一人の男とガールズバンド達   作:AZAZEL

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バレンタインだお(白目)

もう三月?ちょっと何言ってるか分からないな、俺の中ではまだ二月だ(?)
取り敢えず何でもするんで許して下さい(何でもしますとは言っていない)
てな訳でバレンタイン回です、遅れてすみませんでした

では、本編どうぞ


44話

Roseliaの主催ライブが終わり、若干仕事漬けだった日々からおさらばした

帰り際に出会ったネコミミヘッドフォンは諦め悪く友希那にメモリースティックを渡していた、突っぱねられてたけど

 

何かそこだけ見るとヤバい取引みたいだよな、てかコイツのやる音楽ってデスクトップミュージックだったのか…分からなかったらググッてね

 

という訳で普通に学校です

 

「やっほー幸貞、おっはよー」

 

「おはよう、幸貞」

 

「ああ、おはよう……何でここに居るの君達」

 

家出たところにリサと友希那が立っていた…基本的に俺は家を出る時間が早いので一緒になる事はなかった、時偶二人が早起きして登校する事はあった

 

「途中まで一緒に行こうと思ってね〜」

 

「はぁ、さいですか…まあ行くか」

 

えっちらおっちらと学校に向けて歩き出す、2月なのでまだまだ寒い…雪とか降られても困るんだよね

 

はしゃぎ出しそうなのは奴等は心当たりあるが

 

「……ねぇ幸貞…今日なんの日だか知ってる?」

 

「は?今日?2月14日だろ……ああ、成程」

 

「気が付いた?」

 

「バレンタインか、もうそんな時期になったのか……」

 

「せいかーい!という訳で、はいあげる!」

 

「え、えっと…私からも、はい」

 

なん…だと…?リサから貰えるのは何となく分かるが、まさか銀髪美少女様から貰えるとか予想外過ぎる……マジか

 

しかも手作り感が半端ない

 

「態々悪いな、ありがとう…にしても友希那がくれるとは思っても無かったんだが」

 

「アタシと一緒に作ったんだよ~、友希那が自分から言ってくれたら張り切っちゃった!」

 

「ま、まぁ…貴方には最近色々とお世話になったから、そのお礼よ」

 

「そりゃどうも、有難く貰うよ」

 

二人してクオリティ高っけぇ、これお返し頑張んなきゃ駄目なやつですかね

まあこんな美少女様達からチョコ貰えるとは男冥利に尽きるんですがね

 

「それじゃあアタシ達はこっちだから、またね~」

 

「ああ、そこそこにお返し用意しとくから…期待はするなよ」

 

「幸貞が作るなら期待しとくよ~」

 

「人の話を聞け……」

 

リサ達と別れ、学校に着いた

 

ああそうそう言い忘れてたことがあった、Roseliaの主催ライブで色々と立て込んですっかり忘れてたがクラス替えを行ったんだ

するとどうだろう、学園長の計らいか陽音と裕次と同じクラスになったのだ

 

「おはよう幸貞君」

 

「おお陽音か……て言うか席順までお前達と近くって、最早狙ってるとしか思えねぇな」

 

「あはは…だよねー」

 

「おーす、おはよう」

 

「あ、裕次君おはよう」

 

「……その右手に持つ紙袋は何なんだね」

 

「ああコレ?まああれだよ、所謂バレンタインってやつだよ」

 

モテるだろうなぁとは思っていたが、まさかここまでとは思いもよらなかったな…紙袋いっぱいのチョコとか初めて見たよ

 

「裕次君食べ切れるの?」

 

「まあ頑張るしかないよな」

 

「精々頑張れよ、食べ過ぎの鼻血には気を付けとけ」

 

「はいはい、そう言う幸貞は貰ってないのか?」

 

「幼馴染から貰ったよ、それだけさ」

 

「嘘吐け、絶対山吹さんとかからも貰えるだろお前」

 

あーそう言えばそうだな、沙綾とクラス一緒だし貰えるかもしれんな

確かたえだけがクラス離れたんだっけか……まあドンマイとしか言い様がないから何とも言えんが

 

「陽音はどうだ?貰ったりしたか?」

 

