めっちゃ本編と関係ないけど、荒野行動してる人いる?
あれ楽しいぃー!よね。
わかるマン!!の人クソエイムの作者でいいならフレンドなってくれる人いない?(vcする派)
戦闘シーンに手を加えてみました。
まじ戦闘シーン苦手だわ……。
荒れた大地に佇む二人の剣士。
1人は凛とした佇まいで燃え盛る様な魔力を全身から溢れ出しギラギラと輝いているピンクの騎士。
もう1人は静かに可憐な姿で自然体。魔力の漏れは一切無く自然の空気を纏う着物姿の剣士。
「ふふふ…やっと…やっとヤレるな!!私の魂が剣士として高ぶるぞ!!」
シグナムは、強者と戦える事で目が完全にイっており、戦闘狂としての姿を見せている。
「……いい…剣気…」
夜はシグナムが放つ剣気を感じ静かに闘気を纏う。
この二人が戦う事になったのは、一時間前に遡る。
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前回の話から約一カ月後、夜達も皆休みで八神家でのんびりとしているといきなりだった。
「夜よ!私と戦ってくれ!」
『『!?』』
シグナムのいきなりの発言な皆が驚く。
「し、シグナム…?いきなりどうしたん?」
まだよく状況を分かっていないはやてが、シグナムに質問をする。するとシグナムは力強く拳を握りその思いを語り出す。
「主はやて。私はもう我慢の限界なのです!」
「な、何が限界なんや?」
「主はやてに夜が剣神だと聞いて、いつか戦いたいと思い眠れぬ夜もありました。ですがもう限界で早く戦いたいのです!」
シグナムの演説を聞いた各々の反応は様々で、他のヴォルケンリッター達は、また始まった、と思い眷属達は、興味なし、とお茶を飲みはやては、シグナムの言葉をよく分かっておらずオロオロとしている。
「と言うわけだ!夜よ。どうだ!」
ぐぃっ!と顔を近づけるシグナムに夜はヴィータとのオセロをやめ、無表情で淡々と応える。
「…ん…やる…。…シグナム…気に…なって…た」
この場合の気になっているはシグナムに、ではなく、シグナム達が使う魔法に、だと言うことだ。
「本当か!やっとだ!やっと戦える」
そこにいつものクールな姿は無い。ただの戦闘狂である。
そんなシグナムに夜に全てのオセロ駒を白に変えられ落ち込んでいるヴィータはドン引きしながら夜にやめれば?と言う。
「…このシグナム面倒くさいぞぉ〜〜。やめとけって」
一見ヴィータは戦うことに否定的だがシグナムは気づいていた。
「そう言うお前も少しは気になっているんだろ?そうじゃなければアイゼンを手の中に持たないしな!ついでにザフィーラもな!」
『『ビクッ‼︎』』
シグナムに見抜かれ目をそらすヴィータとザフィーラ。やはりそこはベルカの騎士。古代から戦い続けた戦士という事だろう。
此処で黙って話を聞いていた眷属の1人美鈴は提案する。
「ヴィータちゃん達もしたいのなら私もやりたいですねぇ〜〜。最近動いてませんし」
「うげ!?美鈴さんもッスか?
