一人の男とガールズバンド達   作:AZAZEL

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最近オリキャラばっかりでしたね、何かすいません

取り敢えず今回からは原作キャラの方々にも戻ってもらうので勘弁して下さい
では本編どうぞ


11話

演奏が終わる、いやー久し振りにドラム叩いたけど疲れるねこれ

それにGLAMOROUS SKYって結構激しめなんだよね

 

「と言うか華蓮、何故に英語Ver.で歌ったよ」

 

「気分かしら…これと言って理由は無いわよ」

 

さいでございますか、さてさて…アイドルの卵ちゃん達の反応を見ようじゃないか

 

「す、凄いです!ボーカルも…ギターもドラムもプロ以上でした!!」

 

「…貴方々は、一体何者何ですか?」

 

おっ、クールビューティちゃんの表情が驚愕に染まってるなぁ

これはこれで新鮮味があって宜しいな

 

「何者ねぇ、一般人……って言っても信じてはくれなさそうだね」

 

「貴方が一般人?寝言は寝て言いなさい」

 

「人の事言えない貴女に言われたくないね」

 

「……まあ、これが私達と貴女達との差よ」

 

「……それ程までの実力を持っているのに、何故貴方々は普通に暮らしているんですか…」

 

まあご最もな意見ですわな

俺と華蓮、それに晶奈も加えても一緒にバンドでも組めばそりゃ売れるだろうさ

 

まあ、実際そんな面倒臭い事なんて絶対やらないけどね…特に俺が

 

「逆に聞くが普通に暮らしてはいけない理由がどこにあるのかね?」

 

「そ、それは…」

 

「別に才能があるからそれを活かせなんて義務は何処にも存在しない、した所で従わないけどね」

 

「……才能が無い者達への侮辱だと思いたければ思えばいいわ、けどそれを思った時点で自分自身を無能と決定付たのは自分よ」

 

「残念ながら君達と俺達じゃ信念や性格、心情なんかがまるで違う…グループとしての仲間を見つけたいなら他を当たりな…ま、いざとなれば甘える事の出来る相手が見つかるといいな」

 

そこでまた華蓮に睨まれる

だからねぇ、俺は生憎こういう性分なんだってば…それにこれくらい言ってあげないとこの娘達への為にならない

 

「私達は甘えたくてメンバーを集めていたんじゃない…!」

 

「君がそう思っていても事実的に他にメンバーが居ればいざとなった時に甘える事が出来るだろ?口ではそう言ってもその状況が来た時に耐えられるのかな?」

 

「っ……」

 

「……悔しかったら二人で成り上がってみろよ、そしたら話でも文句でも聞いてやるよ」

 

踵を返しドアへと向かう、その途中に立っていた勝山さんの肩へポンッと手を乗せる

 

「まあそう言うことだ勝山さん、やる気の無い奴等を雇ってもいい事は何も無いぜ?ここは諦めておいてくれや」

 

「……はぁ、分かったよ…素直に手を引くよ」

 

「話が分かる人で良かったわ、じゃなければ……彼女達の、若しくは貴方の信念が木っ端微塵だったかもね?」

 

悪どい笑を浮かべる華蓮、おぉくわばらくわばら

ほら見ろ勝山さんの笑顔が見た事ないくらいに青ざめてるぞ、まあ俺も華蓮と同じ意見だけどさ

 

ドアを開け、外に出る

 

「……おやおや、パスパレの皆さん…どうも」

 

「ええ、こんにちは幸貞君…こんな所で会うなんてね」

 

あらあら、何やら女王様がご立腹…お怒りになられてますね

それを後ろからオロオロと眺める麻弥ちゃんと丸山先輩&イヴ…あ、俺基本的に自分の学校にいる先輩以外には軽いんでそこんところよろしく

因みに花音ちゃんは別枠だから

 

ていうかそこの天災、ガン見してくんな…

 

「はぁ…面倒臭いなぁ、華蓮先帰ってて」

 

「いいのかしら、貴方一人でどうにか出来るの?」

 

