今回は中々筆が進みませんでした……。
でも他の方が書かれている小説を読みつつ刺激をいただき、書く事ができました!!
気が向いたら他作とコラボ回作るかもしれません(*´-`)
本編に入る前に一つ注意事項です。
カノンちゃんの一人称は私(わたくし)と読んでいただけると、カノンちゃんのキャラが立ちますのでよろしくお願いします。
では本編です!
「「「「月(君)(さん)の許嫁ーー!?」」」」
「はい♪」
驚きのあまりシャロの魂は宙をさまよっている。
一方の月はいきなり押し倒された上に頬にキスをされた状況を理解するのに時間を要していた。
「お、お二人は交際されているんですか?」
「付き合ってはいませんが恋人以上の関係ですわ♪」
「お、お名前は?」
「私、華音と申します~♪」
「!!。ちょっと待った!!」
それまで静寂を保っていた月が声を上げた。
「何でこんなところにいるんだよ…………姉さん」
「「「「お姉さんーー!?」」」」
混乱が収まるのを待ってから、月は改めて自己紹介するように促した。
「初めまして、相武 華音です。月の姉です♪いつも月がお世話になっております」
カノンがお辞儀すると皆深々とお辞儀を返した。
「月のお姉さん!?」
「あ、シャロちゃんの魂が返ってきたわ♪」
「それで?姉さん大学はどうしたの?」
「大学?大学ならもう卒業しましてよ?」
「は?今年二年だろ?」
「長く通うのは面倒だから飛び級したんですの♪」
「嘘だろ!?」
「お姉さんはアメリカに留学してるって言ってたろ?アメリカなら飛び級なんてそんなに珍しい話じゃないだろ?」
「姉さんが通ってた大学はアメリカのH大だぞ!?しかも2つ学部を専攻しててだぞ?」
「でも卒業したんですわ♪」
カノンの超人っぷりに皆言葉を失った。
その時、月に話があったタカヒロがやってきた。
「月君……こん……や…………の。美咲君…………」
ガシャン!!
タカヒロは持っていた皿を落とし、皿が割れた音が店内に響き渡った。
「タカヒロさん!?」
「あらあら大丈夫ですか?」
「いや、大丈夫だ。知人に似ていた者で」
「あぁ、おそらく母ですわ♪初めまして私、相武カノンと申します。いつも月がお世話になっております」
カノンがお辞儀をするとタカヒロもお辞儀をした。
「香風タカヒロです。月君にはいつもお世話になっております」
「ご丁寧にありがとうございます。そうだ!皆さんのお名前を聴かせていただけませんか?」
皆が顔を見合せ、年上のリゼから自己紹介を始めた。
「天々座リゼです。月は私の実家に居候してて、家族のように仲良くさせて貰ってます!」
「リゼさんですね♪月を暖かく迎え入れていただき、ありがとうございます」
「保登ココアだよ!ライト君とは同じ日にこの街に来てからずっと仲良くしても貰ってるよ♪」
「ココアさん。目元がモカさんにそっくりですわね♪」
「保登モカです♪ココアの姉です♪改めてよろしくねカノンちゃん!」
「はい♪モカさんとはとても仲良くなれそうですわ♪」
「宇治松千夜です。和菓子喫茶の甘兎庵ってお店の孫娘です♪カノンさんのお母様も常連さんだったらしいので、良かったらカノンさんも一度来てください♪」
「千夜さんですね♪今度甘兎庵に伺わせていただきますね?」
「桐間シャロです……。月とは同じ喫茶店でバイトさせて貰ってます。よろしくお願いします//」
(ふーん、なるほどですの)
「シャロさんですね。これからも月をよろしくお願いしますの♪」
「香風チノです。月さんには妹のように可愛がって貰ってます」
「あらあら♪月の妹って事は私の妹と言っても過言では無いですわね♪よろしくお願い致しますねチノさん♪」
一通り挨拶を終えるとこの日は解散となった。
月はそのままラビットハウスに残り、バータイムのバイトに就いた。
そんな月と離れた所でタカヒロとティッピーが会話をしている。
「お前、ココアの姉が泊まるのを黙っておいたな」
