新・魔法少女リリカルなのは〜剣神と夜天の輝き   作:パッチェ

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どもパッチェです。

前、前書きのネタが無いと言った時に感想で提案を貰いまして私思い出しました。
名言書いてたわ前。なので次からその話にあった色んな名言を書いていきます。基本、アニメ系から。


あ、今リリなの新作考え中です。
作者がパッチェとなっていたら確実に自分なのでよかったら読んで。次作は憑依系だよ!!
もし投稿したら四作目(仮)です。このバカをお許しください。





11話

 

 

 八神家の近くの公園でカンカンと木刀が打つかる音が聞こえる。

 夜とシグナムの軽い打ち合いである。

 

「……いい…速さ…」

 

「お前に指導されたからな」

 

 とは言いながらも、シグナムの剣技は一向に夜を捉えられない。上手く流されて終わっている。

 

「それにしても夜に指導を頼んでもう半年か…」

 

「…ん…びっくり…」

 

 二人の話は、半年前の試合の後に遡る。

 あの後シグナムは夜との力の差を感じ『私に剣を教えてくれ』と頼んだ。断られると思っていたシグナムだったが夜はあっさりと『良い…よ』と答え、夜との斬り合いと言う指導が始まった。

 

「剣士…は実戦……斬り合うの…が…1番」

 

「ああ…確かに斬り合いながら毒を吐かれたな…」

 

 

 夜の教え方は単純な事であった。斬り合いながら感想を言っていくただそれだけだ。

 元々夜とシグナムのスタイルは違く、夜の剣は斬るだけの剣技。しかしシグナムは騎士としてのスタイルとレヴァンティンの他のモードがあるため純粋な剣士とは言い難い。意外と器用なのだ。それが1番の悪い要因であった。

 一芸を極めている夜からしたら、シグナムの無駄に器用貧乏は『手数で勝負するのにスピードがない』『威力が低いのに一撃で決めようとする』『スピードも無い威力も低い手数も少ない何が得意なの?』と夜は色々な毒を吐けるのだ。

 

 それを言われたシグナムは騎士兼剣士としてのプライドが砕け散り一時期剣を握れ無い事があった事も記憶に新しい(はやて達の説得で最悪の事態は避けた)

 

 それでも夜の教え方は上手く、半年でシグナムは音速一歩手前の速さで剣を振れるようになり夜との打ち合いが出来るようになった。

 

「……そろそろ…ご飯…」

 

「む?もうそんな時間か。主はやてを待たせる訳にはいかないから戻るとしよう」

 

 シグナムは打ち合いを辞め木刀を腰に収める。

 今は朝の7時なのではやてと藍が作る朝ご飯の時間である。

 

「美鈴……戻る」

 

「ヴィータ、ザフィーラ。いい加減に戻るぞ」

 

 二人は後ろの方で組手をしていた三人を呼ぶ。

 組手といっても気も使わず、純粋な身体能力のみの徒手空拳の美鈴とアイゼンで殴るヴィータ、魔力を使って身体をコーティングするザフィーラとの普通ならボコボコにされるであろう組手であるが…。

 

「もう時間ですか〜ヴィータちゃん、お腹も空きましたし夜様も呼んでいるので終わりましょう」

 

 と言いながら、平然とアイゼンを片手で止める。

 

「また片手で…ああそうだな…はやてのご飯はギガうまだからな!」

 

 少し落ち込んだが、はやてのご飯のだと思うと元気になったヴィータは美鈴に気絶させられたザフィーラを叩き起こす。

 

「…はっ!…俺は美鈴殿に」

 

「やっと起きたか!ご飯の時間だから戻るぞ」

 

「むっ!もうそんな時間か」

 

「夜様もシグナムさんも呼んでいますね〜」

 

 ザフィーラは起き上がり三人は夜とシグナムの所に向かう中、何故攻撃が通らないのか美鈴に聞く。

 

「美鈴殿に攻撃が決まらないのですが…」

 

「ホントだぜ!いつも片手で止めると自信を無くしそうだ……」

 

「お二人の威力は中々ですが真っ直ぐ過ぎますね。多分今まではそれで相手を倒せたのかもしれませんが……自分で言うのもアレですけど私達レベルだと簡単に流せます」

 

