※映司視点
翔太郎さん達に会った翌日、俺はアルフに頼んでプレシアさんに会いに来ていた。昨日の事をプレシアさんに伝えるためだ。フェイトちゃんも来たいと言っていたがジュエルシードを諦めてくれとゆう話をしに行く以上何をされるかわからないからクスクシエに残ってもらった
「ありがとう、アルフ。プレシアさんには1人で会うよ」
「一人で大丈夫かい?」
「うん。何かあっても対処できるし」
俺はアルフにそう言って部屋へと入る。そこにはすでにプレシアさんが立っていた
「……ジュエルシードは?」
「ありません。やっぱりあれは危険だから渡す訳にはいかないって断られました。あなたの夢がどんなものかはわかりませんけど他の方法で――――」
俺の返答にプレシアさんは胸ぐらを掴んできた
「ふざけないで!それじゃあ駄目なの!ジュエルシードがないと、あの子は――――っぐ」
突然、プレシアさんがよろめいたかと思うと地面に崩れ落ちて口元を抑えて苦しげに数度咳をした。少しして離したその手には血がこびりついていた
「だ、大丈夫ですか!」
「触らないで!」
駆け寄って差し出した手はプレシアさんに弾かれてしまった。プレシアさんはふらふらとしながら立ち上がった
「私の体はもう随分前からボロボロなのよ。もうそれほど長くはないわ。原因もわからないような不治の病よ。……私が何故ジュエルシードを集めているのか聞いたわね?それはこの病気を治すためよ」
「ジュエルシードに病気を治してもらうつもりなんですか?無茶ですよ。暴走して最悪あなたがあなたじゃなくなってしまうかもしれない」
「いいえ、違うわ。この病すらも治すことが出来るロストロギアがあるの。けれどそれを起動させるには膨大なエネルギーが要るのよ。そのエネルギーを得るためにジュエルシードがどうしても必要なのよ」
「そんなものが……なら、なんでフェイトちゃんにあんなにキツく当たってたんですか」
「あの子はとても優しい子。本当のことを知ればとても苦しんでしまうと思ったの。だから突き放したのよ」
そう、だったのか
「……お願い。私はあの子を悲しませたくないの。それはあなたも同じでしょう?ジュエルシードを持ってきてくれないかしら。全てとは言わないわ。せめて半分」
それは……でも、そうしないとプレシアさんが。俺は……
「ジュエルシードを持ってくれば、あなたは治るんですね?」
「ええ」
「フェイトちゃんとも昔のように笑い合えるようになるんですね?」
「……勿論よ」
「……分かり………ました」
そうすることで、フェイトちゃんとプレシアさんを救えるなら俺は
「このことはフェイトには言わないで頂戴。余計なことで不安がらせたくないの」
「分かりました。フェイトちゃんには上手く言っておきます」
俺はそう答えると部屋を出た
「映司!どうかしたのかい!?顔が真っ青だよ」
「なんでもないよ、アルフ。そういえば、昨日ジュエルシードをちゃっかり持って帰って来てたよね?」
「あ、ああ。あれ?あれは、ほら。手ぶらで帰るのも癪だったからさぁ」
「ああ、別に責めてる訳じゃないんだ。ごめん、アルフ。昨日はああ言ったけどやっぱりジュエルシードを探そう」
「……本当に何かあったのかい?」
「いつか全部言うよ。今日は帰ろう」
そう、これが全て終わって、あの2人が笑い合えるようになったら全部