんにはいつもお世話なっててね♪」
そういうと月はチノを連れ、店内に足を運んだ。
「やぁ、おじいさん景気はどうですか?」
「おぉ、月君か。いつも世話になってるね」
「いえいえ、こちらこそいつもお世話になってます♪」
「お二人はどういったご関係ですか?」
「俺のピアノのメンテナンスと調律を毎月してもらっているんだ」
「月君はお得意様だからね♪」
「おじいさん、アイツまだいます?」
「あぁ、いつもの指定席にいるよ。好きに使っていいよ」
「ありがとうございます」
月はおじいさんに礼を告げると窓際にある一台のピアノの所にやってきた。
「このピアノは?」
「だいぶ昔からこの店にあるピアノらしくてね。いわゆる売れ残りさ。おじいさんがしっかりメンテナンスしてるから状態はいいんだけど、中々買い手が見つからなくてね」
そういうと月はマイクをスピーカーに繋ぎ、ピアノの鍵盤蓋を開いた。
「マイクを使うんですか?」
「今日は弾き語りをしようかなと思ってね♪」
「月さん、歌はお上手なんですか?」
「音痴では無いと思うけど、あまり人に聴かせた事は無いから自信は無い。気が向いたらチノちゃんも一緒に歌ってくれたらいい。それじゃあ」
「♪~♪♪~♪♪」
月はチノにメッセージを込め、世界に一つだけの花を歌い始めた。
月の弾き語りが店内だけでなく店先にも響き渡り、通行人は次々と足を止めた。
月の歌唱力はプロ並みで透き通った歌声とピアノ伴奏がマッチしており、チノは固唾を飲んだ。
二番に入る前に月はチノに入ってくるように促し、マイクを渡した。
チノもまた高い歌唱力を持っており、月は驚きながらボーカルはチノに任せ、演奏に集中する事にした。
チノの歌声と月の演奏に次々と見物人は増えていった。
「♪~♪♪~♪♪♪」
月が演奏を終えると店内と店先から拍手が沸き起こった。
月は会釈をするとチノの元に歩み寄った。
「月さん、演奏と歌がとても素晴らしかったです!シンガーソングライターでも行けるのでは無いですか?」
「あはは、ありがとう♪チノちゃんも綺麗な歌声だったよ?母親譲りの綺麗な歌声なのかな?」
「あ、ありがとうございます//」
「少しはスッキリしたかな?」
「はい!ありがとうございます♪」
店先から離れた所でたまたま通りかかった、タカヒロとティッピーは目頭を熱くさせていた。
数日後、ココアとリゼも同じように寂しさを覚え、マヤとメグもチノを心配していた事に気がついたチノはいつも通りの元気を取り戻した。
月にはお礼のメールが届き、月は一安心をした。
その夜、ラビットハウスで仕事をしているとタカヒロが声をかけてきた。
「今回は色々と骨を折ってくれたみたいだね。チノも元気を出してくれたみたいだし、ありがとう」
「いえ、俺は何もしてませんよ。ただ和菓子を食べて、いつも通りピアノを弾いただけですよ」
「あの歌唱力なら歌手を目指してもいいと思うけどね」
「え!?聴かれてたんですか!?//」
「あぁ、感動した親父が泣いていたからね」
「お前も泣いていたじゃろうが!!」
「今度、ラビットハウスでも披露しますよ。ラビットハウスジャズバンド二世の弾き語りをチノちゃんと二人で」
「チノは恥ずかしがってしそうに無いがのぅ」
「それもそうですね♪」
更に翌日、月のピアノの調律に来たおじいさんからあのピアノが売れたことを嬉しそうに報告された。
「誰かさん達の演奏を聴いたお金持ちのお嬢さんが、お父さんに頼んで買っていきおったわい」
「そうですか……。行った先で大切にしてくれる演奏者に出会えるといいですね……」
「ヨシ、調律が終わったぞ♪」
「さて、今日もやりますか♪」
「♪~♪♪~♪♪♪」
天々座家にいつも通りピアノの音色が響き渡った。
古いピアノとチノの幸福を祈るように、丁寧に丁寧に弾き上げていった。
いかがでしょうか?
自分はチマメならメグちゃん派です(  ̄▽ ̄)
まぁ三人とも可愛いんですけどね(笑)
今朝気がついたんですが、お気に入り登録が100人達成しました\(^^)/
処女作なので100人なんて、遥か先だと思っておりましたが嬉しい限りです(*´-`)
これからもご愛読していただけると幸いです。
感想などもまだまだお待ちしております!
ではまた次回お会いしましょう!
ほなっ!(^^)ノシ