一人の男とガールズバンド達   作:AZAZEL

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はいお久し振りです皆様、作者ことAZAZELデス
就活に響いてくる中間テストを無事に終え、多分このまま行けば大丈夫そうですね

さて、時期も夏というイベントへ一刻一刻と近づいてますねぇ
書けるネタが増えてきそうで俺は嬉し、というか助かる(歓喜)まあそんなわけなのでどうかこれからもよろしくお願いします

では、本編どうぞ


33話

クソあちぃ今日この頃…まだ梅雨が開けていないにもかかわらず、何処も彼処も高気温を叩き出していた

 

「あっつ〜い…幸貞く〜んあっつ〜い」

 

「丸山先輩、存在が暑苦しいです」

 

「えっ!?私そんな暑苦しい!?」

 

どこかの太陽(もど)きよりは暑くないけどね

もっとぉ、熱くなr(ry

 

まあそれはどうでもいい、俺は今何故か丸山先輩と昼飯を食っている…よく分からんが連れてこられた

因みに女王様は飲み物を買いに行った

 

「はい、飲み物買ってきたわよ」

 

「わぁ!千聖ちゃんありがとう!」

 

「ほら、貴方にも」

 

「ああ、悪……」

 

こいつホットコーヒー買ってきやがった、くそやられた

通りでニヤニヤしながら自ら名乗り出た訳だ…狙ってやがったなこの野郎

 

「本当、いい性格してるよなアンタ」

 

「え?ちょ、ちょっと!何で少しづつ私のほっぺに近づけてくるの!?」

 

「そういう貴方もいい性格してるじゃない」

 

「待って幸貞君!熱い!ほっぺ熱いからぁ!」

 

丸山先輩の頭を鷲掴みして、逃げれない様にしながら頬へ熱々のコーヒーを押し当てる

 

「冗談よ、こっちも買ってきてあげたから」

 

「最初からそれを渡して下さい」

 

押し当てていたコーヒーを離し、受け取った炭酸飲料を丸山先輩の頬へ当てる

 

「ひゃっ!はぁ〜冷たーい」

 

「そのコーヒーは要らないなら貰うわよ」

 

「別にいいですよ、飲みますから」

 

「そう、律儀ね」

 

無料(タダ)ほど美味いものはない」

 

「前言撤回するわ、とんだ屑ね」

 

ひでぇ言われようだなぁ全く、誰しも人から奢ってもらう飯は美味いと感じるだろ?

人間なんてそんなもんだぜ

 

「で、何故俺を昼に誘ったんですかね」

 

「相変わらず嫌に鋭いわね…変な所で鈍感の癖して」

 

「大概貴女方に誘われる時は何かしら面倒事を持ってくるんで」

 

「あら、酷い言われようね」

 

「事実ですし今までの経験上、そんな事しか無かったんですよ」

 

「そうだったかしら?あんまり覚えてないわね」

 

すっとぼけてんなこの人、確信犯じゃないですかヤダー

満面の黒笑を浮かべながらこっちを見るんじゃないよ、笑顔が黒く輝いてるから

 

「冗談よ、いつも助かってるわ」

 

「左様ですか…で、今日呼ばれた理由は?」

 

「まあザックリ言えば仕事のお手伝いをして欲しいの」

 

「まあいつもの事ですね…何のですか?」

 

「撮影の付き添いよ…ほら、柿谷さんも女性じゃない?そうなると男手が足りなくて」

 

「要は荷物持ち兼雑用か、まあ別にいいけど」

 

「ありがとうね、幸貞君」

 

次の休みに朝から事務所へ集合らしい、どうやら撮影場所は少し遠い様なので柿谷さんの車で向かうそうです

一体どこまで行くんでしょうねぇ、姉達は休みの日家にいないからユキを家に残していくのは少し不安なのだが

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

てな訳で日は過ぎ去り休みに突入

 

「あ!おはよう幸貞君、毎度の事ながらごめんね〜」

 

「どうも柿谷さん、別に気にしなくていいですよ…もう慣れてきたんで」

 

「もういっその事マネージャーになる?」

 

「やめておきます」

 

超輝く笑顔で言われたので俺も満面の笑みで返しておいた

柿谷さんの車デッカイワンボックス、まあパスパレ5人と俺が乗れるんだもんな

 

