はぐるまfgo   作:夢ノ語部

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あの文量であんだけなのに、5人もお気に入りが入ったことに、驚きが止まりません
続かんって言ってるのに続けちゃうやんか。


ふゆき そのいち

 英霊って凄い。

 骸骨とか出てきた途端に、

 

 シュタン

 

 って音がしたと思ったらもう倒せている。

 マシュがデミサーヴァントになって、身の丈ほどもある大盾を片手で振り回して、骸骨をバカスカ倒してくれていたから、英霊ってすげーって思っていたのだけど。

 これはもう格が違う。

 骸骨じゃあ戦いにすらなってない。

 所長も「特異点修復キタワァ」ってほくほく顔である。

 

 まぁ、私達はそんな風に余裕かましてるけど、アンティにはそんなに余裕がある訳ではなさそうだけど。

 

 大丈夫?

 

「うううっ、気持ち悪いよぉぉ、先輩の故郷やばいよぉぉ」

『>>>いや僕もこっちの世界に魔術? があるなんて知らなかったし、骸骨とかいなかったからね。あ、後ろ』

 

 シュタン

 

 おおっと、顔の横を何かが通り過ぎましたよ。振り向けば骸骨が2体倒れている。

 こんなにテンパってるのに、簡単に骸骨を倒せるほどの実力があって、何故テンパるのだろうか。

 

「もうヤダ、おうち帰りゅ」

 

 半泣きなアンティには悪いけど、それはものすごく困る。

 所長が「使い魔の癖にくぁwせdrftgyふじこlp」と発狂したのも凄い困るが、それ以前にアンティがいないと絶対死ぬ。

 

「ぐぬぬ」

 

 まぁまぁ、すぐに特異点修復しちゃえば、気持ち悪いのからおさらば出来るんだし。お願い、ね。

 

「……がんばる」

 

 そうそう、頑張ろう。カルデアに帰ったら気持ちいい事が待ってるよ。

 

「うん。んんん?」

『>>>駄目だこの娘、はやくなんとかしないと』

 

 うへへ、特異点修復がんばろー。

 

 ……この時、私は理解していなかった。いや、多分この場の誰もが理解していなかったのだろう。

 アンティがあまりに簡単に骸骨を倒した事で勘違いしていたのだ。

 

 アンティこそ強者なのだと。

 

◆◆◆

 

「何よ……これは」

 

 その光景を見てアンティがつぶやく。

 ああ、やはり彼女は強い。私は、声にも出来なかった。

 

 石、石、石、石。

 

 逃げ惑い絶望し諦めて泣き叫び、地獄のままに時が止まったかのような石像達。

 ああ、悪趣味な石像だ。

 

「クラウン」

『――――解。石像から生命体反応感知。呪いによる状態異常と推定』

 

 あれは、生きている。

 意識があるのか、無いのか。

 どちらにせよこれは地獄と言うに相応しい光景だった。

 うっ、あかん、吐きそう……。

 

『みんな! 無事かい!?』

 

 お、通信が回復した。はは、ナイスタイミング。びっくりしたのと、風景から目を離せた事で乙女の尊厳が守られた。

 

 なんというかロマニの声って気が抜けるよね。

 

『ひどい!』

 

 褒め言葉、褒め言葉。

 

 ふぅっと息を吐いて、気を抜いたときだった。

 

『あ! そんな事より逃げて(・・・)っ!』

 

 へ?

 

 気付いた時には、アンティが横にすっ飛んでいた。

 石像をいくつか巻き込み、ぶつかった衝撃で砕いていく。更に、元はビルが建っていたのか大量の瓦礫があった場所に着弾(・・)した。

 

 アンティ?

 

 元々アンティの立っていた場所には紫色の女性がいた。女性? いや、あれは……。

 

 怪物だ。

 

「アaアアアアアアアアアaaaaaAAA!」

「先輩!」

 

 マシュが怪物と私の間に割って入った。

 この特異点で何度も見た姿だ。剣の嵐も防ぎきり、敵が多くともその大盾が揺るぐことはなかった。

 

 その大盾が大きく上方に跳ね上げられるのが見えた。

 

「あ……」

 

 マシュ?

 

 槍が、マシュを貫こうと……あ。

 

 

 ぎゅういいいいぎぎぎぎぎぎいん!

 

「なっ!?」

 何!?

 

「はぐる……ま?」

 

 マシュの背中に隠れて、私はその時、何が起きたのか分からなかった。

 だけど、誰がやったのかはよく分かった。

 

 キンッ!

 

「こんの、よくも、やりやがッッたな、ああん!」

 

 ……口悪いよぅ。




続かんですよ?
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