どもパッチェです
今回夜達サイドは出ません。では行ってみよー。
あの戦闘から2日が経った。
「それでは、それぞれの思った事感じた事を話してもらえるかしら?」
今彼等は引っ越しを終えたテスタロッサ家で今回の襲撃の情報を話していた。いや、話そうとしていた。
『『『………』』』
今居るのは、誠、なのは、フェイト姉妹、アリサ、すずか、ユーノ、アルフ、リニス、リンディ、プレシア、クロノの十二人だ。
それだけの人達が居るが、誰も言葉が出ず重苦しい空気が漂っていた。
「………誰か喋ってくれないと僕達も困るのだがなぁ…」
クロノが話が進まない事に頭を抱える。するとこの空気に耐えられなかったのかアルフが立ち上がって周囲を見回す。
「あーーも、焦れったい!いつもの感じはどうしたんい!?」
「そうね……アルフの言う通りだわ。貴方達はこの事件に関わるのでしょう。だっだら情報共有は大事よ」
アルフの言葉にプレシアが付け加える。
今回の襲撃事件は、アースラの管轄下で起きたのでアースラがロストロギア回収を管理局が正式に決定した。
ならば少しでも危険を減らし、事細かな情報でも大切な事でもある。
「そうね!ほらみんなそんな辛気臭い空気にならないの!」
「…うん!アリサちゃんの言うとおりなの!」
「そうだね。いつまでもくよくよしても仕方ないもんね!」
アリサの叱咤になのはとすずかの二人は沈んだ暗い空気は無くなるが……
『『……』』
———この二人は違った。
「どうしたの…フェイト?何かあるならお姉ちゃんが相談に乗るよ?」
リニスの膝に座っているアリシアがフェイトに声を掛ける。
「…ふぇ!?え…あっ…ごめんなさい……ちょっとシグナムの事を考えていて…」
「シグナム…と言うのは、フェイトが戦った者の事か?」
「う、うん………シグナムの言葉が忘れなくて…」
「「「言葉?」」」
フェイトの沈んだ表情のせいで、フェイトの言葉は重く、そして暗い言霊と化した気がする感じが皆を襲った。
「シグナムの言葉……『我等家族に負けは無い!』『我等は負ける訳にはいかない!』その言葉を言っている時の目がそっくりだった………私が母さんの為に動いている時と…そっくりだったの」
「それは……」
あの時フェイトが見た、シグナムの目は自分とそっくりだった。それが忘れられないのだ。
そしてその考えを持つ者はフェイトだけでは無かった。なのはもアリサとすずかもそしてPT事件を知っている者皆が同じ考えだった。
「
『………ん?』
ユーノの発言に何か女性陣は違和感を覚える。
「あれ?ユーノはあの獣と戦ったのかい?」
「獣?……ああ!もしかして……」
アルフの質問にユーノは女性陣が感じていた違和感に気づいた。
「僕が戦ったのは、和服姿の
『『『………は』』』
「は?」
『『『———はあああああああああ!?』』』
驚きのあまり近所迷惑レベルの大声を出すが、それを予想していたクロノが防音結界を張っていた。
「あ、あれで男の子!?」
「……あの容姿で!?」
「アレは男の子と言うより男の娘でしょ!」
「…私より可愛い…」
「これが……地球の萌え!」
「何かアリシアはズレてないかい?」
「私だって……若けりゃ…ッ!」
「貴女が若くても変わらないと思いますが…」
「ふぅ……砕かれたわ……女として全て…」
夜の容姿に女としてのプライドがズダズタに裂かれた女性陣は目から光を無くす。何故ユーノが分かったかと言うと『同じ匂いがしたんだ……』と遠い目をしていたそうな。
「そこまで考える事か?」
「バカッ!女性は面倒いんだよ(ボソ)!だ、大丈夫ですよ皆さん綺麗だと僕は思いますから……誠も何か言いなよ!」
クロノがKY発言するのでユーノが一応フォローを入れるが、さっきから何も喋らない誠に声を掛ける。
しかし誠は黙り込んでいて遂には……
「………すまんユーノ、クロノ…ちょっと出て来る」
そう言って立ち上がりなのはに声をかけた。
「……なのは、学校に一、ニ週間休むって言っといてくれ」
「え?ち、ちょっと誠君!?どう言うこ…」
———バタンッ!
