どうも、シベリアです!
さてさて、新作を今月2作公開してきましたが、今回は3作目ラストです!原作はガルパン!ガルパン2作目で御座います!
そう言えば、ガルパンとガルパ(バンドリのアプリ)って名前似てますよね?どうでもいいか。
それでは、ガルパン新作2作目、スタートです!
────みなさんは"大洗伝説"をご存知だろうか?
どんな世界にも、物語にもターニングポイントがある。それはある人物が加わることによっても起こりうる。
そう、これは恐らく"みなさんが知っている大洗伝説"とは異なる……ということだ。
「それでは本日のゲストをズババーン!と紹介するわよ!本日のゲストは……!」
「黒森峰女学園、隊長の
「よろしくね!」
ただいまラジオ番組、『ラジオ版 月刊戦車道』収録中。メインパーソナリティは陸上自衛隊富士学校、富士教導団戦車教導隊所属の
戦車道……それは、古くから"乙女の嗜み"として存在していた武道。 礼節のある、淑やかで慎ましく、凛々しい婦女子を育成することを目指した武芸である。
その戦車道において有名で強力な流派の1つであるのが西住流。その師範の西住しほの娘がゲストのまほである。
「撃てば必中、守りは固く、進む姿は乱れ無し。鉄の掟、鋼の心、それが西住流……こんなものでよろしいですか?」
「ありがとう!さて、今回は西住流ことや黒森峰のことについてたくさん聞いていくわよ!それに、西住さんのプライベートについてもね!」
亜美は慣れた話し方でまほと共に順調に番組を進めていっていた。
そんな光景を見守っているスタッフ達の後ろでは亜美の付き添いできた4人の男子がいた。
「なぁ、やっぱり西住まほさんっていいよな」
コソコソと他の3人に声をかけたツンツンしている赤髪が
「永太は相変わらずまほさんのファンだな〜」
永太の隣に座っているツンツンしている黒髪が
「はぁ……早く帰って機械いじりたい」
ダルそうに天井を見上げているサラサラしている白髪が
「まぁまぁ、折角連れてきてもらってるんだからいいじゃないですか」
そしてそんな吹雪をなだめている整えられた黒髪が
この4人は亜美自身にそれぞれスカウトされて、中学卒業後に亜美と同じ隊に配属されて亜美直々の部下となった。この4人はよく、『蝶野四人衆』だとか『蝶野四天王』などとまとめて呼ばれている。
「あ、そういえば!部下の赫月くんもあなたのファンなのよ!」
「ちょっ、蝶野さん!?」
亜美が突然永太のまほファンを暴露すると永太本人は静かな声で焦り、スタッフや仲間3人は笑い声をあげた。
「そうなのですか?ふふっ、ありがとう」
「はっ、はっ……はひっ……」
そしてまほがガラスの向こうの永太の方を見て微笑んで礼を言うと、永太は顔を真っ赤にして魂が抜けたような声を出した。それを見て吹雪は呆れた表情をしていて、吹雪以外の2人は苦笑いを浮かべていた。
そんなこんな色々あったが無事にラジオの収録は終わりを迎えた。
まほは練習があるからと一足先にラジオ局からヘリで黒森峰女学園の学園艦に戻っていった。亜美達も次の収録の予定などを聞いたあと近くにあるファミリーレストランに足を運んだ。もちろん、亜美の奢りで。
「「「「ゴチになります!」」」」
「いいのいいの〜!遠慮なくじゃんじゃん食べちゃって!」
「え、おかわりいいんですか!?」
「ワォ!早いわね!いいわよ〜」
「ありがとうございます!」
「本当に永太はよく食べるよな〜」
高速でひと品目を完食し、喜んで店員を呼ぶためのボタンを押した永太を見て吹雪は感心したように言った。
「でも実際見る方がまほさんってかわいいよな!」
「確かに、女の子なのにイケメンだった」
「ふっ、私がアタックすればイチコロ…「したらぶん殴る」…うっ……し、しかし、あの人には"先客"がいるようなのでな。幾ら神の私でも他の人のものを盗むようなことはしないさ」
「ばっ、や、やめろ!」
「赫月くん顔真っ赤よ〜」
「蝶野さんまで……」
永太が吹雪の言葉で顔を赤くすると全員が照れる永太を見て笑い声をあげた。
「さて、本題に入るわよ。今日あなた達には話があるから私に付いてきてもらったわ」
「その話って……?」
「富士でしないということはもしかして……極秘任務、とか……」
「「まじで?」」
亜美の目を瞑り、机に肘をつき、手を組みながらの珍しく真剣な表情と、茂治の特殊任務という一言に4人は一気に緊張感を強めて、深刻な顔で亜美を見つめた。
「極秘任務とはいかないけど……ざっくり言うと、あなた達には"女子校"に行ってもらうわ!」
