そして恋愛はないはずなんだけどなぁ…ま、まあ?多分無いって言ってるし、多少はね?
はいすいません、では本編どうぞ
※日本財団は実在した為、日本企業統括財団へ改名しました
体育祭も無事に終わり、今日は日曜日…因みに明日も振替休日との事で休みです
なので家でゆっくりする予定、家には誰も居ないし
いつも通りですよええ、昼に起きたら見事に誰もいない…机の上にメモがあったけど『腹が減ったら適当に食え』としか書いてなかったよ
はぁ…この扱いは何なのか、まあ楽でいいんだけどね
するとピンポーンとインターフォンが鳴った、誰だ?晶奈が頼んだ宅急便でも届いたか?
ドアを開けた先にいたのは…満面の笑みを浮かべたこころ嬢だった
「………何しに来た」
「幸貞!これから出掛けるわよ!」
「は?」
何処へ?…そう聞こうとした時には既に黒服さん達に両腕を抑えられていた
宛ら捕獲された宇宙人の様な形で引き摺られ、車へ乗せられる
「やあ、旦那様」
「おいこころ嬢、何でこいつまでいるんだよ」
「一緒に行くからよ?」
「当たり前でしょみたいに言わないで…で、何処に行くんだよ」
「夕刻から企業が集まる会食があってな、僕の旦那様として紹介しようと思ってね」
「はぁ?止めろよ面倒臭い」
「いや止めないさ、これで既成事実が作れるというなら私は喜んでやろう」
「今スグ窓から放り投げるぞこのクソ野郎」
「はぁう!御無沙汰していた所為で身体に染みるよ…」
「相変わらず仲が良いみたいね!」
HE★N★TA★Iだ、何だこいつは…たまげたなぁ
ていうか普通にコイツがそうだって事を忘れてた…あとこころ嬢、これのどこが仲良さげに見える?
「それで、本当の所どうなんだよ」
「ふっ、全てお見通しという訳か…なに、実のところ僕と婚約をしたいと言う者が現れてな」
「そいつはめでたいそれでいつ式を挙げるんだ?喜んで行ってやろう」
「甘いな旦那様、僕は例えどんなに魅力的な殿方が言い寄ってきても旦那様への愛情は揺らがないのさ…正直な話、旦那様以上に魅力を感じる殿方は居ないがな」
「チッ、詰まんねぇな…それで俺を直接連れ出して見せつけに行く訳か……それはいいが生憎と俺はドレスアップに似合う服は持ってないぞ」
「そこは任せなさい!今かは私のお家に行って幸貞に似合う服を探して上げるから!」
成程、だから少し早い時間帯で迎えに来たのか…にしても、こんな変人の事を好きと言うやつが居るのか
若しくは唯単に此奴の財産へ目が眩んだか…どちらにせよ俺にとっては好都合なんだがなぁ……まあ、昔の好だ…頼まれ事の一つや二つくらいは聞いてやるけどさ
そんな訳で弦巻邸
真っ黒のタキシードをお借り致しました
「お前は相変わらず白のタキシードか、それに白のサファリハットも…か」
「僕と同じ型の帽子で黒色があるが…いるか?」
「あるなら貰おう」
「幸貞幸貞!私はどうかしら!」
真っ赤なドレスか……赤が似合う娘ってのは大概、綺麗に見えるもんなんだよね
「似合ってるよ」
「ありがとう!」
着替えも終わったところで、これから出発だそうだ
会場は何かでっかいホテルだ、ここ確かミシュランか何かで星三つとか貰ってなかった?こいつはたまげたなぁ
会食ってか、パーティーだな…バイキング形式で歩き回ってるよ
アリア曰く挨拶回りとかは来なくていいから呼びに行く迄は好きに飲み食い好きにしててくれだそうです
まあとの事なので本当に好きにさせてもらおうかな
歩いているホールスタッフ的な人から飲み物を貰った、匂い的に酒だろうが何も言われなかったし良いよな(16歳)……俺はそんなに老けて見えるかね?まあアリアの隣を歩いていたってのもあるだろうけどさ
あ、こころ嬢のはちゃんとジュースだ…色的にジンジャエールかな
「げっ、シャンパンかよ…出来るならテキーラをボトルで欲しかったな」
「あらあら、随分と度数の高い物がお好きな殿方なのね…お酒は度数が強ければ美味し訳じゃなくてよ?」
「高々11%ちょっとのアルコールじゃ酔えるものも酔えませんよ…失礼、お名前をお伺いしても宜しいですか?」
「
こう名乗った美人さん…黒髪をストレートに伸ばしているのだが、これがまた綺麗な事綺麗な事
恐らく年齢は20前半だろうな、アリアとあまり変わらない
確か神田重工って企業があったよな…しかもかなりの大手で世界にも進出してるとか
因みに、アリアのおヤッさんが現役のトップだった頃…親父の仕事について行ったロシアにて、テキーラでおヤッさんが酔い潰れるまで付き合った事がある
俺はピンピンしてたけどね
「私は……アリアとこころの友人、ですかね…導寺峠幸貞と言います」
「まあ、御二方の御友人様ですか」
「ええ、まあ……飽く迄私は彼女達の友人ですので私は偉いわけじゃありません」
でもよく良く考えると、ウチの親父が所持しているパイプってどれも之もとんでもない人達ばっかりだよな
「あら?そうでしたの…てっきりもう自分の会社をお持ちなのかと思っていました」
「ははは、まさか…生憎ながら私は人の上に立つような器では無いので」
「かと言って誰かの下について働くって感じでも無さそうに見えますよ?」