ドアの閉まる音が聞こえ、なのはが言い終わる前に出て行く誠。
「…リニス」
「…わかってますよプレシア」
リニスは膝の上のアリシアを下ろし、猫の姿になって誠を追いかけていった。
残った面々は誠が出て行ったことにポカーンとして動けなかった。
「一体どうしたのよ?ずっとあの調子だけど…」
「やっぱり心配…私も…」
すずかが誠を追いかけようした時、待った!の声がかかる。
「やめなさい……今は一人にさせてあげるのが優しさよ」
「どう言う事母さん!なんで誠を追いかけちゃいけないの!?」
すずかを止めたプレシアにフェイトが少し怒っている。それに対してプレシアは一つため息を吐くと、経験豊富な大人として語り始める。
「男には男のプライドが有るのよ。面倒くさいことに」
『『『プライド?』』』
「そこのフェレットの話で確信が持てたわ……ほら今回、誠は一番最初にリタイアしたでしょう。しかも負けた相手が同い年の男(の娘)……そりゃ〜色々と考える事があるのよ。まぁ、男のプライドほど面倒くさいものはないわ」
プレシアの説明に納得がいったのか皆がスッキリした顔になる。その中で唯一の男二人は……
(女子の方が面倒いよなぁ〜)
と思っていた。
「1人抜けたのでこの話はやめましょう。プレシア行くわよ!」
「ええ…」
大人2人はラフな格好からしっかりとした正装に着替える。
「あれ?母さん何処か行くの?」
「ええ、死ぬかもしれないわね……」
「え!?何処か危険な場所に!?」
「一体何処に行くんだよ………」
フェイトの驚きの声とまた何かのおふざけか?とクロノは頭を抑えたが、さっきからダラダラと汗が止まらないリンディとプレシアは一言でこの場の空気を変えた。
『『高町家の親御さんに今回の謝罪を……』』
『『ああ〜………』』
納得している子供達は知っているのだ。
怒った時の高町夫婦がどれだけ怖いか……
話はTP事件後に戻る。
全てが解決した後、管理局の事を説明とプレシアの謝罪に行ったのだが一応プレシアに事情があったとはいえ娘が傷つけられた事に怒らない親はいなく、管理局の対応にリンディが頭を下げ、謝罪から帰ってきた2人の最初の言葉は『死ぬかと思った』と身体がガタガタと震えていた。その様子を見ていた者たちも震えていた。
「それじゃあ逝ってくるわ……クロノも死もの事があったら部下達のことはよろしくね」
「母さん!いや………艦長…お元気で!」
ピシッと敬礼と嘘泣きをするクロノ。謎の茶番劇を繰り広げる親子に………
「ああ…これで最後の娘達の暖かさ…」
フェイトとアリシアを涙を流しながら抱きしめる。
「……一体何が起こっているの?」
「……あんたの親のせいでこの茶番劇が起こっているのよ」
「あははは……」
(…みんなキャラ崩壊酷いなぁ〜)
(お肉食べたい〜)
こっちも中々酷かった。
余談だが高町家のから帰ってきた2人は燃え尽きていたようだ………。
☆☆☆☆☆
一方テスタロッサ家から出て行った誠は畳の上で日本伝統の土下座をしていた。
「……そう言う訳だから頼む俺を鍛えてくれ……」
————母さん!
誠は自宅に帰り目の前にいる女性…直江恵(めぐみ)に頭を下げていた。
「全く……情けない。最初に負けて女の子達は最後まで戦っていたって……そんな軟弱者に育てた覚えは無いよ」
黒髪のショートヘアーでタンクトップにジーパン姿の母親はタバコを吸いながら誠の話を聞いている。
「分かってる……でも全然相手にならなかったんだ!だから強くなりたいんだ!…それに……ちょっと考える事があってなぁ」
恵はプハ〜〜とタバコをふかすと片手でそのタバコを握りつぶして火を消す。
「そうかい…あんたは子供の割に頭がいいから分かってると思うけど一応聞くよ………強くなってどうしたいんだい?」
「今回襲撃を受けたが……なんて言うかフェイトと似てると思ったんだ。悪い事をやっている奴が悪い奴とは限らない…と思って………それにフェイトと似てるならなのは達がどうせ『お話しするの!』って言って巻き込まれるからその為のリベンジ!」
どうせ最後まで関わるだろうとなのは達があのまま引かないのは付き合いが長い誠自身が一番分かっている。
恵は誠の言葉に嘘が無いと分かる。昔の誠だったらあり得ない理由に恵は笑みを浮かべる。
「そこまでの理由があるなら良いよ!死ぬってほど鍛えてあげる…………死ぬなよ(ぼそ」
「あ、ああ…(俺生きていけるかな?でも絶対にあの時の言葉の意味を教えてもらう!)」
「誠……生きて帰ってくださいね」
「何を言ってるんだい?リニスちゃんもやるんだよ。あんたは誠の使い魔だろ」
「………へ?
