ご注文はハーブティーですか??   作:テレサ二号

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さていよいよシャロちゃん登場です!

シャロちゃんの性格とか言動を上手く表現できるか不安ではありますが、頑張ります!!p(^^)q


では、本編です。




3羽:入学式の日にちを間違えたりしない…たぶん

「えぇ!?月、ウチの学校だったのか!?」

 

「言ってなかったっけ?」

 

入学式前日、夕食を済ませ入浴後、リゼは月の部屋のベッドの上で雑誌を読んでいる。月は机で楽譜を読んでいる

 

「ウチはお嬢様学校だから男子生徒はほとんどいないぞ?」

 

「らしいね…。今年も俺を含めて5人だってさ」

 

「ほほぅ、お前……女の子に囲まれて幸せな3年間を過ごすつもりだなー」

 

リゼは月をからかいながら月の反応を伺った。しかし月は楽譜から目を離さずリゼとやり続ける。

 

「仕方ないだろ…。この辺の学校で特待生制度があるのウチだけだもん」

 

「おいおいちょっと待て月………ウチの学校はとても頭が良くないと特待生にはなれないんだぞ? 笑。入試もここらで一番難しいし」

 

リゼは笑いながら、やや呆れた様子で月に問いかけた。

 

「確かにこの辺では一番難しかったな。まぁ分からない問題は一問も無かったけど」

 

「な……お前……ただのピアノ馬鹿じゃなかったのか…」

 

「人をどんな目で見てんだよ……」

 

今度は月がジト目でリゼを見つめた。

 

「なら明日は私も在校生として入学式に参列するから、早く寝て寝坊するなよ、後輩♪」

 

「了解です、リゼ先輩」

 

「せ、先輩!?いい響きだな……」

 

「「おやすみー」」

 

リゼは雑誌を閉じ、月の部屋を後にした。月も楽譜を閉じ、翌朝に向けて制服、カバン、靴の確認をして布団に入った。

 

「…………いい匂いがする」

 

先程までリゼが乗っていた布団から女の子特有の甘い匂いがして、月は顔が少し赤くなった。

 

