新・魔法少女リリカルなのは〜剣神と夜天の輝き   作:パッチェ

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どもパッチェやで

首寝違えて痛いで御座る。バイトで腰がピキピキと音が……(上も下もボロボロな奴)






21話 襲撃

 

 

 

街の光を見下ろす四人。

夜、ヴィータ、ザフィーラ、レヴィ達は空中に浮いていた。

 

「どうだヴィータ。感じるか?」

 

「…微妙だなぁ。最近ここらで大きな魔力を感じたりしたんだが………」

 

ザフィーラの問いに淡々と答えながらアイゼンを構え魔力を持つ者を探す。

その後ろではレヴィが膝に手をつき苦い表情をしていて、背中を夜にさすってもらっている。

 

「うぅ…空を飛ぶのは忍者には辛いッス……」

 

「僕……の能力……使う?」

 

「ダメッスよ!自分に使ったら夜さんの負担が増えるッスから!」

 

夜は魔法での空を飛ぶことは出来ないが、重力を操る程度の能力を持っているためその力を使い空を飛んでいる。

レヴィの場合は、『自分は忍者なんで!』と意味不明の理屈で飛んでいるが、長く飛んでいると疲れるらしい。そのために夜が能力でレヴィを使おうと提案するが、夜の能力は強力だがそのぶん燃費が悪いためレヴィは頑張って自分の力で飛ぶ。

 

夜のもう一つの能力、干渉する能力で重力操れば良いんじゃね!と思うかもしれないが、今の夜では干渉する程度の能力は二つ同時に干渉することが出来ない。

 

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()は出来ないのだ。故に重力操作の能力は欠かせないものなのだ。

 

 

「大っきな魔力反応四つあり!!」

 

 

『『『!!!?』』』

 

大きな声を上げ、その情報を素早く伝達する。

 

「ヴィータ!」

 

「分かってる……封鎖領域!」

 

ザフィーラの声に素早く結界を張ると人の気配が消え、残っているのは魔力を持つ者だけ。

 

 

 

 

 

 

「さぁ蒐集の時間だぜ」

 

 

 

その声に合わせて4つの影が動き出した。

 

 

 

 

 

 

☆☆★☆

 

 

 

 

高町家に集まり少年少女達は机にノートを開いて、問題を解いていた。

 

「ほら国語の勉強するわよ」

 

「うにゃ〜〜!国語は嫌なのーー!」

 

「ダメだよ〜なのはちゃん国語苦手でしょう」

 

「俺らは勉強遅れてるんだからしなきゃ置いていかれるぞ」

 

彼等はジュエルシード集めのせいで、授業についていけない者がいる為、みんなで勉強会をしていた。

 

「フェイトとアリシアもそろそろこっちに来るんだから、頭の悪い姿は見せれないわよ!」

 

アリサの一言に気合が入ったのかなのはは机に向かっていく。

 

「フェイトちゃん達にそんな姿見せれないの!」

 

その覚悟は素晴らしいのだが、すぐさま儚く散る運命だった。

 

 

 

《警告!緊急事態です!結界が貼られました》

 

 

 

世界から音が消え、複数のデバイスの機械声のみが聞こえる。

 

 

「ど、どう言うこと?」

 

「落ち着きなさいすずか」

 

「一体誰が…?」

 

 

少女三人は少し現状を理解できないでいたが、この場で唯一の男子である誠は自分の相棒(デバイス)であるグラウディウスに今の現状を把握する為にすぐ様問いかけた。

 

「ディウス一体何が起こっている?」

 

《数名此方に近づいています》

 

ディウスの言葉に思考を回転させて、その近づいて来ている数名が何が目的か考える。

 

「三人とも外に出るぞ!」

 

この場で唯一冷静な誠の指示で四人は外に出た。

 

 

 

 

 

 

 

☆☆☆☆

 

 

 

 

 

 

四人はビルの屋上で佇んでいる。

誠の指示で何処から来ても対応ができる場所であり、4人であれば四方を観れるからだ。

 

「なのは、SOS信号は出したか?」

 

「う、うん。一応クロノ君に教えてもらったとうり…」

 

なのは達は、一応民間協力者なのでクロノ達に何かあったらSOS信号を出せ、と言われていた。まさか使う時が来るとは思ってなかったが……。

 

「……ダメね。念話が使えないわ」

 

「……うん。全然ダメだね」

 

 

アリサとすずかの二人は結界が貼られた時から使えない念話の念の為に確認していた。

 

「できるだけ固まって動こう!念話が使えない以上近くで確認を……」

 

