カカシの憂鬱 作:睡眠不足です
「俺の名前ははたけカカシだ
お前たちに好き嫌いを教えるつもりはないし
仲良くするつもりもない」
最悪だ。名前教えるのも嫌。
そのまま席に座らせ、教壇の前にたち
ひとりでにカカシは自己紹介を始めた。
不満げな顔でこちらを見てくる教え子達に、ため息を吐きたいのをグッと堪える。
「次はお前らだ」
「俺さ俺さ名前はうずまきナルト!好きなものはカップラーメン!もっと好きなものはイルカ先生に奢ってもらった一楽のラーメン〜」
イルカ先生...うみのイルカか。
アカデミーの教師だったか。ナルトに随分好かれてるようだ。そのうち、この班をうみの先生に押し付けるのも有りだな。
「そんでもって将来の夢は火影を越す!
里の奴ら全員に俺を認めさせてやるんだ!」
なるほど。この里を嫌いになるのではなく、認めさせてやるときたか。火影が好みそうなガキだ。
「わたしは春野サクラ!好きなものは...というか好きな人は...きゃー!!」
はぁ。恋に恋する乙女ってね。
こういう奴ほど、勝手に自滅して死ぬんだよな。この世の中も平和になったもんだ。
「名は、うちはサスケ。一族の復興とある男を必ず殺すことだ」
一族の復興..ね。
お前しか生きてないのに?それはつまりあれか?死人を生き返らせてくれるのか?違うだろ。お前が「復興」するということでいいのか?このマセガキ。調子乗った事言いやがって、ただ兄を殺したいだけのブラコンが。うちはイタチの方がまだ可愛げがあったな。
「よーし、わかった。個性豊かで結構結構」
まぁとにかくどれくらいできるかぐらいは見ておくべきかな。何かあったら俺が被害を被るわけだし。
「明日から任務をやるぞ。俺とお前らでサバイバル演習だ」
「どういうことだってばよ」
「演習なんて散々アカデミーでやったし、それに先生対私達なんて無理ですよ!」
無理?だろーな。
「無理といったな。お前は任務を受けた時、依頼人を見捨てて無理だからと逃げるのか。それなら忍びを辞めちまえ」
異論は認めないと反論を言われる前にカカシはナルト達の前から姿を消した。
カカシがいた場所に残ったのは空気に溶けた白い霧だけだった。
「はぁ!?逃げた!!もうどうしろっていうのよ!!」
「俺がサクラちゃんのこと守ってやるってばよ!!」
「あんたになんか頼らないわよ!!」
「そういえばさ、どこでやるんだってばよ」
「えっまさかカカシ先生言い忘れてる?」
しゃんなろーふざけんじゃないわよ!!と内なるサクラが叫ぶ中、それはないってばよ!!カカシ先生!!と青ざめるナルトたちの様子を見てサスケはその場から離れた。
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....待ち合わせ場所言うの伝えてないな
まぁいっか
カカシは相手をするのも面倒になり、変わり身の術で姿を消したのだった。
本当に面倒くさい。里のため、人のため信条は嫌いなのだ。人間であれば心の奥底に必ず自分のためが自己主義が存在する。カカシは自分さえ良ければそれで良いという考えだった。
里の人間のために、何故俺が犠牲にならなくちゃならない?散々、父を俺を見下し馬鹿にしてきたお前らを助けるわけ無いだろう。
まぁ、それはともかく任務だ任務。
今日は前から怪しい動きをしている忍びの宿に奇襲をかけ抹殺する任務があったはずだ。
集合場所に向かう足を早めようとした時、カカシの頭上付近で任務鳩が飛行していることに気がついた。
遠目から見るに鳩の足元には紙が括り付けられている。軽く手を上げると、紙がちょうどカカシの手元に落下してきた。内容を確認し、とうとう抑えきれなかったため息ひとつ。
任務がなくなった。
奇襲が延期になったわけでもなく、火影の差し金だろう。確認するに、暗部の仕事はしばらく来ないように火影が調整をしたようだ。まったく余計な事をする。
カカシは行く宛もなく仕方なく自宅に踵を返したのだった。
カカシ先生は自分さえ良ければ全て良し。
ナルト達がわかったのは、カカシ先生の名前だけだね!殴
読者が増えてて恐縮。
作者萎縮の極み。一部修正しました。