 この解答に2人はその思いがあるのか苦い顔をする。

 百戦錬磨の2人ですら美鈴達に攻撃を通すのはイメージが出来ない。かつてはベルカ最強と言われたが、今では『井の中の蛙』のことわざがよく似合う。

 

 ここで逆に美鈴はヴィータとザフィーラに問いた。前に私と戦った時どう思いましたか?と。

 その質問に2人は表情を歪めながら————恐怖を感じた…と答える。その答えに美鈴はニッコリ笑いながら、ある体験を反面の元に話す。

 

「その感情を忘れない事です。決して恐怖は恥じる事ではない。それを感じられた事は貴方達が()()()()()()。生きていれば、何か未来はあるかもしれません」

 

 その話に美鈴は例えば、と繋げる。

 

 

 ———強い意志と意思

 

 

 ———恐怖の先にある未来

 

 

 ———譲れないものが相手を上回った

 

 

「その条件が揃った時、貴方達の一撃は届くかもしれませんね♪」

 

 

 その話は2人にとって重いのに心にすっ〜と入ってくる。

 主のために!と設定されてないはずのプログラムがある少女のお陰で感情を得た。ならばどうすべきか?

 2人はどう変わっていくかは自分次第だと気付く。それが未来を繋ぐのだと分かるまで時間はまだ残されている。

 

「「………あたしは(我は)」」

 

 沈黙し難しい顔をして考えている2人を見て美鈴は空を仰いだ。

 

(あはは……何を柄にもない事を言っているのでしょうか…)

 

 今のは無意識だった。

 気付いたらこの話をしていた。

 

 美鈴は知っている

 人間の思い、想いとは時に()()()()()()()()()()()()()事を。人間に憧れた自分が一番よく分かっているから………。

 

 

 彼女は知らないだろう。

 この話が近い未来で、自身を苦しめることになるとは思うまい。

 でもそれは良い事に成るかもしれない。

 

 

 

 

 

 ありもしない事を考えながら夜達と合流し八神家に戻る。

 

 

 

 

 

 

 

 

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「そう言えばはやてちゃん、クリスマスって何かしら?」

 

 八神家の朝食を食べている時、シャマルがテレビの話題に疑問を持ち他のヴォルケンリッター達も何かわからない為質問されたはやてを見る

 

「そうやなぁ…簡単に言えば祝い事やな!」

 

「祝い事ですか?具体的に何をするのですか?」

 

「ケーキを食べたりプレゼントの交換をしたりするんや」

 

「ケーキ食べれるのか!」

 

「ヴィータはそこに食いつくんか〜夜君達はクリスマスって何するん?」

 

「……何それ?」

 

「にゃははは……夜さんは世俗には疎いッスからクリスマスは引き篭もりッスね」

 

「そうだな……リア充どもが私に見せつけるようにイチャイチャしやがって 私だって主ヨルとイチャイチャしたいのに!」

 

「藍さん…貴女はまだこんな事を考えて…」

 

 約一名どす黒いオーラと欲望にまみれた考えを持つ藍に呆れる美鈴を見てはやて達は苦笑いをする。

 更に1人は興味ないと言わんばかりに無表情である。

 

「相変わらずなぁ〜………そうや!」

 

 此処ではやてがある事を思い付き声を出す。

 

「どうなさいました?主はやて」

 

「いやな、みんなでクリスマスをやろうと思ってな!シグナム達はやった事がないだろうし夜君達もどうや!」

 

「…は…やて…する…ならする」

 

「自分も夜さんが良いならやるッスよー」

 

「私は主よるとイチャイチャできば……そのままグヘヘ♪」

 

「藍さんは鼻血を出さない!あっ私は賛成ですよ」

 

 夜と眷属達も賛成し(一人はまだ欲望にまみれているが)ヴォルケンリッター達もはやてが良いなら文句は無い。

 

「私は主はやてが宜しいなら」

 

「あたしも賛成だ!美味しい物を食べたいしな」

 

「私もやって見たいわ」

 

「主はやての御心のままに」

 

 誰一人として反対案が無いので、おっしゃ!とはやては気合を込めてパーティーや!と叫ぶ。

 

「じゃあ1週間後の25日にクリスマス会や!みんな予定あけといてな」

 

 

 はやての言葉に皆は頷くのであった。

 

 

 

 

