あと、一人称から三人称に変えました。
プロローグは一人称です、急に変えてすいません。
これからも状況によってコロコロ変わるかもしれません。
天使の言葉と共に目映い光が視界を覆うと次の瞬間には石造りの町並みが目の前にあった。
こちらの時代に例えると中世ヨーロッパあたりだろうか。
大通りを馬車が通り、人間だけではなく耳が長く尖っている人や動物の耳をしている人も行き交っている。
現代、もとい元の世界では考えられない景色がひろがっていた。
そんな中で少し浮いている者が一人いた。
この世界では珍しい黒髪黒目と褐色の肌を兼ね備えた少年、いや青年と言って良いかもしれない。
そして服装もまたここでは珍しい装いだった。
上下が黒で統一されており、唯一違うの黄色いボタン。青年の故郷の日本で学ランと呼ばれているものだ。
青年鎌賀嵐は目の前の光景に目を見開きながらも天使の言われた通り冒険者ギルドを目指した。
人に聞きながらも冒険者ギルドに到着した。
「いらっしゃいませー!お仕事案内なら奥のカウンターへ、お食事なら空いているお席へどうぞー!」
ギルドはかなり大きな建物で、そこにはいると短い赤毛のウエイトレスの女性が出迎えてくれた。
中は薄暗く、酒精の臭いと食物の臭いが漂っている。酒場と併設されているらしい。
見かけない者がいるので一瞬注目を集めるが特に興味もないのかすぐに目を離した。
奥のカウンターへ進むと一ヶ所だけに列ができているのに疑問を感じながらも空いているカウンターへいった。
「あ、はい。今日はどうされましたか?」
カウンターの男性は来るとは思っていなかったのか少しもたついたがすぐに対応を始めた。
「冒険者になりに来たんだがここで良いか?」
「はい、ここで良いですよ。手数料が千エリスかかりますが宜しいですか?」
「手数料?」
手数料しかもエリスなど持っているはずもなく。
なんとなく財布をだすようにポケットにてをいれると見に覚えの無い硬貨と折り畳まれた紙が入っていた。
『鎌賀嵐さん、冒険者登録の際に手数料がかかるのでこれをお使いください』
硬貨をそのまま渡すとちょうどだったのか話を進め始めた。
「千エリスちょうどいただきました。では、冒険者になりたいと仰られているので分かっているとは思いますが一応説明させていただきます」
簡単にいうとギルドを通した何でも屋のようなものらしい。そして能力によって職業が選べるそうだ。
そして冒険者になったら冒険者カードと言うものがもらえるらしい。
その冒険者カードによってスキルや魔法を覚えることができるのだとか。勿論ただで覚えられるわけではなくレベルをあげてそれで得たスキルポイントを消費することにより覚えることができるという。また、素質の有無で初期スキルポイントが上下するらしい。
「では、まずこの書類に名前、身長、体重、身体的特徴、を書いてください」
名前、身長、体重、身体的特徴の順で書いていく。
嵐はいままで書いたことの無い文字を書いていることに少し気味の悪さを覚えた。
「書き終わりましたか?では、このカードにさわってください……はい、出ました……はあ!?なんだこの数値は!」
男性の言葉に少し嵐は驚く。
「なあ、なんか変だったのか?」
「変だなんてとんでもない!
すべてが平均を大きく上回っている!特に耐久と生命力がすごい!」
カウンターの男性は言葉を崩しながらそう捲し立てた。
「これなら防御力最強の上級職のクルセイダーに……あれ?」
男性の動きが止まる。
「やっぱりなんかおかしいところがあったか?」
「いえ、おかしいといいますか。何故かあなたにはアーチャーの適正しかないようで…」
男性の遠慮がちに言う。
成る程これも特典の影響かと嵐は内心納得する。
ここに来たときに頭の中に流れてきた情報を思い出した。
「じゃあそれにするよ。元々弓が得意だしな」
日本にいたときは弓道を志していた嵐。
その経験と特典を思えばアーチャーと言われる職業が一番だろう。
「そうですか。では、職業の説明をさせていただきます」
男性はそう前置くと説明を始めた。
アーチャーとはその名の通り弓を使い主に後方支援で活躍するようだ。
「では鎌賀嵐さん、今後の活躍を期待しております!」
その言葉を聞くと嵐はその場を後にした。
何はともあれ鎌賀嵐の冒険者生活は始まったばかりだ。
話が進まねぇ…。
これだけしか進まないことなどあっていいのだろうか。
時系列的にはカズマがベルディアを倒した後くらいです。
拙い文章ですが我慢できる方はよろしくお願いします。