お気に入りが70件いってて驚き中のAZAZELデス
まあそれは置いておいて、新星4の薫さんが欲しい
最近本当に星4が当たらなさ過ぎてワロエナイ、イベントの方は星3の回収が済んだので一先ずは一段落です
よし、では本編どうぞ
さてと、機材やらなんやらの仕事は終わったし…暇だな
「ユッキー!!!」
「危ねっ」
飛び込んできた天災をひらりと躱す、何事も無かった様に取り敢えずスタジオから出ようとすると腰に抱きつかれる
何だお前ら、揃いも揃って俺の腰に何か恨みでもあんのかよ
「ひっどーい!女の子が自ら飛び込みに行ったのに避けるなんて!」
「知るか、俺に常識が通用すると思ったら大間違いだぜあと離れろ」
「やーだもーん、アタシを避けた罰だ!」
「歩きづらい」
「じゃあおんぶして?」
「意味わかんないてか登るな」
こいつ蝉みたいに引っ付きやがったよ
ああ、こいつは前に言った天災…基天才の氷川日菜、天才故の考えがあるので時偶槍を放つことがある
酷い時は爆弾を素知らぬ顔してブチ込んでくる、後始末が大変なんだよね
「日菜ちゃーん!どこ行ったのー?」
「丸山先輩、これどうにかして」
「あ、幸貞く…ってうわっ!?日菜ちゃん!?」
そういやよくよく考えるとこの天災も俺より一つ上じゃね?うっわマジかよ、嫌な事実再確認しちまったじゃねぇかよ
「ちょっと女王様呼んできて」
「千聖ちゃんの事そろそろ名前で呼んであげてよ…取り敢えず分かった」
まあ考えておこう、唐突に千聖とか呼んでみて反応を……あ、駄目だ
足蹴にされる未来しか浮かんでこねぇや
「ねーねー、よく考えるとさー…アタシってユッキーの一つ上だよね?」
「何だよ急に…お前が二年生ならそうじゃないのか、というかだからどうしたんだよ」
「何で彩ちゃんは丸山先輩なのに私の事は『お前』とか、『天才』とかでしか呼ばないの?」
おい、字が違うぞ
天才じゃなくてお前は天災の方だから
「せめて名前で呼んでよー、ほら日菜って」
「氷川妹」
「そんなのやーだー!日菜って呼んでよー!」
「喧しいぞ駄々っ子め、そろそろ本番前なんだからバンドの所に行けって」
「呼ぶまで離れないもん」
「うっそでしょお前、何の拷問だよこれ」
「ほらはーやーくー!」
「煩いっての、ほら女王様がご到着なされたぞ」
「誰が女王様よ」
笑顔を浮かべながら若干青筋を立てる女王様
流石アイドルいついかなる時も笑顔を忘れないその精神に感服するぜ
「日菜ちゃん、貴女はアイドルなんだから行動は少し考えてから動いてちょうだい」
「うん!だからしっかり人目につかないようにここまで来たよ」
「そうゆうことじゃねぇよ、てかお前は忍者か」
「と言うか日菜ちゃん、そろそろ打ち合わせをするから来てくれなきゃ困るんだけど」
「ちぇー…しょうがないなぁ、ちゃんとアタシ達も見てよね!」
「はいはい観るよ」
それだけ言うと女王様に手を引かれていった
俺の周りにいる女の子って何でああも元気ハツラツな小学生みたいなのが多いのかな(例、香澄)こっちは脳味噌まで小学生だけどな
「さてと…そろそろ始まるのかな、行くか」
両開き扉を開け、中へ入り後ろの角へもたれ掛かる
ライブ会場って久しぶりに来たが、やっぱり盛り上がり様は凄いよね
最初は確か香澄達か、友希那達までは時間があるし……いや、仕事も無いし観てくか
ライブ会場の明かりが落ち、ライブが始まる
うん、香澄は香澄なのが一番いいな
なんと言うか…元気なバンドだったわ、あれはアレでRoseliaやパスパレと違った良さがあるな
次はafter glowか、説明には王道ロックだっけな
随分と判定がシビアなのを選んだな、詰まらないやつはトコトン詰まらない
