一人の男とガールズバンド達   作:AZAZEL

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もう10月かよ早いなぁ…
俺もリアルで文化祭が始まりますね、学生生活最後の文化祭ですよ

いやぁ就活終わったんですがなんせレポートが面倒臭いのなんの
やめたくなりますよぉ

だから小説の方のペースは許して下さい!何でもしますから!

では、本編どうぞ


37話

夏休みが終わってから少し……いや、結構経ったな

もう気が付けば9月の中旬になってるよ…本当、面倒臭い

 

今は昼休み、沙綾からパンを貰いながらボーッとしていた

 

「あ、そう言えばそろそろ文化祭の時期か…」

 

「急にどうしたの、まあ確かにそうだけど」

 

「いやまあ、ゆりさんにバンド出ないかって言われたのを今思い出した」

 

「え?そうなの?」

 

「ああ、華蓮と晶奈を呼んでいいからやってくれないかってね」

 

「へぇそうなんだ…ポピパは香澄がやる気満々だから、りみりんからゆりさんに通してもらって出ると思うよ」

 

まあ大体予想はついてた、香澄ちゃんは元気だねぇ本当

 

そう言えば何かアリアも有志として店舗を出すとか何とか言ってた気がするな

別にいいんだが一体何をする積もりでいるのやら、金持ちに有志をやらせると怖いんだよね

 

ウチには既に弦巻家というデカいのが居るんだよなぁ

 

「このクラスは何やるんだ?」

 

「一応もう決めたんだけど……幸貞その時寝てたよね」

 

「寝てたな」

 

「はぁ…メイド喫茶だってよ」

 

「うっわどテンプレ…まあそれはいいんだが、当日って男子は入れるのか?」

 

「共学化の節もあって完全フルオープンだってさ、だから男子問わず入れるし丁度いいんじゃないかってさ」

 

「へぇ…それ俺はどうすればいいの、流石にメイドは嫌だよ」

 

「流石にさせないよ、でも執事服は着てもらうってさ」

 

「マジかよ」

 

確定事項なのかよ…いやメイド服じゃないだけいいけどさ………あ、そうだ(唐突)

陽音にメイド服を着させよう(名案)絶対似合うと思うんだよね(確信)

 

「メイド服はどうするんだ?……ああいや、何となく予想ついたわ」

 

「こころの家から借りるのよ」

 

「ですよねぇ」

 

知 っ て た

 

まあそうなるよね、なんならアリアも来るんだし俺から言えば貸してくれるよなぁ……て言うかガチもんのメイド服を借りれるって異常だよな

 

さて、そんな訳で確か来週から文化祭の準備だったな…多分また男手が足りないからあっちこっちで働かされるんだろうなぁ、氷川先輩に頼んで時給でも貰おうかな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなこんなで文化祭の準備期間へ突入しました…速い?メタな事は置いておけ

 

準備期間中は午前で授業が終わり、午後の時間全てを準備に当てて良いそうだ

適度にサボりたいのが本心だが…そうもいかなさそうなんだよなぁ

 

「そうです、貴方にサボる時間はありませんよ導寺峠さん」

 

「ナチュラルに心読むよ止めていただけませんかね、氷川先輩」

 

「貴方の考えてる事は大体予想が付きます、前回の体育祭準備での反省を活かして導寺峠さんには特別日程を作りました」

 

「えぇ...(困惑)マジですか」

 

「本当です、なのでこの通りに動いて下さいね?もしサボるなら……今井さんと湊さんにチクります」

 

「それは卑怯ですね氷川先輩、特にリサにチクる辺りかなり卑怯です」

 

「それが嫌でしたらしっかり働いて下さい」

 

「分かりましたよ、じゃあ行ってきます」

 

「はい、お願いしますね」

 

何でリサにチクられるのが嫌かだって?何かにつけてアイツは俺を説教してくるからな、それに友希那が加わるとさらに面倒臭い

 

お前らは俺の母親か…まあそういう気質はあるよな、うん

 

「取り敢えず頑張ってね幸貞、後でパンあげるからさ」

 

「俺の労働力は随分と安いもんだ…パンは貰うけど」

 

