新しい曲のA to Zの歌詞を聞いて、発音の所為なのか何故か頭にゴットゥーザ様が出てきた
分からない人はググッてね
では本編どうぞ
遂にフェスがスタートした
俺の想像してた二倍近くの観客が押し寄せ芋洗い状態になっていた
「うわぁ、あんなにお客さん一杯居るんだ」
「何だ、今更緊張してきたのかつぐみちゃん」
「そ、そりゃあ誰だって緊張しますよ」
フッとアフグロのメンバーに目を向けると、まあ皆揃いも揃ってガチガチになってんのよ
モカでさえ少し固まっている
「……はぁ、お前らなぁ」
「だ、だってお兄さん!あんなにお客さん居るなんて思ってなかったんですよ!」
「いやまあ俺も想定以上だったけどさ…」
「ですよね!?」
うん、はっきり言ってもっと小規模のフェスだとガッツリ思い込んでた
だから観客人数もこれの半分、若しくは三分の一程度だと思っていたんだが……ところがどっこい、これが現実
「とは言ったものの、この道を選んだのはお前らだろ」
「いや、まあそうですけど…」
「いいか、お前らはどんな場所や状況下でもお前らなんだよ…それに第一、演奏者が楽しめなくて観客が楽しめるかってんだよ…お前らはお前らの演奏を
それを言うと、アフグロは揃って顔を見合わす
そして蘭ちゃんが
「……詰まり、『いつも通り』って事だね」
「うん!そうそう、いつも通りいつも通り」
「いつも通り~」
「おう、いつも通り」
「よーし、頑張っちゃおー!」
仲間内で纏まったみたいだな、このノリなら充分だろう
緊張も解けたみたいだな
「アフターグロウさーん!スタンバイお願いしまーす!」
「よし、じゃあ行ってこい…お前らのいつも通りってのを魅せてきてやれ」
「うん……ライブ、成功させてくる」
微かに蘭ちゃんが微笑んだ、こう見ると可愛いなぁ
アフグロの出番はそりゃ大成功してたさ、まあ俺が柄でもない事を言ったからそれなりの成果は出して欲しかったし
後に続いたパスパレも随分と大盛況でかなりの盛り上がりを見せた
と、まあここまでは良かったんだが…フェス後半戦、二つのバンドから唐突なキャンセルが入ったらしい
「どうするんだよ、流石に終了一時間前にお客さんを帰せないぞ」
「何処かのバンドにもう一回頼むか?」
「そのほうがいいと思うが…取り敢えず片っ端から声掛けるぞ!」
そんな感じの話をしていたスタッフさん達を横目に見ていた
あれだけ熱狂してテンションがハイボルテージの観客を終了一時間前には帰せねぇわな
俺もアフグロの娘達に声を掛けてくるか
「あれ?若しかして貴方、DJ-MEGAさんじゃ?」
「……ええと、何方でしょうか…それで何故その名前を?」
「ああ失礼!自分は今日のフェスでDJをしていた者なんですよ、いやぁ~まさかこんな所でお会いできるなんて!」
「はぁ、それはどうも…然し何故俺なんかを?」
「DJ界を知る者で貴方の名前を知らない人なんて居ないですよ!ふらっと現れ数々の大会で優勝を総ナメにして突如姿を消した伝説のDJなんですから!」
聞いてる自分が恥ずかしくてしょうがないよ
昔に息抜き程度で少しDJを齧っている時期があったのは確かだ、でも本当に息抜き程度にしか思っていなかったからな?
名前からお察しだが完全に分かる人には分かるあのキャラから丸パクリする位だからな?