誠が喋っていたその時機械音が鳴り響く。

 

 

《来ます!誘導弾です!》

 

 

 

赤い光の弾が四つそれぞれに向かって来る。レイジングハートの警告にシールドを四人は貼るが、ピキピキとシールドに亀裂が入り始める。

 

「グッ!…威力が!」

 

「うっ…、シールドがぁ…」

 

「うぅ……」

 

「………ヤバイ」

 

誘導弾の威力に押されていた彼等は気付かなかった。

 

 

 

 

後ろから近付く紅い存在に……

 

 

 

 

「———【テートリヒ・シュラーク】!」

 

「え?シ、シールド!」

 

遅れてシールドを重ねるように張ったが振り下ろされた鉄鎚に押されなのはは隣のビルに飛ばされる。

 

 

『『『なのはッ!?』』』

 

 

「そっち……気にしてる暇……無い【氷輪丸】」

 

「ちょっと縛られてもらっうッスよ!忍法【千影手】」

 

なのはの心配をする暇は無く、誠は氷龍に飛ばされ、アリサとすずかは影の手によってその場で縛られる。突如と現れる3つの影。

 

「あたしはあの茶髪をやる!」

 

「………僕…男の方……相手する」

 

「自分はそこの二人ッスね〜」

 

ヴィータと夜はお互い飛ばした方角に向かう。

 

レヴィ「さぁ、自分相手にどれだけ持つッスかね〜〜」

 

 

この場に残ったのは影に縛られ苦渋の顔をしているアリサとすずかに、完全に()()のレヴィだけだ。

 

 

 

 

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ヴィータに飛ばされたなのはは瞬時に機転をきかせた対応をした。

 

「レイジングハート!セットアップ」

 

そう言うとなのはの衣装が変わり地面に落ちる前に空中にとどまる。目の前には赤い2つのおさげが特徴的な自分と歳が変わらない少女が自分を睨みつけている。

 

「どこの子か知らないけど……いきなり襲われる覚えはないんだけど、一体何でこんなことをするの!」

 

「うぉおおおおおお!」

 

なのはの話を聞かず完全に無視してヴィータは攻撃を仕掛ける。

 

「【シュワルベフリーゲン】」

 

指の間に鉄球を作り出し、アイゼンで打ち出す。

 

「…ッ!?全く話ぐらい聞いてよ!【ディバインシューター】」

 

なのはも負けじと誘導弾を打ち出し鉄球にぶつけ相殺する。

 

「チッ!やろう!」

 

「あんまりなめないで!」

 

なのはは指を"クイッ!とすると、ヴィータの後ろ側のビルからディバインシューターが二つ向かってくる。反応が遅れたヴィータは何とか避け用とするが、

 

「しまっ……!?」

 

一つは避けたヴィータだが、もう一つが掠めた。

 

 

 

 

 

いや———

 

 

 

 

 

 

————当たってしまった。

 

 

「……この野郎!あたしの帽子を!」

 

 

ディバインシューターが掠めた場所は頭付近。ヴィータの帽子ははやてが作り出し、ヴィータが好きなのろいウサギが帽子に付いていたために気に入っていた。

 

その帽子がディバインシューターによって破れてしまった。

 

その行為がヴィータの尾を踏み抜く引き金となってしまったのだ。

 

「アイゼン!カートリッジ!」

 

《装填。ラケーテンフォルム》

 

アイゼンがラケーテンフォルムに変わり、カートリッジによって後部に付いている部分から魔力を噴射させ、ヴィータは身体を回転し遠心力を加えて鉄鎚を振り下ろす。

 

「くらいやがれ!【ラケーテンハンマー】!」

 

「し、シールド!」

 

振り下ろされた鉄鎚にシールドを張るが、圧倒的な破壊の力の前に為す術も無くビルに吹き飛ばされる。

 

あまりにも強い攻撃にレイジングハートはボロボロになり、バリアジャケットも解ける。

 

(うぅ……なんて強い攻撃……衝撃でバリアジャケットがぁ……)

 

そんな事はよそにヴィータもビルの仲に入ってくる。

 

「これで……終わりだ!」

 

アイゼンを振り上げトドメを刺そうとした瞬間———

 

 

 

 

———ドガッン!

