どもパッチェです。
では行きましょう。
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皆 後悔してる こんな地獄だと知ってりゃ兵士なんか選ばなかった精魂尽き果てた今…頭にあることはそればっかりだ
進撃の巨人 byジャン
———地霊殿
世界の何処かにある地底に存在する旧都
旧地獄と呼ばれ、以前地獄だった場所に建物が建っている。
この地には多くの妖怪がおり地上から拒絶された者や太陽の光を浴びれない者達がこの旧都に暮らしている。
そしてこの旧都には二人の支配者がいる。
一人はある館の主。
もう一人は………
—————鬼である。
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4月の下旬
八雲家と八神家は温泉旅行に来ていた。
はやてにとっては初めての家族旅行である。なので今日という日を楽しみにしていた。
夜の一声で場所は地霊殿と言うらしい所に行く事になったのだがこの時はやては、一度夜達の会社に行った時の様にメイドや執事がいるのかと思っていて、少しメイドなどに期待をしていた。
しかし現実は非情である。
今彼女は…いや、彼女達は……
————鬼に囲まれていた。
「…なぁ夜君」
「……どう…した?」
「私達は地霊殿って言う温泉に来たはずや…なのになんで…今私達は鬼に囲まれているんや!」
二メートル以上の身長を持つ鬼達がはやて達を囲んでおりヴォルケンリッター達も鬼の威圧に動けずヴィータは完全に涙目である。
しかもさっきから、「おおっ!久々の客だ」「人間がいるぞ!」「子供がいるぞ!」「女子じゃ!女子じゃ!」と、言っており完全に食べられると思っているのだ。
こんな時は眷属達が頼りになるのだが、はやて達がある頼みをしている為先に地霊殿の主の所に先に行っている。その為、夜がはやて達を案内をしている。
「よよよよよ夜君!私達は食われてしまうんか!」
「よよよよヨルぅー!あたし達このままじゃ…」
はやてとヴィータが夜に泣きつき、シグナムとザフィーラは威圧に耐えようと頑張っており、シャマルに関してはシグナムの後ろに隠れて見ている。
そんな様子の八神家だが、夜は3倍以上の背丈から鬼の眼光で見下ろされているが全く怯んでいない。
「…そろそろ……来る…」
落ち着いた態度で誰かを待つ夜の姿に不思議と頭に?マークが浮かぶ。
「誰か来るのか?」
「…ん……迎えが……む!…あれ」
シグナムと話をしていると鬼達の隙間から人影ならぬ鬼影が見えこちらに向かってきている。
「ほら!あんたらいい加減退いてやりな!!子供達が怖がっているだろ」
そんな怒鳴り声に鬼達が一斉に退き一人が通れるぐらいの幅が出来ると、はやて達の目にカラフルな着物を着て右手には大きな盃を持ち額の所に星のマークが付いたツノを持つ金髪の女が夜の前に歩いてきた。
「久しぶりだねぇ〜夜!」
「…久しい…勇儀…酒臭い…」
「そりゃ〜私のアイデンティティだからね〜」
ノリのいい友人の様に話す夜にはやて達がポカーンとしていると、勇儀は後ろにいるはやて達をじっと観た
「そっちにいるのがあんたの
「…うむ…家族…♪」
夜の返事に、勇儀はまるで母親の様な目をした。何かを懐かしむ様に遠い目だ……。
「…そうかい。あんたら夜達は私が案内をするからちりな!」
周りで見ていた鬼達をちらしはやて達の前に行く。
「私は星熊勇儀。此処にいる鬼達の主…鬼の四天王をしてるよ!」
「私は八神はやてです。よろしくお願いします星熊さん」
「勇儀で良いよ!にしてもさっきまで怯えていたのに度胸があるね〜はやて!後ろの人達も名を教えて持って良いかい」
勇儀は、はやてがただの少女じゃ無い事に関心し後ろのヴォルケンリッター達の名前を聞く。
「失礼した。私はヴォルケンリッターの将シグナムと言います。主はやてに仕える騎士です」
「あたしは鉄鎚の騎士ヴィータだ」
「湖の騎士、シャマルです」
「盾の守護獣ザフィーラだ」
一通り自己紹介を終えると勇儀は品定めをする様にヴォルケンリッター達を見るとシグナムの前に立つ。
「シグナムだったね…あんた良い目をしてるね。もしかしてあれかい?」
「分かられますか!」
「ああ!あんたからはある匂いがプンプンするよ」
「流石夜のご友人ですね」
「それじゃあ後で、やろうかい…」
「ええ…」
『『———戦闘を!』』
『『『やっぱりか!』』』
ガシッと手を握り血をたぎらせる。
周囲からのツッコミも御構い無しである。
「…勇儀……はよ…」
「イカンイカン…戦闘の話になると駄目になるな!それじゃあ案内をするよ。ほれ夜乗りな」
「うむ……いつ…もの」