「そ、そう言ってもらえるとは嬉しい限りです」
「あ!後でサインお願いします!……ところで今は何故こんなに慌ただしく?」
「ああ、何でも二つのバンドが急に来れなくなったらしくて…それの埋め合わせをどうするかっていう事になってまして」
「それは大変ですね……あ!ならMEGAさんがDJをやればいいんじゃないでしょうか?」
「え?俺ですか?でも台も無ければ何も持ってないですよ俺」
「自分ので良ければお貸しします!と言うか是非使って下さい!」
何でこういう時に限って俺はiPodを持ってきてしまったんだろうか、俺の選曲する曲全部入ってんじゃねぇかよ
「iPodとか繋げます?」
「繋げますよ!」
「………はぁ、マジかぁ…コレやらなきゃ駄目なヤツなのかなぁ」
「じゃあ自分スタッフさんに言ってきます!」
何か勝手に話がドンドン進んで行くんだが、そんな訳で急遽飛び入り参加する形で俺はDJをやらされる事になった
最後のバンドが終わり、遂に俺の番になる
『ここで緊急参戦したDJが登場だ!!!!嘗て数々の大会において優勝を総ナメにしたが突如としてDJ界から姿を消した男……しかし、今…此処に再び姿を現した!!!!C'mon!!!DJ-MEGA!!!!!!!!!』
やめろよそう言う紹介の仕方をするの、すっげぇ恥ずかしくて出ずらいじゃねえかよ
そしてステージに立つと今までに見ない程の歓声が飛んできた
どうやらさっきのDJも言っていたのだが、割と隠れDJファンが多い様だ
こうなったらやってやるよ、完全に俺の趣味全力全開にチョイスした曲でやってやるよ
「頭振り過ぎて脳震盪起こすんじゃねえぞお前ら?」
そう言うと更に歓声が大きくなった
以下選曲ダイレクト、かけた順に
FLOWER(DJ YOSHITAKA)
Garakuta Doll Play
GOODTEK
B.B.K.K.B.K.K
Oshama Scramble!
Supersonic Generation
Devastating Blaster
TiamaT:F minor
怒槌
Schrecklicher Aufstand
FREEDOM DiVE
AMAZING MIGHTYYYY!!!!
極圏
Conflict
まあ後は割愛って事でetc…
そして最後は…
「HAHAHA, Guys, Turn right for India…………The wheel to the right」
結局、フェスは一時間遅く幕を下ろした
ちょっと盛り上げ過ぎたわ、途中から参加者のバンドの人達も観客に紛れてたからな
もう保々ディスコ状態だよね
「いやー楽しかったぜ本当!」
「うん!幸貞さんのDJがすっごいノリノリで楽しかった!」
「お兄さんDJ出来たんですね!」
「まあ昔に息抜き程度でちょっとばかし齧った程度だけどね」
「齧った程度でアレって……やっぱ幸貞って…」
「何?」
「……いや、何でもない」
蘭ちゃんが何かを言いかけたが、引っ込めてしまった
ああそうそう、因みに今はアフグロの皆と新逗子駅まで歩いている途中です
帰る直前、天災に捕まりそうになったが柿谷さんが何とかしてくれたので助かった
またここからえっちらおっちらと電車で帰るのか、面倒臭いなぁ
電車に乗り数分揺られたとこでアフグロの皆は疲れたのだろう、皆寝てしまった
俺の右隣はつぐみちゃんで、左隣はひまりちゃん
二人共…寝るのは良いんだが二人揃って俺に寄り掛からないでくれ
何がヤバイって両脇から凄ぇいい匂いが香ってくるんだよ、然もひまりちゃんに関しては双丘がえらいこっちゃ
役得と前向きに考えるにはちょっと状況的にキツい
「……あと何駅だ?……八駅…はぁ」
そう言えば今日一日、精神的に参る事は無かったな…俺も成長したのかな……
まあその後は特に何もなく地元に帰ってくる事が出来た
アフグロの皆から御礼を言われ、解散した
