一人の男とガールズバンド達   作:AZAZEL

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電工2種の試験が明日だって、勉強しなきゃ…

まあそれはソレ、これはコレだ
オリジナルとか書きたいなぁとか思ってる今日この頃、でも此処って結構オリジナルにシビアな気がしてるから出す度胸が無い

取り敢えず本編どうぞ


31話

とある日…学校が終わり帰りの準備をしていると、リサからLIN〇で『今日はバンドの練習があるから、先に帰ってね☆』と来ていた

 

元から君と帰る予定は無かったんだがこれ如何に

 

バイトも無いし珍しく一人で帰れたので覚醒楽奏メタフィクションを口ずさみながら帰っていた、分からなかったらググッてね

 

「~♪…ん?猫?」

 

帰路のど真ん中にちょこんと黒い子猫が座っていた、因みに俺は猫派です(唐突)

まあ基本的に動物は好きだね…人間みたいに脳内でゴチャゴチャと考えてから動く訳じゃなく、気紛れで動いてくれるから楽しい

 

じっとしているので、少し撫でてから抱き上げる

何だろう、この猫誰かに似てるな……気怠げでやる気の無さがヒシヒシと伝わってくる

 

「……あっ、モカか」

 

「呼ばれて飛びでてジャジャジャジャ~ン」

 

「お呼びでない今スグ帰れ」

 

「オ~、ワタシニホンゴワカリマセ~ン」

 

I didn't ask the lady,hurry up go away.(私は貴女を求めていない、早くどこかに行け)

 

「そもそも~、呼んだのは幸貞さんじゃないですか~」

 

「はぁ…それで、お前だけってことは無いんだろ」

 

「モチのロンですとも~、皆向こうの方にいますよ~」

 

自分の後ろを指さすモカ、目を凝らしてみるといつものメンバーが息を切らせながら走って来ていた

 

「モ、モカちゃ~ん!急に走って行かないで~!」

 

「モカ!急に走り出すなよ!」

 

「ご苦労なこったな、こんな幼馴染に振り回されるとは」

 

「あ、幸貞…何でモカといるの?」

 

「よう蘭、どこからともなく急にこいつが出てきた」

 

「ふーん…ところで何してたの?」

 

「何かこの猫が誰かに似てる気がしてな」

 

すると抱き上げていた猫は俺の掌からすり抜け、腕を伝って俺の頭へと登った

頭の上でぐでっ、と落ち着いた

 

「ん~…あっ!幸貞に似てるんじゃないか?」

 

「俺?巴にはそう見えるのか…」

 

「いや、私もそう見えるけど」

 

「蘭ちゃんもかよ…俺こんなにやる気のない目してる?」

 

「「「「してます(ね)」」」」

 

「ハモらなくてもいいんじゃないかな…」

 

頭の上にいる猫を撫でながらそう言う…この猫、絶妙なバランスで俺の頭から落ちてこない…やりおるな

 

「じゃあ俺は帰るから、またね」

 

「「「「え?」」」」

 

「さよ~なら~」

 

何かまたハモってる気がするが、早く帰りたいのでスルーしていくスタイル

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まさか頭に乗せたまま帰るとは思わなかった…」

 

「同意するぜ蘭…と言うか、何であの猫も落ちないんだろうな」

 

「ん~…爪を立ててるとか?」

 

「ひまりちゃん、流石にそれは無いと思うけど…」

 

「お腹空いた~、今からパン買ってい~い~?」

 

「何でモカは無反応なんだよ…まあそれがモカらしいんだけどさ」

 

「幸貞だったら夜ご飯の事を考えてるかもね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ブエッキシっ」

 

誰か噂してやがるな……そう言えば今日の晩飯何かな?