 

 

 

 

大きな爆音がなり、なのはの隣に人が転がり飛んでくる。想定外の音に思わず二人も爆音のなった方を見る。

 

 

「誠く……ん!」

 

「グゥ……」

 

なのはの視線の先には、 身体中が傷だらけになっている誠が倒れていた。

 

「ヴィータ……ごめん……離すつ…もりがこっ……ちに打っちゃた」

 

誠を追うように夜もビルの中に入ってきた。

 

「おいおいちょっとやり過ぎじゃないか?」

 

「…いろ…い…ろあった」

 

話は、なのはとヴィータが戦闘を開始した時間に遡る。

 

 

 

 

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「クッ……ディウス、セットアップ!」

 

《了解いたしました。誠!》

 

氷龍に飛ばされる誠は、セットアップの魔力で何とか氷龍を砕く。

 

「何て攻撃だよ!プレシアの雷が可愛く見えるぞ…」

 

何とか氷龍を砕いたが誠は空中で早くも息を切らし、肩で息をしている。

 

「…見つけた……大人しく…やられる」

 

誠の前には着物姿の夜が夜刀を構えていた。

 

「そう簡単にはやられねぇーよ!」

 

そう言う誠だが、内心は焦っていた。

 

(ヤベェーな……あの三人の中で一番強え。こりゃあプレシアより上かもしれねぇ……この少女何者だ?…まずは少しでも情報を…)

 

夜の外見に勘違いをしているが素早く思考を回転させ、情報を得ることが先決と考える。

 

「一体俺たちに何用かな……嬢ちゃん」

 

夜の背丈を見て年下と思った誠はちゃん付けで呼ぶ。すると夜の目から光が消える。

 

「僕………男」

 

「…………え?お、男!?少女じゃ無くて、男!!?」

 

「ん。男……それに…そんな年…齢低くな……い!()()()()()()()()()()()()()()()

 

(お、俺と同い年じゃねぇーかぁ!しかもあの容姿で男だと!完全に男の娘じゃ……何て格好をしてると思ったら)

 

夜のバリアジャケットは着物姿であり、ちょっとはだけており肩の鎖骨部分と胸元が少し見えているのだ。ある意味で目に毒だ。

 

「その……ごめん。……だが何が目的だ!」

 

一度は謝るが全力で話を変え本筋に戻す。

 

「…お前に…教える事は無い」

 

再び夜刀を正面に構え嫌な威圧が誠を襲う。

 

「…夜刀…」

 

《いつでも》

 

(何だ?一体何を?)

 

 

———散れ【千本桜】

 

 

その言葉と同時に夜刀の刀身が消える。

 

「なっ!?刀身が消え………(ズシャ!)……はっ?」

 

誠が認識した時にはすでに身体中が傷だらけになっていた。訳がわからないと脳が混乱を起こすが誠の目は確かに捉えていた。

 

「う…ぐッ……一体何が!?気付けば身体中が傷だらけに……いや、一瞬だが桜の花びらが………まさか刀身が桜の花びらに!?)

 

「安心する…殺しはしない……約束だから………でも眠ってもらう!」

 

もう一度刀身が無い夜刀を振る。

 

「ぐああああああ!」

 

視えない斬撃と衝撃が誠を襲い地面に叩きつけられる。

 

《大丈夫ですか!?誠!》

 

「…ああ……ゲホッ…一応なぁ……でもカラクリは分かった!今度はこっちの番だ!」

 

痛む身体を無理矢理動かし、ディウスを構えて夜の方に駆け出す。

 

「何が分かったのかは知らないけど……容赦はしない」

 

夜はまた同じ攻撃をするが、

 

「同じ手が効くか!【ディバインシューター】」

 

四つの魔力弾を自分の周囲に生成した事で光ができ、誠の目には桜吹雪が見えていた。

その見えている桜吹雪に二つの魔力弾を当て相殺する。

 

(ビンゴ!やっぱりさっきの桜はこれか!光がある所でしか見えなかったもんな)

 

誠はさっきの攻撃を受けた事で一瞬光が当たっているところで桜の花びらが見えたためにカラクリが分かったのだ。

 

「…驚いた……こんな…早く気づいた……ヤツ……久々」

 

「これで決まりだ!」

 

夜が驚いている間に、誠は懐近くまで来ており、

 

 

(この距離なら決まる!あと数センチ!)

 

 

 

ディウスを振れば当たる!………そう思っていた。

 

 

 

ここで誠の事を話そう。

直江誠は遠距離戦ならなのはに負けるが、近距離戦なら原作組四人より強かった。彼は昔から人外に死ぬ思いで修行をさせられたために身体能力は一般人を軽く超えていた。レベル的になのはの兄"恭弥と互角と言ってもいい。その為に彼には自信があった。

 

 

自分のクロスレンジの距離なら負けないと……それは油断では無く真実———

 

 

 

相手が【剣神】でなければ……

 

 

 

「———ダメ……その速さ……数センチ……遅い…!」

 

 

———ガキンッ!!

