どもパッチェです。
感想でもらったんですけど、リメイクと言っても丸ごと話が変わったりはしないと思います。またに新しい話は射し込むかもしれませんが。
この作品は旧を基として、付け加えたり、変な所を消したりしてるぐらいです。たま〜〜〜〜に結構変えますが……。
まぁ、一番は台本形式を無くすのが目的ですね。そのついでに編集している感じです。ご容赦ください。
「助けに来たよ…」
金色の死神ことフェイトの登場にヴィータと夜は、薄っすらと額に汗が滲んでいる。かなり焦っているのだ。だが、それを見せてはならない。ポーカーフェイスで余裕を持って対処している風に見せるしか無い。
《ヨルどうする?もう一人いたが……このまま戦るか?》
《……レヴィ……所行く》
《…そうだな…此処で深追いはいけねえーな。そろそろ時間だし……》
今貼ってある結界はヴィータがした物なので全く問題無く二人は念話で話す。
ヴィータと夜は歴戦の戦士だ。引き際は分かっている。言いたくは無いがこのまま戦っても苦戦を強いられることは間違いなかった。
それに———
「もう……一人…いる」
夜は視線をなのはから誠が転がっている場所に向ける。
そこには独特な世界観のある茶色い服を着た、ショートカットに似た髪型の男の娘が誠の背に手を置いて光を当てていた。
「大丈夫かい、誠」
フェレットことユーノ・スクライアが誠に治療魔法をかけていた。
「…ユーノ…来てくれたか」
「うん。クロノもアースラの整備を中止してこっちに来てるよ」
ユーノ達はなのはのSOS信号に気付くとすぐ様準備を終え急いで、この地球に来ていた。
「それより動ける?」
「すまん……魔力が抜かれて動けそうに無い」
誠の身体はボロボロで蒐集を受けた痛みと魔力不足で動けなかった。これは直ぐにアースラの治療をしないといけないとユーノも気づくと誠の身体の下の地に魔法陣を創り出す。
「すぐに転移魔法でアースラに送るよ」
ここで離脱するのは誠としては嫌だったが、ここにいても自分が足手まといになるのは分かっていたので、必要な情報を伝える事を最大の貢献と考える。
「ユーノ……アリサとすずかの所に行け…あいつらじゃ多分勝てねぇ」
「分かった。すぐに向かうよ」
「じゃあ……頼んだ」
その言葉と共に誠は光に包まれて転移魔法でアースラに行った。
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「一人…逃げたか」
「彼奴……もう蒐集した…問題ない…」
二人はそう呟きながら目の前のフェイトと睨み合う。夜は気付いてはいたがユーノはわざと見逃した。それは誠への情けでもあるが、一番は目の前の少女の戦闘力の高さにある。
「民間人に魔法攻撃…軽犯罪ではすまない罪だ!」
そう言うフェイトをヴィータは睨みつけ、何者かと怒鳴りつける。
「何だテメェー!時空管理局か?」
「時空管理局嘱託魔導士フェイト・テスタロッサ、抵抗しなければ、君達には弁護の機会がある。投降するなら大人しく武装を解除して!」
バルディッシュは構えて威嚇の姿を見せつけるがそれで怯む2人では無い。
「誰がするかよ!!ヨル!」
「……ん!……そんなこと……する…わけ……無い」
二人は後ろに跳びながら、戦線を離脱する。
「逃がさない、ユーノ!なのはをお願い!」
フェイトはそう言葉を残しヴィータと夜を追って行く。
「さ、なのはも治療するよ」
残ったユーノはなのはの治療を施す。なのはは一度ミットチルダに戻っていた久しぶりに会う友の顔を見て安心感を持つ。
「ありがとユーノくん……でもどうして此処に?」
「フェイト達の裁判が終えなのは達に連絡しようとしたら繋がらず、SOS信号が出ていたからね。フェイトだけじゃ無くアルフも急いで来たんだ。………よし!治療終わり」
「アルフさんも?」
治療を終え何とか様々な疑問を持ちながらもなのはは立ち上がる。ユーノはアリサ達の所に向かうためこの場から離れて行く。
「ごめん、なのは!僕は今からアリサ達の方向に向かうよ!一人でも大丈夫?」
「う、うん大丈夫だよ。アリサちゃんとすずかちゃんは向こうだよ」
「向こうだね。一応結界を張っとくね【ラウンドガーター・エクステンド】」
結界を張ったユーノはなのはが指をさす方角に向かった。