「ちょっとしたサプライズだよ。驚いただろ?わざわざ宿をとらなくても空いてる部屋があるんだし、ココア君と積もる話もあるだろう」
「それに、その方がチノも楽しめるだろうと言う訳じゃな。しかし……」
タカヒロとティッピーは月に視線を向ける。
そこには月と月にデレデレになっているカノンがいた。
「ねぇマスターさん、閉店までこの子を指名したいのですけど」
「当店ではそのようなサービスは行っておりません!」
「あ!このカボチャのポタージュ、月が作ったんですの?マスターさん!このポタージュ全部買いますわ!」
「他のお客様の迷惑になりますので!ご遠慮ください!」
「いけずですわ……」
そう完璧超人で容姿端麗のカノンの唯一の欠点は重度のブラコンであることである。
しばらく月の働く姿を見ていたカノンが月に声を再びかけた。
「ねぇ月。少し変わりましたね」
「そうかな?」
「そうですわ♪昔より暖かく笑うようになりましたわ」
「そうかな//」
「それに昔より顔が大人びてますわ。そうだ!今度ピアノを聴かせてくださいな♪」
「姉さんがセッションしてくれるならいいよ?どうせ持ってきてるんだろ?」
月の質問にカノンは微笑み頷いた。
「あれはあれで良い姉弟なのかもしれんな」
「そうだな。今日はつかの間の姉弟水入らずを邪魔しないでおこう」
ティッピーとタカヒロは二人を微笑ましく見守るのであった。
しばらくすると月のスマホが鳴った。
相手はリゼだった。
「もしもし、リゼか?どうした?」
「もしもし、月か?今日、カノンさんはどこに泊まる予定なんだ?」
「姉さん、今日はどこに泊まるんだ?ってリゼが」
「今日はどこかホテルでもお借りしようかと思ってますの」
「だそうだ」
「だったらウチに来てもらってくれないか?部屋は余ってるし、月のお姉さんを1人にするわけにもいかないだろう。それに親父も月の母さんに似てるカノンさんに会いたいってさ」
以前月が姉は母にそっくりだと言っていた事を思いだし、リゼの親父さんはカノンと会いたがっているようだ。
「だってさ」
「ではご厚意に甘えさせていただきますわ♪」
月は電話を切ると再び仕事に戻るのだった。
それから仕事を終え、片付けを済ませてから月はタカヒロに挨拶をした。
「タカヒロさん、お疲れ様でした。お先に失礼します」
「お疲れ様。片付けまで手伝って貰ってスマナイね」
「いえ、大丈夫です。それでは失礼します」
月は頭を下げると帰路に向かった。勿論カノンも一緒だ。
二人をタカヒロとティッピーは見送っていた。
「ねぇ月、手を繋いで帰りませんこと?」
「絶対に嫌だ」
「そうだ!久しぶりに一緒にお風呂に入りましょ!?お背中流してあげますわ♪」
「絶対に駄目」
「今夜は一緒のお布団で……」
「以下同文」
それを見ていたティッピーが口を開いた。
「あ、あれはあれで姉弟仲が良いのかもしれんな」
「………………」
その答えは誰にも分からなかった。
帰宅後、月は親父さんにカノンを紹介した。
珍しく動揺する親父さんを見た月は思わず笑うのだった。
翌朝、リゼが月を起こしに行くと部屋の前でカノンが涙を流していた。
「どうしたんですか!?」
「うぅ……これを見てくださいな」
カノンが指差した先には月の部屋のドアがあり、そこには貼り紙がされていた。
姉さんへ
許可なくこの部屋へ立ち入る事を禁止します。
守れない場合は姉さんの事が大嫌いになります。
尚、俺が起きるまでは部屋へのノック等はしないようにしてください。
「月が冷たいですわ……」
「わ、私が起こしますよ」
リゼがノックし、部屋に入ると月は丁度起きて着替えを済ませた後のようだった。
「おはよーリゼ。どうした?」
「おはよー。カノンさんが泣いて待ってるぞ?」
「いいんだ。こうでもいないと部屋に忍び込んで来るからな」
「………………」
カノンのブラコンっぷりにリゼは言葉を失った。
