龍が懐いた青色と太陽を受け継ぐ者   作:北方守護

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第4話 その4

武昭と共に帰宅したヒカルと月麿はほかの家族にこれまでの事情を話していた。

 

「そうか……武昭は、そのガオドラゴンに認められて天空聖者とも出会ったと言うのか」

 

「それで月麿さんがここに来たんですね」

話を聞いた(かい)(つばさ)が納得していた。

 

「けど武昭が、その方達に認められたという事は……また戦いが起きるって事なのかな……」

 

「大丈夫だよ(うらら)ちゃん、そんな事があるなら私達が手を貸してあげるよ」

 

「そうだぞ芳香(ほうか)俺達は家族なんだ 大切な甥が、そんな目に合ってるなら幾らでも手伝ってやる」

 

「ありがとう、お兄ちゃん、芳香ちゃん」

武昭の母親の麗が落ち込んでると麗の姉の芳香と兄の蒔人が慰めていた。

 

「そうだ月麿さんの方から()()に話をする事は出来ませんか?」

 

「そいつは無理だ、今のあいつらはそれぞれの生活があり パワーアニマル達も天狼島で休息している」

 

「そういう事情なら仕方ないか……」

 

「まぁ、そういう話はやめて飯にするか!今日はお兄ちゃん農園特製の野菜料理だ!!」

蒔人はテーブルの上に沢山の料理を並べた。

 

「やった!蒔人さんの野菜料理って美味しんだ!!」

武昭が笑顔でテーブルに着席したのを見たヒカル達も、そのまま空いてる席に座って食事を始めた。

 

 

それから数日後……

 

「えーっと、今日からこの学校に転校してきた小津 武昭と言います よろしくお願いします」

武昭は新しい学校に転校していた。

 

「それでは小津君の席は……あそこの空いてる所だ」

武昭が席に向かうと袖の長い服の少女が隣だった。

 

「よろしくねぇ〜 私の名前は布仏 本音って言うんだぁ〜」

 

「そうなんだ、よろしくね布仏さん」

 

「私の事は本音で良いよぉ〜 その代わり私もアキっちって呼ばせてもらうから〜」

 

「そうか、分かったよ本音(何かのんびりしてて優しそうな子だな……)」

座った武昭は本音を見てホッとしていた。

 

(それにしても……まさか転校する事になるなんてな……)

武昭は自分がここにいる事情を思い出していた。

 

少し前の小津家のリビングで……

 

「……という訳で武昭には新しい学校に転校をしてもらおうと思う」

 

「そうだね、それには僕も賛成だ」

月麿とヒカルが話していた。

 

「確かに俺たちは普段はここにいるけど、麗姉とヒカル先生はマジトピアだったな」

 

「けど、それなら麗ちゃん達もここに住んだら良いんじゃない?」

 

「芳香、ここには武昭の部屋は無いんだぞ、今はまだ魁の部屋を使ってるけどな」

 

「大丈夫だよ蒔人兄ちゃん、俺なら構わないからさ」

 

「魁、あなたがそう言ってくれるのは嬉しいよ、けどね武昭もこれから大きくなるんだよ?

それなら、どこかで新しい生活を始めた方が良いと私は思うの」

 

「ちい姉……ヒカル先生は、それで良いの?」

 

「あぁ、これは僕と麗が武昭と3人で話した事だからね」

ヒカルの言葉に魁が納得した表情になった。

 

「分かったよ……ヒカル先生達が決めたのなら俺は何も言わないよ……

けどな武昭、何か困った事が起きたらいつでも俺を呼んでくれ!」

 

「違うぞ魁、()()だ」

 

「翼の言う通りだな、俺達は家族なんだから」

 

「そうだよ、それに武昭、会いたくなったらいつでもきていいからね」

武昭は芳香に撫でられて喜んでいた。

 

「うん、ありがとう芳香お姉ちゃん」

 

「それでちぃ姉、引っ越すのは良いけど家とかは決まってるのか?」

 

「あぁ、それなら問題ないよ()()()()が用意してくれたからね」

ヒカルが言うと同時に床に魔法陣が浮かび上がって、そこから2人の女性が出てきた。

 

「アッ、ナイお姉ちゃんにメアお姉ちゃん」

 

「久し振りだね武昭君」 「元気だった?」

武昭はメアと呼んだ女性に撫でられて喜んでいた。

 

彼女たちはインフェルシアという世界でナイとメアと呼ばれている者達だった。

 

「本当に久し振りだね2人共、それで彼女たちが新しい家を用意してくれたって……」

 

「以前、私たちはメーミィに言われて人間界での拠点を準備していた事があったの」

 

「それでヒカルから話を聞かされた時に、それを思い出して調べたらまだあったのよ」

 

「そうなのか、それでヒカル先生達はいつから、そっちに行くんだ?」

 

「荷物と言ってもそんなに無いから3日後って所だね」

 

「そうか……じゃあ今日はパーティーでもするか!」

 

「おっ!それ良いな!蒔人兄ちゃん!!」

 

「だったら私は買い物に行ってくるよ!行こう!翼ちゃん!!」

 

「おい!引っ張るなよ!芳姉!!」

皆はパーティーの準備をした。

 

その夜、皆はパーティーをした。

 

 

そして3日後……

 

武昭達は新しい街に来ていた。

 

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