一人の男とガールズバンド達   作:AZAZEL

5 / 50
お気に入りが50件になってて、正直ビックリしてます

と言うか、もう本当…見てくれてるだけでありがたいです、これからも頑張っていく次第ですので今後ともよろしくお願いします

では本編どうぞ


4話

しかし、まさか予約のバンドがコイツらとは思ってもいなかったZE

 

「本当に幸貞だ〜、バイト始めたの?」

 

「よう沙綾、まあ最近金欠気味なんでね」

 

「うちで働いてくれればよかったのに、そしたら色々と面白そうだったんだけどなぁ」

 

「一回考えて『無いな』って判断を下したから」

 

「何かそれ酷くない?」

 

それに基本的に俺って接客したくない派なんだよね、どうも苦手なんだよね

まあ下手くそって訳じゃないし出来ないわけじゃ無いから…ま、多少はね?

 

「まあそれより、はいこれ鍵」

 

「あ、どうも…じゃあ頑張ってね、ほら行くよ香澄ー!」

 

渡した鍵の部屋へ向かう…と、その前にチョココロネ教徒のりみちゃんがこちらへ来た

 

「あ、あの…ハーブティーありがとうござましたっ!」

 

「ああ、どういたしまして…チョココロネとどうだった?」

 

「凄く合いました!本当に美味しかったです!」

 

「おうそうかい、じゃあバンド頑張ってね」

 

「は、はいっ!ありがとうございます!」

 

そう言って走っていった

あのチョココロネ狂信さえなければ完全に美少女だと思うんだよね

 

暇だな…新聞でも読むか

近くの棚に音楽雑誌やらと何故か新聞が刺してあったので、それを少々拝借しようかな

 

少し時間が経ち、次の予約者が来たようだ

 

「すみませーん、予約してたものなんですが」

 

「はい、では名前を教えて頂きたいのですが」

 

「羽沢で予約してると思います」

 

「羽沢……ありました、ではこちらの鍵です」

 

「ありがとうございます!皆行くよー!」

 

またガールズバンドなのかな、てか羽沢って…確か商店街に羽沢珈琲店ってあったよな、あそこの娘さんなのかな?

 

てか待って何あの娘、背高っ…凄いな女の子なのに、そしてイケメンだなルックスが

 

話が少し聞こえてきたのだが、どうやらメンバーがあと一人来てないらしい

遅刻か、まあ大目に見てやれよ…ん?自動ドアの向こうで走っている女の子が見える、あの娘かな

 

ちょっち待って…何あれ、嘘だろデカっ

いや何がって、もう…デカいんだよ(語彙力)いやてかデカい(説明不要)

もう走ってると揺れる揺れる、凄いなあの娘…まあジロジロ見てるのは失礼だろうから新聞へと視線を戻す

 

赤いメッシュが入った娘に怒られていたが、スグに部屋へ移動した

 

それからは大分暇だった、客は来ないし予約者もさっきのグループで最後だったようで来ない

ずっと新聞読んでるってのも詰まらないのでとある資格の過去問集を読みながら頭の中で解いていた

 

「幸貞君お疲れ様〜、今日は初日だしもう上がっていいよ」

 

「あ、お疲れ様です」

 

「どう?仕事の方は」

 

「まあ大丈夫ですね、心配な事は無かったですし」

 

「そっかそっか、それは良かったよ…あ、そうだ…今度はいつ来れるかな?」

 

「そうですね…正直言って毎日暇なので、行けない時だけ連絡します」

 

「本当に!それは助かるな〜」

 

「じゃあ俺はこの辺で」

 

「うん!お疲れ様!」

 

何だかんだあったが、この仕事は中々いいな

天職っぽかったし…暫く頑張ってみよう

 

帰宅

 

「おかえり、どこ行ってたの?」

 

「ただいま…俺、バイト始めたから」

 

「えっ…ふーん、そうなの…まあ頑張ってね」

 