はてさて見せてもらおうかな
ほう、これまたRoseliaとは違った方面のロックだな
これはこれで面白い…それぞれの個性が活かされてるな
次は……ああ、パスパレか
どのぐらい成長してるか…とか偉そうな事は言えねぇな、曖昧なアドバイスしか出してないのに
うん、まあ悪くないよな
途中で日菜が俺に気が付き、ウィンクを送ってきたが手で払っておいた
アイドルバンドとはまた珍しいもんを作ったよなぁ、当初は色々とあったらしいけど上手くいってるみたいだし
えー次は…………ああ、ハロはぴねはいはい
グリッターグリーンってのが大トリやるのか
駄目だ、視線がどうもミッシェルに集中する
いやだってさ…あんなんいたら嫌でも見るでしょ、美咲ちゃんいい仕事してるよ
次Roseliaか、まあ聞いたら裏方に戻ろうかな
ああ、駄目だ…どう足掻いても自分が嫌な奴になる
屑だ…愚図だ……そして馬鹿だ…………だからいつまでも俺はアイツが苦手なままなんだ
本当、自分が嫌になってくる
気が付けば俺は会場から出ていた、自分でも分かるくらいに変な顔をしている
これじゃ駄目だな、暫くは友希那達に顔見せられねぇや
頭が痛い…気持ちも悪い、気分は最悪過ぎる
それから少し裏方の方で横になっていた、気分は大分良くなってきた
「はぁ…そろそろ受付に戻るか」
「幸貞君、大丈夫?」
「え、ああ…大丈夫ですよまりなさん、御心配お掛けしました」
「無理しないでね?」
「はい、もうすっかり良くなりましたから」
受付の椅子に腰掛け、少し天を仰ぐ……ふう、何とか大丈夫だな
そういや友希那に感想と評価言わなきゃいけないんだっけか、その内自分からくるかな……今は動く気にならない
「幸貞、大丈夫?」
「あー?ああ、リサか…俺は至って普通だぞ」
「嘘つき、アタシ達の演奏聴いてる時の幸貞…何かすっごい苦しそうな顔してたよ」
「…何だ、見てたのか」
「どうかしたの?何かあるならアタシが聞くよ、力になれるか分からないけど…それでもアタシは幸貞の力になりたいの」
「………外行くか」
まりなさんに許可を貰い、circleから少し離れた場所にある公園へ二人で向かった
公園には人っ子一人居らず、閑散としていた
「さて、何から話そうか…一先ずは今俺の現状でも教えておくか」
「……話したくなかったら話さなくてもいいんだよ?」
「気にすんな、俺からここに連れてきておいて話さねぇなんて馬鹿な事はしないさ」
今の俺は、特定の感情というモノが嫌いだ
『恋愛、友情、信頼、情熱』等の感情が大が付く程に嫌いで嫌悪感しか湧いてこない
昔から人の気持ちには敏感な方で、今では滅多に無いものの少し前迄は少しでもそんな感情を感じ取ると吐き気がする程に気分が悪くなった
言葉で簡単に言い表せてしまう感情、大してそんな事を思っていなくとも声に出して発してしまえばそう思ってるものだと相手を勘違いさせる事の出来る
だから、この感情が大嫌いで仕方が無い
「…と、まあ取り敢えずはこんな感じかな」
「ごめん…本当にごめんね…」
「何でお前が謝る、これは俺の勝手な意見でしかも相当捻じ曲がった価値観だ…別にお前が謝る必要なんてどこにもない」
「でも、アタシはずっと幸貞と一緒に居たのに…少しも気付く事が出来なかった、気付いていたらアタシにだって何が出来たかもしれないのに」
「…大体、この価値観が出てきたのは中学入ってスグだ…あの頃はお前も友希那も色々と大変だっただろ」
「で、でも…」
「まあいいから続きを聞きなさいな、何でそんな価値観が生まれたか話すから」
俺には二人の姉がいた
長女の晶奈は何もやらなくとも何でも出来てしまう所謂、天才と呼ばれる奴だった