「はぁ〜……この脳筋どもめ」
こいつもか!?と顔を引きつるレヴィに藍は脳筋の相手をするのをやめる。
「なんか、みんなヤル気満々やなぁ〜。でもシグナムどこでする気や?」
みんな戦うんやぁ〜と脳みそ空っぽにして発言したはやての言葉にシグナムは場所までは、考えていなかったのか急に慌てだす。
「むっ!そこまで考えていなかった…。たしか近所に公園が…」
「アホ!近所の人に迷惑がかかるわ!」
シグナムの馬鹿な発言にはやてがキレる。魔力で結界を張れば問題ないが藍は面倒いのでわざと黙っていた。ヴィータもあの公園はゲードボール場所だからダメだと言い、何も思いつかないシグナム。
「で、では、一体どこで…」
「そこで戦わない選択は無いんや」
落ち込むシグナムを哀れむはやて達を見て夜がティン!ときた。
「…藍…あそこ…開ける…」
「……はぁ主よるの御言葉なら。
藍は渋々主人の言葉だからと動くことを決める。
彼女の記憶でもあそこは禁呪クラスの魔法や隕石を落としても壊れないのでまぁいい場所の選択だろと諦める。
「本当にいいのか?使わせてもらって」
「……顔が緩んでいるわよシグナム…」
一応確認を取るシグナムだがもう楽しみで仕方ない、と言わんばかりの表情である。
「場所も決まったので誰と戦うか決めましょか」
美鈴が言うと4人が手をあげる。
「私はパスね」
「同じく」
「自分もッス」
「私もやらへんよ」
医療班のシャマルはこのメンバーでやっても速攻で乙る自信がある。藍は静かに主ヨルのアルバムでも整理したい。レヴィは秘密主義ッスからと言って。はやてはまだ非戦闘員である。
「おいおい!これじゃあ人数が合わないぞ。どうする?」
「我々の誰かが一人抜けるしかなかろう」
未だ一対一で戦えると思っているザフィーラとヴィータだが、美鈴からしたらお子ちゃまである。
「ヴィータちゃんとザフィーラさんは私とやりましょう。2対1で構わないので」
完全に舐めプ。
しかしそれは美鈴の実力をヴィータ達が知らないだけで美鈴からしたら至って真面目だ。
ヴィータとザフィーラはそれを完全に挑発と捉える。ベルカの騎士して最強と言われてきたプライドがあるからだ。
「美鈴のくせに!舐めやがって!ぜってぶっ潰す」
「美鈴殿。その言葉後悔させます」
「ふふ、楽しみですねぇ〜」
闘志をむき出しにする二人に、ほんわかとした態度ながらもヤル気を出す美鈴。
「シグナム…僕…と……斬…りあう…」
「ああ、斬りあおうではないか」
そんな戦闘狂どもを見ているはやて達は、ズズッと一杯。
「…お茶がうまいなぁ〜〜」
「そうですね〜」
「そうッスね〜」
「我等は静かにお茶でも飲んでおこう」
四人は、のんびりとお茶を飲んでいた。
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スキマで場所を移動し目の前に広がる世界は壮大な光景だった。
「すごいな…こんな場所があるとは…」
シグナムは目の前に広がる荒野を見て驚きを隠せないでいる。
「でもなんで荒野があるんや?」
「それはッスね!此処は
「やっぱり夜くんの力は凄いなぁ〜!」
「ほんとに魔力でできたとは思えないくらい本物みたいだわ」
はやては夜の力の一部に驚愕し、本来の性質とこの世界の原理を勘違いしているがシャマルは魔力でここまで出来ることを生きてきて初めて観る。
だがそんな感心している暇は無い。
「お主ら。そこにいたら戦闘に巻き込まれるぞ」
藍は2人を手招きすると夜達からある一定の距離を取り星を砕く一撃でも耐えうる結界を円形状に張る。
その様子を見て夜達は始める準備を進めた。
「先に私たちからしましょう」
美鈴の言葉にヴィータとザフィーラは頷き、夜とシグナムは一旦結界の近くに向かう。
「美鈴なんか、ぶっ潰してやるぜ!」
「美鈴殿。よろしくお願い致します」
「では……ヤリマショウ」
☆☆☆☆
