一人の男とガールズバンド達   作:AZAZEL

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俺もそろそろ文化祭だぜHAHAHA
なんかウチのクラスは映画館やるって言ってましたね

そう言えば前に追加されたRって曲、控えめに言ってクッソ好きなんですが…CD欲しいわぁ、金ないけど

まあ私事もこの辺で本編どうぞ


38話

さあということでもうそろそろ始まりますよ文化祭

 

え?何?時間が経つのが早いって?ちょっと何言ってるか分からないですね、んな事気にすんな

現在は最終準備中

 

「ふむ……いいね」

 

「そう?ありがとう」

 

「山吹ベーカリーの制服とはまた違っていいね」

 

よくよく考えるとうちのクラス顔面偏差値高い、高くない?

ポピパの娘達もそうだけど、クラス全体的に可愛い子多いと思うんだよ

 

全員メイド服が似合うの何の

 

「て言うかこのメイド服スゲェー、こんな造りしてんだな」

 

「あんまり間近で見ること無いもんね」

 

「ああ、て言うかそんな機会ある方が怖い」

 

まあ執事服は見たけどねこの前、それはそれで怖いな

ああそうそう、俺のシフトはお昼あたりからだそうだ…まあ理由は一番客が入る時間だからだとよ

 

『えー長らくお待たせ致しました、文化祭スタートの…って、ゆりさん!?いきなりなんですか!?』

 

『硬い硬い!折角の文化祭なんだからもっとテンション上げてかなきゃ!じゃあ文化祭スタートするぞ~!!』

 

またあの人か、本当にりみちゃんのお姉さんかあの人……性格が真逆過ぎて怖いんだけど

 

そしてりみちゃんの顔が面白いくらいに真っ赤っか

 

「お、お姉ちゃぁぁぁぁん……!」

 

「まあ、何だ…ドンマイ、りみちゃん」

 

「うぅぅぅ……恥ずかしいよぉ…」

 

その場で蹲ってしまったりみちゃん、有咲と沙綾が慰めに入った…天然っ娘は頭を撫でてる

 

香澄?メイド服ではしゃいでるよ

 

「…お、どうやら開園のようですぜ」

 

「よーし!張り切って頑張っちゃうぞー!!」

 

勢いだけで香澄がそう叫ぶと、何故かクラス全員がそれに反応するように『おー!』っと拳を突き上げた

やっぱあれだな、こういう時ってのは勢いが大切だな…うん

 

「さて、俺はどうしようかな…出番まで暇だし、ライブも午後からだったな確か」

 

「あ、そう言えば幸貞も出るんだったね」

 

「その言い方だと沙綾も出るのか?」

 

「まあ私っていうかポピパかな」

 

「成程…さて、どうしようかなぁ」

 

「……あ!なら裏方手伝ってよ!」

 

「裏方?まあ、簡単な料理くらいなら作れるぞ」

 

「それで十分、あと幸貞のクオリティは知ってるから期待してるね」

 

変に期待しないで頂きたい…という訳でお仕事開始の時間だ

沙綾と香澄は呼び込みで表に出ていき、たえと有咲はなかで接客を始めた

 

ていうかスッゲェ人が来る来る、しかも男女問わず…俺も裏方やりますか

 

「俺も裏方手伝うよ」

 

「あっ!幸貞君ありがとう!」

 

「は〜…成程、ガスコンロとかでやるのか」

 

「そうそう、あんまり大きい料理は出せないけどある程度は出来るからね」

 

メニューは市販のホットケーキとかなのかと思ったら、どうやらうちのクラスに居る娘達は女子力が高い様でシフォンケーキとかプレーンオムレツとか作るらしい

 

凄いな君達…いや本当

 

「幸貞君って何か料理出来たりするの?」

 

「まあ基本的になんでも出来るかな、作り方さえ知ってればね」

 

「おぉ…流石だね」

 

喋りながらフライパンだけで生地をひっくり返してい貴女も凄いと思うよ

 

料理方面は女の子達で普通に間に合ってるので俺は飾り付けや盛りつけを担当する事になった

て言うかガスコンロでよくそこまで出来るな

 

「昼前だってのに結構入るな」

 

「予想以上に受けが良いみたいだね、買い出し組も動き出してるし」

 

