仮面ライダーリリカル   作:朱神優希

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二年ぶり!

この作品の続編書くのが実に二年ぶりとなります。これまでも他の二次創作で1年に1回は更新してましたけどね

とりあえずプレシア戦決着。改めて戦闘描写の才能が無いなと実感しております。というか文才がない


Pとの決戦/雷と炎と決着

「かあ、さん」

 

扉の先にある部屋の奥の部屋、そこにはフェイトと瓜二つの少女が浮かぶ液体の詰まったカプセル、そしてプレシアがその側に座っていた。侵入者達に気がついたプレシアは気だるげに立ち上がると娘のクローンの失敗作を睨みつける

 

「何をしに来たの、フェイト?あなたはもう用済みと言ったはずよ」

 

「私はまだ、母さんとちゃんと話せてないから。もうこんなことやめて、母さん。アリシアだってこんなこと望んでないよ」

 

「黙りなさい!出来損ないのあなたにアリシアの何が分かるというの!」

 

「分かってねーのはあんたの方だ。死んだ人間は生き返らない。例え、肉体は蘇ったとしてもそれはもはや別人だ!フィリップが、大道克己がそうだったように!」

 

「フェイトが失敗作だったことは認めるわ。けれど、アルハザードに行けば全ての願いが叶う。完全にアリシアを蘇らせることだって!」

 

「それは無理だ」

 

プレシアの言葉をフィリップが否定する。プレシアは自身の言葉を否定されたことに不快感を露わに睨みつけるがそんなものどこ吹く風と普段通りの口調で、進化した能力で知り得たことを喋り出すフィリップ

 

「アルハザード。流石は数百年前に失われた世界だ。進化した『次元の図書館』でも検索にヒットしたのはたった一冊だった。その内容は主にあるハザードの技術に関するものだったが……その中に人の命の蘇生に関するものはひとつも無かったよ」

 

「そんなはずは!」

 

「あの世界の技術は全て兵器の為のものだ。もっと言うなら仮面ライダーと怪物を生み出す技術だよ。アルハザードというのは数百年前、欲望の王初代オーズがすべての次元世界を手にするための戦争の拠点として作り出し、聖王達によって滅ぼされた世界だ」

 

「そんな、嘘よ。それじゃあ、私がしてきたことは……アリシアは」

 

「目を覚ましてください!人は生き返らない!だから、悲しくても、残された人は前を向いて歩いて行かないといけないんです!」

 

「黙りなさい!」

 

映司たちの言葉を振り払うかのようにプレシアが叫ぶ。その手にはいつの間にガイアメモリが握られていた

 

「私はもう引き返せない!すべてを犠牲にしてでもアルハザードへと辿り着いてみせる!」

 

『マザー』

 

プレシアがガイアメモリのスイッチを押す。その瞬間、アリシアの入った水槽の側の機械に入れられていたジュエルシードが2つ浮き上がり、プレシアの持つガイアメモリへと吸い込まれた

 

『モンスターペアレント』

 

「やめて!母さん!」

 

禍々しい音声が鳴り響き、フェイトの悲痛な静止の叫びも気にも留めず端子へと差し込むと、右手がムチ、左手に杖を持った女性形の怪物へと姿が変わる。その変貌に一瞬悲しそうに下を向いたフェイトだったが直ぐ様その姿を睨みつけ

 

「待ってて、母さん。今、楽にしてあげるから!」

 

誰よりも早く飛び出した

 

 

――――――――――――――――――――――――――

 

 

素早く接近するフェイトにムチが振り抜かれる。それをギリギリで躱すが躱した先にシューターが飛んできていた。当たる!そう思った瞬間背後から桜色のシューターが飛んできて相殺される。更に飛んで来るシューターも黄色と桜色の弾が全て弾く。フェイトはそれに全幅の信頼をおいて更に加速する。肉薄。フェイトの振り抜いたバルディッシュはムチによって防がれる。火花が散るほどの激しいぶつかり合いの中フェイトは怪物となった母へ叫ぶ

 

「もうやめて、母さん!あなたの望みは、叶わないんだ!」

 