にしても、だいぶ遅くなってしまったな…現時刻は11:55、もうそろそろ日を跨いでしまう
明日学校だっけ?……ああいや、祝日だったな
でも確かcircleはやってたよな、よし行くか
「たでーま……って、もう寝てるか」
「あ、おかえりー」
「珍しいな、晶奈がこの時間に起きてるのは」
「まあ明日休みだし、寝付きも悪いから我が弟が帰ってくるまで待ってようかなぁってね」
「どうも、そりゃご苦労な事で」
「ふっふー、感謝したまえ~…それでどうだった?」
「まあそれなりには楽しかったよ」
「そっ、それは良かった…そうだ聞いてよ幸貞~、私の上司がさぁ~……」
この後、晶奈の愚痴を聞きながら華蓮が作り置きしてくれた夕飯を食べて寝た
翌日
「おはようございます」
「あ!おはよう幸貞君、別に休みの日は来なくてもいいのに」
「まあ暇なんで、今日は予約入ってますか?」
「うん、いつもの子達がね」
「そうですか…じゃあ俺は機材のメンテナンスでもしてきます」
「了解~」
という訳でスピーカーやらアンプやらを少し分解して中のメンテをおこなっていると、電話のバイブレーションが鳴った
今は仕事中だが……まあ暇だしいいか(良くはない)
「はいもしもし?」
『あっ、美咲です…えっと、幸貞さん?』
「ああそうだよ、珍しいね君から俺に電話とは…それでどうかしたかね?」
『今って時間ありますか?』
「今バイト中だけど……まあこれといって忙しくは無いから別にいいよ」
『だ、大丈夫なんですか?バイト中ですよね?』
「まあ暇だし、circleに居るから来てくれたら相手するよ」
『あ、分かりました……え!?circleでバイトしてるんですか!?』
「ああ、うん…そうだよ」
『わ、分かりました…取り敢えず向かいますね』
しかし珍しい事もあったもんだな、美咲ちゃんから直接俺に電話とは……
あ、因みに何故俺が美咲ちゃんの連絡先を知っているかというとだな…偶にこころが行方不明になるから捜索の為にだ
暫くして美咲ちゃんがやって来た
「あ、こんにちは幸貞さん」
「おう、それで話って?」
「アタシって一応ハロハピの中だとDJって役割なんですよ、それで偶に有名な人の動画とか見るんですが……その中でこれを発見しまして」
「まあ何となく動画の内容は分かったよ……ほらねやっぱり、情報社会って怖いねぇ」
デジャヴ過ぎてワロエナイ
俺が昨日DJしていた動画が某動画サイトにアップされていた、まあ別にいいんだけどさぁ
「まあんなこったろうと思ったけどね……それだけを伝えに?」
「あ、はい…直接言って見せた方がいいかなって」
「そりゃありがとう…ところで最近はハロハピどうなの?」
「ハロハピですか?……まあいい意味でも悪い意味でも相変わらずですよ」
「そりゃ良かったな、この前に此処であったLIVE以来見てないからな」
「もうあの三人はいつも通りですよ…本当、花音さんがいてくれて良かったです」
ああそっか、この娘は一年生で花音ちゃんは二年生だっけか
花音ちゃんが二年生な事をすぐに忘れてしまうなぁ、イカンイカン
「まあお疲れ様」
「ありがとうございます…何かすみません、愚痴みたいになっちゃって」
「気にしなくていいよ」
という訳で美咲ちゃんと別れ、また作業に戻っていた
暫くしてメンテが終わり、受付に座り雑誌を読んでいた…予約の時間に近づきバンドの娘達がちらほら現れた
「あ!ねえねえ幸貞!これ見た見た!?」
「ようリサ、それ美咲ちゃんに見せてもらった」
「何か最近幸貞がTw〇t〇erに回ってくる事多くない?」
「そうだなぁ…現代社会のSNSって怖ぇ」
まあ何でもいいや、取り敢えず今日も一日頑張ろう
さて、幸貞君の選曲…全部分かった人は居るかな?
因みに俺はSEGAの某台を叩く音ゲーで知りました、元が洗濯機のヤツが何個か混ざってることに最近気が付きましたね
あと16マスのヤツね