完全に他人事だったリニスに死刑宣告が降り真っ青な顔になる。
それから五日間地下の訓練場から2人の悲鳴が聞こえたり聞こえなかったりした。
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メンテナンスルームでマットサイエンティストの様な存在が一人。その少女は不敵な笑みを浮かべてキーボードを打っている。
「ふふふ!デバイスマイスターの腕がなりますなぁ〜〜!」
アリシアは先日戦いボロボロになったデバイス達の修理をしている。それは彼、彼女達からの進言でもあった。
「でも……本当にいいの?こんなに私はやる気だけど……実際こんな事をしたら…」
《私達は大丈夫ですので》
《今回の敗北は私達の足手まといが原因》
《あたしらのせいでアリサ達が傷付くのは見たくねぇ!》
《マスター達はもう一度立ち上がっている》
《次は勝つ為に!》
《どうか我々を進化させて下さい!マスターの為にお願いします!》
デバイス達はマスターを守れなかったことに悔しさが滲み出ていた。またデバイス達も同じデバイス、アイゼン、レヴァンティン、夜刀に敗北したと思っていた。だからこそ自分達が進化すれば主は負けない!と確信を持って
「そう………分かったよ!みんなの気持ちは私が叶えてあげるよ!」
《ありがとうございます!》
「それじゃあみんなに私が最高のカードリッジシステムを付けてあげる!」
キランッとアリシアの目が光る。
☆☆☆☆
「久しぶりに会うね!はやてちゃん」
「ほんまに久しぶりなぁ〜すずかちゃん」
図書館で会話をしている2人は久しぶりの再会であり、すずかはジュエルシード探しや魔法関係で忙しく、はやては入院の繰り返しの日々だったので顔を合わせるのは夏以来なのだ。しかし連絡は取り合っていたので仲は良い。
「最近大丈夫?また入院したって言っていたけど…」
「問題無しや!すずかちゃんも心配性やな、うちのみんなもいつも心配ばっかしてるわ〜〜」
「ふふ、嬉しそうな顔で言っても説得力ないよ。それに心配してくれることは良い家族だね」
「そうかぁ〜〜!すずかちゃんもにいつか紹介したいな」
「私もいつか友達を紹介するよ!」
「お互い約束やなぁ!」
「約束だね!」
そう約束する2人はとても仲が良いほのぼのとした会話。
そんな二人を遠くから見ている者が……
(レヴィさんの報告では紫色の髪の子と戦ったと言っていました。……まさかすずかちゃんがその子では……そうなるとすずかちゃんが言っている友達は……これは皆には言えませんね)
美鈴はレヴィの報告と自分の考えが正しいと確信があり、この事は胸の中にしまった。
(やはり………運命とは残酷ですね)
そう目を開ける美鈴の瞳は、黒い絶望の闇に変わっていた。
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それぞれの日常があり、誠が帰ってきてから数日後の事だった。
「ハイ!デバイス達は直しておいたよ!」
各々自分のデバイスをアリシアから受け取り、久しぶりにあう相棒に声をかけていく。
「ありがとうなのアリシアちゃん!おかえりレイジングハート!」
《ただいま戻りましたマスター!》
「姉さんありがとう。バルディッシュ…」
《…今貴女の元に…》
「流石アリシアは仕事が早いわね。…アイズ」
《なんだなんだ?いつもの元気はどうしたアリサ?元気に行こうぜ!》
「アリシアちゃんありがとう。…ホワイト…ごめんね」
《いいえ、すずかお嬢様が謝る必要はありません》
「サンキューアリシア。久しぶりだなディウス」
《そうですねぇ。この数日で貴方が強くなったのは分かりました。どうぞ私を使ってその力を発揮してください》
誰もが喜びの声を出している中だからこそ、突如として異変は起こりうる。
「……皆さん……ちょっと良いかしら?」
非常に険しい顔をしているリンディがモニターに映った。
【あとがき】
感想、お気に入りなどよろしゅう