「するしか無いでしょうが、それに貴女が居ても状況は変わりゃしないよ」

 

「邪魔者は早々に退散しろって事ね、そうさせてもらうわよ」

 

背を向けて手を振りながら帰っていった

 

いやまぁ別に邪魔という訳じゃ無いけど、恐らく女王様が用事あるのは俺の方だし

華蓮が居てもやる事無いのよね

 

「…今のはお姉さん?」

 

「ああ、双子のな…それで何か用かね、女王様?」

 

「あの子達は一応私達の後輩なの、後輩のデビューを邪魔されて怒らない先輩は居ないと思うのだけれど?」

 

「成程ねぇ、なら女王様…貴女は彼女達を餓死させたいのかね?」

 

「……餓死?」

 

「餌を与えられ自立心を無くした生き物は餌を捕ることを止める、何故か分かるか?誰かしらが餌を持ってきてくれると勘違いするからだ、そしてやがて餓死をする」

 

女王様以外は意味が分かっていないようで首を傾げていた、まあ流石女王様だよな

伊達に芸能界を長く経験してないわ

 

「貴女ならこの意味が分かる筈だし、どれ程大事な事なのかも理解できる筈だ…いいや、理解が出来なかったら貴女は今ここ(芸能界)に居ないだろう」

 

「……そうね、確かにそれは大事な事だわ…けれど、少し位は協力してあげてもいいんじゃないかしら?」

 

「甘いねぇ、甘々だ…そこで少しでも飴を上げてしまうと人というモノは堕落してしまう、鞭を振るうところはとことん振るわなくちゃいけない」

 

まあそれ以前に面倒臭いってのがあるんだけどね

平坦で平凡な人生を送りたいって言ってんのにアイドルやるとか矛盾もいい所だろ

 

「それに俺が態々協力してやる義理もないでしょう?」

 

「ゆ、幸貞君!それは言い過ぎだと思うよ!」

 

「言い過ぎも何も事実ですから丸山先輩、誰がなんと言おうと俺は俺の道を歩いて生きて行くんです…俺の道だけが俺を創るのだから」

 

ま、世間一般的にはこういう生き方をしてる奴の事を自己中…と言うのだけれどね

自覚がある分まだ俺はマシだと思ってるよ…いや、まあ自己中なだけで害悪ではあるけどさ

 

「まあ、あの程度信念を否定…と言うか刺激されたくらいで壊れるなら元からこの世界(芸能界)には向いていなかったってことでしょうね」

 

「もし彼女達があれでアイドルを諦めたらどうする積もりなのかしら?」

 

「人生諦めも肝心ですよ?所詮その程度だった…って事が証明されるだけでしょうよ、まあ自分達で決める事なんですから外野がどうこう言う問題じゃないと思うんですがね」

 

基本的にこういう事柄は第三者が介入すると余計に面倒な方向へ進んでいく事が多い

選択肢としては、見守るしか無い……一つしか選択肢が無いものは選択肢とは言えないけどね

 

「俺もそろそろ時間なので、一つお節介を焼きましょうか」

 

「……何かしら」

 

「女王様、貴女は今幸せですか?」

 

「何よいきなり……少なくとも不幸ではないわよ」

 

「左様ですか、人間の人生ってのは誰しも歩めば幸福の山と不幸の谷を歩む事になる…貴女は今少なからず幸せの山を登っている、然し軈て山を登りきるとその先には谷が待っている」

 

ま、俺みたいな人生を送ろうとして無ければの話だけどね…何事にも例外ってのはあるものだよ

 

「谷を登る時、仲間や友人を頼るのもいいですが結局最終的に決定を下すのは自分自身ですからね?その時になったら考えればいい事ですけどね…まあ、精々押し潰されない様に……千聖(・・)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「行っちゃった……あれ!?今千聖ちゃんのこと名前で呼ばなかった!?」

 

「と言うか、未だに千聖さんの事名前で呼んでなかったんッスね」

 

「……あれ?日菜ちゃんは?」

 