その時、リゼのスマホが鳴った。相手はココアだった。
「もしもしリゼちゃん!?パンを焼きすぎちゃって困ってるの!!今日、お姉ちゃんとカノンさんを誘ってみんなでピクニックしない?」
「話が唐突だが理解した。カノンさんと月は大丈夫か?」
月とカノンはウインクしながらピースサインをした。
(リアクションが全く同じ…………。やはり姉弟だな)
「大丈夫だそうだ」
「それじゃあ12時に池のある公園に集合だよ!バイバーイ♪」
「あぁまたな」
リゼは内容を月とカノンに伝えると、準備を終えた二人を連れて池のある公園に向かった。
公園に着くとすでみんな揃っており、風呂敷を開いて早速お昼の準備をした。
一通り、準備を終えるとシャロがココアに声をかけた。
「それで?パンを作り過ぎちゃったからみんなでピクニック?」
「うん♪」
ココアの話によると、モカさんとどちらがチノちゃんに相応しいパンを作れるかの勝負となり、熱くなった二人はパンを作りすぎてしまったらしい。
公園には桜が咲き誇り、春を感じさせる朗らかなそよ風が吹いていた。
「お天気も良くて……」
「気持ちいいなぁ~♪」
「それじゃあ!パン大食い大会始めるよ~♪」
「雰囲気が台無しだ!」
ココアの風情をぶち壊す発言にリゼは突っ込んだ。
「ただし、この中にマスタード入りスコーンがありまーす♪」
「ぶーっ!!」
(ティッピーが当たりを引いたか……)
スコーンを食べていたティッピーがスコーンを吹き出した。
「奇遇です♪私もロシアンルーレットぼた餅持ってきたの♪」
「最悪の意気投合だ!」
するとシャロがパンを置いた。
「もう食べないのか?」
「美味しそうだけど、すぐお肉付く体質なので」
するとモカがシャロを後ろから抱き締めた。
「何を!?//」
「もふもふ、もふもふ~♪。うん、もっともふもふしててもいいと思うよ?」
「何ですか、その判断基準!//」
「あら?私ももふもふしたいですわ♪」
続けてカノンがシャロを抱き締めた。
「もふもふ~ですわ♪」
「ふぇっ!?//」
(や、柔らかくていい匂いがする!!)
「あら?確かにもう少しもふもふしていても良いと思いますわ♪」
「お、お二人がそう言うなら……。いただきます……」
「「うんうん♪」」
「ギャー!!私の友達がどんどんお姉ちゃんの妹になって行くよー!!」
ココアの悲痛な叫びが公園に響き渡った。
「そう言えばさっきから月が静かだな」
リゼが月の方を見ると、月は黙ってサンドイッチを食べていた。
そんな月にモカが心配そうに尋ねた。
「もしかして口に合わなかったかな?」
月は首を横に振ってもぐもぐと笑みを浮かべながらサンドイッチを食べている。
「あぁ、そういう事ですの。月は玉子サンドが大好物なんですの♪子供の頃から、ピアノに没頭してても玉子サンドを持って行けば、ピアノから離れてくれますの♪」
「そんな対処法があったのか!!」
「シャロちゃん!これはメモよ!」
「いちいち言わなくていいの!!」
月の意外な好みが分かった所で、シャロのツッコミが炸裂した。
月の笑みを見ていたカノンは、満足そうにモカとココアにお礼を言った。
「今日は美味しいパンもいただいてありがとうございます。ココアさん、モカさん♪。私から何かお礼が出来れば良いのですが…………。そうだ!つまらない物ですが」
カノンは持ってきていたアンティークのケースを開いた。
その中には綺麗なヴァイオリンが入っていた。
「皆さんのお食事のお供に一曲弾かせていただいてもよろしいですか?」
「是非聴かせてください!!」
チノと瞳が興味で輝いた。
「それでは弾かせていただきますわ♪」
「♪~♪♪~♪♪♪」
カノンが弾き始めたのはベートーヴェンのロマンス 第2番へ長調 作品50。
ベートーヴェンが1798年に作曲したヴァイオリンと管弦楽のための曲で、穏やかでやさしい旋律に心洗われるヴァイオリンの名曲である。