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一方その頃アースラでは、大慌てで分析、解析班のメンバー達が空中に浮かぶ空間モニターに現場の結界外の光景を映しながら何台もあるキーボードを弾いている。
「まだ……結界は解析できないのか?」
「ごめん…この術式ミッドチルダ式じゃ無くて…まだ出来ない」
神妙な面持ちで空間モニターを見ているのは、アースラの執務官を務める少年クロノと、通信主任兼執務官補佐を務める"エイミィ・リミエッタ'だ。
艦長席にはリンディと隣に座るプレシアが静かにモニターを見ていた。
「どうかしら…進展はある?」
「いえ……全く無いわ。そっちはどうなの?」
「…アリシアが頑張ってくれているけど……ダメね」
そう話すプレシアとリンディ。
アリシアは戦う事は出来ないが、プレシアの娘だけあってハッキングや解析はお手の物だった。しかしそのアリシアでも未知なるベルカの力をすぐに解析するのは不可能であった。
「何とか…現場の状況さえ分かればいいのに…」
そう呟いた時、アースラに転移魔法陣が現れ、その中では誠が傷だらけで倒れていた。
「誠!?艦長急いで救護班を!」
クロノは急いで誠の前に側に行くと小さな声が耳に入る。
「……大丈夫だ…ユーノの治療で何とか意識は保てる」
「そうか………すまない、向こうで一体何があった?」
クロノもすぐに誠をベットに寝かせたいが状況が状況なので、少しでも中の出来事を知りたかった。
クロノの言いたい事を理解している誠はさっきまでの出来事を話した。
その話を聞いたクロノ達は驚愕するしかなかった。
「嘘!なのはちゃんも戦闘不能!?」
「……その話を聞くと、アリサとすずかもヤバイな」
皆の実力を知っているがために、此処まで追い込まれている現状に驚きが隠せなかった。
「…全く歯が立たなかった……強いってもんじゃねぇ」
珍しく悔しがる誠の一言に、プレシアの目の鋭さが増していく。
「リンディ話があるわ」
「貴女…まさか!」
何もしないで観ている訳が無いと言わんばかりに力強く杖を握っていた。此方も動き出した。
☆☆★☆
途中からアルフも加わり、ヴィータ、夜、フェイト、アルフの戦闘はお互いに攻め切れなかった。
「はぁあああああ!」
フェイトは掛け声と共にバルディッシュをヴィータに振り下ろし、それをヴィータは何とかアイゼンで防ぐ。
(クソ!潰すだけなら簡単なのに………でもそれじゃあ意味がねぇーんだ!……あとカードリッチ、…ニ発……やれっか?ヨルも苦戦してやがる)
横目に夜を見るが、ヴィータの目には手こずっているというより完全に押されていると感じていた。
「【重力球!】」
「ふん!あたいには効かないよ!」
夜が生成した野球ボール程度の重力球をアルフは拳一つで殴る。
(……ん…キツ…イ……手に…力が…)
ヴィータは倒してはいけない!と言う思いで全力が出せずにいた。一方で夜は先程から重力による攻撃をメインで繰り出しているが全く効いていない。もう時間が
そのためか————
「【バインド】」
「しまったッ!……この野郎、離しやがれ!」
ヴィータは一瞬の隙を突かれ空中に光の輪で固定された。
「……ヴィー……タ!?」
夜はバインドに繋がれたヴィータを助けに行こうとしてしまった。だが、一瞬空中でフラついてしまう。
「隙だらけだよ!【チェーンバインド】」
「……む!?やって……しまった…」
一瞬だけアルフから目線を外してしまったため、アルフの攻撃を避けきれずに体にチェーンがグルグルと巻き付いた。
「ぐう!動けねぇ!?」
「うぅ……動け…ない」
二人は完全に動きを封じられ、マジでピンチになる。ガチャガチャと足掻くが全く動けない。
「これで終わりです。あなた達の目的を教えてください…」
「誰がお前なんかに!」
フェイトにバルディッシュを向けられ、そう言うヴィータだが、
《ヨ、ヨル!?どうするこのままじゃ、はやての事がバレちまう!》
内心めっちゃ焦っていた。
《うむ。確か…にはやて……事がバレ……たら不味い……でも——》
————もう来る
《へぇ!成る程確かにこのままだったらだなぁ!》
ある気配を感じて不敵な笑いを浮かべたヴィータにアルフは動物の本能で何かを感じ取る。
(何であいつらは焦って無い?この状況で何かが出来るわけが……まさか!)