「ヒナさんならユキサダさんの後を走って追い掛けて行きましたよ」

 

「あの、さっきから千聖さんが固まったままッスよ」

 

「………っ~〜~〜!!!」

 

「うわぁ!?千聖ちゃんが真っ赤になってるよ!?」

 

「幸貞さんの名前呼びって結構破壊力あるッスよ、ジブンも最初ヤバかったッス」

 

「私もでした!」

 

「イヴちゃんまで……そしたら名前で呼ばれてないの私だけ!?」

 

「大丈夫ですアヤさん!ヒナさんもまだ呼ばれた事ないって言ってました!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うわははははは

どうだ、まあ場面が場面だったけど女王様の事を唐突に呼び捨てしかも名前呼びにしてやったぞ

反応が見れないのが残念だが爆弾を落とせたから満足だわ

 

「ねぇユッキー、さっきのやつの意味って何?」

 

「うわぁおビックリしたなぁ、いつの間に居たんだよお前」

 

「んー?さっきから居たよ?」

 

「あっそう、それでさっきのって…餓死の話か?」

 

「そうそう、アタシ良く分かんなかったからるんってこなかったんだよね~」

 

何だよ、てっきり天災(天才)だから理解してるのかと思ったんだが…まあ女王様より芸能界歴は短いから仕方無いか

 

事務所のロビーにソファがあったのでそこに座る、すると後から首に両手を回して顎を頭の上に乗せる天災

最早突っ込むのも面倒だからいいや

 

「餓死ってのは仕事がゼロの状態が続く事、それで餌が仕事の事な」

 

「へぇ~、それでそれで?」

 

「あの娘達が若しアイドルデビューをしたとするだろ?最初の内はお前らの影響が少なからずあるから仕事は来るだろう…だがな、人ってのは飽きってのが来るもんだ…その時にどれだけ自分達だけで仕事を見つけられる力があるかって話だ」

 

「それで態と突き放したの?」

 

「そうだ」

 

「ふーん、本当にそれだけ?」

 

「他に何があると思う」

 

「ユッキーが他人の為だけに言動を起こすとは思えないなーって」

 

「お前俺の事をなんだと思ってんだよ…まあ事実だけど、それを話してやる義理はないね」

 

「えー!!おーしーえーてーよ~〜!!」

 

「嫌だね」

 

実際面倒臭いだけだからな、まああの二人ならあの程度言われただけじゃ折れはしないと思ってるけどね

華蓮と俺のダブル攻撃を受けてなお目の中にある信念は折れてなかったからな

 

「ねぇユッキー、ユッキーが努力してる事って何?」

 

「何だよ急にそんなこと聞いてきて」

 

「だってユッキーっていっつも人に対して意見を言う時って人よりも歩いてきた様な意見を言うじゃん?」

 

「そうか?……まあ敢えて言うなら成る可く努力せずに人生を歩む事を努力してるかな」

 

「何それ~、矛盾してるじゃ~ん……でも何となくユッキーが言うとるんってくるなぁ、ふっしぎー」

 

「あっそ…ま、お前もそこそこで頑張っとけよ」

 

頭の上にある天災の頭を一撫でする、すると何故か顔は見えないがコイツが言うところのるるるるるんってなってるのが分かる

 

「ねぇねぇユッキー!もう一回撫でて!!」

 

「断る、次のイベントか何かでパスパレとして大成功したら撫でてやるよ」

 

「ホントに!?嘘つかない!?」

 

「何でそんなに必死なんだよ…嘘つかないよ」

 

「じゃあアタシ頑張っちゃうからね!」

 

「はいはい、頑張れ頑張れ」

 

この後、事務所の受付嬢さんに天災と恋人なのかと聞かれたが全力で誤解だということを説明した

 

そういや受付嬢さん、俺達がソファ座ってるところを滅茶微笑ましく見てたなぁ




結局EXトライマスター取れませんでした、もうやんなっちゃいますね自分が

取り敢えず次のカバー曲が何か楽しみに待ってるところです
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