次女で双子の姉である華蓮は努力することが大好きだった、それ故に努力だけで晶奈と並ぶ程に何でも出来た…所謂、秀才だ
そして俺は、晶奈と同じ天才型だった…スペックは劣るが、それでも周りから見れば充分にハイスペックだった
しかしそれは小学生まではよかった…問題は中学に上がってから
俺は晶奈や華蓮と同じ中学に入った、勿論リサと友希那も一緒のな
そして俺はこの時初めて受けた言葉が『お前もやっぱり凄いな、まあ姉達の方が出来ていたけどな』
悪意が無いのは分かっている、だがどうしてもその言葉が受け入れられなかった
そして、今の俺が出来上がるキッカケとなった事
親友だと信じ、信頼し…互いを理解し合い情熱をブツけ合える仲間だと思っていた奴等から『お前相変わらず凄いな…でもやっぱ、お前の姉ちゃん達の方が凄いよな』
その瞬間、俺は空っぽになった
結局、コイツらも俺のことをか分かってはいなかった…うわべだけの言葉で成り立っていたボロボロで薄っぺらい関係だった
それから俺は習い事を全て辞めた
姉に連れられ始めた剣道、柔道、空手、弓道、総合格闘技…その他にもあったがもう忘れた
俺がどれだけ頑張ろうと、俺に対して評価が下る訳じゃないことが分かった今…やる価値が無くなった
勿論、親父や母さん…晶奈と華蓮にはどうしたのかと心配された
尋常じゃない程の習い事だったが、今まで嫌な顔一つせずに習っていた俺が唐突に全て辞めたいと言ったから当然と言えば当然だ
晶奈と華蓮には『私達がいけなかったの?』とか『私がいるから嫌なの?』と聞かれたが、俺は別に晶奈と華蓮が嫌いな訳じゃない
俺への評価が出ないなら、やる価値がないと思っただけなのだから
俺は小学生の頃から『平穏な日々』が夢だった、やる価値がないならやる意味が無い上に夢の障害になると判断したからだ
そして俺は、人の感情を信じなくなった…加えて、それに対して嫌悪感すら覚える様になった
「友希那の歌へかける情熱や、お前らへの信頼感…それらは本物だと分かっている……だがな、俺はどうしてもその感情については気分が悪くなる」
「だから、友希那が苦手だって言ったの?」
「ああそうだ、その感情が本物であれ嘘であれ…俺にとっては側に生理的に受け付けないものをドンと置かれるのと同じだ、その感情自体が生理的に受け付けないのだから」
「…幸貞……」
「まあ、こんなの世間一般からしてみれば屑みたいな考え…っておい、急になんだよ」
突如、リサの腕が俺の首へ回り抱き締められた
そして……リサは泣いていた
「おいリサ?どうしたんだよ急に」
「……気付いてあげられなくて、ごめん」
「あのなぁ、俺は別にその事で傷付いたとか引き籠もりになったとかそう言う話じゃないんだぞ?まあ多少の感情不信にはなったけどさ」
「ううん、そういう問題じゃない……昔から近くにいたのに、幸貞の気持ちに気が付け無かった事が情けなくて……」
「こう言っちゃ何だが、その時にもしお前が気付いたとしたら友希那はどうなってた?お前の支えがあったから今の友希那とあの情熱があるんだろ、結果オーライ万々歳じゃねえか」
「……幸貞はもっと自分を大切にしなさい」
「はいはい、善処しますよ」
さて、
態々自分から言いに行く手間が省けたと考えるか、面倒な事になったと考えるか
取り敢えず今はリサのアフターケアだな
ユッキーと聞くとfutureな日記が頭を過ぎりました、ヤンデレは至高
誰かBanG Dream!でヤンデレ作品を書いて下さる方は居ないのか(人任せ)
次回はまた何時になるか分からないのでご了承ください
それでも見てくれる皆様、本当にありがとうございます