Fate/staynight [Midnight Walker]【本編完結】   作:秋塚翔

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明けましておめでとうございます。アタランテ・オルタから……から……ネズミ?ネズミって誰かいた?ワンピのネズミ大佐かナズーリンくらいしか思い浮かばないんだけど……
まぁ、良いや。毎年恒例の干支をキャラに置き換えるネタは誰も楽しみにしてないでしょう。とりあえずイアソンとしときます。ネズミっぽいし、アタランテ・オルタにバトン渡されるついでに蹴飛ばされてそうだし(笑)

前回5ヶ月空いたのに、今回2日で書き上げて正月初更新に間に合わせました。出来の満足度も含め、このモチベーションの差よ。その分前書きで分かる通り張り切ったので是非お年玉としてお楽しみください!


#23 夜明け

 果てしなく剣の内包される荒野では、戦いが苛烈を極めていた。

 

 

「フハ破ははハハハ刄叭はハ──ッ!!」

 

 

 怪異に成り果てた英雄王が、狂喜の哄笑と共に赤く染まる武具を撃ち放つ。

 二人の贋作者は、それらを力の限り打ち払い、次に備えて剣を手に取り立ち回る。

 千の武器が飛び、千の武器が舞い、千の武器が弾ける。目で捉えられずとも直視できない戦いは、一歩間違えれば全てが終わる敗けられない死闘だった。

 

 

「──むんッ!」

 

 

 アーチャーが死角から強襲を仕掛ける。一振りの剣に渾身の力を込め、迷わず両断するつもりで一刀を繰り出した。

 が、いかに歪もうと英雄王と呼ばれていたギルガメッシュ──その霊基を丸ごと利用した神の手駒は、宝物庫にある最上級の盾をも駆使し、攻撃を防ぐ。次いで無数の槍や斧を滅茶苦茶に放つも、アーチャーはすんでのところで飛び退き回避する。

 続けてアーチャーは無数の剣を射出。対する怪異ギルガメッシュは、傀儡ながらにそれを嘲笑い、身の丈はあろう大剣で纏めて防ぎ切ろうとした。

 直後、笑みを浮かべたアーチャーに応えるように、飛んできた剣が多重に爆発を起こす。

 

 

「──ッ!?」

 

 

 『壊れた幻想(ブロークン・ファンタズム)』──宝具の神秘性を解放して破裂させる技能。爆弾と化した剣が怪異ギルガメッシュの視界を爆炎一色にした。

 しかし怪異ギルガメッシュは、大剣が防壁となり殆ど無傷。煙のみが辺りを覆う……

 それが、アーチャーの真の狙いだった。

 

 

「わざと力を示して惹き付けた。視界は遮った。後を任せるのは癪だが──行け」

 

 

 

 

「──うおおおおおぉッ!!」

 

 

 

 

 その煙に紛れ、士郎が怪異ギルガメッシュの懐に飛び込んでくる。

 アーチャーの目論見通り、士郎に目が行かなくなっていた怪異ギルガメッシュ。一瞬反応が遅れて完全に後手に回る。

 もしこれが本来のギルガメッシュであったなら、策を見抜いていただろう。士郎かアーチャー、どちらかを先に始末して戦いにすら持ち込ませなかったはずだ。いかにギルガメッシュの霊基、技能を扱おうと壊れた神に作られた尖兵であるのが裏目に出る。

 勝敗は唐突に決する──返り討とうとする怪異ギルガメッシュの片腕を切り飛ばした士郎は、もう一方の短剣で身体を一刀両断した。

 

 

 

 

 

 

 ドロリ、と。

 影にそんな音こそ無いが、そう溶けるように怪異ギルガメッシュは寺の境内でその形状を崩壊させる。

 それを見届けた士郎は片膝を突いて荒い息を吐き、アーチャーも傷付いた身体を庇うように立つ。どちらも凛から与えられた分も含め、魔力は殆ど底を尽きていた。

 

 

「遠坂達も……やったのか……?」

 

 

「魔力の気配が消えている。あちらも片が付いたのだろうな」

 

 

 湖の方向を見上げ、アーチャーは推測する。魔力感知に乏しくとも分かる禍々しい魔力は感じない。恐らくセイバー達もまた座に還ったのだろう。

 全て終わった。願いを叶える殺し合いも、人類悪の脅威も、全て。残るアーチャーは、もう役目に囚われる事は無かった。

 ならば、やるべき事は──

 

 

「──……行け。凛は貴様が無事か案じているだろう。早く行って、安心させてくると良い」

 

 

「……良いのか?」

 

 

