武昭がいつもの様に河川敷でトレーニングをしてると反対の方から刀奈が来た。
「あっ、刀奈さん、お疲れ様です」
「えぇ、武昭君もお疲れ様。そうだ貴方に少し頼み事があるんだけど」
「俺が出来る範囲でなら構いませんけど……何ですか?」
「実は私の家に遊びに来て欲しいのだけれど……大丈夫かしら?」
「はい、俺は良いですよ。それで、いつに行けば良いんですか?」
「あのね……今日、これからなんだけど……」
「急ですね、ちょっと待ってください、今、親に連絡するんで〔あっ母さん?俺だけど……〕遅くなる前に帰って来なさいって」
「そう!なら直ぐに行きましょう!!♪」
刀奈は嬉しそうに武昭の右腕を掴むと、そのまま引っ張っていった。
武昭が刀奈に連れて来られたのは大きな武家屋敷の様な家だった。
「へぇ、ここが刀奈さんの家なんですか」
「えぇ、気にしないで入って良いわよ」
「お嬢様、帰ってたのですか……そちらの方は……」
武昭が刀奈に言われて中に入るとヘアバンドをしてメガネを掛けた三つ編みの女性がコッチに気づいた。
「虚ちゃん、彼が前に説明した子よ」
「初めまして、小津武昭って言います。刀奈さんとはトレーニング中に会って、それからの関係です」
「そうでしたか、私の名前は
「ん?布仏って……あのーもしかして「アァーッ!なんでアキっちがここにいるのー!?」本音?」
武昭が気になった事を虚に聞こうとした時、家の中から本音が出てきた。
「あら?武昭君は本音ちゃんの事を知ってるのかしら?」
「えぇ、俺は本音のクラスメイトなんです」
「ふーん、そうだったんだ……(あれ?前に虚ちゃんが本音ちゃんの様子がおかしいって言ってた様な……)」
「ねぇねぇ、なんでアキっちがここにいるのー?」
「あぁ、俺は刀奈さんに遊びに来ないって誘われたんだ。それより本音はなんでここにいるんだ?」
「ほぇ?私は
「カンちゃんって?もしかして……簪の事か?」
「あら?武昭君、なんで簪ちゃんの事を知ってるのかしら?」
「あぁ、前に簪が落とし物をして拾ったのが俺だったんです」
「へぇ、そうなんだ……「あれ?武昭?」簪ちゃん……」
刀奈が武昭に事業を聞いてると廊下の角から簪が来た事に気づいた。
その後、武昭は部屋に案内されたが……
(うーん……まさか、お嬢様とカンちゃんの思ってる人がアキっちだったなんて〜)
(多分だけど……お姉ちゃんと本音は……武昭の事を……ハゥ……)
(どうしようかしら?……簪ちゃんと本音ちゃんがライバルになるなんて……)
本音、簪、刀奈がそれぞれ何かを考えていた。
「まさか、3人が幼馴染なんて思わなかったですよ」
「そうでしたか、それよりも小津君は……」
3人が何かを考えている最中、武昭は虚と話していた。
(さて……お嬢様達は、どうするんでしょうか?……)
虚は心中で武昭と刀奈達の関係がどうなるか考えていた。