一人の男とガールズバンド達   作:AZAZEL

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テストゥ中のAZAZELデス
合間縫って書きましたァ、そしていつの間にかバーが真っ赤になっててうれすぃです

評価する時は低評でも高評でもコメを付けてくれると有難いです


28話

玉入れの結果は紅組100個、白組45個だった…圧勝だね

 

さて、そんな事より午前の部が終わりお昼ご飯の時間だ

因みに俺と裕次がでるリレーは最後の最後、大トリの種目である

 

あれだな、簡単に言えば代表リレーみたいなやつだ…俺たちはあれか、男子代表で出るのか

 

「幸貞、昼飯食べるよ」

 

「ああ、了解」

 

向かった先のレジャーシートには何故か宮代姉妹に加えてリサと友希那がいた

来てたのかよお二人さん

 

因みに、リサと友希那は宮代姉妹と面識がある…しかも何故か仲が良い

 

「やっほー幸貞、応援に来たよ~」

 

「左様ですか…いつから来たんだ?」

 

「晶奈さんに教えて貰って幸貞が出るタイミングで来たんだよ」

 

「じゃあ玉入れは見てたのか?」

 

「うん見てたよ!凄かったね!」

 

「……相変わらず、容赦無いわね」

 

「人間皆平等だ、誰であろうと全力で叩き潰す」

 

「はぁ、それも相変わらずね…」

 

しかし友希那が来るとは驚いたな、まあ大方リサに引っ張ってこられたんだろうがな

 

「早く座ったらどうだユキ?ほら、僕の隣が空いているぞ」

 

「遠慮しておきます」

 

「も~そう連れないこと言わないでよっ!」

 

「ちょ、引っ張らないで下さいよアリスさん」

 

アリスさんに無理矢理座らされてしまったな、しかも宮代サンドなんだけど

あーあ、周りからの目が痛い痛い…お父さん方達の目線が特に痛い

 

アンタら子供相手にそんな嫉妬の篭った目を向けるな、てか奥さん居るんだろ

 

「午後は何に出るんだユキ?」

 

「リレーだけ、それも一番最後」

 

「ほう、大トリと言うやつか…楽しみに待っているぞ」

 

「あ!そうだ!もしユーちゃんが一番になれたらアリスさんからご褒美あげちゃうよっ!」

 

「別に要らないっす」

 

「ええ~!!こんなことは滅多にない事なんだよ~!」

 

「それにリレーなんで俺一人の力じゃどうにも出来ない」

 

「えぇ~アリスさん乗り気なのにぃ…」

 

そんな事言われましてもねぇ、まあ負けてやる積りも毛頭無いけどね

タダで負けるのはしょうに合わない

 

「まあ心配しなくても幸貞は勝つよね~?」

 

「おいおいリサ、そんな事はなってみないと分からんぞ?」

 

「負けず嫌いなのは貴方も私も同じでしょ」

 

「負けず嫌いねぇ……果たして俺はそうなのかなぁ」

 

自分ではよく分からんな…まあ友希那がそうなのは知ってるけどね

よく蘭ちゃんの張り合ってるのをcircleで見かける

 

仲がよろしくてなによりです

 

「さて、そろそろ俺は戻るとするよ…お昼ご馳走さん」

 

「お粗末様……程々にしときなさいよ」

 

「気分による」

 

自分の応援席へ戻る、周りにもちらほらと戻って来ている生徒達が見えた

午後は最後まで何も無いんだよな…どうしようかな

 

「おや、導寺峠さん」

 

「おや、氷川先輩…こんな所で何を?」

 

「私と貴方は同じチームでしょう?私がここに居ても可笑しくは無いと思いますが」

 

「あー…それもそうですね、先程は徒競走お疲れ様です」

 

「有難うございます、導寺峠さんは午後何に出られるのですか?」

 

「大トリのリレーだけですね、それまでやる事がないので暇です」

 

「そうですか…私は何故かリレーに出てはいけないと言われまして」

 

そりゃ氷川先輩とはぐみがウチのチームにいるからなぁ、一緒に出られたらたまったもんじゃないだろ

 

向こうにはこころ嬢が居るとは言え、流石にはぐみ&氷川スペックには適わないだろ

 

「まあしょうがないですね」

 

「その回答だととても納得はいかないのですが…」

 

「世の中納得出来ないモノの方が圧倒的に多いですよ、諦めて下さい」

 