「やっほー!おはようユッキー!」

 

「はいはいおはようさん、朝から元気だねぇ君」

 

「ユッキーも一緒に来るって言うから昨日からるんって来てたんだ!」

 

「左様ですか」

 

そう言えば座席の組わせはどうするんだろうか

いやもうここは俺が前に座って後部座席にあの娘達を座らせればいいだろ

 

寧ろそれ以外ありえないよな、当たり前だよなぁ

そんなことを思っていたら全員が揃ったようで

 

「じゃあ揃ったみたいだし、皆車に乗っちゃって〜」

 

「あら?どこに座ろうとしてるのかしら幸貞君?」

 

「何処って、普通に柿谷さんの隣だろ」

 

「ええー!!一緒に座ろうよ〜!!」

 

「えぇ、何でよ」

 

「一緒にすーわーろーうーよー!!!」

 

「ほら、日菜ちゃんが言うんだから早く後部座席に座りなさい?」

 

「えぇ....(困惑)」

 

そんな訳で何故か1番後ろの席にイヴと天災に挟まれる形で座らされた

因みに女王様が柿谷さんの隣、真ん中は丸山先輩と麻弥ちゃん

 

この座席組み合わせで車が動き出した

 

「ねーねーユッキー、最近のおねーちゃんどんな感じー?」

 

「氷川先輩?そうだな…」

 

何かそういえば最近、これまた何故かリサと友希那に連れて行かれ強制的にRoseliaのアドバイスをする事になった時があったな

 

確かその後にいつものファミレスに寄って飯食って帰って…隣が氷川先輩とあこに挟まれてたなあの時は、前の席に友希那とリサと燐子ちゃんが座ってた

 

それで本題なんだが、氷川先輩は頼んだハンバーグを綺麗に平らげていたのだがポツンと人参だけが残っていた

 

「あれ?氷川先輩、それ食べないんですか?」

 

「っ…え、ええ…もうお腹が一杯になってしまったので」

 

「そうなんですか…じゃあ食べましょうか(・・・・・・・)

 

「いいんですか?」

 

残った人参をフォークに刺し、持ち上げ……スッと氷川先輩の口へと運んだ

突然の事で氷川先輩は一瞬何をされたか分かっていなかったが、みるみる内に顔が青ざめていった

 

そして急いでコップを手に取り、勢い良く水で流し込んだ

笑ってない目をしながら満面の笑みで俺を見てきた

 

「………導寺峠さん?」

 

「いやほら、言ったじゃないですか…『食べましょうか』って、イントネーションだけで意味が変わるって日本語は難しいですねぇ」

 

「そう言う問題ではありません」

 

思いっ切り俺の両頬を引っ張る氷川先輩、結構痛いんだが

流石に力で女の子には負けないので、両頬から氷川先輩の手を引っぺがす

 

「ちょ、痛いですよ…しかし意外ですね、氷川先輩にも苦手なモノがあったとは」

 

「べ、別に苦手なモノの一つや二つ私にだってあります」

 

「いや〜しかし風紀委員様にまさか嫌いな食べ物があるとはなぁ、出されたモノは食べなきゃ作ってくれた人に失礼では?」

 

「うっ…そ、それは…そうですが……」

 

「じゃあこれも食べなきゃダメなんじゃ無いですか?」

 

満面の笑みを浮かべながら人参を刺したフォークを氷川先輩に近づける

一瞬で青ざめ、俺の腕を掴み抵抗する

 

「幸貞〜、もうその辺にしといてあげなよ〜」

 

「いやー、ね?氷川先輩を弄る事ってあんまり無いから楽しくてつい」

 

「相変わらずの性格をしてるわね、幸貞」

 

「ていうかお前ら二人分かってるんなら助けてやれよ」

 

「やってる本人が言うことかしら?」

 

ド正論でございますね、とまあこんな事があったなぁ

 

「いや、別に特に無いけど」

 

「え〜そうなんだ〜、何かあると思ったんだけどなぁ」

 

「その割には随分と長いこと考えてなかったかな幸貞君…」

 

まあ言いませんけどね、言ったら言ったで面倒臭そうなんでね

そして丸山先輩、それは言わないお約束

 