 ☆☆☆☆

 

 

 

 

 

 それから1週間後、今日は25日。

 みんなでクリスマス会をやっている。目の前の食卓には夜達が取り寄せた最高級のチキンや最近人気の翠屋のケーキを並びヴィータなどは目を輝かせている。(本当は夜が手作りをしたいと言ったが眷属達が全力で止めた)

 

「それじゃあみんなで…」

 

「「メリークリスマス(ッス」」

 

 とはやての音頭に合わせてグラスの音を出していく。

 

「おし!食べるぞ!」

 

「あまり食べ過ぎちゃいかんよ」

 

「ヴィータ……アイス…あるぞ」

 

「ほんとか!さすがヨルだぜ!」

 

 そんな子供達の会話を見ている成人組は、ホッコリしながら身体もホッコリする気満々だった。

 

「皆さん、お酒でもいかがですか?今日は無礼講と言う事で」

 

「ほう!良いではないか。気がきくな美鈴」

 

「私は頂こう」

 

「我も飲もう」

 

 美鈴は飲む人間にお酒を入れていく。その様子を見ていた飲まないレヴィとシャマルはこの先の展開に鬱になる。

 

「あの二人が飲むとロクな事にならないのに…」

 

「ホントッスね。こっちの二人も酔っ払いになると夜さんを襲うから(性的な意味で)フォローが大変なんッスよ」

 

『『はぁ………』』

 

 酔っ払いどもの相手をするとなると嫌になる二人はため息を吐く。

 

 

 

 どんちゃんと騒ぎ、暴れ、初めて経験する事に感激しながらも時は過ぎてゆく。

 楽しい時間は直ぐに過ぎるのだ。

 

「ふぁ〜…そろそろ…目が…」

 

「はやてちゃん。もう布団に行きましょか…ヴィータも眠たいでしょ」

 

 はしゃぎ過ぎて疲れ果てたのか机で眠りそうなはやてを背負いヴィータも座りながら寝落ちしそうなので寝室に誘導する。

 

「夜さんも寝ますか?」

 

「……ん……限…界」

 

 レヴィも意識を失いかけている夜をおんぶする。いつもは藍や美鈴の仕事だが今はお酒が入りナニをするか分かったもんじゃないのでレヴィが夜をはやて達の寝室に連れていく。

 

 シャマルにおんぶされているはやてはボソッと言葉が出てしまった。

 

「…また…来年もやるで…クリスマス…」

 

 

 そう呟いたはやての言葉をヴィータと夜以外は聞こえ、お酒を飲んでいたものも、その時に酔いが醒めヴォルケンリッター達と眷属達の想いが一つになる。

 

 

 守ろう!この幸せを!我等の主を!そしてまた来年も…

 

 

 クリスマスの日にそんな決意をする騎士達と従者達であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふふふ…今なら主よると…」

 

 せっかく感動的な終わり方をしたのに、あの後さらにお酒を飲んで最高にハイッ!になった藍は今は夜達が眠る寝室に忍び込もうとしていた。

 

「今は皆寝ておる。まずは主よるを確保してその後は…ふふふ」

 

 完全に変質者の考えであり色々とぶっ飛びすぎである。二階の寝室前に来るとサッと中を確認して安全を確保する。

 

「それじゃあ主よるとイチャイチャを……」

 

 ドアを開きかけた瞬間——— プスという音が聞こえ———バタッ!と廊下に藍は倒れる。

 

「やれやれ…やっぱりこの変態九尾は来たッスね。麻酔針を用意して見張っておいて正解だったッス」

 

 藍の後ろから細い筒を構えているレヴィがやれやれと手振りしながら呆れて仕方がない。

 

「今日ぐらいは自重してほしいッス。まぁ…待っている間夜さんの寝顔を見れたのは良かったッスけど」

 

 寝ている藍を引きずりながらレヴィは夜の幸せそうな寝顔を見て嬉しく思うであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 一方藍は朝から罰として三日間個別の部屋で仕事をする事になったそうな……。

 

「くっ、絶対諦めんからなぁ〜〜ッ!!」

 

 

 

 





【あとがき】

く、全然進まんぞ!!
今週中には闇の書編終わらせるんじゃー!!

……出来るかな(絶望)


ではでは、感想、お気に入りおなしゃす。
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