「言うと思った、じゃあ行ってらっしゃい」

 

「へーい、行ってきますよ」

 

ええっと、先ずは二年の先輩達か

日程表に書いてある場所は……教室か、おぉここかぁ

 

「あ!やっほー幸貞君!」

 

「そう言えば二年生でしたね、丸山先輩」

 

「そういえばって何!?私ちゃんと幸貞君の先輩だよ?て言うか先輩だよ?もっと優しくしてくれても…」

 

「無理です、敬語使って貰えてるだけ有難く思って下さい」

 

「酷くない!?」

 

「相変わらずね、幸貞君」

 

教室から女王様が顔を出す、でもこの人達確かクラス違うよな……何で丸山先輩ここに居るんだ?

 

「女王様と丸山先輩ってクラス違くないですか?」

 

「ええ違うわよ、彩ちゃんが少し遊びに来てただけよ」

 

「左様ですか…こちとら何故か勝手に日程組まれてるってのにいい御身分ですなぁ」

 

「えっ…日程なんてあるの?」

 

「氷川先輩に組まれてました」

 

「流石は紗夜ちゃん、抜かりないね」

 

本当、止めていただきたい

まあ立ち話もこの辺にして、女王様のクラスではコスプレ喫茶をやるらしい

なので外に出す看板作りと道具運びをお手伝い

 

て言うかコスプレ喫茶も一歩道逸れたらメイド喫茶なんじゃ……

 

「……本当、何でも出来るわよね貴方」

 

「一応天才の端くれなんでね、まあ工作は元から好きでしたし」

 

そんな感じで看板が十分足らずで完成した、本来なら四十分とか何とか言ってたけど…まあこの大きさならそこまでかからないだろ

 

「じゃあ俺は次の所に行ってくるんで」

 

「ええ、お疲れ様」

 

「うい、どうもー」

 

女王様がいるクラスでの仕事を終え、次は隣のクラスだな

確かこっちに丸山先輩居るんだよな…って事は氷川先輩も居るってことか

 

「丸山先輩、このクラスは何やるんですか?」

 

「ビンゴ大会やるんだ〜」

 

「ほう、そうですか…それで俺はなんの準備をすればいいんですか?」

 

「えっとね〜、高い位置に装飾品付けるからそれを手伝って貰える?」

 

「了解です」

 

氷川先輩も割と背は高い方だと思ったんだが、あの人風紀委員会だし他にも色々とやる事があるんだろうな

 

「あ、燐子ちゃん」

 

「幸貞君…こんにちは」

 

「前から思ってたんだけどさ、何で幸貞君は燐子ちゃんの事は呼び捨てなの?」

 

「何ででしょうね…何となく?」

 

「わ、私は…先輩っぽく、無いですか?」

 

「いや〜そういう訳じゃ無いんですがね、なんかこう……自分でも分かりませんね」

 

「試しに私の事も彩って呼んでみてよ」

 

「ピンク頭」

 

「ひ〜ど〜い〜!!」

 

華麗にスルーしながら装飾品をつけて行く、そう言えば花音ちゃんって女王様と同じクラスだっけか

 

さっき見なかったけどどっかに出てるのかな?流石に学校内で迷子ってのは無いだろうけど………無いよな?

 

「さてと、じゃあ俺は次の所に行ってきますね」

 

「うん!ありがとうね、頑張ってね〜」

 

丸山先輩に見送られ、教室から出る

ええっと…次は三年生か、あんまり知り合い居ないから少し肩身が狭いな

 

「……ん?何してんの花音ちゃん」

 

「ふぇ!?あ…ゆ、幸貞君」

 

「どうも、それで何してるんですかね」

 

「あ、えっと…その……第三準備室って何処だっけ…」

 

「………三階の三年教室側を見て一番奥です」

 

「あ、ありがとう」

 

マジで迷ってたよ…今時は携帯という物があるんだから女王様に連絡取って聞けば良かったのに

 

て言うかまさか今の今まで彷徨ってたのか?