「あ、うん…まあ裕次君よりは貰えなかったけどね」

 

「こんなに貰っても逆に困ると俺は思うんだがな」

 

「まあそんな事言うなって、折角くれたんだからな」

 

「ヒュー、イッケメェン」

 

「お前にだけは言われたくない」

 

そんな感じに駄弁っていると、ポピパの娘達が登校してきた…そしていつもの様に沙綾がパンが入った袋をくれた

 

「幸貞ー、はいこれあげる」

 

「おお、ありがとう……チョコパンが多いなおい」

 

「バレンタインだからね、勿論手作りだから期待してね?」

 

「そりゃどうも、美味しく食べさせて頂きますわ」

 

「因みに、ポピパのメンバーで一人ずつ作ったから五個なんだよ」

 

「え、マジで?」

 

愛されてますなぁ……いや有難い限りですけどね、天然(たえ)とかお星様(香澄)だとは言えかなりの美少女だからな

 

男としては好かれて悪い気はしない、面倒臭いけど

 

「後で食べるわ」

 

「うん、お返し期待しとくよ」

 

「変にハードル上げるな、やりずらいわ」

 

「あはは」

 

チャイムが鳴り、沙綾達は自席へと座った

さて…今日は特にとこれと言って用事は無いな、授業終わったらすぐ帰ろ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お昼、教室にて

 

「幸貞くーん!ハッピーバレンタイーン!」

 

「そう言うのって良いんですかね、アイドルとして……」

 

「まあ千聖ちゃんも渡すみたいだし、良いんじゃないかな?」

 

「えぇ....(困惑)、毒とか入ってないよな…女王様の事だから神経毒とかやりそうなんだが」

 

「へぇ、そう見える?」

 

「居たのかよ怖っ」

 

満面の黒笑いを浮かべてる女王様が居た、この人だから致死性の毒は入れないだろ…どっちかと言うとジワジワくるやつ選ぶだろうな

 

「失礼しちゃうわね本当、私がそんなことやる人間に見えるかしら」

 

「見えなかったら言ってないんですがそれは」

 

「喧嘩を売ってるのなら買いましょうか?」

 

「止めときます」

 

「あ、あはは~…と、取り敢えずはい幸貞君!」

 

「いつもお世話になってる御礼も兼ねてよ」

 

「はいはいどうも」

 

現役アイドルが一般男子高校生(自称)にチョコとか渡して問題にならないのかな

 

てか(自称)って何だよ、一般人だろ俺……え?違う?ウッソだろお前

 

「何かそこそこ貰えるな、チョコ」

 

「お、おおお前丸山先輩にチョコ貰ってなかったか!?」

 

「そう言えばファンだったなお前、まあ御愁傷様」

 

「その言い方スゲェ腹立つ」

 

「別に紙袋いっぱいに貰ってんだから良いだろ、我儘言うな」

 

「別に我儘言ってるわけじゃないよ、ただ一ファンとして何かこう…複雑に色々とあるんだよ」

 

「そうかい……まあ俺がどうこうできる問題じゃないから勘弁な」

 

てな事があり、放課後に至る

裕次や陽音とは遊ぶ事もある…が、大概二人揃ってバイトが入ってることが多いのでそこまで頻度は多くない

 

そんな訳で帰ります

 

「あっ…ゆ、幸貞さん……」

 

「おや燐子ちゃん、生徒会は?」

 

「今日はお仕事が無いので、このままcircleに行こうかと……それで、その…」

 

あんまりこう言う雰囲気にしないで頂きたい、凄く勘違いしそう…多分と言うか十中八九でバレンタインだろうけどそこまで恥ずかしがられると色々とクる

 

しかも燐子ちゃん美少女だし、デカいし(説明不要)…俺じゃなきゃ落ちてたゾ

 

「こ、これ…普段の御礼です……」

 

「ああ、バレンタインね…有難く貰いますよ」

 

「で、では私はこれでっ…!」

 

駆け足で昇降口へ向かって行く燐子ちゃん、何だかんだとチョコ貰えるなぁ…て言うか知り合いに女の子多くね俺、男子の友達なんて裕次しか居らんやん

 