「おや、見抜かれていましたか…出来るならこの先も一人で生きて行きたいんですがね、どうやらそうもいかなさそうなんですよ」
「ふふっ…貴方様は面白いお人ですね」
「それはどうも」
にしても、何でこの人は俺に話し掛けてきたのやら
まあコッチとしては俺も一応男ですし?嬉しくない訳では無いが、こう言う人は何を考えているか分かりずらい…特にデカい企業なんかはそうだ
正直な話、あまり相手をしたくない
「………貴方様は、何も感じないのですね」
「はい?何の話ですか?」
「…あまり人には言わないのですがね、私は人の感情に敏感なんです…こころちゃんもそうだけれども、彼女の場合は感情の変化に気が付き易い」
「感情の変化というより、他人の心情が手に取るように分かる…だから相手が何を考えているか分かる……って所ですかね」
「え?な、何故私の言葉を…」
「さぁ、何故でしょうかね……お互い、詮索されるのは好まないところでしょう?」
「……それも、そうですね」
「他にも男性は居られますし、そちらへ行かれてはどうでしょう」
「……私はあまり好きではありません、出来れば近づきたく無いのです」
成程、人の心後読める…それ故に欲望塗れや特に強く邪な感情を持った者達を嫌い、遠ざける
大方あそこら辺の奴らはこの人に邪な気持ちを抱いたり財産目当ての欲望塗れの奴らが多いって事かな
「……別に、気にする事は無いと思いますけどね」
「それでも…それを理解していても、分かってしまうと耐えられないのです」
「まあ、俺は男ですし…女性の方が抱く心情なんてものは理解できかねないですから」
「申し訳ありません、このような場で私情を聞かせてしまい」
「構いませんよ、それで少しでも気が楽になるのなら幾らでも」
「優しいのですね」
「…俺は別に優しくは無いです、俺の発言なんてモノは裏を引っくり返せば自分の為にしかならない…そんなモノばかりですよ」
事実、俺はこの人に対して話を聞く事は出来る…だが実際に問題解決を出来るかと言えば答えはNOだ
結局の所、俺は傍観者であり続けるのが望みだからな
「こう言った事は、損得抜きに言葉を掛けるのと掛けないのでは大違いですよ」
「掛ける言葉にもよると思いますけどね…」
「先程会ったばかりの者が言うのも失礼かと思いますが、何故貴方様は自虐的なのですか?」
「自分の性格を一番わかっている上で、その性格が駄目だと理解した上で止められない自分への術無しの感情が行き場に迷っているんですよ」
「迷っているんですか?」
「こういうもんだと割り切ってる……いや、答えから逃げているのかもな」
「勝手ながら、貴方様にいつか答えが出る事を願っています」
「そいつは光栄だ…しかし、何故俺なんかに話しかけてきたのですか?」
さっきも言ったが、それが気になってしょうがない
俺は人混みがあまり得意ではない、気になった料理と飲み物を貰ってからは端に避けて辺りを静観していた
普通なら声はかけないと思うんだがな
「何故でしょう?」
「質問を質問で返されても困るんですが…」
「私自身も何故貴方様に声を掛けたのか、その理由がハッキリしないのです」
「興味本意なのかもしれませんね」
「まあ、人って生き物は大概そんなものですから…では、俺はアリアがお呼びの様なので失礼します」
「はい…お話の相手をなさって下さりありがとうございます」
「で、お呼びかアリア」
「ああ、そろそろ言っていたのが来る頃だ…にしても、楓姫とあそこまで親しげになるとは…流石旦那様だな」
「何だ見てたのか…あの娘は俺と同じだ、だが感性が全く別物だったな」
「旦那様の様な感性を持った人間がこの世に沢山いたら凄まじく面倒な事になるだろうな」
「うるせぇ…因みにお前に婚約を申し込んだ奴は何者だ?」
「日本企業統括財団という所があるのだが、そこの統括リーダー…詰まりはトップにあたる人の御子息さ」
成程、ボンボンの坊ちゃんですか
まあこれだけしか情報がない状態で相手を判断するのは失礼だろう、実際に会ってみないと分からない
「おや、来られたようだぞ」
瞬間、入口の方へ人が殺到し始めた
うわスッゲェあれ…媚び売りの為に行ってるんだろうなぁ、滑稽に見える
「いつもあんな感じなのか?」
「まあ、ここに集まる企業の中じゃウチに次いで規模が大きいからな」
「お前ん所には来ないのか?」
「僕だってそうさ、まあ旦那様は見ていなかったようだがな」
「まあお前にも他の奴らも興味が無いからな」
「ははは、相変わらず辛辣だな」
おや、人がはけていく
おん?……超爽やかイケメンさんじゃないですかヤダー
「宮代さん、また会えて光栄です」
「またお会いしましたね、
うっわぁ、しかもこう言うタイプの人間は俺が一番苦手としてるタイプなんだよ
心の底から本当の優しさを醸し出す人間は裏表がない分、人の気持ちを理解することがあまり得意では無い
だからこそ、その優しさが刃になっている事に気付かない
オリキャラ多すぎじゃね?大丈夫かなこれ…
まあいいか(開き直り)こころ居るし?まあまだマシでしょうよ
因みにこの回はあと1話ある予定なのでどうかお付き合い下され
次ぎの話がいつ上げられるか分からないんですかね、なるべく早くします