 

「たでーま」

 

「お帰り、そろそろ夕ご飯にするから着替えてきて」

 

「へいへい」

 

自室に行き、制服から部屋着へ着替える

そう言えばアリアから秘境宿に誘われてたんだな…リサと友希那だけじゃいつも通りだし、アリア頼んで裕次と陽音達も行けるか頼んでみるか

 

「たっだいまー!」

 

「早かったね姉さん、もう夕ご飯出来るから序に幸貞呼んできて」

 

「おっけ~」

 

と、着替えている内に晶奈も帰って来た様だ

チャチャッと部屋着のパーカーに着替え、晶奈が扉の前に来るタイミングを見計らって思いっ切りドアを開けた

 

ゴンッ!と鈍い音が鳴り響く、おでこ痛そ~

 

「あべし!?」

 

「あ、スマン態と」

 

「わ、態とでもね…やっていい事と、やっちゃダメな事があるんだよ…幸貞」

 

「扉の前に立つ貴女が悪い」

 

「私が呼んできてって言われたの聞いてたでしょ!?扉の前に立つって分かってたでしょうが!」

 

「だから思いっ切りドアを開いたんだろうが」

 

「この愚弟が……」

 

「なんだとこの愚姉が」

 

「喧嘩してないで早く下に降りて来てくれる?もうご飯出来てるんだけど」

 

「「はーい」」

 

まあ、こんな事では喧嘩にはならない…そこそこ仲は良いと思ってるからな

それに晶奈も華蓮と同じであまりキレる事が無い、と言うか怒らない

 

しかし全く怒らないという訳では無い、数年に一度ブチギレる…勿論それは完全に相手に非があり殴っても問題ないような状況の時だけだ

 

それはもう凄まじい…男勝りの怒号を飛ばしヤッさんの様な言葉遣いになり、終いには母直伝『全力殴殺(ぶっぱなし)』を放つ

 

だからこそ滅多なことが無い限りは怒ることがない

 

「「「いただきます」」」

 

今日は回鍋肉に餃子と炒飯か…随分と高カロリーなものばかりですな、さては学校で腹が立つことがあったな華蓮

 

「……ねえ、幸貞」

 

「なんだい華蓮さん」

 

「さっきから気になってたんだけど、そのフードに入ってる猫は何?」

 

……………あっ、忘れてた

なんかすっごい馴染んでて普通に猫の存在を忘れてたわ、いい感じに俺のフードに収まってるし

 

「あ、本当だ~…フードに猫入ってるじゃん、拾って来たの?」

 

「どうだろう、そうなるのか?何か抱き上げたら腕伝って頭の上に乗られてさ…それから完全に存在を忘れてた」

 

「最早鈍感とかそう言うレベルじゃ無くなって来てるわよ」

 

「それでどうするの?今更外に出せってのは可哀想じゃない?」

 

「飼うなら飼うで別にいいわよ…仕送りは余る程あるし、子猫一匹なら余裕で養えるわよ」

 

「じゃあ猫の用品やら用意するものは俺が買ってくる、餌やりとかはもし俺が忘れてたやっといてくれ」

 

「丁度明日休みだし行ってきなよ」

 

「ああ、そうする」

 

という訳で、今日から我が家に黒猫が一匹増えました

 

翌日

ウチの姉妹達は基本的に休みの日は必ず家にいない、という訳で俺は用品を買いに出かけるか

 

出かけようとすると、フードへうちの猫が入ってきた…え?一緒に行くの?まあ別にいいんだけどさ……黒フードに黒猫だからもう分かんねぇなこれ

 

てな訳で買いに行くか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

えーっと先ずは…キャットフードかな、でもコイツ子供だしどうなんだろう…

 

ま あ い い か

 

低塩分の煮干しも買っておくか、水とか餌の皿はいくつか皿をかっぱらって代用すればいいし

後はトイレとそれ用の砂だな……結構な荷物になるなこれ

 

取り敢えず会計を済ませる

 

「一度に買おうとか思わなければよかったな…やけに荷物が増えてしまった」

 

まあ致し方なし、さっさと帰って色々と準備しなくちゃな

 

「あれ~?こんな時間に外に出てるなんて、珍しいね幸貞」

 

「おやリサさんですかい、まあちょっと買い物にね」

 

「そうなんだ~…って、うわっ!何その量!?」

 

「一度に済ませようとか思ってた自分を殴りたいね…そう言えば友希那とは一緒じゃないのか?」

 

「今待ち合わせしてたんだ~、これから友希那とお買い物だよっ」

 