カノンは作品のイメージ通り、穏やかで優しく滑らかで美しく弾き上げていく。
「♪~♪~♪♪」
カノンは演奏を終えると小さくお辞儀をした。
すると皆感動したようで大きな拍手をした。
「カノンさん素敵です!」
「私も心が心地よくなっちゃった♪」
チノとモカはうっとりしている。
すると月はカノンに指摘した。
「姉さん、少し腕が落ちたんじゃないのか?」
「あら、やはり月の耳は誤魔化せませんわね♪留学中も月一のレッスンは欠かさなかったのですが、やはり弾く頻度が少ないから腕が落ちても仕方ありませんの♪」
久しぶりに気持ちよく弾けたのか、カノンは笑みを浮かべながらケースにヴァイオリンを納めた。
ヴァイオリンの演奏もそこそこに、パンを食べ終えた月達はそのまま公園内を散歩していた。
「はぁ~♪お腹いっぱ~い♪」
「腹ごなしにランニングでもするか!」
「それはちょっと……」
「俺も……」
「私も運動は苦手ですの…………」
(やはり姉弟だな……)
「あ、ボート乗り場があるわ?」
千夜の視線の先にボート乗り場があった。
「ボートって、乗ったこと無いです」
「おぉ~気持ち良さそう♪みんなで乗ろうよ!」
「それならくじ引きで4組に別れて競争するってのは?」
ココアの提案にモカがルールを追加した。
「4組に別れて!?//」
~~~~~シャロの妄想~~~~~
月とシャロが同じボートに乗っている。
「シャロ見てごらん♪水面に桜が写って綺麗だよ?」
「ホントね」
「でも桜より君の方が綺麗だよ、シャロ♪」
「月…………//」
二人はボートの上で手を握り合った。
~~~~~妄想終了~~~~~
「一位になったチームの人は、何でも命令できるようにしましょう!」
「雰囲気壊すルール作るな!!」
「ちょっと待った!!」
千夜のルール追加に月が待ったをかけた。
「ルールの追加はいい……。しかしくじ引きだけはダメだ!。くじ引きは姉さんの思う通りにしかならない!」
「どういう事だ?」
月の理解し難い発言にリゼは疑問を唱えた。
「姉さんの勘は物凄く鋭いんだ。
だから少し先の未来を見通す事ができるのではないかと、一部の関係者から言われている。
ウチの会社でも姉さんが太鼓判を押した事業は必ず上手く行き、姉さんが難色を示した事業は必ず赤字になっている。
人は姉さんの事を未来を司る女神スクルドと呼ぶ。
また天運を兼ね備えており姉が望んだ事は、ほぼその通りになるため、姉さんの事を神の愛娘と言う人もいる」
「そんなの嘘だよ~♪」
「そうだよ、ライト君ったら大げさだよ!」
「だったらココア、今からコインを10回連続で投げるから姉さんが10回連続で表か裏かを当てたら信じてくれるか?」
「勿論だよ!確率で言ったら0.1%にも満たないもん」
月はカノンとコイントスをする。
カノンはあっさり10回連続で当てた。
カノンの恐るべき能力に一同は言葉を失った。
「でもくじ引きなんだから、公平ですわよ?」
「月、仕方ない。諦めろ……」
リゼが月を諭すと渋々月はくじ引きに賛成をした。
くじ引きの結果は、
①モカ・チノペア&オマケのティッピー
②リゼ・千夜ペア
③ココア・月ペア
④カノン・シャロペア
以上の組み合わせになった。
正直重度のブラコンであるカノンは月とペアになるものだと思っていた月は驚きを隠せなかった。
「姉さん!俺と組みたく無かったのか!?」
「何も言ってますの、くじ引きなんですから全ては運ですの♪」
「月、少し考え過ぎだぞ」
驚きを隠せない月をリゼが宥めた。
そしてそのまま4組がそれぞれボートに分かれた。
シャロは月と別のボートになったことを悲しみながらも、姉のカノンと同じボートになった事に緊張を隠せなかった。
「あ、あの!私が漕ぎます!」
「あらありがとうございますわ♪私、こういうのは苦手でして♪」
「一番最初に向こう岸の木にタッチした人が勝ちにしましょ♪」
千夜が勝利ルールを決めた事でいよいよレースが始まろうとしていた。