 

「……まあいいや、取り敢えず行こう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ!幸貞君じゃ〜ん!」

 

「ああ、そう言えばゆりさんって三年生でしたね」

 

「そう言えばって何さー、私は先輩だぞ?」

 

「これは失礼しました」

 

「ふむ、よかろう!ところで何しに来たの?」

 

「氷川先輩からの御達しで色んなところを手伝って回ってる次第です」

 

「あ〜成程、いい様に使われてるね…」

 

「そこら辺は言わんといて下さい」

 

あんまり気にしたくない部分だから

ゆりさんのクラスはれか、見るからにお化け屋敷だな…なんかこう、女の子しか出てこないお化け屋敷って……アレだよね

 

まあそれはいいさ

 

「お化け屋敷ですか?」

 

「ピンポーン!…って、まあ見れば分かるかな」

 

「じゃあ取り敢えず俺は何を手伝えばいいですかね」

 

「そうだな〜……じゃあ道具作りの手伝いしてちょうだい」

 

「了解です」

 

どうやら、と言うよりやはりと言ったほうがいいか…ここの仕切り役はゆりさんみたいだな

既に作業をしていた先輩に挨拶をし、手伝いを始める

 

何処と無く香澄に似た喧しs……いや、元気さを持つ先輩と共同しながら小道具を作っていった

途中、その先輩から『君名前は?…導寺峠幸貞君?そうだな……じゃあ君はダークマター幸貞君だ!』

 

たえと同じソレを感じた、何その売れなさそうな芸名

 

「何ですかダークマターって」

 

「ほら、宇宙にある真っ黒の暗黒物質」

 

「いやそれは知ってますけど…何故ダークマター?」

 

「うーん何でだろう…君からはそんな感じがするからかな?」

 

……意外と鋭いじゃないか

あと真っ黒の暗黒物質だと頭痛が痛いみたいな感じで変ですよ

 

「取り敢えず小道具終わりましたよ」

 

「あっ!ありがとー…って、凄いねこれ」

 

「まあ少し気合い入っちゃいまして、クオリティ高いですよねこれ」

 

「自分で言うのもどうかと思ったけど、確かにこれは凄いわ」

 

貞子の飾り物が凄いクオリティで出来上がったな…うん、まあ俺は満足満足

 

そんな訳でその先輩に挨拶をし、ゆりさんへ報告しに行った

 

「終わりましたよ」

 

「おお、早いねー…あの子なんか変な事言わなかった?」

 

「何かダークマター幸貞君って芸名付けられました」

 

「あはは…やっぱり言ってたか、一応渾名だから芸名じゃ無いよ?」

 

「にしても中々のセンスだと思うんですが」

 

「まあひなちゃんワールドだし仕方ないかな〜」

 

なんぞやそれ、花園ランドみたいなソレを感じるんだが…香澄の元気さとたえの天然を持っているとは、強いな(確信)

 

「じゃあまあ、あまり気にしないでおきますね」

 

「うん、そうしといて」

 

「それじゃあ俺の仕事はこれで終わりなので、では」

 

「ありがとね〜」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ〜疲れた」

 

「お疲れ様、はいこれパンね」

 

「おう、有難う」

 

沙綾から貰ったパンを齧りながら椅子にだれていた

うちのクラスは大分飾り付けなんかは済んだみたいだな、あとは当日に机を並び替えて弦巻家からメイド服を借りれば万事OKか

 

「そう言えば有志でアリア出すって言ってたな…」

 

「アリアって?」

 

「俺の知り合い、こころ嬢並に金持ち」

 

「へぇ〜そんな人が有志出すんだ」

 

「本人から聞いたからな、まあ何をするか聞いてなかったから怖いんだがな」

 

本当、金持ちの感覚ってよく分かんねぇからな

 

まあいいや、それより当日はどうやって過ごそうか…執事服着させられるって言われたなそういや、あーめんどくせーマジで

 

適当にパッパっとやって終わらせたいな(願望)




ゆりさん以外の3年生キャラが分からない、まずいですよ

そもそもゆりさん自体も既にキャラ崩壊してるんじゃないかと思ってるんですがね、まあそこら辺は置いておきましょう

取り敢えずこんな感じで超不定期投稿になりますがご了承ください、ではまた

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