リサはまだ分かるが…あの友希那が買い物と言うと音楽関係しか思い付かんな

服とか買ってる姿が想像出来ない、まあだからリサが連れて行くんだろうな

 

「お待たせしてしまってごめんなさいリサ…あら、幸貞?」

 

「おっ!来たね友希那~、今幸貞と喋ってたんだよ~」

 

「そうなの…それで、幸貞の持ってるその大量にある荷物は一体何かしら?」

 

「そう言えばアタシも聞いてなかった」

 

「ペット用品だよ…それも猫用ね」

 

「猫……!」

 

流石は友希那、ねkと言いかけた辺りで既に目の色が変わっていた

本当に好きだよね君

 

「へー!猫飼い始めたの?」

 

「ん~…拾った、と言うかついて来たって言い方が一番しっくり来るんだが…まあ飼い始めたのは事実だな」

 

「じゃあ今度幸貞の家に見に行っていい?友希那も見たがってるし」

 

「猫なら俺のフードに入ってるぞ」

 

その瞬間に友希那が俺の背後を取った…何だコイツ、暗殺でもする積りかよ

 

「焦るなよ…ほら」

 

フードから抱き上げ、友希那へパスする

 

「猫…!にゃーん」

 

「おうふ…」

 

「ゆ、友希那が尊い…」

 

友希那はリサと俺に会心の一撃を放ってきた、尊さ的に最早瀕死レベルまで追い込まれたんですが

 

鼻から尊さが溢れ出しそう

 

「リサ、写真撮っておけ」

 

「分かってるよ、こんな貴重で激レアな瞬間を逃してたまるもんですか」

 

しかしあっちの(友希那)はにゃーにゃー言っているが、うちの猫さんは全然鳴かないな

多分鳴くことすら面倒なんだろうね、何となく分かる

 

「ああそうだ、アリアが旅館に泊まりに行かないかって誘われたんだが…お前達もついて来るか?」

 

「え?いいの?」

 

「別に、寧ろアイツから誘ってきたらどうだって言われたからな…行くなら日程とか後で教える」

 

「じゃあ折角だしついて行っちゃおうかな~、友希那にはアタシが後で聞いておくよ」

 

「そうかい…予定ではあと二人程男友達を誘う積りだから」

 

「えっ…幸貞って、友達いたんだ…」

 

「おう何だ文句あるのかよリサさんよぉ」

 

「てっきりアタシ達とか他のバンドにいる娘達だけと仲が良いと思ってたから」

 

「別にアイツらとも仲が良い訳じゃないぞ、花音ちゃんと燐子ちゃんは別だがな」

 

「なんで変なところで素直じゃない上に変に素直なの…」

 

「だってそれ以外のヤツらは大概相手にするだけ面倒だから」

 

「ふーん…幸貞は大人しい娘が好みと」

 

「まあ出来ればその方が好ましいな…友達付き合いとしてだけどね」

 

「だろうと思ったよ」

 

「そろそろ友希那呼ばなくていいのか?出掛けるんだろこれから」

 

「それもそうだね…ゆっきなー!そろそろ行くよー!」

 

すると友希那の腕の中に収まっていたうちの猫さんは、飛び降りて俺の方へ寄ってきた

 

何故か猫さんにめっちゃ見つめられたので抱き上げると腕を伝ってフードに戻った……自分じゃ届かないから手伝えって事だったのか

そういや名前決めてないな…帰ったら決めるか

 

「じゃあまたね幸貞」

 

「ああ」

 

「そ、その…幸貞……ま、また…」

 

「はいはい分かってるって、機会があったら触らせてやるよ」

 

「あ、ありがとう」

 

どんだけ猫好きなんだよこの娘、普段のクールさから一転してるギャップが凄まじいよな本当に

まあ友希那も女の子ってことか……こう言うと友希那を女の子扱いしてないみたいな言い方になるがそういう訳じゃないからな?

 

取り敢えず俺もさっさと帰らねば




俺は猫派です(唐突)

別に犬も嫌いではないですが、猫の方が断然に好きですね
てかまあ基本的に動物は好きですね

ああああ試験とか嫌いだよこんちくしょうがぁぁぁぁ
取り敢えず頑張るか…以上私事でした
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