「……捻くれた答えなのに正論を言われているようで腹が立ちますね」

 

「解せぬ上に理不尽です」

 

正論だろこれは

納得出来ないモノなんてそこらじゅうに溢れてる、それを納得するまで突き詰めるなんて時間が足りなさすぎる…人生諦めが肝心な時だってあるんだ

 

「また捻くれた事を考えてますね」

 

「さてどうでしょう…ところで氷川先輩は午後は何に出るんですか?」

 

「明ら様に話題を変えましたね…私はパン食い競争に出ます」

 

「じゃあもう勝ち確ですね」

 

「何故ですか」

 

「そりゃ氷川先輩とたえが出るからですよ」

 

「たえ?……花園さんですか?」

 

「知ってるんですか」

 

「ええまあ、名前だけは」

 

流石優等生、恐らくこの流れだと全校生徒の名前は分かってるぞこの人

基本的に他人への興味が無い俺からしてみるととんでもない能力だぜ

 

「まあ頑張って下さい」

 

「導寺峠さんも頑張って下さいね」

 

「どうも……にしても、氷川先輩は氷川先輩ですね」

 

「何がですか?」

 

「それです」

 

腰を指さす

半袖ジャージを短パンジャージへINしてる、まっじめー

 

因みに俺は出してる

 

「ああ、これですか…服装の乱れは心の乱れ、整えるのは当然です……そう言えば導寺峠さん、服装が少し乱れてますね」

 

「そうですか?自分ではそうでもないと思っていますが」

 

「いいえ乱れています、私が直してあげます」

 

「おっとそれには及びませんよ、俺にはこれがお似合いですから」

 

「ダメです、先程丸山さんも直したのですから導寺峠さんも直してください」

 

氷川先輩の両腕が短パンの淵へ伸びてきたのでガッと掴み阻止する

つーか氷川先輩力強いんだけど、攻防戦が押され気味になってきている

 

ていうか丸山先輩はもう既に餌食となったのか、南無三

 

「あ!おねーちゃーん!!って、何やってるの?」

 

「ひ、日菜!?」

 

「今だけはナイスタイミングと言ってやろう天災」

 

突如として現れた天災にが氷川先輩の背中へ飛びついた事により、迫る手の力が弱まった

 

その隙にバックステップで距離を取れた

 

「ふう、危ねぇ」

 

「日菜!急に飛びつかないでと言ってるでしょう!」

 

「え~だっておねーちゃんが居たら抱き着きたくなるんだも~ん」

 

「危ないから止めなさい!」

 

さて、天災の相手をしている内に俺はオサラバさせて貰おうかな

気付いてなさそうだしとっとと逃げるとしますか

 

はぁ、疲れた……あ、丸山先輩

 

「どうも、丸山先輩」

 

「あ、幸貞君」

 

「……本当にINしてるんですね」

 

「あ~コレ?紗夜ちゃんにね~…私はダサいから嫌だったんだけど」

 

「そうですか、俺は先程それから逃げてきました」

 

「え~!何それ狡い!!」

 

「逃げれる力量がない丸山先輩が悪いですね、恨むなら自分の無力さを恨んで下さい」

 

「むぅぅ…」

 

「律儀に入れてないで出せばいいじゃないですか」

 

「そうするとまた紗夜ちゃんに言われちゃうじゃん」

 

確かにそうだな、しかも二回目だから更に追加で何かを言われそうだな

流石は風紀委員様だぜ

 

「まあご愁傷様です」

 

「幸貞君狡~い」

 

「そんな事を言われましてもねぇ…取り敢えず俺はそろそろ席に戻りますよ」

 

「うん、リレー頑張ってね」

 

「どうも」

 

お、どうやらパン食い競争が始まったみたいだな

氷川先輩はっやい、そして何故かたえもはっやい…パンだからか?よく分からないけクッソ速い

 

裕次の障害物競走?なんの面白みもないからカット

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はぁ、さてさて…とうとうリレーの番が来てしまいましたよ

早すぎる?気にすんな

 

今はスタンバってます

 

「よう幸貞、調子はどうよ」

 

「そこそこ…お前はどうなんだよ裕次」

 

「バッチリさ、ぜってぇ負けないからな」

 

「そう、まあ頑張ってくれよ」

 

「なんかその言い方スッゲェ腹立つ」

 

「逆撫でするように言ってるからね」

 