結界内にいるもの達はそれぞれの心配事があった。
「みんな怪我しなければいいんやけど…」
これから始まる試合に心配するはやて。
彼女はまだ8歳。血に濡れた日々など知らない少女だ。そこは美鈴も考慮するとレヴィは言う。
「大丈夫ッス。美鈴さん手加減は上手いッスから」
「私もいるから怪我をしても大丈夫よ!」
そんな話をしているとシグナムが今まで思っていた疑問をぶつけてくる。
「美鈴殿は、どのくらい強いのだ?」
シグナムは美鈴の強さを測れなかった。強いのは分かるのだ。だが、底が知れないのだ。
それに答えたのは藍だ。
「そうじゃな…近距離戦であれば主よるの次に強く贔屓目をやめて、今の姿でも武術では
「なるほど…だがヴィータとザフィーラも近距離戦は強いぞ」
シグナムの言葉は贔屓では無く実際にヴィータ達は強い。だが藍は、完全にシグナムの言葉を切る。
「…ヴィータとザフィーラの実力はよく知らんが厳しい事を言おう。絶対に勝てん。美鈴が近距離戦で負けるのはあり得ん」
彼女はそれだけの力を持っていると藍は断言する。
美鈴の力を見たことの無いシグナムが疑いたくもなるのも分かる。いつもふぁ〜とほぁ〜としている美鈴からそんな光景は想像できないからだ。
「美鈴殿はそこまでなのか?いつもの姿からは想像できんが…」
「よく言うじゃろ"能ある鷹は爪を隠す、と美鈴はまさにこの言葉を体現しておる。眷属の中で主ヨルと打ち合えるのも美鈴だけじゃし、主よるが『接近戦では美鈴攻め切れない』、と言わせた程の腕じゃ」
「………」
藍の言葉に開いた口が塞がらないシグナム
「まぁ見ておれ。主ヨルの護衛と名乗るのは伊達ではない」
そう言うと二人は美鈴達に視線をやる。
☆☆☆☆
ヴィータは片手に鉄鎚を持ちながら目の前に仁王立ちをしている美鈴を見て驚愕する。
(マジかよ!隙が全くねぇ!)
手に持つデバイス『グラーフアイゼン』を構えながら意識を集中させる。そうしないと一瞬で終わる気がするのだ。
ヴォルケンリッター達のバリアジャケットは、はやてが考え中なので着てなく防御が低いのでヴィータは、ザフィーラとの連携を考える。
《どうするザフィーラ、これは一人で戦えるレベルじゃねぇぞ》
《美鈴殿を舐めていたわけでは無いが…想像以上だな》
念話で二人はいつもと違う美鈴のに驚愕していた。
ヴィータとザフィーラは古代から戦い続ける歴戦の騎士だ。強者を見る目に間違いは一流であり、だからこそ美鈴を見て油断など一切無かったが、美鈴と立ち会って二人の本能が叫ぶのだ'"目の前に敵は次元が違う、と!それに気づける2人は一流の戦士であり、現代まで生き残ってきた強者の証。
《小細工などより正々堂々と向かった方がいい》
《へぇ!あたし達らしい戦法だな!》
ヴィータはアイゼンを構え、美鈴に向かって一直線に走り、完全に美鈴の懐に入ったとアイゼンを振り下ろす。
「おら!!喰らえ!!」
ザフィーラもヴィータと同士に美鈴に向かって岩を粉砕するレベルの魔力を込めた右のストレートを繰り出すが……。
「いい攻撃です」
そう言いながらまずヴィータの振り下ろしてきたアイゼンをデコピンで打ち返す。
「…ハアッ!?」
その威力はヴィータを吹き飛ばすものである。更にそのヴィータが飛ばされた延長線上にはザフィーラが重なってしまう。
『『ッッ!』』
お互いの向かう力がぶつかり合う。
《ガハッ!何だよあのデコピン……い、威力がおかしいだろう!》
《……やばいな…今ので肋骨が何本か持ってかれた》
なんとか立ち上がる二人だが、今の一撃で満身創痍であり、あと一撃が自分達の攻撃をするのが限界に近かった。
「お二人共限界でしょう。もう辞めますか?」
この時の美鈴の言葉は適切であった。
高い………何と高い壁か…。
2人は美鈴をそう思うざるを得ない。
これは模擬戦であり無理をする事は無いがヴィータとザフィーラは否定する。騎士として!戦士として!一撃は入れてみせる!!