勇儀は夜が肩に乗るのを確認すると案内するために歩き出す。はやて達はその後ろをついて行くのであった。
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地上から来たはやて達は地底の風景に驚いていた。
「どうしたんだい?そんなキョロキョロして」
「地底の雰囲気に驚いて…」
それもそうだろう。現代っ子のはやて達は地底の科学が使われておらずまるで江戸時代の様な光景にタイムスリップした感覚を覚える。
「此処地底では地上のと関係を切っているから流行とか分からんのよ」
勇儀の説明にはやて達は、流行どころじゃねぇだろ!と思った事は余談である。
そんな会話をして歩いていると橋の上にエルフの様に尖った耳に金色の短髪の少女が川を見ている姿がはやて達の目に映った。
「おっ!パルスィじゃねぇか!」
勇儀は橋にいたパルスィと言う少女に声をかける。その声に気づいたのかパルスィはこちらを向いた。
「あら、勇儀に……夜じゃない久しぶりね」
パルスィも気づいたのか勇儀と夜に挨拶をする。
「おー……お久……パルパル…♪」
「本当よ!ちゃんと来なさい!」
夜とパルスィが会話をしているので、シグナムは勇儀に彼女の事を聞いた。
「勇儀殿。彼女は?」
「ああ、あいつは水橋パルスィ。嫉妬妖怪だな」
「嫉妬?なぁはやて嫉妬って何だ?」
「むぅ〜〜難しい質問や。まぁヴィータにはまだ早い問題やな」
そんな話していたはやて達に、気付いたパルスィが嫉妬深い瞳ではやてを貫く。
「夜から聞いたわ。あなた達が夜の家族ね、私は水橋パルスィよ。あなた達仲が良さそうね…妬ましい!」
ブッラクオーラを発するパルスィに顔が引き攣るがはやて達も自己紹介をした。勇儀が夜達の案内をしていると聞くと少し考え込み、
「私も付いて行くわ。夜と話したい事もあるし」
と言い、パルスィが仲間に加わった。
「此処が地霊殿だ」
そんな事もありながら、地底の中心部にある洋風の建物。この地底の支配者がいる城に辿り着くのであった。
「…やっぱりか夜君の関係者ってお金持ちやなぁ〜」
「大っきいですねー」
「でかいな」
「ふぉおおおおスゲー城だぜ城!?」
「ヴィータよ、落ち着け」
それぞれの感想に、パルパルパルパルとパルスィは妬ましく思う。
「いちいち感想を言えるなんて…妬ましい!」
「それじゃあ案内は終わりだ。一旦私は戻るよ」
「…ん…ありがと…勇儀…」
カカッと笑いながら肩から降りた夜を撫でる。
その手は大きく暖かい、夜にとって懐かしい想いが蘇る撫で方だった。
「礼なんて良いよ。私と夜の仲だしな。それじゃあパルスィ行くぞ」
「そうね。じゃあね夜。久しぶりに会えてよかったわ」
「……うむ……また……
お互いにそう言うとパルスィは帰って行き、勇儀もシグナムに一言喋るとパルスィの後を追って行った。
二人の背中が見えなくなると夜は門の前に立つ。
「……じゃ…入る」
「どうやって入るん?門は閉まっているで?」
「……藍…僕いる事…気づいてる……だから…すぐあく」
そう言うと夜の言った通り直ぐに門は開き、はやて達は夜に付いて行く。
館の前まで行くと扉が開く。その中にはピンク髪の少女が待っていて夜を見ると満面の笑みで微笑む。
「よく来たわね。眷属達も待っているわ」
そう言って夜達を出迎えた。
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夜達と別れた後、勇儀とパルスィは帰り道に歩きながらはやて達の感想を話していた。
「相変わらずパルスィは、はやて達に嫉妬してな」
「ふん!仲が良さそう…って言うより仲が良かったから」
「あははは!良いじゃないか仲が良い事は」
「そうだけど…妬ましいのよ!……でも夜にやっと信用出来ると言える人達ができたわね……」
「…そうだな…やっと……あいつら以外の」
勇儀の一言をきっかけに2人は無言となる。
お互いにそれぞれの過去を思い出し、あの光輝いていた日を脳裏に浮かべながら、今は光の当たらない道を歩んで行く。
「……あの子達は…夜達を救えるかしら」
「…ああ、救ってほしいな」
情けない………。
力を生まれながら持つ私達が
嗚呼———違うだろ!
私達は……持っているからダメ……ナンダ……だから変われない。
「……なぁパルスィ」
「…何かしら?」
「………何でもねぇや」
2人は願うしかない。
弟の様な存在とその人を支える従者達の幸せを………。
変われぬ今を見つめながら………
【あとがき】
最近疲れが取れないや。
肩凝り、腰の痛み、軋む身体、疲れ目。
もう歳か……(白目)成人してないのにw
感想、お気に入り、高評価をおなしゃす。
疲れが取れるかもしれませんww