「本当に嫌な奴だよな!?」

 

おいおい、今更かよ

大分前から言ってる事だと俺は思ってたんだがね

 

「はぁ、本当は出たく無かったんだよ普通に…走るのとか面倒臭いし」

 

「それもう末期だろ」

 

「だろ?自分でもそう思ってるよ」

 

「自覚あんのかよ…お、始まったみたいだな」

 

『さあレースの幕が切って落とされたァァァ!!紅組は白鷺さん!白組は奥沢がトップバッターだァァ!!』

 

相も変わらずテンションの高いことだな

なんか美咲ちゃんも女王様も速いんだけど、てか紅組なのに白鷺って……何かめっちゃコッチ見てんだけどあの人(女王様)、しかもあの笑い方スッゲェ怖い

 

女王様から俺の所まで結構離れてるぞ?この距離で心読んだのかよ、最早エスパー超えてるだろ

 

『ほぼ同じにバトンが託されたァ!!さぁここからどちらが追い上げて行くのかァァァァ!?!!?!』

 

あ、あの娘達陸上部の娘だ

何で知ってるかって?クラスでの走者決めで知った

 

「なぁ幸貞、実況の人何でこんなにテンション高いんだ?」

 

「さぁ?前見た時は落ち着いてる人に見えたんだけどなぁ」

 

「会った事あるのか」

 

「ああ、同じクラスにいる子のお姉さんだってよ…妹ちゃんの方は大人しいんだけどね」

 

「へぇ、そういう事もあるんだな」

 

『さあ次の走者は紅組は北沢さんと弦巻さんだァァァ!!これは面白い組み合わせだァァァァ!!』

 

「なかなかフェアな組み方をしてるな」

 

「確かにそうだな、はぐみと弦巻さんは二人して身体能力が異常だからな」

 

「お前こころ嬢のこと弦巻さんって呼んでるの?」

 

「いやだって、知り合いじゃないしご令嬢じゃん」

 

「ふーん、そういうもんか」

 

さて、次の走者は俺達なんだよな

若干ではあるが白組の方がリードしているようだな

 

『さぁいよいよラストバッターだァァァァ!!花咲川男子代表の二人だァァァァ!!!』

 

うおお、牛込先輩が身を乗り出してるよ…そこまでテンション上がるか普通?

そうそう、因みに紅一点の反対語は存在しないそうです

 

あと男子は校庭一周と1/4(250m)走るんだって

 

「悪いな幸貞、お先行かせてもらうぜぇ!!」

 

「はいはい」

 

そう言って走って行く裕次、あー思ってたより離れたな

 

「ご、ごめん導寺峠君!」

 

「気にすんなって……どうせスグ追い付く」

 

「え?」

 

バトンを受け取った瞬間に地面を蹴る、そして25m程離れていた裕次に一瞬で追い付く

 

「よう裕次」

 

「はぁ!?」

 

「にしてもよぉ、男子だけ校庭一周と1/4ってキツくね?女の子達は半周か一周なのにさ」

 

「何でこの速さで並走しながら余裕で喋れんだよお前!!!」

 

「学校のマラソンとかであるさ、『一緒にゴールしようね』の一言程信じられない言葉って無いよね」

 

「知るかぁぁぁぁぁ!!!」

 

「お、あと50mか…そいじゃお先」

 

「えぇぇぇぇぇ!?」

 

『ゴォォォォォル!!最後に圧倒的な差を見せつけて勝ったのは紅組幸貞クゥゥゥゥン!!!』

 

「はぁ…はぁ……お前、マジでバケモンだろ…」

 

「化物とは失礼だな、(れっき)とした人間だ」

 

「う、嘘付け…絶対人の皮被った…バケモノだろ」

 

「お前それは俺に対して失礼過ぎるだろ」

 

「今のは絶対そうとしか思えねぇ」

 

化け物呼ばわりとは…確かにそう思えなくは無いけどさ、それを言ったら華蓮とか晶奈とかは一体どうなるんだよ

 

あの人達俺より化物たぞ

 

そして俺の一位通過により、紅組は晴れて優勝を勝ち取りましたとさ




『火蓋が切って落とされた』って言葉は無いらしいですね
正しくは『火蓋を切る』だそうです、幕が切って落とされたと混合して使われやすいだとか

俺は割と単語や言葉の意味を調べてから使う方なので、学べることが多くていいっすね
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