皆それぞれ気合いが入っていた。
「あれか!よーし!」
力自慢のリゼ。
「悪いけど、みんな私の言うことを聞いて貰うことになるからね!」
負けん気の強いココア。
「やる気満々です!」
ただただ可愛いチノ。
それぞれが自分を鼓舞するとティッピーのかけ声でいよいよレースはスタートした。
「レディー!!ゴー!!」
「私に追い付いてごらーん♪」
「あぁ!!チノちゃんが連れ去られる!!」
モカ・チノペアが猛烈なスタートダッシュを切った。
「フレー!フレー!フレー!フレー!」
「あはは♪こういうのって楽しいな♪」
千夜が一生懸命に応援しながら、リゼがマイペースにボートを漕いでいるリゼ・千夜ペア。
「えへへ♪何だかデートみたいだね♪」
「そう言われるとそうだな。でも勝負だって事を忘れるなよ?」
デート気分を楽しむココア・月ペア。
「水面が綺麗ですわね♪」
「そ、そうですね//」
シャロが緊張でそれどころではない、シャロ・カノンペア。
以上の順番でレースがスタートした。
千夜の応援に心なしか気持ちが入っていない事に気がついたリゼは千夜に理由を尋ねた。
「千夜、何か考え事か?」
「やだ!顔に出てた?」
「私で良ければ相談に乗るぞ?」
「ありがとう……。あのね、さっきココアちゃんが言ってたでしょ?友達みんなモカさんの妹になるって……」
「どうもあの人にはペースを崩されるな♪ってどうした!?」
千夜の浮かない表情にリゼは再度理由を尋ねた。
「あのね……」
「あぁ……」
「私だけ……モカさんにもふもふされてない……」
「………………」
千夜のくだらない悩みに、リゼはどう返すのが正解なのか答えを探していた。
そしてそんな二人を少し離れた所から、シャロとカノンが見つめていた。
「みんなと少し離れちゃいましたね……」
「いいのよ♪やっと二人きりになれましたわね♪」
「ふぇ!?どういう事ですか?」
「私、シャロさんと二人きりになる機会を伺ってましたの♪」
「わ、私に何か聞きたい事でもあるんですか?」
「えぇ♪シャロさんは月の事を好きなんでしょう?」
「ふぇっ!!//」
シャロは戸惑いながらも重度のブラコンであるカノンに恐る恐る真実を伝えた。
「はい……/。そうなんです……//」
「やっぱりそうですわ♪」
「怒らないんですか?」
「久しぶりに合った月はどこか暖かい顔をして笑うようになってましたの。それはきっとアナタのおかげですわシャロさん♪。私が帰るまでに一度二人でお食事に出掛けませんこと?シャロさんが月のどこが好きになったか聞かせて貰いたいんですの♪」
「はい!喜んで!」
「うふふ♪シャロさんは私公認の妹ですわ♪ですから、私の前ではそんなにかしこまらなくてよろしいですの」
本当の妹ができたように嬉しそうな笑顔をカノンは浮かべた。
「そういえば、カノンさんはどうしてこの街に来たんですか?モカさんはココアに会いに来たみたいですけど、カノンさんも月の様子を伺いに来たんですか?」
「私…………」
カノンを水面の先を遠くを見つめるような瞳で見た。
シャロは月と同じ癖をカノンに見出だし、やはり姉弟なんだなと感じた。
「私…………結婚しますの」
カノンの視線は水面からシャロへ移り、その瞳にはシャロが写っていた。
カノンはシャロを見つめると、照れながらもどこか寂しげに微笑んだ。
いかがでしょうか?
はい!カノンちゃんの正体は月のお姉さんでした!
要所要所にフラグを立てていたので、気づいた方もいらっしゃったのではないでしょうか?
そして今回はカノンちゃんが主役と言っても過言ではない回となりました。
この辺の話はもう少し長くなりますので暖かい目でご愛読していただけると幸いです。
では今回はこの辺で。
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ではまた次回!ほなっ!(^^)ノシ