何かに気づいたアルフは周囲を見渡し、
「フェイト!何かがおかしい!気をつけ……」
そう言いかけた瞬間であった。
「はあああああああ!———【紫電一閃】」
「え?キャアアアアアーッ!」
剣の騎士こと烈火の将シグナムが、レヴァンティンに炎を纏わせ振り下ろし、防御しきれなかったフェイトはバルディッシュを切断されビルに衝突する。
「フェイーーーグハッ!」
「隙だらけだぞ」
フェイトがやられたために気がとられたアルフはザフィーラの蹴りをモロに食らった。それでもアルフは耐えきり、目の前の男に睨みを利かす。
「邪魔だよ!どきな!痛い目見たくないだろ」
「ふん!貴様は此処でやられてもらう」
『『………』』
『お前がなぁ!』
沈黙も後お互いに拳をぶつけて殴り合いになる。
☆☆☆☆
フェイトをぶっ飛ばしたシグナムは、レヴァンティンでバインドに切れ込みを入れヴィータを縛っていたバインドが壊れる。
「お前達が此処までやられるなんてどうした?」
「うるせ!此処から逆転したんだよ!なぁヨル!」
「ん!此処……から…だった」
ちょっと強がる二人に苦笑し、肩で息をしているヴィータに内心来るのが遅くなった事を後悔する。
「ふふ、それはすまなかったなぁ……む!もう一人来たようだぞ」
シグナムの目線の先には、レヴィが空を翔けながらこちらに向かっていている。
「すいません!ちょっと遅れたッス。今助けます夜さん」
そう言って腰刀(短刀)でバインドを斬る。
「…ん……ありがとレヴィ。……レヴィはもう終…わったの?」
夜は、レヴィが相手にしていたアリサとすずかの事を聞くが、レヴィは一瞬顔を歪める
「……邪魔者が入ったのでこっちに来たんッスよ」
いや〜、と頭をかきならが言うレヴィに、意地悪い笑みをヴィータは浮かべる。
「逃げたんだなあ」
「ああ、逃げたなあ」
「……レヴィ…逃げた?」
「違うんですよ!戦略的撤退ッス!」
それを逃げたと言うのだが断固として認めないレヴィ。まぁ、実際の所は三人を相手するのが面倒いので夜のピンチと感じて飛んで来たのだがそれは心の内に留めた。それに彼女自身元々相手にする気は全く無かったのだから。
「今は、さっき飛んで行った子の助けにでも行ってると思うッスよ」
「……そうか」
4人は殴り合いをしているザフィーラを横目に観て、和気藹々の雰囲気が消えて無くなる。
残ったのは———圧倒的な敵意のみ
☆☆☆☆
シグナムに飛ばされたフェイトは、ボロボロのバリアジャケットを修復しながらアリサ達に傷を治してもらっていた。
「ごめん…助かった、ありがとうアリサ、すずか、ユーノ」
「お礼なんていいわ。友達を助けるのは当たり前の事よ」
「そうだよ!フェイトちゃんは友達なんだからね」
「あ、ありがとう二人共」(//∇//)
美しい友情を見せる三人だが、今はそんな事を考えている暇は無い。
「みんな仲良いことはいいけど、今はこの状況の打開策を考えないと…」
ユーノの一言にさっきまでのほんわかな空気は変わり、真面目な顔付きになる。
「バルディッシュは壊れているけど……フェイトちゃん戦える?」
「ううん、本体が無事だから大丈夫」
バルディッシュを手に取ると、自動修復機能で折れた所が元に戻る。おお!とびっくりしながらもアリサは初めてのフェイトとの共闘に喜びを感じる。
「これで一緒に戦えるわね。あたしは、あの忍者を相手するわ!あの忍者全くやる気がなかったわ!絶対やっつけてやる」
それにはフェイトは何も文句は無いとばかりに、フェイトは自分を叩きつけたピンク髪の剣士しか狙っていなかった。
「私もピンクの剣士としたいから……」
「じゃあ私は、鉄槌を持つ子だね!ユーノ君は、着物の少女の相手をお願い」
此処でも夜の性別は勘違いされていた。
「はぁ……言い出したら君達は聞かないでしょ……それに彼女には誠がやられたからね……そのお返しもしなきゃ!」
皆、各々自分のデバイスを構え
「それじゃあ行こう!此処からが………本番」
子供とは思えない闘志に満ちた目をする者達。
『『さぁ、いく
————少年少女達の二回戦が始まった。
【あとがき】
ああっ!?もう四月!?春休みが終わるよ………。