「……まだだ。まだやれる!」
「ヴィータの言うとうりだ。美鈴殿もう少し付き合ってもらいます」
満身創痍の体。
初めて知る次元が違うという思い。
「そうですか…ならば次の一撃で決めましょう」
美鈴は右の拳を突き出す構えに入った。
《ヴィータ。我等の最高の一撃を決めるぞ》
《ああ!悔しいが美鈴は強い》
美鈴の言葉は、ヴィータとザフィーラにとって屈辱だった。しかしそれ以上に美鈴に強く情けをかけられたのだ。だからこそ二人は力を込める。騎士のプライドとして……
————次の一撃に全ての力を込める。
「行くぞグラーフアイゼン!カートリッジ」
《装填》
ヴィータは、アイゼンをラケーテンフォルムに変えカートリッジを使用する。
「くらえ!【ラケーテンハンマー】」
カートリッジの魔力を燃料としてロケットのように噴射させ、加速させた上で目標に叩きつける。 推進剤の噴射と回転の遠心力も合わせて打撃力を高める。また先端部が対象の防御に食い込み、受け流しを困難にするという特徴も持っているというヴィータの必殺技の一つ。
「ウオオオオオオ!【滅牙】」
右手を空に。左手を地に。
指を牙のようにして相手の防御ごと噛み砕く狼の牙を真似た必殺の一撃。
この攻撃は今二人が出せる最大の攻撃だった。
当たれば今まで何人もの潰し、噛み砕いてきたこの技に何も疑問を持たなかった。
————そう思っていた。
「……ええ、熟練されたいい技です」
「……う…そ…だろ」
「ぐぅ…」
————完全に止められた。
何に一つとして傷も与えずに鉄鎚は完全に勢いをなくし片手でガッチリと掴まれ、牙は合わさる瞬間に手首を掴まれ牙をもがれた。
「まだ…………続けますか?」
(…ゾクッ!!??)
美鈴の圧倒的な実力に2人は恐怖しその場にヘタリ込む。
「…もう無理だ」
「…我も力が入らぬ」
その様子を見てニッコリと笑う美鈴は嫌味なく言い切った。
「いい勝負でしたね♪」
「余裕で捌いて一撃でやられたのに、いい勝負もクソもねーよ」
満面の笑みで話す美鈴にツッコム、ヴィータであった。
☆☆☆☆
勝負が終わり一旦ヴィータとザフィーラは、はやて達の所に戻りシャマルから治療を受けていた。
「派手にやられたわね〜」
「ほんま心配したんやからな!あんな怪我だらけになっても立って勝負を続けるんやから」
「ごめん…はやて」
怪我をしているヴィータを撫でながら叱るはやて。
「美鈴さんもお叱りッスね」
「えーー!何でですか!」
「やり過ぎじゃ…アホが…」
美鈴が付けた傷は、ザフィーラは肋骨が数本折れ、ヴィータは腕の骨にヒビが入っている。なかなかの重傷であった。
「美鈴…元気…?…明日から……一杯…働く…」
「一ヶ月くらい休み無しでいいんじゃないッスか」
色々と勘違いしている夜はレヴィの悪ふざけの冗談を間に受け、それで…いく…と美鈴の休みは消え去った。
「……そ、そんな!」orz
美鈴の勝利というものは、休みという犠牲のもとに成り立ったようだ。
「それでは私達の番だな!夜よ」
早く戦いたいシグナムは、すでに剣を振っておりやる気満々だ。子供のように目をキラキラさせて闘気を滾らせる。
「…う…む…やろう…」
その一声にシグナムと夜は結界内から出て、ある程度の距離になるまで歩くのだった。
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そして場面は冒頭に戻る。
シグナムは、デバイスであり、愛剣【レヴァンティン】の剣先を夜に向け構える。
しかし夜は、何も構えずただ立っている。愛剣である【夜刀】は日本刀の状態で腰に差している。それがシグナムの癪に触った。
「…何故剣を構えない?」
少々苛つきを込めた声だが、夜は動かない。
剣を持たない事が彼の構えだから。
「そうか……。ならこちらからいくぞ!!」
これ以上は言っても無駄だと直ぐに感じたシグナムは、地を力強く蹴り、一瞬で夜の懐に入る。
(取った!!)