「まあ何よりこの学校自体可愛い子多いからな、それに本場のメイド服がプラスされれば人も来るだろ」

 

「呼び込みやってる沙綾ちゃんも香澄ちゃんも可愛いよねぇ〜」

 

「沙綾に関して言えばパン屋の手伝いしてるから接客には慣れてるってところもあるんだろうな」

 

裏方組のクラスメイトと表組を見ながら話していた

たえや乗り気じゃ無かった有咲、恥ずかしがっていたりみちゃんも慣れてきたのか客を捌く捌く

 

「さて、私達もうかうかしてられないね!裏方も裏方で頑張るよー!」

 

「「「「おー!!」」」」

 

よくよく考えると俺昼辺りから表出るのか…その後ライブって中々ハードスケジュールだな

 

まあ裏方仕事じゃ俺はあんまり動いてないけどね

 

「幸貞君って確か昼から表組だよね?そろそろ上がっておく?」

 

「飾り付けと盛りつけしかやってないし、まだこっちで手伝う積もりでいる」

 

「ありがと、助かるよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、そんなこんなで時間は流れ……

 

「こ、これは…中々」

 

「予想以上というか、予想外というか……」

 

今何してるかって?執事服に着替えてきたんだよ、因みにこれも弦巻家から借りてきたそうだ

 

「俺のシフトは確か二時までか…二時半からライブがあってそれまでに着替え終わらせなきゃならんのか、面倒臭い」

 

「じゃあ幸貞君には呼び込み頼もうかな、香澄ちゃんと交代してきて」

 

「沙綾はどうするんだ?」

 

「沙綾ちゃんには引き続き呼び込み、慣れてるみたいだから頼んじゃった」

 

「さいですか、じゃあ行ってくるわ」

 

という訳で香澄と交代すべく教室の外へ出る、キャピキャピしながら通る人通る人に声を掛けてる姿が見えた

 

女子高生って言うか元気のいい小学生に見えるのは俺だけか?

 

「香澄、交代だとよ…中でお客の相手してくれ」

 

「おお!幸貞君すっごい似合ってる!!」

 

「そいつはどうも、ところで沙綾は?」

 

「さーや?見てないけど」

 

「マジか…まあいいや、取り敢えず交代な」

 

「はーい!」

 

どこ行ったんだ?俺じゃあるまいしサボるなんて事は無いだろ、て言うか沙綾だし先ず無いな

 

あっ……(察し)DQN?DQNなのか?まあこの際そんなことはどうでもいいか、取り敢えず男に絡まれてるな

 

「な〜いいだろ少しくらい、一緒に案内してくれって〜」

 

「あの、困りますって…私まだ仕事中なんで…」

 

「まあまあそう言わずにさ」

 

「勘弁してくれ、俺の仕事が増えるだろうが」

 

「あっ、ゆき……さ、だ……」

 

「誰だよお前、折角いい感じだったのに台無しじゃねぇかよ」

 

何で一瞬固まったの沙綾さん

 

よく今のでいい感じとか言えるなコイツ……やっぱDQNみたいですね

いつの間にか沙綾が俺の後ろへ隠れていた、やけに動きが早いな君…そんなに嫌だったの?

 

「困りますよお客さん、この娘が居ないと俺の仕事が増えるんで面倒なんですよね」

 

「ああ?知るかよ、俺はその子に用があるんだよ…執事さんには用はねぇ」

 

「と言うか、貴方自分がカッコイイとでも思ってるんですかね?」

 

「はぁ?何だとテメェ…」

 

「いやいや、まさかご自分のお顔をご存知ないのではと思いましてね…その顔で誘って乗る女の子が居ると思われてるのですか?」

 

「……おい」

 

「ああそうだ、貴方にピッタリの小道具でもお教えしましょうか?鏡って道具なんですが、それで一度ご自分のお顔をご確認なさってみて下さい」

 

「舐めてんのかテメェ!!ぶっ殺す!!」

 

はい乗った、勝ったわ風呂入ってくる

なんて馬鹿な事をやってる暇は無いのが現実、さてどうしたものか

 

とは言ったものの流石に校内暴力沙汰はかなり宜しくない、ならここは

 

「よっ、はっ…と」

 

「え?…いだっ!?」

 

馬鹿正直に顔面ストレートで来てくれたから楽に出来たな

 

何したって?飛んできた拳を往なして、腕掴んで胸ぐら掴んで反対側に殴る勢いに乗せて背負い投げしただけだよ

これぞ正に当て身投げ、どこ総帥様だよ…ダメだコレSNKネタが知らない人はマジでわかんねぇや

 

え?もう暴力起きてるって?殴り飛ばしてないから多少はね?