 

~~~翌朝~~~

 

「おはよー」

 

「おはよーございます」

 

制服に着替えたリゼと月は、テーブルに座り朝食を取っている。

 

「ブレザー良く似合ってるな」

 

「ありがとう…学ランに憧れはあったけどやっぱこっちのが落ち着く」

 

白のブレザーに黒のシャツ、チェックのネクタイに黒のズボンが良く似合っている。男子の制服姿を間近で見る機会が少ないリゼは思わず見とれていた。

 

「そんなに男子の制服が珍しい?」

 

「い、いや、なんでもない…」

 

リゼは長く見つめていたことに気付き思わず下を向いた。

 

「じゃあ、特待生は早めに集合らしいから、俺先に行くわ」

 

「あぁ、また後でな!」

 

「行ってきます」

「行ってらっしゃい♪」

 

この当たり前のようなやり取りが月は嬉しくなり、笑顔で屋敷を出るのであった。

 

学校に着くまでの間、恐らく同学年と思われる女子生徒からかなり指差された。中にはキャーキャー騒いでいる女子もいたおそらく、男子生徒が珍しいんだろう思い、月は女子生徒を無視することにした。

学校に着くと、早速クラス割りを確認した。どうやら月のクラスは男子は月1人のようだ

 

「1年2組か……。あいぶって名字は見つけやすいとこだけは長所だよな」

 

すると学校の放送が鳴った

 

<<ピンポンパンポーン>>

 

「新入生のお呼び出しを致します。1年2組の相武君、桐間さん、至急校長室まで来てください。繰り返します……」

 

悪いことをした覚えが無いが、入学式の登校早々に校長室への呼び出しを食らった。

 

「なんだろ?校長自らおめでとうでも言いたいのかな?」

 

などと少し冗談を言いつつ校長室に向かった

校長室に着くとノックをした後、校長室に入室した。

 

「失礼しまーす!新入生の相武でーす!」

 

中には校長はおらず、恐らく新入生であろう女の子がソファーに座っていた。

 

「あ、貴方は?」

 

月の体に雷が走った。金髪のウェーブがかかったショートヘアにリボンのような黒のカチューシャ、エメラルドのように輝く瞳に脚には黒のニーハイを履いている。

 

(人形みたい子だな!しかもメッチャ可愛い!本物のお嬢様なんて初めて見た!!)

 

月はお嬢様であるリゼのことを完全に忘れていた。

 

「あの……?」

 

そうこうしていると校長が入ってきた。

 

「入学おめでとう!

 早速で悪いが、入学式では特待生が

 新入生代表挨拶をすることになっている

 二人には代表挨拶をしてもらいたいんだか

 大丈夫かな?」

 

すると女の子は顔面蒼白と言った感じで震えている。

 

「あわわ……ど、ど、ど、どうしよう」

 (´Д`;≡;´Д`)←こんな感じ

 

月は一息つき、校長に提案した。

 

「挨拶なんて長すぎても疲れるだけですし、僕が長めに話しますから僕1人でどうでしょうか?」

 

月は将来ピアニストを目指すに当たり、人前に出る機会があれば必ず率先して出るようにしている。

 

「君がそれで良ければ私は構わないよ?桐間さんもいいかな?」

 

「え?あ、ハイ!!」

 

「では、決まりということで。早速文章を考えますから、これで失礼します」

 

月は校長に挨拶した後、校長室を後にした。

 

「新入生入場!!」

 

入学式が始まると1組から順番に体育館に入っていく。

その後に月達2組が入場した。

在校生の席を見つめるとリゼと目が合った。

リゼは小さくこちらに手を振っている

 

(リゼもあの男みたいな趣味と早とちりが無ければ見た目は可愛いのにな)

 

するとリゼは頬を膨らませこちらを睨んでいる。

 

(心が読めんのかよ!?こわっ!!)

 

「新入生代表挨拶。1年2組 相武 月!!」

 

いよいよ、月の出番がやってきた。

 

「暖かな春の訪れと共に、私たちは高校1年生として入学式を迎えることが出来ました。門に咲き誇っている桜の花がまるで私達を歓迎しているかのようでした」

 

当たり障り無い文章を話していると、保護者席にリゼの親父さんが来ていることに気づいた。

続いてリゼを見ると嬉しそうにこちらを見ている。

月は思わず嬉しくなり最後にアドリブを入れた。

 

「僕には夢があり、僕とその夢を受け入れてくれた人がいます。その人には感謝してもしきれません。将来の夢の為にこの三年間日々努力するつもりです。その中で困らせることや喧嘩してしまうこともあるかもしれません。それでも自分のこの胸の中にある感謝の気持ちを三年間忘れず、

日々を積み重ねて行きたいと思います。これからよろしくお願いします。 

新入生代表 相武 月」

 

頭を下げるとこの日1番の拍手が沸いた

 

入学式を終えると各クラスに戻り早速自己紹介することになった。月はもちろん出席番号1番なので最初に自己紹介することになる。

 

(相武って名字はこんな時嫌だな……)

 

「相武 月です。趣味は色々あって、特技はピアノです。

得意科目は英語で、将来の夢はピアニストになることです。三年間よろしくお願いします」

 