そう思えるほど、シグナムは自分の剣が届く射程範囲に入っていた。シグナムの目には、まだ何もせず動かない夜の姿が見える。
普通ならこの一撃で決まると思うほどにシグナムの剣は夜の喉元に届く………………筈であった。
—————ガキッン!!!
金属と金属が激しくぶつかって鳴る筈な音がシグナムの耳に入ってくる。
そして気付いた時にはシグナムが放ったであろう剣の一撃は後ろへと流れている。自分の身体ごと……。
(何故…私が飛ばされている……ッ!!?)
余りにも一瞬の事で反応が遅れてしまう。
しかし何も追撃は来ないので少し慌てながらバックステップで夜との距離を取る。
「……シグ…ナム…この…程度?………もっと……」
————きなよ
夜が言った瞬間、シグナムに凄まじいプレッシャーがのしかかる。冷たい瞳がシグナムを貫いてゆく。
「…う…グッ!?」
あまりにも重苦しいプレッシャーに思わず膝をつくシグナム。この交わされた一回の攻防でシグナムは理解した。
自分は圧倒的な弱者なのだと………。
それは光景を見ている結界の中にいる者達まで届いていた。
「…なんて重苦しいプレッシャー」
「あ、ああ。凄まじいな」
「シグナム大丈夫か?このプレッシャーをまともに受けて…」
ヴォルケンリッターの面々は遠くからでも首元に刀が置かれ斬られている感じのするプレッシャーに大量の汗をかく。
「はやてさんは大丈夫ですか?」
「大丈夫やけど…みんなどうしたんや?」
美鈴が夜からのプレッシャーを気を使う程度の能力ではやてを守っている為にはやては何が起こっているのかよく分かっていない。
「ヴィータさんもキツそうッスけど、大丈夫ッスか?」
レヴィは先程から顔を歪めているヴィータにプレッシャーに当てられ傷が痛んでいないか聞く。
「一応大丈夫だ。お前らは平気なのかよ」
「私達これ以上を感じた事があるからの。これくらいなら大丈夫じゃ」
「これ以上があるのかよ…」
藍の発言にヴィータは、自分達の将を心配する視線をシグナムに送るのであった。
☆☆★☆
(な、なるほど…な。これが剣神と自負し認められている者……これは少し早かったかもな………)
シグナムはプレッシャーを受けながらも今までの経験と騎士としてのプライドでレヴァンティンを杖の様にしながら立ち上がると、耳に夜の声が響く。
「……シグナム……どっち…」
『どっち』それは選択肢という事。ここから決まるシグナムがこの先の剣士として選ぶ選択。
そして夜は言う。
——これは神に対する対等な立場の決闘か?
それとも………
——神に対する人の挑戦か?