「一瞬だけ『え?出来んの?』みたいな目で見るのやめて貰っていいっスかね」

 

「そんな事オモッテナイヨ」

 

「片言になってんぞおい」

 

実の弟に対して酷くないかね華蓮

俺だってなぁ、やれば出来る事だってあるんだよ(震え声)

 

晶奈には『幸貞がバイト?風邪でも引いたの?』と、割とガチめに心配されたので頭に唐竹割りを撃ち込んでおいた

 

 

 

 

 

 

 

翌日

 

はい学校ですね、面倒臭いね

通学路じゃ天災に遭遇しそうになるし、かと思えば学校付近で金色の異空間に鉢合わせそうになるわと大変だったんだよね

 

「その内ピンク頭か女王様に出逢いそうで怖いなぁ、早く避難しないと」

 

「ユキサダさん!おはようございます!」

 

「うおっ、何だイヴか…驚かせんなよ」

 

若宮イヴ、丸山先輩達と同じアイドルバンドに所属している

元モデルらしくスタイルすごい(語彙力)

 

あとフィンランドとのハーフだそうだ、白髪が似合っていたので初めはロシアかと思っていた

 

「おはよう、相変わらず元気みたいだな」

 

「はいっ!そういえば先程、彩さんが探していましたが…何か用事があるのでしょうか?」

 

「多分しょうもない事だろうから気にしなくていいと思うよ」

 

「そうですか?」

 

無垢っていいよね、相手するにあたって凄い楽な気持ちで接することが出来るから

言っておくが無垢と馬鹿は違うからな、そこら辺は勘違いしないでくれよ

 

「それじゃあ俺は教室に行くから、またな」

 

「分かりました!また私達の音楽を聴いてくださいねっ!」

 

「ああ……まあ、気が向いたらな」

 

「はいっ!」

 

いつ気が向くかは分からないけどね、そう思ったが口には出さなかった

取り敢えず教室に行こう

 

その後は特に無かったかな、うん…いつもの授業風景だったよ

香澄が居眠りして、当てられ有咲に助けを求め有咲が渋々救いの手を差し伸べるという風景

 

まあ俺も寝てるから何とも言えないケドネ

 

そんでもって放課後、バイトに行くか……そしてさっき思い出したんだが、Roseliaもガールズバンドじゃね?いやいやでもライブハウスは他にもある訳だしウチをピンポイントで使ってるなんてことは無い……と、いいなぁ(懇願)

 

「こんにちは、まりなさん」

 

「あ!こんにちは幸貞君、今日も宜しくね」

 

「はい、それで今日の仕事は何でしょう」

 

「機材とかは私がやっちゃったから、受付お願いできるかな」

 

「分かりました」

 

という事で、ある資格の過去問題集を読みながら暇を潰していた

数十分経った辺りで予約者の人が来た

 

「あのー、上原で予約してたんですが…」

 

「上原さんですね、こちらの鍵になります」

 

あ、この娘あれだ…凄い子だ

間近でみると本当に凄いなコレ…何をどう育てたらああなるんだろうな

 

「君もガールズバンドをやってるんですか?」

 

「はい!after glowって言うんですけど…知ってますか?」

 

after glow…夕焼けか

んーーーーーー…なんかリサから聞いたことあるような無いような

 

「すみません、ここ最近は音楽にあまり触れていなくて」

 

「ああいえ!気にしないでください!そういえばお兄さんは最近入った人ですか?」

 

「はい、昨日からバイトで入りました導寺峠幸貞といいます」

 

「私は上原ひまりです、これから宜しくお願いしますね…あっ!メンバーが来たのでまた今度お話しましょう!」

 

「はい、では頑張ってください」

 

あの赤いメッシュが入った娘…どっかで見たことあるような気がするんだよなぁ

なんとなく引っかかるような……まあいいか

 

過去問へと視線を戻し、さらに数十分が経った

お客が来た

 

「すみません、氷川で予約していた者です」

 

今一番聞きたくない名前が飛び込んできて裏方へ走り出したくなった

 

