龍が懐いた青色と太陽を受け継ぐ者   作:北方守護

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内容的には、その1の終盤部の話と軽く重なってます。


第2話 その2

武昭が産まれた頃と時が前後して………

 

「シロガネ、これを見て……」

 

「これは巻物か?テトム」

 

「えぇ……先代の()()()()()のムラサキお祖母様が残した物なの……」

 

「何っ!?ムラサキが残した物だって!」

シロガネはテトムから巻物を受け取ると内容を確認した。

 

「私も読んでみて驚いたんだけど………

その巻物はお祖母様よりも昔の巫女が記した物で(いにしえ)()()()()()()()についての事が

書いてあったの」

 

「そうだな……これによると、このガオアニマルは自分が認めた者が、この世に姿を現れた時に

その者に力を貸すみたいだな………」

 

「そうね、けど、その者が誰かはまだ分からないわ………」

 

「だったら、俺が探してみるよ 久し振りに()()()()にも会いたいしな」

 

「ありがとうシロガネ、()()に会ったら私は元気だって伝えてちょうだい」

 

「あぁ、わかったよ……じゃあなテトム」

シロガネはその場から姿を消した。

 

一方………

 

「うーん……こうすると……ちょっと違うかな?……」

1人の女の子がパソコンで何らかのデータを入力していた。

 

「やっぱり、簡単には出来ないよね……けど、私は絶対に()()を完成させて宇宙に行くんだ……」

女の子はあらゆるデータを打ち込んでいた。

 

 

それから数年経って武昭が7歳になった頃……

 

「よし武昭、そこまでだ」

 

「ハァハァハァ……疲れた……」

家の庭で武昭が翼からトレーニングを受けていた。

 

「だけど、武昭も少しずつ体力がついてきたみたいだな」

 

「そうなの?翼おじさん」

 

「あぁ、他の同い年の子供なら ここまでは出来ないぞ」

 

「ふーん、そうなんだ……フワァ〜……」

庭に寝転がっていた武昭は欠伸をすると、そのまま眠ってしまった。

 

「おい、そのままなら風邪をひくぞって……しょうがないな……」

 

「ただいま!あっ、ちい兄!」

翼が武昭を抱っこすると同時に地面に魔法陣が浮かび上がって中から1人の男性が出て来た。

 

「おい、静かにしろ魁 今武昭が寝てるんだから」

 

「あっ、ごめん……けど、本当に武昭は頑張ってるな」

 

「あぁ、俺も最初はすぐに諦めると思ってたんだけどな……」

 

「ちい兄、武昭は俺が運んでいくからシャワーでも浴びてきたら?」

 

「分かった、じゃあ武昭を頼むぞ」

翼は魁に武昭を渡すと浴室に向かった。

 

一方……

 

「ふぅ……地上に来て、もう7年か……」

シロガネが街中にあった公園で休んでいた。

 

「久し振りに会ったあいつらも元気だったからな……」

 

「やぁ、何処かで見た事があると思ったら君だったのか」

シロガネが声の持ち主を見ると青い服の男性が立っていた。

 

「よっ、久し振りだなヒカル、いや……こう呼んだ方が良いか?

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「そうだけど、この地上界じゃヒカルで良いよ

()()()()()()()()()()() ()()()()()()()()()()()()()()()?」

 

「俺もこの姿の時はシロガネ……いや月麿(つきまろ)って呼んでくれ」

そう言った月麿の横にヒカルが座った。

 

「それで月麿がここに居るって事は何かあったのかい?」

 

「あぁ……だけど人間界に何かが起こるって訳じゃない

ちょっとした野暮用があってな」

 

「そうか、ここで出会ったのも何かの縁だから家に寄って行きなよ」

 

「そうだな……たまには()()()()にも会って行くか」

ヒカルは月麿を連れて家に帰った。

 

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