この選択をシグナムが誤れば、下手をすると二度と剣を持てない日が来るかもしれない。
そのイメージが簡単に想像できる。それほどの実力差をシグナムが察知していない訳がなかった。。彼女は理解している今いる自分の立ち位置を。
「……挑戦だ。……私が挑むには力が無い」
「…ん……」
この一言でシグナムを押し潰していたプレッシャーが消え失せる。それはこの試合を夜が『己が格上として相手の力を見る』と思考がなったからだ。
「……シグナム…魅せる…お前の剣を…!」
夜の纏う雰囲気が変わる。
直ぐ様それを感じたシグナムも今一度レヴァンティンを構える。
この様な状況で夜は一切動かない。
自ら攻める気が無いのだろうとシグナムは思った。ならば自ら行くまでとも。
ただ真っ直ぐに素直に夜に向かってレヴァンティンを振るって行く連続で右から下から左から上から、もう一度繰り返し斬りかかるが金属音と共に全て弾かれる。
ここでシグナムは一旦夜から距離を取ると剣を一度降ろす。
「なるほど…タネは分かった」
大粒の汗をポタポタと滴らせるシグナムは一度腕で拭いそう発言する。
「……む……気付いた…?」
この短時間でタネを見抜いたシグナムに関心しながら、夜はシグナムの答えを聞く。
「ああ、お前は私の剣を高速抜刀術で弾いているのだろう。私が視認出来ない速さで。それが刃が見えない理由だな!」
そう言うシグナムは確信を持ったという表現だ。
まぁ簡単な推理なのだが、まず夜は腰に日本刀を差している。一度たりともシグナムが見える範囲では抜いていない。
しかし金属音が鳴りレヴァンティンが何かと当たっている感触は最初からあった。
ならば、夜は剣を振るっていると言う事。
シグナムの記憶の中には幾たびも剣士と剣を交えた経験がある。その経験が抜刀術の答えだと導いた。
だが、それを信じるには難しい事でもある。
「なっ!抜刀術だと!」
「ああそうだ。主ヨルの剣は抜刀術の達人だ」
結界内でタネを教えてもらったヴィータは、あまりにも非現実的な答えに頭を抱えていた。
「でも漫画とかで見る抜刀術って、ここぞ!って言う時に使うんじゃないんか?」
このはやての質問は当たらずと雖も遠からず。
普通なら抜刀術は一撃必殺の剣だ。何故かと言うと、抜刀術は一回の動作が長く、連続で出来ないと言う欠点がある。
基本的に剣を扱う者は皆、剣の型が存在する。その型を基本にして技へと昇華する。
抜刀術は一つの動作、鞘から刀を抜き放つ、と言う動作しかない。それを納めて再び抜き放つには時間がかかり過ぎる。だからこそ一撃必殺の剣なのだ。ではそれを一つの型として基礎としたら?
それはもう必殺技とは言わず抜刀術そのものが型になるのだ。
それこそ夜の剣技————
「————超光速抜刀術じゃ」
ヴォルケンリッター達は何も言えなかった。
古代から生きる彼らは知っている。剣を極めようと毎日剣を振っていた剣士達を。それでも抜刀術を型とした者はおらず剣の天才と言われたシグナムですら鉄を斬るのが最高だ。だからそこ信じられなかった8歳の少年がそこまで極めた事を。
しかし眷属達からすれば……
「そんな事が出来るからこそ、夜さんは【剣神】なんッスよ」
そんなレヴィの言葉に納得せざるをえないヴォルケンリッター達だった。
その剣を見ようとヴォルケンリッター達は視線を夜達に戻した。
夜はシグナムが夜の剣技を当てた事で藍と同じような説明をしていた。
「___と言う……僕の剣技……単純…だ…よ」
多くの剣士が辿り着けなかった領域を軽く言う夜にシグナムは、背筋が震えるのが分かった。
(簡単に言ってくれる。抜刀術を基礎にしそれを基本にするなど化け物すぎる。これが【剣神】!面白い!今の私の剣がどこまで通じるか試してみたい)
シグナムはレヴァンティンを顔の前に構え騎士としてのプライドを捨て剣士としての興味が湧き上がってくる。
「夜よ。今の私の剣がどこまで通じるか知りたい。不敬を承知で頼む、私が今出せる全力の技を最後の一撃にして斬りあってくれ」
「……お…っけー…。…その…一撃…受けて…たつ」
夜もシグナムも気持ちを受け取り、正面から叩き潰す気でいる。
「感謝する」
その一言と同時にシグナムはレヴァンティンに魔力を込める。
夜も初めて本来の抜刀術の構えを取る
「ではヴォルケンリッター烈火の将シグナム参る」
「…剣神…夜…来る…!!」
己の名という口上の掛け声と共に夜にに向かっていくシグナムはカードリッジを使用する。
「これが今の一番の技"紫電一閃」
レヴァンティンの刀身に魔力変換した炎を乗せ上段から振り下ろす一撃を夜は……
「…うむ……良き…」
———一閃!