 

 

「………は?」

 

 

大きな金属音と共に身体のバランスは崩れている。

更にいつの間にか夜の剣の刀身が戻っており、ディウスが弾かれていた

 

 

(え、………え?何で刀身が戻っている?何で俺は体勢を崩されているんだ?)

 

 

理解不能と脳が一瞬考えることを辞めてしまう。それは人間の癖でもあり、最大の隙を見せる戦場での致命的なミスだ。

 

「僕……攻撃…剣…だけ…違う——【重力球】」

 

夜と誠の間に重力球が出現し、視線と言う名の夜の合図で———

 

 

「———飛ん…でけ」

 

「ブバァ!?」

 

重力球によって顔を強打した誠はカエルが潰れた時の声を出し、クルクルと回転しながら飛んで行く。

 

その様子を見た夜は満足そうに夜刀を納める。

 

「おー………よく……飛ぶ」

 

《あ、あの夜様、飛んで行った方向がヴィータさんのいる位置なんですが……てかあの結構ヤバい勢いなんですが…》

 

焦った声の夜刀の言葉に夜は誠が飛んで行った方向を眺めて一時沈黙する。

 

「ん…………やりすぎた?」

 

《YES、その通りかと…》

 

「今すぐ……ヴィータの……所に行く……!」

 

夜刀の指摘に慌てた様子の夜は急いでヴィータの方向に行った。

 

 

 

———夜は天然おちゃめさんである。

 

 

 

 

 

 

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場面は戻り、なのは達はピンチである事に変わりはなかった。

 

(ヤ…バイ……俺もなのはも…限界…ここままじゃ……)

 

(うぅ……ダメなの…誠くんも傷だらけになって…)

 

ヴィータと夜の攻撃で意識が朦朧として来ており、まともに戦うどころか立つことさえも出来そうにない。

 

「ヴィータ……蒐集する……闇の書…貸して」

 

「ほれ!そっちは任せたぞ!」

 

夜はヴィータから闇の書を借りれば、干渉する能力でリンカーコアに干渉し蒐集が出来るようになっている。

 

ヴィータが投げた闇の書を夜は受け取ると転がっている誠の前に行く。

 

「ちょっと痛いだけ…死にはしない」

 

何とか動こうとする誠だが、夜は誠の範囲だけGを変え重くして動かないようにする。

 

(…グッ…動け…ね…)

 

「…………怨むなら怨んでいいから…(ボソ」

 

(………え?)

 

誠にしか聞こえない声が聞こえどう言う事かと考えようと思考が働きかけるが……

 

 

 

「———闇の書"蒐集」

 

 

 

(があああああああ!?何だこれ!?魔力が…)

 

時間は1分にも満たないがあまりにも激痛に意識が持っていかれそうになる。それと同時にパラパラとページがめくれる闇の書は大量に頁が埋まっていく。

 

「……蒐集終了…ヴィータ……結構…埋まった」

 

夜も闇の書をヴィータに投げ返す。その中身を見たヴィータは今までの何倍もの魔力の埋まり具合に歓喜の声をあげる。

 

「おっ!めっちゃ埋まってる!これで早く助けられる!!」

 

 

一方でこの様子を見ていたなのはは己の力の無さに悔やみながらも、まだ動けると足を引きずりながらレイジングハートを取りに向かう。

 

(誠くんが!助けなきゃ……でも身体が重い!?)

 

無理矢理体を動かし手から離れたレインジングハートを拾ったが急に身体が重くなる。遂にはなのはも限界とばかりに地に伏せた。

 

「ヴィータ……こっち……蒐集する」

 

「わり〜なヨル。じゃ茶髪の蒐集をするぜ!…でもここまで意識があると面倒だな」

 

そう思ったヴィータはアイゼンを振り上げた。

 

「…悪いな……」

 

その一言と同時にアイゼンを振り下ろした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

————瞬間

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「え?」

 

響いたのはなのはの間抜けそうな声だけだった。

 

「「ッ!?」」

 

目の前の光景に驚きを隠せない夜とヴィータ。なのはもその存在には目を見開くしかない。

 

 

「大丈夫なのは……助けに来たよ!」

 

 

黒い姿の金色の死神がなのはを守っていた。

 

 

 

 

 




【あとがき】

ウエーイ!!最近リア友が今更モンストにハマって手伝いをさせられてます。ちゅかれたよ( ̄▽ ̄)

あと野球ばっか観てます。頑張れホークス!!


感想、評価、等々よろで〜〜す。

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