『ダマレ、ダマレェェェェ!』

 

背後に殺気を感じて上空へ飛ぶ。フェイトの―――アリシアの形をしたゴーレムが数体、その拳はフェイトが数瞬前まで居た地面を砕いていた

 

『アァ、アリシア。ワタシノカワイイアリシア。カアサンヲマモッテクレルノネ』

 

「もう、自分の目的すら忘れちまってんのか」

 

翔太郎の呟きがフェイトの胸に突き刺さる。アリシアを生き返らせるためだけにこれ程までの事件を起こした母がもはや自分の娘がどれかすら分かっていない。それは、ジュエルシードで強化されたガイアメモリのせいか、はたまた希望を失い本当に錯乱してしまっているのか、それは今は分からない

 

「だからこそ、必ず正気を取り戻させる!」

 

再び接近。今度オーズもラトラーターコンボで同時に仕掛ける。アリシアのゴーレムは攻撃力こそ凄まじいが動きは遅く、特にスピード重視の2人には完全に追いつけず、あっさりとその数を減らしていく。だが、モンスターペアレント・ドーパントがそれを黙って見ているはずがなかった

 

『アリシア二フレルナァァァァァァ』

 

絶叫とともに上空から無数の雷が落ちる。それを避けるため安全なルートを探すフェイトの目に今にも雷が直撃しそうなアリシアの入った水槽が映った。反射的に最大速度でそれまで近づくと落ちてきた雷をシールドで防ぐ。なんとか水槽に直撃するのは防げたがフェイトの体には少なくない電流が流れた。その痛みに膝を付きそうになるがその前にオーズが体を支える。すぐ後になのは達も駆け寄ってくる

 

「フェイトちゃん、大丈夫!?」

 

「うん。私は平気。なのは、翔太郎。アリシアをお願いできる?」

 

「それは構わねぇけど」

 

「ありがとう。映司、私が母さんの目の前に行くまでの私を守って」

 

「うん。分かった」

 

何かを決意したようなフェイトの顔に素直に頷く映司。雷が少なくなった瞬間を狙いフェイトが飛び出す。その行く手を阻むようにアリシアゴーレムが立ちふさがるが分身したオーズ・ガタキリバに一掃される。雷を掻い潜りモンスターペアレント・ドーパントの目の前へと辿り着く。ムチが振り上げられるがそれよりも早くフェイトの平手がモンスターペアレント・ドーパントの顔を張った

 

「目を覚ませ、プレシア・テスタロッサ!あなたは今、何をしそうになったか分かってるのか!自分の手で、アリシアを傷つけかけたんだぞ!あなたが一番大事にしてきた人じゃないのか!」

 

フェイトの叫びにモンスターペアレント・ドーパントの顔が水槽に浮かぶ本物のアリシアの方へと向く。そこには今尚降り注ぐ雷を必死に打ち払う白い魔道士と2色の仮面ライダーの姿があった。それがなければアリシアは黒焦げになっていただろう

 

『あ、あぁぁぁぁぁ!!!わ、私は、アリシア、なぜ、ちがう!!』

 

狂ったように取り乱すモンスターペアレント・ドーパント。彼女の中の目的と、自分の行動の矛盾が彼女を動揺させ動きを鈍らせた

 

「………終わらせよう、映司!撃ち抜け!、轟雷!」

 

それを悲しそうな目で見つめ静かに宣言するフェイト

 

「うん、これで終わらせる!」

 

そして、映司もタジャドルコンボへとコンボチェンジしてフェイトの隣に立ち頷く

 

『タカ・クジャク・コンドル・ギン・ギン・ギン・ギガスキャン!』

 

「サンダー・スマッシャー!」

 

「ハァァァァァ、セイヤー!」

 

『ガ、アァァァァァァ』

 

雷の砲撃と炎の突撃。2つの攻撃がモンスターペアレント・ドーパントを貫く。モンスターペアレント・ドーパントはアリシアに手を伸ばし、何かを掴むようにその手を握った後、爆発した

 

オーズの手には2つの封印されたジュエルシード、そして爆炎の後には壊れたガイアメモリの側に倒れるプレシアだけが残った

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