お辞儀すると凄い拍手が起きた。

 

「新入生代表!!」

「挨拶かっこ良かったよ!!」

「このクラスで良かった!!」

「相武君、付き合ってる人いるの!?」

「この中なら誰がタイプ!?」

 

など女子が騒ぎ始めた。それを先生が制した後、自己紹介は更に続いた。

 

「き、桐間 紗路です。趣味は紅茶を飲むこと特技は特にありません。得意な科目は数学です。よろしくお願いします」

 

(さっきの子、桐間さんって言うのか……。やっぱこのクラスではトップクラスに可愛いな)

 

思わず月は見とれているとクラスの自己紹介は終わりHRをした後、今日は終礼となった。

終礼後、月の周りには女の子が集まっている

 

「相武君ってピアノ弾けるの?凄い!ピアノ王子って呼んでいい??」

 

「いや、普通に相武って呼んでくれ…」

 

「相武君ってどんな女の子が好きなの?」

 

「素直で明るい子かな?あと料理が好きな子とか……」

 

「キャーキャー!!」

 

「じゃあ、好きな音楽は?」

 

「く、クラシック全般かな?」

 

(最近の女の子って圧力凄いな!!)

 

「それじゃあ、俺帰るから!また明日!」

 

月は話を早々に切り上げ走って教室を後にした。

校門まで来ると月は息を整え、校門から校外に出た。

校門の前には桜の木が満開に咲き誇り、そこには桐間紗路がいた。

 

(絵になるな……)

 

思わず見とれているとこちらに気づいたようで下を向いている。

 

(無愛想な変な奴って思われたかな?)

 

そう思いながら月は挨拶だけして帰宅することにした。

 

「さようなら桐間さん、また明日」

 

月がシャロの後ろを通り過ぎようとした時、月の右腕の袖がシャロから引っ張られた。

 

「わ、私も帰る方向そっちなの……良かったら一緒に帰らない??//」

 

シャロは顔を赤くして提案した。月は了承し、二人並んで歩き始めた。

 

歩き始めてしばらく経ったが、シャロは依然何も喋らず

前だけを向いている。月も特に話すこともない為、歩調を合わし歩いている。

しばらく歩いていると

 

「あ、あの!!今日は新入生代表の挨拶引き受けてくれてありがとう……」

 

「なんだそんなことか……自己紹介でも言ったけど、俺はピアニスト目指してるから人前に立つ機会があれば立つようにしてるだけだよ。だからお礼なんていいよ」

 

「結果的に助かっちゃったからやっぱりお礼だけは言わせて?ありがとう!!」

 

シャロのお礼に月は笑顔で頷いた

 

「それと……お礼って訳じゃないんだけど、友達と食べようと思って焼いたクッキーがあるんだけど貰ってくれないかな?//」

 

シャロは顔を赤めながら、月に可愛らしい包みに入ったクッキーを取り出し、月に差し出した。

 

「うん!ありがとう!早速食べていい!?」

 

「ふぇ!?べ、別にいいけど!?」

 

月は包装の上部を開封し、クッキーを1つ摘まむと口に運んだ。

 

「お!美味しい!ハーブティーのクッキーか!」

 

月が2つ3つと口に運ぶとシャロは嬉しそうに微笑んでいた。

 

「それじゃあ、俺はこっちだから。また明日、桐間さん!!」

 

月とシャロの分かれ道が来た為、月はシャロに別れを告げた。するとシャロは月のブレザーの裾を掴んできた。

 

「あの……私のことはシャロって呼んで?あなたのことは月って呼んでいい?」

 

シャロは顔を赤く染め、月に質問した。シャロは月より身長が低い為、自然と上目遣いになっている。

 

「もちろんだよ!これからよろしく!シャロ!」

 

「よろしくね月!!それじゃあまた明日会いましょう♪」

 

シャロのおしとやかな微笑みに今度は月の顔が赤くなる。

 

月とシャロは別れを交わし、シャロは自分の家に向かって歩き始めた。

 

しばらくシャロを見送った後、月は貰ったクッキーを1つ口に運んだ。

 

「甘っ」

 

そう呟き帰路に着くのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シャロが帰路に着く途中

 

「の、野良ウサギ……。怖い……。通れない……」

 

「ん?あぁ、また通行の邪魔してるな?シッ!シッ!」

 

そういうと野良ウサギはどこかに行った。

 

「大丈夫か?それじゃあな!」

 

「ほわぁ~~//」

 

ここでも新たな出会いが発生していたのあった。

 

 




いかがでしょうか?
長くなってしまいましたorz


ついにシャロ登場です!まだリゼの方がヒロイン感ありますねwリゼルートに変更もありえるかも(笑)

チノ派の皆さん、いずれチノ&ラビットハウスとも絡ませて行こうと思っておりますのでしばらくお待ちくださいm(_ _)m


明日より仕事に復帰するので、更新ペースは少し落ちると思います!

それではまた次回!!ほなっ!!
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