 士郎が訝しげに問う。聞きたい事はアーチャーも分かっていた。

 アーチャーにとって士郎は、消し去りたい自らの過去──いずれ自分と同じ過ちをする自分自身。これまでの言動、行動からアーチャーが士郎を抹殺しようとしていたのは士郎自身気付いていた。セイバーや凛のいない全てが終わった今、その好機と言えよう。

 だが、アーチャーは平静のまま答える。

 

 

「今もその認識は変わらん……が、今更仕切り直すのもバカらしくなったのでな。要は、単なる気紛れだ」

 

 

「……」

 

 

「それに、微かな可能性も見た」

 

 

「え?」

 

 

「私は生前にウォーカー──ハルと出会わず、お前は出会った。その違いに期待を懸けるだけだ。お前が私の道を歩まない、一抹の可能性にな」

 

 

 そう言ってアーチャー、いや英霊エミヤは微笑んだ。守護者となり、正義の味方と言う機構に組み込まれて以来久しく浮かべる事は無くなった、夢を見ていた目の前の自分(かつて)のように。

 と、そこへ。小さな足音と幼い声が二人に届く。

 

 

「士郎さん! アーチャーさん!」

 

 

「! ハル……!」

 

 

「そら、痺れを切らして向こうから来たぞ」

 

 

 ただ一人やって来たハル。恐らく士郎の無事を確認に、疲弊する皆より先行してきたのだろう。安堵の笑みを見るに、凛達も大事無いのが窺えた。

 士郎は迎えるため歩みを向ける。アーチャーの横を通り過ぎ、駆け寄ってくるハルを労うべく……

 その時だ。突如険しい顔に一変したアーチャーが、士郎を蹴り飛ばした!

 

 

 何を──と、士郎が地面を転げながら口にしようとした瞬間、

 アーチャーの体に、無数の剣が雨の如く突き立てられた。

 

 

「ぐッ……!!」

 

 

 苦悶と苦痛にアーチャーの顔が歪む。()()()()の数々は深々と刺し貫かれており、いかなるサーヴァントでも致命傷であると分かる。

 急激な事態に目を疑う士郎とハル。畳み掛けるように有り得ないものを目の当たりにする。

 

 

 

 

 ──オノレオノレオノレオオイデオイデオイデオイデオイデ

 

 

 

 

「コイツは……!?」

 

 

 今しがた怪異ギルガメッシュが溶けて消えた場所で、怪異ギルガメッシュがその形を取り戻していた。

 いや、それはもう怪異ギルガメッシュでもない。切り飛ばされた腕も、両断された胴体もそのままに、首だけ……頭だけが手と目で組まれた顔にすげ替わっている。

 セイバーの宝具で聖杯もろとも滅びたはずの山の神が、ギルガメッシュの霊基を乗っ取って舞い戻ってきたのだ。

 

 

 ──ドうセ、シヌなら、イっしょニ、いコう

 

 

「くっ……!」

 

 

 無数の赤い波紋を展開させて、山の神はハル達を見据える。

 士郎はアーチャーとハルを庇うように立ちはだかるが、先の怪異ギルガメッシュとの激闘で魔力切れを起こし投影もままならない。

 一方で山の神もまた追い詰められている様子──聖杯を破壊され、土地からも切り離され、撃破されたギルガメッシュを無理に利用したためか、今に自己崩壊を起こしそうだ。互いに緊迫した状態。それ故に、山の神は道連れを求めていた。

 

 

 そんな山の神に、天罰が降り掛かる。

 

 

 ──ズォッ、と空間の歪む吸引音が山の神、かつてはギルガメッシュの切られた腕の切り口で発生し、

深淵の如き黒い孔が、一瞬にして山の神を取り込んだ。

 

 

「聖杯の……孔?」

 

 

 それは、利用された聖杯の報復か。境内に湖で発生した聖杯の孔が開かれ、周囲のものを吸い込み取り込もうとする。

 するとその黒い孔から一条の赤黒い鎖が飛び出し、士郎を狙った。

 

 

「──士郎さんっ!」

 

 

 刹那、ハルが士郎の前に現れ、それを全身で受け止めた。

 鎖は標的を外すもハルの体を絡めとり、固く縛り付けてピンと張られる。そうしてハルを杭として孔から出てきたのは──山の神だった。

 

 

 ──オイデオイデオイデオイデオイデ

 

 

 『執念』──獲物(ハル)を奪った少女(ユイ)に狙いを変え、それを餌に獲物(ハル)を誘い寄せた悪辣な信念。それが三度山の神を現世にすがり付かせた。

 

 

「うッ……」

 

 

「ハル!」「ウォーカー!」

 

 

 苦しむハルに、士郎とアーチャーは満身創痍の体を圧して助けようとするが、ハルがそれを押し止める。

 

 

「ダメ! 来ないで!」

 

 

「でも……!」

 

 