陽音?あの子は陽音と言う性別だか、多少はね

 

「……何だか告白されてるみたいでしたね、導寺峠さん」

 

「うおっ、居たんですか氷川先輩」

 

「ええ、私も今日は仕事が無いので…それに、私も貴方に渡そうと思っていましたし」

 

「それはどうも、燐子ちゃんのアレは天然って所が罪深いですよね…何人の男子がアレで勘違いを起こすのやら」

 

「………導寺峠さんは恋愛に興味無いのですか?」

 

「恋愛ですか?まあ別に興味ありませんが、一般男子高校生並の性欲や感情は有りますよ」

 

「ま、まあそうならいいのですが……あまり感情的になりませんし、そういったものも表に出すことがないのでたまに心配になるのですが」

 

「……気にかけて頂いて有難い限りですな、まあ気にしなくても大丈夫ですよ…て言うか思ったんですが何でチョコ二個なんですか」

 

「日菜からの分です、渡しておいてと言われたので」

 

「ああ、成程」

 

本当にいいのか、それでいいのかアイドル……事務所的に大丈夫なのかよこれ

所長の城山さん辺りに聞いてみるか、勝山さんでもいいけど

 

さて、本当に帰りますか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「たでーま」

 

「あらお帰り…随分とチョコ貰ったみたいね」

 

「え、ああそうだけど…何で分かるの?」

 

「結構匂うわよ、カカオの香り…あと全部手作りみたいね」

 

「チョコはまだしも何で匂いだけで手作りか分かるんだよ、怖いわ」

 

「私の鼻を舐めない事ね、ちゃんとお返ししなさいよ」

 

警察犬とかそのレベルだよな最早、手作りと市販じゃカカオの香りが違うってか?まあ俺は分からんが

 

しかしこのチョコどうしようか…いやまあ食べるけどさ、量がね

 

「そろそろ晩御飯にするから着替えてきなさい」

 

「ウイッス……そう言えば華蓮はチョコ貰ったのか?」

 

「何よ急に、と言うか女の私に聞くことかしらそれ」

 

「いや、そもそも前提としてバレンタインに女性が男性にチョコを渡すってところから間違ってるだろ…本来贈り物をする的な風習なんだから男女関係ないし、あとチョコも関係ないし」

 

「大元を辿ればね……まあ確かに貰ったけど、それが何よ」

 

「いや、唯単に貰いそうだなと思ってね」

 

「今の時代、日本じゃ友チョコなんてものも有るんだし不思議じゃないでしょ」

 

「まあね」

 

それ本当に友チョコ何だろうか、コイツ薫さんとはまた違うイケメンだしモテるからな……同性に

 

多分俺の見立ては数個本命と見た、まあ俺家族だけどその辺ノータッチなんで同性でもいいと思いますよ

 

「なあ華蓮さんや……貴女恋愛とかに興味ある?」

 

「生憎、色恋沙汰は面倒なだけだから手を出す気にはなれないわね」

 

「流石姉弟、同じ意見か」

 

「にしてもこれまた急に何よ」

 

「いや、氷川先輩に少し聞かれてね…まあ俺も興味は無いけど」

 

「………そう、まあ早く着替えて来なさい」

 

「へーい」

 

恋もまた感情、愛情という名の感情

 

本当にその愛は俺へ向けた愛なのか?その感情に嘘偽りは無いのか?ああもう色々と面倒くせぇな、本当に

愛情なんて、感情なんて…信用するだけ疲れるだけだろ、だったら最初っから信頼も信用もしなければいい

 

本当、いつからこうなったのやら……まあ、俺が腐ってるのは今に間に始まった事じゃないし今更だ

今を作るのは今の俺だ、だから俺は俺として生きるだけだ




因みに俺は叔母二人からチョコレート貰いました、美味しかったです

バレンタインにチョコとか中学の時に気の利いた後輩がくれた時以来だな、女友達はいるけどそこまで深く仲良い訳じゃないし…若しくは物理的距離が約400km離れてるとかしか居ないからな

基本的に付き合いは程々深く程度なんで、まあお話するのは嫌いじゃないんですがね
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