 

「沙綾、先生呼んできて」

 

「……あ、うん!分かった!」

 

「さてと、ここをこうして…あれ、こうだっけか?それでこうして」

 

「いだだだだだ!!?」

 

「よく覚えてねぇや、素人がやるもんじゃねえな」

 

護身術の固め技をやろうと思ったんだがどうもうろ覚えだったから止めておいた

下手にやると骨の一本とか行くからね

 

その後、駆け付けた先生(生徒指導)の手によって別室へ連れて行かれた…因みに女の先生だけど空手の黒帯な、おお怖っ

 

「幸貞は怪我ない?」

 

「無いよ、怪我しないようにアイツを取り押さえたんだから」

 

「そう、良かった」

 

一時的に場は騒然としてしまったが、雰囲気は戻ったからまあ問題無いべ

て言うか見た事のある銀髪がコッチに来たんだが

 

待って、そう言えば俺知り合いに銀髪ロングって二人居たな…まあいいや

 

「流石だね旦那様、しかし君が殴り飛ばさないなんて珍しい事もあるもんだな」

 

「TPOを弁えて殴り飛ばしてるからな、その辺は他の馬鹿共と比べられちゃ困る」

 

「いや、殴り飛ばしてる時点で違和感持とうよ…て言うか旦那様?」

 

「ああ…そう言えば会うの初めてだっけか、コイツが有志出すって言ってたアリアって奴だよ」

 

「宜しくね、可愛いメイドさん」

 

「凄い薫さんっぽさを感じる」

 

薫さんからシェイクスピアを取ったらこんな感じかな、まあ薫さんより女性としての主張が激しいがな

 

何の話?男なら察しろ

 

「結局どんな有志出したんだ?」

 

「簡易的な配給をさせて貰ってるよ」

 

「……へぇ、因みにメニューは?」

 

「国産和牛を使ったスープを振舞ってるさ、旦那様も気になったら行ってみてくれ」

 

「んな事だろうとは思ったわ…思ってたよりはスケールが小さかったがな」

 

「ははは、僕だってその位は弁えるさ」

 

まあ国産和牛を無料で提供する辺りは既にどうかしてるけどな

話聞く限りじゃ寸胴っぽいし………何キロ必要なんだ?やっぱ頭おかしいわコイツ

 

「しかし……良く似合っているよ、旦那様」

 

「そいつはどうも」

 

「おっと、そう言えばメイドさんの名前を聞いてなかったな」

 

「あっ、山吹沙綾です…宜しく御願いします」

 

「改めて、アリアだ…以後お見知りおきを」

 

その後、アリアは有志の方に戻るとの事で帰って行った

さて、俺はこの後はライブに出なきゃならんし…そろそろ仕事に戻らんとな

 

て言うか華蓮達ちゃんと来るよな?心配になってきた

一応そういう伝えは送ったんだけどなぁ……まあ大丈夫だよな

 

「綺麗な人だね〜」

 

「見た目はな、中身は薫さんからシェイクスピアを抜き取った残念さんだがな」

 

「そう言えば結局どういう関係なの?」

 

「クソ親父が勝手に決めた許嫁」

 

「このご時世で許嫁とか初めて見たよ…本当にいたんだそういうの」

 

「俺もビックリだわ……まあこの話はこの辺にしておくぞ、さっさと仕事しなきゃならんからか」

 

「そうだね、じゃあ行こうか」

 

そんな訳で呼び込み頑張りますか




ヤンデレが欲しいなぁー、バンドリのヤンデレが欲しいわぁー
なんか最近少ない、少なくない?
ヤンデレ作品の方も若干減って来た気がしなくもない

まあんなこと言うなら自分で書けよって話ですけど私見る専なんですよね(他人任せ)
クソ野郎だな作者、誰かオラにヤンデレを恵んで下され(どこまでも他人任せ)

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