夜の光速抜刀術で、一度目はレヴァンティンを弾きバランスが後ろに行ったシグナムの首元には刃が……。
「チェック…メイト…」
「ああ。私の負けだ」
首元に刀を向けられたシグナムは素直に負けを認める。
しかし、ただ負けだけで終わらないのもシグナムだ。
「夜よ。いつかはお前を斬ってみせる!だからまた斬り合いをしてくれるか?」
「いつでも…歓迎…♪」
そう言葉を交わしてヴォルケンリッター達と夜達との勝負は終わった。
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その後八神家に戻りヴォルケンリッター達は、皆が寝静まった深夜リビングで今日の事を話していた。
「今日は、みんなボコボコにされたわね〜」
「うるさい!見ていた奴が偉そうに」
「そうだぞ。ならばお前も戦ってみろ!夜達がどれだけの格上か嫌でも分かるぞ!」
「私は非戦闘員だから貴方達みたいに戦闘狂じゃーないんです〜〜」
ヴィータとザフィーラはシャマルの言い方にイラつき軽い言い合いをしている。そんな光景に笑っていたシグナムが神妙な面持ちで語る。
「しかし…夜達は強かったな」
『『…………』』
シグナムの言葉にヴォルケンリッター達は誰も声を出さない。
それもそうだろう、古代ベルカの時代に最強と名を馳せていたヴォルケンリッターが圧倒されたのだから騎士としてのプライドがズタズタなのだ。
此処でヴィータがある事を話し出す。
「…でもよ、今日試合が終わった後、美鈴に聞いたんだ…どうして100年以上戦ってきた私達より強いんだ?って」
「…美鈴は何と?」
「美鈴はこう言ってた『確かにヴィータさん達も強かったですよ。昔から生き戦争をしてきた実力はあるます。ですがたった100年で単位では私達眷属の足元にも及びません。私達眷属は千年以上戦っているのですから経験が違います。それにヴィータさん達は人間の相手でしょ、私達の相手は化け物ばっかですから』と言ってた」
「千年か…長いなぁ」
ヴォルケンリッター達も時を長く生きているがそれでも眷属達とは桁が違った。だがそうなると一つの疑問が浮かぶ。
「眷属達の強さの理由は分かったけれど、夜君はどうやってあそこまでの実力を?はやてちゃんと同じ8歳よね?」
美鈴の話を聞いたヴォルケンリッター達皆が思った事をシャマルは口にする。
「ヨルの事も聞いたけど教えてくれなかった。でもよ…あたしはヨル達が味方でよかったと思うぜ!ヨルもいい奴だしな」
この時のヴィータの言葉はヴォルケンリッター達のすべてだった。
「ヴィータの言うとうりだな。もし眷属達が敵だったら我等は…………言いたくはないが主はやてを守れなかったかもしれない」
「認めたくはないが夜達が敵だったらザフィーラの言う通りになっていたかもな…」
「でも夜君達は、私達の…はやてちゃんの味方なんだからちょっとぐらい秘密があるくらいで疑うほど私達は信用していない訳じゃないんでしょ!みんな一緒に過ごして信用したんだから信じなきゃね」
ここまで暮らした約一カ月。短い時だが、されど彼等にとって重い、想い一カ月。
「そうだな…誰にでも秘密ぐらいあるのだから打ち明けてもらうのを待とう」
「はやても言ってたしな!私達は家族だって!家族は信じなきゃな」
こうしてヴォルケンリッター達は結論を出す。
「もう夜も遅い。そろそろ寝るか」
「そうだな。明日も主はやての買い物に行かねばならないしな」
ヴォルケンリッター達は誓いを立てる。
—————この幸せを守っていこうと。
そしていつか彼等に………
—————
【あとがき】
あー、疲れた。
後から確認するとこの話一万文字だったww
昔の俺よく書いたと思うよ。今一万も書けないもんw
感想、お気に入りおなしゃす。高評価すると投稿が少し速くなります。(多分)
Twitterもよろしくな!
では次回。