「もう、私の大切な人を奪わせたりなんかしない……士郎さんも、アーチャーさんも、私が守る……!」

 

 

 自分よりも力は強い青年と男に向け、少女は力強く、けれど苦しげに言う。

 ハルが今踏み留まれているのは、殆ど奇跡だった。執念深く引き摺り込もうとする山の神と、手当たり次第取り込もうとする聖杯の孔。少しでも気を抜けば瞬く間に持っていかれる。そして英霊と言う核が必要な聖杯に取り込まれれば、また山の神は安定したそれを利用し復活を果たすかもしれない、どうにもならない状況。

 

 

 ──イッショニ、イコウ

 

 

 ──ミンナ、マッテル

 

 

 ──ナカヨク、エイエンニナロウ

 

 

 ……いや。一つだけ。一つだけこの状況を脱する手はある。右手に未だ握られていた、赤い裁ちバサミ──

だがそれは、()()()()()させる覚悟がいる選択だった。

 

 

「っ……」

 

 

 ハルは、自分の失われた左腕を見る。

 英霊として召喚されても、失われたままである左腕。伝承や伝説で拡大解釈される事で、良くも悪くも技能が備えられる英霊の在り方は、今ここにハルへ残酷な代償を課していた。

 ギリシャの大英雄・ヘラクレスがヒュドラの毒に因果的な死を刻まれるように、竜殺しの英雄・ジークフリートが邪竜の血を浴びていない背に受けた傷は癒せないように、コノートの女王・メイヴが生前の死因であるチーズに死んでしまうように──ハルは、覚悟して受け入れた傷を第二宝具を以てしても元通りにする事はできない。未来永劫、()()()()()()()()()()()()()()

 もし、宝具を使って赤い()で繋がれる体ごと断ち切られたとしたら、『英霊ハル』は消え去る事になるだろう。

 

 

(…………それでも)

 

 

 それでも、現世(いま)を生きる士郎達を救うためなら。

 泣いてしまいそうなのをぐっと我慢して、ハルは裁ちバサミに魔力を注ぐ。魔力を籠めながら、ハルは救いたかった大切な友達に心の中で謝る。また助けられなくて、救えなくて、ゴメン、と──

 

 

 その時である。

 ハルの赤いリボンが巻かれた右手に、ふわりと暖かいものが重ねられた。

 

 

「──え……?」

 

 

 ハルはそれを確かに感じ、そして見た。

 自分と同じくらいの小さな手が、繋ぐように伸ばされている。その手は、ハルが何よりも見覚えがあるものに見間違えようなかった。

 その手は、いつも引っ張ってくれた。勇気をくれた。元気を貰った。英霊になった自分なんかより、自分にとっては英雄だった大好きな、そしてその手を伸ばす大切な友達。

 

 

「ユイ……!」

 

 

 『たとえその手を離そうとも』。縁切りの神様であろうと、切っても切れない縁。それが今夜だけで幾度起きただろう奇跡を果たす。

 

 

 ──大丈夫だよ、ハル──

 

 

 幻のようなユイは、優しい笑顔でハルに声無き声を投げ掛ける。

 すると、ハルは羽を得たように軽くなった感覚を得、自然とその言葉を口に出した。

 

 

「──もう、いやだ」

 

 

 それは慈悲深い神様に願うための合言葉。その慈悲故に歪んだ望みも叶え続け、いつしか歪もうとも変わる事の無かった悪縁から人々を守る在り方。少女の願いに応えるべく、依代たるハサミから現れるための代句。

 

 

山の神(あなた)との縁は──もういやだ!!」

 

 

 ジョキン。

 金属音を立てて、それはそこに『在った』。

 球体の闇に浮かぶ歯の生え揃う大口、大小入り雑じる三本の手が伸ばされ、巨大な赤いハサミを手のそれぞれが握って、ハルの背後に"それ"は現れる。

 

 

 第四宝具『縁を断ち切る神様の鋏(コトワリさま)

 

 

 禍々しい姿だが、士郎達からは何か神性らしきものを感じさせる縁切りの神が、少女の声に現れた。

 

 

 ──ヤメテ、ヤメテ、ヤメテ

 

 

 ──オネガイ、オネガイ、オネガイ

 

 

 縁結びの神である山の神は、そんな縁切りの神の出現に目に見えて怯える。

 が、言葉とは裏腹にハル達の周囲を波紋が囲み、赤い武具が彼女らの命を奪うため切っ先を向けていた。懇願の声とはちぐはぐの行為。

 それを意に介する事などなく、コトワリ様はそのハサミを鳴らし、ハルを飛び越えて一目散に山の神へと刃を突き立てた!