「いよっしゃァァァーーー!!!」
「「「吹雪うるさい」」」
吹雪は亜美の言葉にテンションが上がったようで、まるで人生の勝者のような喜びの咆哮をあげた。
「そうよね。神童くんの反応が普通よね」
「これは最早、私が神に愛されているとしか言いようがない……!」
「はいはい。それで、なんでまた女子校に?」
茂治は吹雪を軽く聞き流して亜美にその女子校行きについて詳しく聞くことにした。それはみんなも同じであった。
吹雪は未だに女子校行きということに浮かれていて妄想を広げていた。
「実はね、その学校が今年から戦車道を復活させるみたいなのよ。それでそこの会長から私に特別講師のお願いがあったのよ」
「へ〜なんでまた蝶野さんに?」
「さぁ?理由はともかく、直接私に電話があってあんなに熱く『講師をしてください』なんて言われたらやるしかないじゃない?」
「蝶野さんをそう思わせるってことは、なにかその会長さんには理由がありそうですね」
「でもそれがなんで俺達に?」
「関係ないだろ?女子校に行けるのは変わりな…「そろそろ黙ってようぜ?」……すみません」
みんなの会話を聞いてもなお騒ぎ続けている吹雪だったが、永太の注意を聞くと大人しくなった。
「それでね、なんであなた達にそこに行ってもらうのかというと……」
「「「「言うと……?」」」」
4人は揃って唾を飲み込み、亜美を見つめて自分達がその女子校に行く理由を言われるのを待った。
「それはね………訓練よ!」
「「「「訓練!?」」」」
「ご褒美ではなくて!?」
「神童くん残念!ご褒美じゃないのよ。あなた達には私が離れたあとにそこに滞在してもらって、"特別顧問"みたいな感じでその子達を指導して、"戦車道高校生全国大会"でバーン!と優勝してもらうわ!」
亜美は途中で熱くなったのか、椅子から立ち上がってそう言うと4人は一瞬唖然として亜美を見た。
それから4人はそれぞれコップを持ち上げて飲み物を飲んだ。亜美は思ったより反応が薄く、おかしいなと思いながら椅子に座り直した。そして4人はコップを置いて一息ついた。
「「「「はぁぁぁぁ!?」」」」
「その反応待ってたわよ!」
4人のその遅れたリアクションに亜美は親指を立てて答えた。
「あの……お静かにお願いします……」
「「「「「すみません……」」」」」
「髪型……OK。スタイル……OK。よし、これでモテモテだ」
「もうちょっと緊張感持ったらどうだ?しかも"学園艦"に住み込みで任務だぞ?」
「それが女子校の任務なら私は大丈夫さ」
「そうか……吹雪らしいな」
吹雪と永太はこれから乗る戦車の前で他のメンバーを待ちながらそんな会話をしていた。
吹雪は手鏡を持って自分チェックをしていて、永太は暇そうに天井を見上げながら他のメンバーを待った。
「お待たせしました〜」
「やっぱり吹雪はしゃいでるな」
「みたいですね」
それからしばらくすると徹と茂治が2人の元に到着した。
「あとは蝶野さんだけか……」
「でもよく上も学校側も許したよな」
「確かに、普通男が4人も女子校に行くことなんて有り得ませんもんね。しかも住み込みで」
「まぁ、私が神に愛されているからだな。感謝しろ」
「あ、蝶野さん!」
4人はいつも通りのやり取りをして亜美を待っていたが、こちらに近づいてくる亜美の姿が見えると背筋を伸ばして敬礼をした。亜美も4人の前で止まると敬礼を返した。
「時間通りね。さ、行くわよ!」
「「「「はい!」」」」
亜美の号令に4人が返事をすると、5人は10式戦車に乗り込んだ。それかられ亜美は慣れた手つきで戦車を発進させて、少し先に止まっていた輸送機の中へと戦車を進めた。
そして戦車が輸送機の中で鉄の板に固定され、安全が確認されてから出発した。
蝶野亜美と夢原茂治、流星徹、赫月永太、そして神童吹雪の5人が向かうのは………
"県立 大洗女子学園"。
茨城県大洗町の飛び地として建設された学園艦、及び学園艦に所在する女子校だ。
茂治達4人はこれから任務としてその学園艦に住み込み、大洗女子学園の戦車道チームの特別顧問として、"第63回戦車道高校生全国大会"での優勝を目指す。
────これは、もうひとつの大洗伝説を描いた物語である。
ありがとうございました!
さて個性的な主人公4人の物語のスタートでしたがいかがでしたか?1体これからどんな物語になっていくのか……お楽しみに!
さてさて、今まで公開してきた3作品含めて書く作品が増えましたので各小説バランスよく投稿出来ていけたらなと思います!
それでは次回もお楽しみに!