しっかしかれこれ1時間程車は走っているのだが、目的地につく様子は無い

結構遠い所なんだな

 

そしていつの間にか俺の膝には天災が横たわっていた、寝てるわこの娘

 

「なあイヴ、これ今どこに向かってるんだ?」

 

「チサトさんから聞いてませんか?」

 

「いや何も」

 

「これから海で撮影があるんですよ!」

 

「へぇ………ん?海?」

 

「はい!」

 

あっ…(察し)ふーん

読めたぞこれ、さては水着撮影だな…あの人(女王様)自分が楽しむ為に俺を呼びやがったな

 

まあ女の水着どうこうで俺がどうなるとも思えんが、一杯食わされたのはしてやられた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

という訳で海に到着致しました、荷物降ろしをして海辺目をやる

どこの海だか知らないが超綺麗だな

 

「幸貞くーん!こっちだよー!」

 

「はーい」

 

柿谷さんに呼ばれたのでさっさと向かいましょうかな

 

「まあ予想通りだわな」

 

「詰まらない反応ね、もう少し慌ててもいいんじゃないかしら?」

 

「俺が慌てると思うか?」

 

「想像できないから見てみたいと思うんじゃない」

 

「はいはいそうで御座いますか」

 

予想通りパスパレの水着撮影会でした、全員イメージカラー通りの水着を着てるから笑ったけど

 

いやーしかし流石はアイドルだわ、健康的な肉体をしていますわ

そしてやはり麻弥ちゃんが一番だな…何がとは言わないけどね、まあ女性はそこだけが大事という訳じゃないし

 

しかしこう見ると本当ひまりちゃんえげつないモン持ってるよなぁ、何食ったらあんなに育つんだか

 

「みてみてユッキー!これ前に一緒に買いに行ったやつなんだよ!似合ってる?」

 

「似合ってる似合ってる、だから取り敢えず飛びつこうとするな」

 

「ありがとユッキー!」

 

「だから飛びついてくるなって言ってんだろが」

 

頭を抑えて飛び付けないようにしてはいるが…ていうか水着の状態で男に抱きつこうとするなよ

 

「ていうかさっさと撮影に行ってこい」

 

「ほら日菜ちゃん、早く行かないとスタッフさんが困ってるわよ」

 

「はーい」

 

パスパレの娘達が撮影に入ったので暇になった、しっかし海が綺麗だなぁ

そして何より暑っつい、ひたすらに暑い…マジ溶ける

 

「お疲れ様、幸貞君」

 

「ああ、お疲れ様です柿谷さん」

 

「毎度付き合ってもらってごめんね〜」

 

「まあ暇なんで構いませんよ、やる事もないんでね」

 

「そうなの…それで〜、皆の水着はどうだった〜?」

 

少しニヨニヨしながら聞いてくる柿谷さん、そう言えばこの人ってこういう人だったなぁ

 

「どうも無いですよ、皆似合ってましたし」

 

「あはは、流石は幸貞君…あれじゃ動じないか〜」

 

「何を期待していたんでしょうね、全く」

 

「いや〜幸貞君もお年頃の男子高校生だから、何かあるかなぁ〜ってね」

 

「生憎と俺は普通では無いんでね、そこら辺の男子高校生と比べられちゃ困りますよ」

 

「自信満々に言うところじゃ無いと思うんだよねそれ」

 

知ってますよ、だがこれが俺の個性だ

誰にも無い…ていうかこんなの量産されてたまるかって個性だからな

 

因みに撮影が終わった後、時間が余ったらしくパスパレの娘達は海で遊んでいた

そして相変わらずの女王様、全員に日焼け止めを塗っていた辺り流石ですわ…抜かりなし

 

そんな感じで俺の一日が終わった………しかし夏かぁ、何するか全然予定決めてないな

 

まあ家で適当にゴロゴロしてるか、多分優珠も帰ってくるだろうし………何だかんだで予定埋まりそうだな畜生




新しいイベントはトラマスでしたね
なんか今回のトラマスはめっちゃ簡単に感じました、イベント初日に回収できましたよ

星三も回収したんであとは適当に遊んでることにしました

皆さんもイベント頑張って下さいね

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