 

 

 ──ヤメテタスケテヤメテテタタススヤメメメアアアアア

 

 

 鎖ごと山の神も両断され、何かが途切れた感覚。同時にすがるものを失った山の神は、聖杯の孔に呑み込まれていった。

 

 

 ──カワイソウカワイソウカワイソウ

 

 

 もう二度と関わる事は無いかのように、声が離れていって消え去る。そして孔も、境内に傷痕を残して閉じられた。

 

 

「だから」

 

 

 もう三度は言わないつもりで、

 ハルは心底呆れ返ったように言い捨てる。

 

 

「自分で言わないでよ」

 

 

 

 

 

 

~~~~~~~~~~

 

 

 本当に幻だったのか、或いは細やかな奇跡だったのか。あれからユイの姿は影も無くなっていた。

 出てきたチャコも少し寂しそうにハルを見る。もちろんハルも同じ気持ち。けれど、夢や幻だとしてももう一度ユイと会えた。その事実に嬉しさで涙が込み上げる。

 

 

「さて、そろそろ私もお役後免か。最早この傷では、契約を結んでも留まれんだろう」

 

 

 一方でアーチャーは、ニヒルに笑って自らの消滅を受け入れていた。

 抑止力と契約し、争いを収める機構としてあらゆる時代に召喚される運命に縛られた無銘のアーチャー──英霊エミヤ。このまま英霊として喚ばれたこの時代を去れば、また救いの無い正義の味方の現実を見ていく事になるだろう。それでも、アーチャーはもう失望しない。

 それは、眼前にいる少女の存在ある故に。

 

 

「答えは得た。衛宮士郎、お前は今の想いを曲げる事なく進め。たとえその先が地獄であろうとも」

 

 

「……」

 

 

 覚悟の是非を問われる士郎は何も言わない。だが、その眼は否定していなかった。それだけで、自分自身である以上答えは瞭然だ。

 最期を察し、アーチャーはハルを見やる。

 

 

「ウォーカー……ハル。俺も、君がいたら何か変わっていたかな──」

 

 

 そう言い残し、アーチャーは静かに霊基を消滅させた。死した後に憧れを抱いた、少女の行く末を想いながら……

 

 

「あっ……」

 

 

 と、ハルは何かに気付く。

 見れば、暗い夜の闇で包まれていた境内に、みるみる内に光が差していく。黒く染まっていた空も白んできた。

 

 

「夜明けだ」

 

 

 それは夜を廻るハルにとっては、終わりの時。即ち別れ時だった。

 士郎も自ずと意味を解する。そもそも、ハルは聖杯により喚ばれた──山の神あってか、はたまた彼女が召喚されて山の神が現れたかはついぞ分からないが──本来マスターを持たぬ未来の英霊だ。願いをかける聖杯も無い今、過去の時代に留まる理由は、もう無かった。

 ハルはチャコにリードを着け、首にライトを提げてから士郎に向き直る。

 

 

「士郎さん、私も頑張る。ユイとまた手を繋いで帰れる日が来るまで。だから、士郎さんも自分の信じた道を行って。どんなに暗い道にも、きっと光はあるから」

 

 

「……ああ、歩いていくよ。これまで通り、これからも」

 

 

 昇りつつある朝日の光を背に、ハルは満面の笑顔を浮かべる。そうして、彼女の歩み廻る夜の残る道に足を進めた。

 

 

「またね」

 

 

 今生の別れではなく、再会を見据えた言葉を紡ぎ、ハルは家に帰るような気軽さで夜道へと消えていく。

 程なくして凛達が駆け付けてきた頃、夜はすっかり息を潜め、今を生きるもの達の時間が訪れた──




完全決着!!やりたいもの、やるべきものをやり上げた満足の行く決着に持っていけました。

書いてる我ながら、山の神のしぶとさにはドン引き。それでもハルがユイの幻?に励まされ発動した第四宝具ことコトワリ様の前に今度こそ絶縁させられました。くどいくらい執念深い神との悪縁もこれまででしょう。
因みにこの第四宝具のあれこれを考えた段階ではまだノベライズを読んでおらず、ところどころ原作ゲーム基準の解釈となっております。まぁ、原作のハサミ返しに行くサブイベでは隻腕のハルちゃんを襲おうとしたし、サーヴァント的にはこんな解釈あっても良いかな?と言う言い訳。

改めてハルちゃんのイケメンぶりに痺れる今回、いかがでしたでしょうか?幼女でイケメン、嫌いじゃないわ!嫌いじゃないわ!と思っていただければ幸い。これは士郎もアーチャーも憧れたのは頷ける。

次回、最終回。
宜しければ評価やコメントをくださると、私が餌を前にしたコイのように喜びます。メカクレを前にしたバーソロミューのように、とも言う。或いはWオリオンに挟まれたアルテミス。
皆様にとって今年も良い一年でありますように。

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