「……って、導寺峠さん!?」

 

「………ヒトチガイジャナイデスカネ」

 

「そんな訳無いじゃないですか、私はこれでも人の顔を忘れたことはありませんよ」

 

「よし分かった鍵渡すから早く行ってくれ、リサとか友希那とか来る前に早くほら早くハリーハリー」

 

「そ、そんなに急かさなくても」

 

「それじゃ一旦俺裏方下がるから」

 

「いや、それを私に言われても…」

 

取り敢えず何とかなったかな、アイツらが来る前にとっとと裏方に下がって避n「さよー!鍵借りれたー?」

 

何でいつもこうタイミングが悪いのかな、俺もしかしてタイミングに嫌われてる?

 

「はい今井さん、今借りれましたよ」

 

「じゃあ早く行こ……う………え?」

 

これもう逃げていいですかね?俺頑張ったよね?もうゴールしていいよね?

 

「ゆ、ゆゆ幸貞!?」

 

「リサ、あまり大きな声を出さないで頂戴…周りに迷惑がかかるわよ」

 

「あ、ごめん…じゃなくて!幸貞が!」

 

「幸貞?彼がどうかした……の…」

 

「ジブン休憩入りますので何かあればまりなさんに聞いて下さい」

 

早口でまくし立て、走って裏方へ逃げる

ヤバイヤバイヤバイ…途轍も無く面倒臭くなってしまったよこの野郎め

 

冷や汗が止まらない、若干鼓動も早くなっていた…アイツらにバレるのは一番不味いだろぉ……唯えさえ音楽関連でギクシャクしてるってのにこんな場所(ライブハウス)で鉢合わせは不味いだろ

 

ああもう本当、俺の静かな暮らしは何処へやら……時給に釣られて働き始めた俺が悪いんだけどさ

 

「おつかれー…ってうわぁ!?だ、大丈夫!?」

 

「は、はははは…やっていける自信が無くなってきました」

 

「ええ!?何があったの!?」

 

「ああああもうやだァ…おうち帰りたい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「落ち着いた?」

 

「はい、本当に済みませんでした…」

 

「それで何があったの?もう予約の人もいないし私でよければ聞くよ?」

 

ああ、貴女が女神か…

 

「あの、実は……」

 

一先ずまりなさんには俺には幼馴染みが二人いて、同じガールズバンドに所属している

俺は若干ではあるが音楽から逃げていた節がある為、ここで働いているのがバレた今…後が怖すぎて二人に顔が出せない

 

と言うか、ここでアイツらが練習してるとなると「ちょっとセッション聴いてアドバイス頂戴」って言われるのが増えるかもしれないし最悪の場合は強制連行される

 

という事を話した

 

「あー成程ね」

 

「それに俺、一人の方にはお前のこと苦手宣言してるんで尚更顔向け出来ないってことなんですよ」

 

「別にアドバイスくらいはいいんじゃないかな?」

 

「いや、それをしてしまうとアイツらが更に諦め悪くなって俺に付き纏うので絶対に嫌です」

 

そんな面倒事は真っ平御免被りたい

俺は、俺の夢は…静かで平穏に暮らしたいんだから

 

「何かすみません、俺の事なんか気にして下さって」

 

「いいよいいよ!困った時はお互い様ってね…それに悩みがあるんだったら相談に乗るからさ、いつでも話してよ」

 

まりなさんの女神力半端ない、何この人いい人過ぎでしょォ

 

 

 

 

 

 

俺はなぁ、幸せの山を使って不幸の谷を埋めたいんだよ

不幸のドン底が無ければ、幸せの絶頂も無い…そんな平坦な人生を送りたい

劇的じゃなくていい、刺激的でもなくていい…唯ひたすらに静かに生きていきたい

 

さぁて、取り敢えず頑張りますか




そういえば新しいイベが始まりましたね
対バンライブかぁ、面倒臭いなぁ…取り敢えず星3は回収しなければ

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。